フィンランドとロシアを直結する高速列車 アレグロ/ Allegro train Finland-Russia

3 2月

今年は夏にロシアでワールドカップが行われることもあって、ロシアへ行く方も増えるでしょうが、前回までのフィンランドとロシアを直結する、人気の高速列車がこのアレグロです。ロシアと言うと旅行するのがいろいろ面倒なイメージもありますが、このアレグロを利用すると便利にフィンランドとロシア間をアクセスできます。

Allegro

このアレグロはフィンランドのヘルシンキとロシアのサンクトペテルブルクを結んでいます。サンクトペテルブルクはエルミタージュ美術館なども有名なロシア観光では一番人気の都市で、ワールドカップの会場の1つにもなっています。

Hermitage

そしてアレグロはこの両都市間を1日片道4便ずつ、およそ3時間半で走行します。このくらいの所要時間だと、空港への移動やセキュリティチェックなどを考えると飛行機に乗るよりもぐっと便利に感じられます。なおヘルシンキとサンクトペテルブルク間の距離は400キロ少々ですので、通常路線を走る列車としてはまあまあのスピードと言えるでしょう。

IMG_8646

そのアレグロは画像でもわかるようにイタリアのペンドリーノ車両が使用されています。ペンドリーノ車両はカーブで車体を傾けて高速で走ることが可能な車体傾斜機能がついていて、この区間のスピードアップに一役買っています。また、ヨーロッパで一般的に使用されている車両ですので、特にロシアということを意識することなく、通常のヨーロッパの感覚で快適に利用することができるといえるでしょう。

alle

もちろん車両には1等と2等があり、全席予約制となっています。フィンランド内の区間はユーレイルパスも有効ですので、パスホルダーの場合はその分安い料金で利用することができます。なお料金は全般的に使用する列車やその列車の空席等の状況によってかなりの変動があります。ちなみに1等はドリンク等のサービスが付いています。

guide

では実際の利用時の情報は次回またご案内します。

alleg

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

フィンランドの看板列車 SペンドリーノとIC / Finnish trains S-Pendolino & IC

27 1月

1月も下旬で東京でも雪の後やたらと寒い日が続いています。あんまり暖かい冬もなんですが、何ごともほどほどであって欲しいところです。

Spendolino

こちらも寒そうな国のフィンランドですが、フィンランドは南北に細長い国で、南にある首都のヘルシンキと各地を結ぶ列車のネットワークが発達しており、その看板列車となるのがこのSペンドリーノとICです。

findolino

Sペンドリーノは「フィンドリーノ」の愛称もつけられていますが、見た目でわかるようにイタリアのペンドリーノ車両がベースになっています。最高時速220キロで運行し、名前の通りカーブでも高速で走れるのが特徴で、ヘルシンキとタンペレやオウルなどメインルートを中心に運行しています。

SP 1cl

Sペンドリーノにはもちろん1等(エクストラクラスと呼ばれます)と2等があり、1等は画像のようなゆったりした3列配置で、また車両の端にドリンクコーナーがあって、飲み物や新聞等のサービスを利用することができます。

Drink

このSペンドリーノはフィンランドの列車のフラッグシップと言っていいでしょう。なお全席予約制となっていますので、ユーレイルパスなどのレイルパスを利用する際には別途座席予約が必要となります。(1等はサービス付きのため座席予約料がやや高めになります)

F ic

一方のICは、いわゆる一般的な特急で、ヘルシンキから西の港町トゥルクや北極圏のロバニエミ、北東のヨエンスーなどフィンランド内のほとんどの都市間を結んでいます。このフィンランドのICの特徴は車両が画像のように2階建てになっている点です。幅の広い車体(フィンランドはレール幅が他のヨーロッパ諸国より広いため)がさらに2階建てになっていますので、座席数も多く「デカイ」車両という感じがします。

IC 1cl

このICは座席予約は可能ですが任意で、パスのみでも利用可能です。もちろん1等(エクストラクラス)と2等がありますが、ICの1等については一部車両の2階席が充てられ、座席配置は通常の2等と同じ2+2列の配置となっています。もちろん空いていますのでゆったり感はありますし、Sペンドリーノと同様にドリンク等のサービスも付いています。

ic 1cl

フィンランドの列車は運行も正確ですし、車両も全般的にきれいで、とても利用しやすいと思います。フィンランドへの旅行では、ぜひこうしたSペンドリーノやIC(あとロバニエミなどへはサンタクロースエキスプレスで知られる夜行列車も)利用して、快適な移動を楽しんで欲しいと思います。

IC Turku

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

フィンランド ヘルシンキ空港から市内へは列車でラクラク移動 / Helsinki Airport to Central station

20 1月

1月ももう20日で、一年でも一番寒いシーズンとなっていますが、先週もお書きしましたように、今回から何回かにわたって年末年始にヨーロッパに行った際の情報をご案内して行くよういたします。まず今回からフィンランドです。

HEL A

フィンランドはご存知のように北欧に位置する国で、ヘルシンキがその首都となります。その空港から市内への移動については、以前まで列車を利用しようとすると、空港近くのティックリラ(Tikkurila)という玄関駅まで連絡バスを使って乗り継ぐ必要がありました。これが2015年に新たに空港に直結する路線が開業し、駅施設の整備なども進んで、中央駅までダイレクトに利用できるようになったのです。

HEL APT

実際、空港に到着するともちろん列車駅の表示があり、ターミナル内のエスカレーターなどを乗り継ぐと地下のホームまでは結構すぐです。大きなトンネル内に造られた駅ホームからは2ルートでヘルシンキの中央駅まで10分おき程度に運行していますので、特に時間を確認して乗る必要もありません。

HEL AP

ヘルシンキ空港はさほど市内から離れていないこともあって、所要時間はルートによって20~30分程度で、列車もいわゆる特急的な列車というわけではなく、近郊列車がそのまま空港まで乗り入れてきています。距離的には東京の羽田のようなイメージでしょうか。(沿線の雰囲気はだいぶ違いますが) もちろん予約などはなく全部自由席で、来た列車にそのまま乗り込むという感じです。

HEL INSIDE

出発すれば途中数駅に停車してほどなくヘルシンキ中央駅に到着します。バスやタクシーなどと比べても断然安心で便利だと思います。(なおフィンランドではスウェーデン語も公用語のため、駅名は全て2か国語で表記されます)

HEL C

なおチケットは乗車前に券売機等で買っておく必要がありますが、この区間の列車は実はフィンランドで有効なユーレイルパスも利用できます。料金も手間もかからず便利ですので、ユーレイルパスを持っていて日にちに余裕がある場合にはぜひパスの利用をお勧めします。

HEL APT TRAIN

中央駅はまさにヘルシンキの中心部に位置していますので、ホテルなども集中し、また市内各地へのアクセスも便利です。さらにフィンランド国内のタンペレやロバニエミ、トゥルクなどへの移動についてもそのまま乗り換えできます。

HEL CS

では次回はそのヘルシンキとフィンランド各地を結ぶフィンランドの看板列車のSペンドリーノとICについてご案内します。

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

2018年のレイルパス料金の変動は?/ Railpass fares on 2018

13 1月

新年あけましておめでとうございます。2018年ももうスタートとして2週間近くになりましたが、今年も当ブログではヨーロッパの列車などに関する情報をお伝えしていくつもりですので、ぜひ引き続きご覧いただければと思います。
eurail new
さて毎年ユーレイルなど各種のレイルパスは、通常この1月に料金や商品内容等が改定されますが、今年特に大きく料金が変更となったのはユーレイルの1か国パスです。このユーレイル1か国パスには、イギリス(ブリットレイルパス)、ドイツ(ジャーマンレイルパス)、スイス(スイストラベルパス)を除いた、フランス、イタリア、オーストリアなどの各国のパス該当し、利用国に応じて6段階の料金レベルが設定されています。当然大きい国や列車網が発達している国、西ヨーロッパの国などは高い方の料金レベルになるわけです。

ANR

その料金レベルが、今年は国によってかなり入れ替えられ、このため料金が大きく変動となりました。ベネルクス、フィンランドなどは昨年が3番目のレベルだったのが4番目に、チェコ、スロバキア、ブルガリアなどについては5番目だったのが一番安い6番目となり、それぞれかなり値下がり(ベネルクスなどは15~20%程度、チェコなどは30%程度)となりました。人気の国も多いですのでこれらの国に旅行される方には朗報といえるでしょう。一方でフランスとルーマニアについては料金レベルが上げられ(フランスは3番目→2番目、ルーマニアは6番目→5番目)、値上がり(15~20%程度)となっています。また料金レベルは同じでも今年は5日や8日など日数の長いものは全般的に料金が安くなっています。

TGV Par

またこれ以外でも、ジャーマンレイルパスやスイストラベルパス関連はそこそこの値上がりとなっています。また一方でブリットレイルパスなどイギリス関連のパスは多少の値下がりとなっています。ユーレイルのグローバルパスやセレクトパスについては日数やクラスなどでまちまちとなっています。全体的な詳細の料金情報はこちらの 料金表 でもご確認ください。

Virgin E

このように今年はパス料金の変動がありましたが、こうした中で最適のレイルパスをうまく利用して、お得で便利な列車旅行を今年も皆さんに楽しんでいただきたいと思います。

ところでこの正月期間に自分自身もヨーロッパをある程度周遊してきましたので、次回以降そのトピックを何回かご案内していきたいと思います。

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

今年もありがとうございました/ Have happy new year

29 12月

さて何回かにわたって来年の商品情報を伝えてきましたが、いよいよ2017年も残り数日となりました。今年も当ブログをお読みいただいてありがとうございました。

来年に関してはさしあたり、新商品としてユーレイルチェコ+ポーランドパス、ユーレイルセルビアパス、ユーレイルトルコパスが新しく販売スタートとなります。また、パスや区間などの料金は全般的に若干(2%程度)の値上がりとなりますが、フランスパス(15%程度)や、スイストラベルパス関連とジャーマンレイルパス(5%程度)はやや上げ幅が大きめとなり、その一方でベネルクスやフィンランド、またチェコなど中欧の一部の1か国パス(15~25%程度)やイギリスのブリットレイル関連パス(3%程度)の値下がりとなります。どうぞ来年のご旅行の参考にしてください。

さて今年もこのブログではいろいろなヨーロッパの列車関連の情報をお伝えしてきたつもりですが、皆様のお役に立てたでしょうか? 来年もよりためになる情報を書いていくように頑張りますので、ぜひ引き続きご覧いただければと思います。なお当社は本日で今年の営業を終了し、来年8日まで年末年始休業となります。新年の営業は連休明けの9日からになりますのでご承知おきください。

IMG_7119

では本年もありがとうございました。皆様どうぞよいお年をお迎えください。

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

楽しいクリスマスを!/Have happy Christmas!!

22 12月

今週は明日が祝日のため、本ブログもお休みとさせていただきます。
皆さま、どうぞ楽しいクリスマスを!

BER

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

2018商品情報 : スイス ゴルナーグラート鉄道とツェルマットピークパスが利用時期による3段階料金に! /Gornergrat & Zermatt peakpass

16 12月

いよいよ12月も後半に入って、2017年も残り2週間となりました。寒い日が続いて少々しんどいところですが、また今回も来年の商品情報をお伝えします。

GGB

さてゴルナーグラート鉄道といえばマッターホルンのふもとのツェルマットと展望スポットとして有名なゴルナーグラートの間を結ぶスイスの人気登山鉄道の1つですが、このゴルナーグラート鉄道が2018シーズンより、今まで通年同じだった乗車料金の設定が変更となり、利用時期に応じた3段階の料金となります。

2ツェルマットとGB

もちろん観光客が集中する夏の時期が高くなるのですが、シーズン分けとしては、実際の利用日を基準に、今から4月までがロー料金、5~6月と9~10月がミッド料金、7~8月がハイ料金となります。料金的には従来の料金がほぼそのままミッド料金となり、これと比較してロー料金はおよそ20%ほど安くなりハイ料金は15%程度高くなります。

MATTERHORN

また同様に、ゴルナーグラート鉄道に加えマッターホルングレイシャーパラダイス(クラインマッターホルン)へのゴンドラやロートホルンなどへの区間など、このツェルマットエリアの登山鉄道や山岳交通機関が全体的に利用できるツェルマットピークパスも利用シーズンに応じた3段階の料金となります。こちらはミッド料金から見て、ロー料金は約15%安くハイ料金は10%ほど高くなります。

SUNEGGA

来シーズンのゴルナーグラート鉄道やツェルマットピークパスの利用については、乗車日に留意して決めるのがよさそうです。冬のスキー客を除いて、観光のお客さんはどうしても夏に集中しますが、混雑を避けてより料金の安いミッドシーズンやローシーズンにあえて旅行するのも賢い選択かもしれません。

ZMT

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

2018商品情報 : ユーレイルパス料金 – 来年はベネルクスなど値下げ! フランスは値上げ!! / Eurailpasses price change

9 12月

12月に入って、引き続き来年2018情報です。来年のユーレイル関連のパスは全般的には大きく料金は変わらない予定ですが、その中でユーレイルの1か国パスについては、一部料金が大きく変わりそうです。ユーレイル1か国パスは国等によってその料金が6レベルに分かれているのですが、その中で一部のパスはその料金レベルが変更となります。

AMS

まず値下げになるのは、ベネルクスパス、フィンランドパス、アイルランドパス、チェコパス、スロバキアパス、ブルガリアパス、クロアチアパスになります。ベネルクスパス、フィンランドパス、アイルランドパスは現在は3番目の料金レベルですが、これが4番目の料金となりますので、概ね15%程度値下がりとなる見通しとなっています。またチェコパス、ブルガリアパス、クロアチアパスについては現在5番目の料金が6番目の一番安めの料金になりますので、20%少々値下がりとなる見通しです。ですので、これらの国のパスを購入予定の場合は、来年に入ってからのお求めがベターかもしれません。(ただ今月中の購入の場合は20%オフのキャンペーンがありますので、それを加えるとあまり変わらないかもしれませんが) またイタリアパスも4月販売分から現在の3番目から4番目料金に変更の予定となっています。

BTS1

一方値上げになるのは、フランスパスとルーマニアパスになります。フランスパスは現在ベネルクスなどと同じ3番目の料金ですが、来年からは2番目となります。またルーマニアについては現在の6番目から5番目の料金レベルとなります。フランスについては15%程度の料金アップが見込まれますので、すでに利用がお決まりの場合には今年中のお求めが料金的には有利になります。(同様に20%オフのキャンペーンもありますので)

PAR EST

それ以外のパスは大きな料金変更はない予定ですが、パスの種類や料金タイプまた今後の為替変動により、それなりに変わってはきます。既に購入がお決まりの場合にはキャンペーン利用と合わせて今年中のお求めがお勧めです。またユーレイル以外でもスイストラベルパス関連は全般的に多少料金が上がりそうですので、こちらも年内のお求めをお勧めします。
eurail new
また次回も2018情報をご案内いたします。
ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

2018年商品情報 : ユーレイルトルコパスとセルビアパスが新登場/ New in 2018 Eurail Turkey pass, Serbia pass

2 12月

いよいよ12月に入って今年も残り1か月を切りました。相変わらず早いものです。そんな来年からの新商品情報の第2弾ですが、来年からユーレイルの1か国パスとして、ユーレイルトルコパスとユーレイルセルビアパスが新登場となります。

TURKEY
image:eurail.com

どちらもヨーロッパの鉄道旅行としては今のところ、ややなじみが薄いかもしれません。まずトルコについてはユーレイルに加盟したの2013年で、それからグローバルパスやセレクトパスでなどが利用できるようになりました。そしてついに来年からはトルコのみのパスが販売開始となるわけです。トルコでは現在列車のネットワークの整備が進められていて、その中で、中心都市のイスタンブールと首都のアンカラを約4時間で結ぶ高速列車YHTがこの国の看板列車と言えます。(イスタンブール発着駅は多少郊外にあります) またその他にもエーゲ海沿いのイズミールや観光地のパムッカレの方にも列車でアクセスすることができます。今後は、現在運休中のヨーロッパ側の路線にもブルガリア方面への高速列車が運行する予定となっています。

yenkapi

一方のセルビアはバルカン半島の中心に位置する国で、ドナウ川に面した首都ベオグラードを中心に主に南北に国土が拡がっています。列車網がそれほど発達しているとまでは言えないですが、セルビア第2の都市ノヴィサドや南のニーシュなど各地に列車が運行しています。また北に位置するハンガリーやクロアチア、東にあるブルガリアなどとの間でECや夜行列車などの直通列車が運行していますので、周辺の国と合わせての鉄道旅行も便利でしょう。

SERBIA
image:eurail.com

なおこのトルコパスとセルビアパスですが、いずれも通用日数やクラスなどの設定は他のユーレイル1か国パスと同様で、1等と2等の大人、セーバー(2人以上)、ユース(27歳まで)の料金があり、また日数は3日、4日、5日、8日の4種類となります。なお料金的には、現在のポーランドなどと同様の1か国パスでは一番安いカテゴリーとなる予定です。なおトルコ内での高速列車や夜行列車利用の場合にはパスの他に座席予約等が必要となります。またセルビア内ではECなどでも特に座席予約はマストではないですが、そこそこ長距離を利用する場合には予約がお勧めです。

EURAILPASS COVER

ぜひ来シーズンはこの新しいパスを利用して、このトルコとセルビアの列車旅を満喫して欲しいと思います。

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

2018年商品情報 : ユーレイル チェコ+ポーランドパス 来年より新登場/ New in 2018 Eurail Czech+Poland pass

25 11月

11月も来週までで今年は早めに冬が来ていますが、そろそろ来年のヨーロッパの商品情報も届いてきました。これから何週間かで2018情報をご案内したいと思います。
eurail new
さてその1つ目は、来年より新しくユーレイルのチェコ+ポーランドパスが新登場することです。ユーレイルセレクトパスにはご存知の通り、有効の国数に関して、2か国、3か国、4か国の3タイプがあり、その内の3か国と4か国は自由に国を組み合わせることができるのですが、2か国については初めからその組み合わせが決まっています。フランス+スイスやドイツ+オーストリアなど多くの人気の国の組み合わせは既に販売中ですが、それに来年からこのチェコ+ポーランドが新しく加わることになります。

PO+CZ
image:eurail.com

チェコもポーランドも中欧で旅行者に人気の国です。チェコの場合は、もちろん大人気の首都のプラハを中心に、世界遺産でも有名なチェスキークルムロフや、モラビア地方のブルノなどが列車利用でも便利な目的地となります。幹線区間ではドイツやオーストリアから乗り入れてくるECやレイルジェットなども利用でき、またチェコ独自の高速列車でペンドリーノ車両のスーパーシティ(SC)も走っていて、国内の列車移動も便利です。

SC

またポーランドについては、首都ワルシャワを起点として、何といっても人気が高いのは古都クラクフです。この区間には新しいペンドリーノ車両(EIP)も導入され、移動も快適です。またポーランドは国土が広いですので、その他にも港町のグダンスク、ビールでも有名なポズナニ、シレジア地方のブロツワフなど多くの魅力的な街が点在し、いずれも列車によって簡単にアクセスが可能です。また両国の間ではワルシャワやクラクフとプラハを結ぶ国際列車も夜行も含め1日数本運行しています。

WAW

こうした2か国で利用可能な新しいチェコ+ポーランドパスですが、日数やクラスなどの設定は従来からのセレクトパス2か国と同様で、日数は4/5/6/8/10日のフレキシータイプで、1等と2等でそれぞれ通常の大人、2名以上のセーバー、27歳までのユースの各料金が設定されており、かなりワイドなバリエーションからそれぞれの旅程や人数等に応じて選ぶことができます。また料金的には2か国パスの3段階の内のロー料金となる予定ですので、ベーシックな大人4日の1等で¥29000程度、2等で¥23000程度となる見通しです。なかなかリーズナブルな設定だと思います。

PRG

なおパスの利用にあたって、チェコでは座席予約マストなのはSCのみで多くの場合パスのみで乗車できますが、ポーランドの場合は、EIP、EIC、TLKなど街と街を結ぶ長距離列車はほぼ全て座席予約が必要となりますので、利用の際は事前に予約を忘れないようにしてください。(なおEIPは追加料金も必要となります)

PO EC

ぜひ来年から、この新しいチェコ+ポーランドパスを使ってぜひ人気の中欧2か国の深い魅力を味わってほしいと思います。

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで