スイス ツェルマットピークパス 1日&2日料金で、人気拡大中/ Zermatt Peakpass 1&2days

前回はスイスのユングフラウについて取り上げましたが、スイスアルプスでそのユングフラウと人気を二分するのがこのマッターホルンと言えるでしょう。ユングフラウは大体3つの峰が連なっているのに対し、マッターホルンは切り立った独立した山容が魅力といえます。そしてそのマッターホルンの「ベース基地」のツェルマットで利用できるツェルマットピークパスが、今年は新しく1日料金と2日料金が追加されたこともあって、さらに人気が拡大中です。

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昨年までこのツェルマットピークパスは最短が3日で、1~2泊くらいの滞在の場合も多い日本旅行客にはやや利用しづらい面がありました。これが今年から1日料金と2日料金ができたおかげでより多くの人にとってぐっと利用しやすくなりました。

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このツェルマットピークパスは、ツェルマットエリアの山岳鉄道をはじめとするほぼ全ての交通機関が利用可能です。ツェルマットにはマッターホルンをのぞむ展望スポット(ピーク)が、大きく言うと、ゴルナーグラート、クラインマッターホルン(マッターホルングレイシャーパラダイス)、スネッガ+ロートホルンの3か所あり、これらへ上る、登山鉄道やゴンドラなどの山岳交通機関が全てこのパスで利用可能です。なおゴルナーグラートへはゴルナーグラート鉄道で1本ですが、マッターホルングレッシャーパラダイスやロートホルンへはゴンドラや鉄道を乗り継いで上がっていくことになります。

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またこの他にも、グリーンとレッドの2ルート村内を循環しているバスも利用可能です。ツェルマットの町も意外と川沿いに細長く続いていて、ツェルマットの本駅やゴルナーグラート鉄道の駅とマッターホルングレイシャーパラダイス方面へのゴンドラの駅は結構離れていますので、そうした時もこのバスは重宝します。さらに大駐車場のあるテーシュとの間の列車にもお使いになれます。ただ町中を走る電気タクシーやスキー専用のリフトなどにはお使いになれませんのでご注意ください。

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なおこのツェルマットピークパスにはスイストラベルパスやハーフフェアカードなどをお持ちの方には割引もあります。ただスイストラベルパスフレックスについては利用日のカウントが必要となりますので、パス割引にするか通常料金を利用するかよく計算してみるといいと思います。ちなみに本券は写真入りのICカード(パスモやスイカの大きさ)になり、本券受取の際には簡単な写真撮影もあります。

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ツェルマットは今年から、スイストラベルパスだけでなく、スイスで有効なユーレイルセレクトパスやグローバルパスでも普通にカバーするようになり、ぐっと鉄道旅行に組み込みやすくなりました。そんなツェルマットの魅力をこのツェルマットピークパスでぜひ満喫してほしいと思います。ピークパスの詳細はこちらの当社HPでもご確認ください。

ユングフラウVIPパスとユングフラウトラベルパス その違いは? /Jungfrau VIPpass and travelpass, how differrent?

このハイシーズンの夏の時期、スイスで大人気なのがユングフラウ鉄道ですが、そのユングフラウ鉄道で利用できるパスにはユングフラウVIPパス(8月現在¥25500)とユングフラウトラベルパス(8月現在¥23500~)の2タイプがあります。今回はこの違いをご案内しておきましょう。
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まず違いはその有効範囲にあります。通常のインターラーケンからグリンデルワルドやラウターブルンネンを通ってクライネシャイデックの間や、ミューレン、メンリッヘン、フィルスト、ハーダークルム、シーニゲプラッテなどへの区間はどちらのパスでもご利用になれますが、違いはトップのユングフラウヨッホまでの区間がVIPパスは含まれている(1往復のみ)のに対し、トラベルパスはそのままでは利用できず、追加料金が必要になることです。

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ユングフラウヨッホは「Top of Europe」の名前の通りヨーロッパの登山鉄道の最高標高駅(3454m)で、このユングフラウ観光のハイライトとも言えますので、シンプルにユングフラウヨッホを目指す場合にはVIPパスの方がおすすめと言えます。一方トラベルパスの方にはさらにグリンデルワルド周辺のバス路線や一部のゴンドラ、またブリエンツ湖の観光船(
日以上の場合)など、利用範囲が広くなっていますので、ユングフラウヨッホにこだわらず、特にじっくり各地を刊行する場合にはベターかと思います。下のマップの内、上がVIPパス、下がトラベルパスとなりますので比べてみてください。

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また有効日数については、VIPパスは3日のみの設定となっています。多くの日本からの旅行客はこのユングフラウエリアで2泊程度ということを考えると、おおむねピッタリの日数設定かと思いますが、一方トラベルパスは3日/4日/5日/6日と設定があり、より長い滞在などにも対応可能です。じっくり滞在する方にはトラベルパスがおすすめです。

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そしてこのユングフラウエリアには、レイルパスを利用して旅行する場合も多いと思いますが、スイスで有効のスイストラベルパスやハーフフェアカードで割引となるのはトラベルパスの方のみとなります。ですのでこうしたパスと合わせて利用する場合にはトラベルパスもおすすめです。ただスイストラベルパスフレックスを利用の場合は割引を受けるには日数のカウントが必要となりますし、ユーレイル関連のパスの場合はもともとどちらのパスも割引の対象となりませんので、この点はさほど大きいポイントにはならないかもしれません。

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なお今シーズンはこのユングフラウVIPパス、ユングフラウトラベルパスともに、利用期間は10/22までとなります。ぜひご自身の旅行にフィットするパスを選んで、それまでの時期にこの美しい風景と自然を満喫してほしいと思います。詳細情報は下の当社のHPまたはウェブショップよりご覧ください。

今年のスイス旅行にはユーレイルセレクトパスもおすすめです!/Eurail Selectpass in Swiss

さて今週から6月に入りました。夏の旅行シーズンも間近となって、特に今月から来月あたりはスイス旅行がピークになる時期ですが、前にもご案内しましたように、今シーズンのスイスの鉄道周遊には、従来からのスイストラベルパスに加えて、スイスを含むユーレイルセレクトパスがぐっと便利でお得になりました。

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便利になったのは何といっても、今年からユーレイルのパス(ユーレイルグローバルパスとスイスをカバーするセレクトパス)で人気観光地のツェルマットや名物列車の氷河特急のルートをカバーするようになったことです。これで通常の列車利用の範囲であればスイス内ほぼ全域をカバーするようになりました。

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その一方で実はユーレイルセレクトパス(スイス+フランスやドイツ、イタリアなどの2か国)はかなり料金設定が安めになっていて、スイスのみで利用する場合でもなかなかリーズナブルなのです。下のように、今月の当社での販売料金を比べると、スイストラベルパスは1等連続3日が¥43300、連続4日で¥51800、またフレックス3日が¥49800、フレックス4日が¥59500となっています。一方セレクトパス2か国は1等フレキシー4日で通常大人¥43200、セーバー(2人以上同行)¥36800と、2か国カバーしているにも関わらずこちらの方が安くなるのです。(もちろん2か国のパスでスイスのみを旅行することは問題ありません) 2等の場合ややその差は縮まりますが、それでもセレクトパス2か国の方が同じ日数で比較すると安くなっています。またスイスの旅行は2人以上で行く場合が多いので、セーバー料金の設定がユーレイルにはあってスイストラベルパスにはない点も大きいでしょう。

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もちろんスイストラベルパスの場合は通常の列車だけでなく、一般の路線バス(ポストバス)やレマン湖など多くの湖の湖船、またチューリッヒなどの主要都市の市内交通機関もカバーしています。またほとんどの登山列車が50%割引となり、また各地の美術館や博物館にも有効で、さらにファミリーカードで親と同行する子供は無料となるなど、多くのアドバンテージがあります。ユーレイルの場合は、人気観光地のグリンデルワルドはカバーしておらず(インターラーケンまで有効。その先は割引対象)、湖船は多くの湖では割引(50%)のみで、また登山列車の割引は一部の路線に限られるなど、スイストラベルパスと比べるとやや利用範囲は狭くなります。

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ですのでスイスの各地をいろいろな交通機関を利用して「ガッツリ」周遊するというタイプの旅行であれば、やはりおすすめは今まで通りスイストラベルパス(フレックス)になります。一方でスイスの主要観光地を何日かで数か所ザックリ回る、という感じの旅行であれば、よりリーズナブル(特に1等)なセレクトパスの利用がおすすめです。

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なおセレクトパス(スイストラベルパスフレックスも同様)で、登山列車の割引なども利用したいという場合は合わせて、スイスハーフフェアカードをお求めになるのがおすすめです。これでパスと関係なくスイス内の交通機関が原則半額となります。それぞれの料金は当社の「パス料金表」もぜひご参照ください。

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ぜひ今年のスイスの鉄道旅行はピッタリのパスを選んでエンジョイしてください!

人気のスイスゴールデンパスライン、今月よりチョコレートトレインも運転 / Goldenpass line & Chocolate train

スイスには多くのパノラマルートがありますが、中でもチューリッヒやジュネーブなどから比較的簡単にアクセスでき、かつ本格的なアルプスの風景が楽しめるのがこのゴールデンパスラインです。ゴールデンパスラインはレマン湖沿いのモントルーと観光都市ルツェルンとの間を結び、また途中にユングフラウの玄関口のインターラーケンなど多くのメジャーな観光スポットがあることもその人気を高めているといえるでしょう。

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このゴールデンパスラインは東側のルツェルン/インターラーケンと、西側のインターラーケン/モントルーで分かれていて、それぞれ趣きの違った風景が楽しめます。東側のルツェルン/インターラーケン間は所要時間は2時間ほどで、途中のザルネン湖の美しい青い湖水や、急勾配をラックレールを使って登っていく迫力のブリューニック峠越え、またブリエンツ湖越しのユングフラウの眺望などが楽しめます。

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またインターラーケン/モントルー間は途中のツバイジンメンで乗り換えて大体2時間半くらいの行程となりますが、そのツバイジンメン/モントルー間は、モダンな全席パノラマシートのゴールデンパスパノラマと、オリエントエキスプレス調のレトロ車両のゴールデンパスクラシックが運行され、このゴールデンパスラインでも一番の人気区間と言えるでしょう。またゴールデンパスパノラマの1等の最前列シートのVIP席はクルマのフロントシートのように遮るものなく車窓風景が楽しめます。

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そしてそのゴールデンパスラインの名物列車「チョコレートトレイン」も今月5月より今年の運転を開始しました。このチョコレートトレインは列車を利用した1日パッケージツアーで、朝にモントルーをクラシック車両でスタートし、途中のグリュイエールでお城の観光などをした後、バスでブロのチョコレートファクトリーを見学し、また夕方にモントルーに列車で戻ってくるという内容で観光にもグルメにも人気の「列車」となっています。なおこのチョコレートトレインの運転日は、今月と来月までは毎週月~木、ハイシーズンの7月と8月は毎日、そして9月~10月は月/水/木となります。利用の際にはすべて予約制となっていて、もちろんスイストラベルパスやユーレイルパスなどスイスで有効なレイルパスを利用の場合には割引料金の設定もあります。

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今シーズンもこのゴールデンパスラインはスイスの定番のパノラマルートとしてぜひおすすめです! 詳細情報などはこちらの当社HPもご覧ください。

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スイス ベルニナ特急 今年は5/13から夏の本格運行開始 / Swiss Bernina Express in Summer

スイスの人気パノラマ列車で、氷河特急と合わせての有名なのがこのベルニナ特急です。チューリッヒもに近いクールや、山岳リゾート地のサンモリッツやダボスと、イタリア国境のティラノ間を結び、最高標高の2054mのベルニナ峠や湖水などの美しい風景を満喫できる列車なのです。

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このベルニナ特急は氷河特急と同じく、今シーズンは5/13からサマースケジュールの本格運行がスタートとなります。サンモリッツ/ティラノ間の1日2便ずつと、クール/ティラノ間の1便が5/13より運行をスタートし、そして5/25からはダボス/ティラノ間の1便も加わって、合計1日各4便の運転となります。この内で人気なのはサンモリッツからの往復ですが、サンモリッツとティラノの間は片道2時間とほどほどの乗車時間で、気楽に利用できるのが人気のポイントかもしれません。またクールとの場合は乗車時間が4時間ほどで、チューリッヒ方面から利用する場合にはこの便を利用するのが便利です。

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またティラノでは、観光用の路線バスのベルニナバスがに接続し、保養地としても知られる湖畔リゾート地のルガーノとの間を結んでいて、さらに変化に富んだ風景を楽しむことができます。またティラノとミラノ間はイタリア側の列車が運行していますので、スイスとイタリア方面との移動にもこのベルニナ特急はお使いになれます。

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なおこのベルニナ特急も、氷河特急と同様に1等2等とも全席がパノラマ車両で、また予約制となっています。ですのでご利用の際にはレイルパスや乗車券にプラスして座席予約が必要となります。便や日にちによっては人気が集中する場合もありますので、ご利用が決まっている場合には早目の予約が安全でしょう。(予約開始は乗車日の3か月前から!)

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なおティラノは町としてはイタリアに入りますが、ティラノ自体が国境駅扱いとなるため、このベルニナ特急はスイスで有効なパスがあれば利用OKです。もちろんスイストラベルパスだけでなく、セレクトパスなどスイスで有効なユーレイル関連のパスでもカバーします。ベルニナバスも同様にイタリア内も走りますが、スイスのみのパスで利用できます。

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今シーズンもこのベルニナ特急は夏のスイス旅行にお勧めの列車です。
詳細はこちらの当社HPでもご覧ください!

スイスの定番人気 ユングフラウ鉄道 今シーズンは新型車両投入でスピードと快適さがアップ/ Swiss Jungfrau railways 

スイスで「鉄板」の人気登山鉄道と言えば、やはりこのユングフラウ鉄道でしょう。ふもとのインターラーケンやグリンデルワルトと3400メートルを越える世界最高標高駅のユングフラウヨッホなどを結び、見どころ満載の登山鉄道ですが、このユングフラウ鉄道もまもなくサマーシーズンの運行がスタートとなります。

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さて今シーズンのユングフラウ鉄道のトピックは新型車両の投入です。この真っ赤なカラーリングが印象的な新型車両は昨年夏に導入がスタートし、今シーズンはクライネシャイデックとユングフラウヨッホ間はほぼこの新型車両によって運行されます。これによりまず今まで片道50分ほどだった所要時間が、35分に大幅にスピードアップされぐっと便利になっています。(なおこれに伴い上り電車のトンネル内の停車駅はアイスメーア駅のみとなり、アイガーヴァンド駅は通過となっています) また同時に、客席スペースも広くなり、居住性や快適さもアップしていますし、窓も大きくなって景色も見やすくなるなど、この区間の移動がさらに魅力的になりました。なお利用客の集中するこの区間については事前の席予約も可能となっています。

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また、このユングフラウ鉄道で利用できるパスについては、今シーズンも昨年と同様に、ユングフラウVIPパスとユングフラウトラベルパスの2本立てとなります。ユングフラウヨッホまでそのままカバーするのがユングフラウVIPパス(3日)でグリンデルワルドやインターラーケンなどに2~3日滞在してユングフラウエリアを一回りするのにベストなパスといえるでしょう。また、よりワイドなエリアをカバーするのがユングフラウトラベルパスで、このパスは最短3日から最長6日まで利用日数を選ぶことができますので、長めに滞在などにもおすすめのパスです。このパスの場合、ユングフラウヨッホへの路線についてはそのままカバーしてはいませんが、割引料金で追加することが可能です。またスイスハーフフェアカードやスイストラベルパスを持っている場合には割引もあります。なおいずれのパスも今年の利用期間は5/6から10/22までとなります

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なお今シーズンは、通年運行のユングフラウヨッホへのメインルートやミューレン方面への路線に加え、来週末の4/14よりインターラーケン/ハーダークルム間が運行を開始し、その後5/6よりグリンデルワルド/フィルスト間、5/20よりウェンゲン/メンリッヘン間、5/25よりグリンデルワルド/メンリッヘン間、そして5/27よりヴィルダースヴィル/シーニゲプラッテ間が運行再開となり、サマーシーズンの全線運行となる予定です。

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今年もこれからサマーシーズンのスイス旅行には、ぜひこのユングフラウ鉄道を利用して、スイスアルプスの山々の美しい風景を楽しんで欲しいと思います。詳細情報はこちらの当社HPもご覧ください。

今年のスイスのおすすめはスイストラベルパス?セレクトパス2か国?/Eurail passes in Swiss

いよいよ今日から4月で新年度入りです。さて以前よりお伝えしているスイスの観光シーズンも近づいてきましたが、今年のスイス鉄道旅行のトピックの1つは、ユーレイル関連のパスがツェルマットや氷河特急のルートをカバーするようになって、ぐっとスイス内で使いやすくなったことです。

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昨年まで、セレクトパスやグローバルパスといったユーレイル関連のパスでは、スイス内で一二を争う観光地のツェルマットまでの区間と、一番人気のパノラマ列車氷河特急の西半分区間がカバーされておらず、これがユーレイル関連のパスを使う上での大きなデメリットでした。これが今年から解消され、一気に利用しやすくなったのです。

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そのユーレイル関連のパスにはスイスのみのパスはありませんが、スイスを含むセレクトパス2か国(スイスとドイツやフランス、イタリアなど)の設定があります。そしてこれがスイスのみを利用する場合でもなかなかリーズナブルなのです。例えばスイスを含むセレクトパス2か国は1等フレキシー4日で当社4月料金で大人¥41600、セーバー(2人以上同行)¥35500なのに対し、スイストラベルパスは連続3日の大人で¥42600、連続4日で¥51000、フレックスの場合3日で¥49000、4日¥58600で、ユーレイルの方が安くなるのです。

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もちろんスイストラベルパスの場合は通常の列車だけでなく、登山列車が50%オフとなり、ポストバスや湖船や市内交通機関も利用でき、ファミリーカードで親と同行する子供無料は無料となるなど、様々なメリットはありますので、一概には言えないところもあります。一方ユーレイルもグリンデルワルドはカバーしておらず、登山列車や湖船の割引は一部など、デメリットはありますが、特に1等は相対的に安くなっていますし、2名以上のセーバー料金の設定や11歳までの子供の無料特典などアドバンテージもあります。

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ですので今年のスイスの鉄道旅行については、どこを周遊するのか、どういう交通機関を利用するか、何人で行くのか、行く人たちの年齢はどうなのかなど、総合的に考えて、料金そして使い勝手も含めて、利用するレイルパスを決めるのがよさそうです。当社の「パス料金表」もぜひご参照ください。

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スイス氷河特急 今年は5/13よりサマーシーズンイン/ Glacier Express 13May~

そろそろ今年も観光シーズンの近づいてきたスイスですが、そのスイスで一番有名なパノラマ列車といえばやはりこの氷河特急(氷河急行/Glacier Express)でしょう。氷河特急は、マッターホルンの麓のツェルマットと高級リゾート地としても有名なサンモリッツの間を、風景などを楽しむためゆっくり8時間ほどかけて運転する列車で、これから夏にかけてはなかなか席が取りにくくなるほどの人気となります。

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その氷河特急は今シーズンは5/13からサマースケジュールの本格的な運行をスタートします。この5/13から片道あたり1日2便、そしてさらに5/25からは1日3便がそれぞれツェルマットとサンモリッツから運行されます。この3便はそれぞれサンモリッツとツェルマットを朝8時頃、9時頃、10時頃と1時間おきに出発し、約8時間後の16時頃、17時頃、18時頃に到着となります。また、ダボスからまたはダボスへ利用する場合には途中のフィリズールで乗り換えとなります。

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そしてこの氷河特急の今年のトピックはまず、昨年まで部分的にしかカバーしていなかったユーレイル関連のパスで、全区間の乗車券がカバーされるようになったことです。グローバルパスやスイスを含む2/3/4か国のセレクトパスで、スイストラベルパスと同様に、座席予約料のみプラスでこの氷河特急を利用できるようになったのです。料金的にも特に1等はユーレイル関連のパスが割安となっていますので、氷河特急メインでの利用の場合も注目です。
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また今シーズンの氷河特急のもう1つのトピックは、サンモリッツ/クール間などより短い区間でも利用できるようになったことです。もともと氷河特急は昼間1日分乗車することを前提に、サンモリッツ/ツェルマットやまたはブリーグ/サンモリッツ、クール/ツェルマットなど、ある程度長い区間でないと利用ができませんでしたが、これが今年から短区間だけ氷河特急に乗車することが可能となっています。

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なおこの氷河特急は1等、2等とも、画像のようにルーフまでが窓となったパノラマ車両となっていて、周囲の山々の景色もよく見えるようになっています。1等は通路を挟んで1+2の3列席、2等は2+2の4列席となっていて、4人か2人のボックス席となっています。またこの列車でぜひ楽しみたいのが、車内でのコースランチです。単なるランチボックスなどではなく、前菜からメインそしてデザートのコースメニューとなっていて、これがお昼時になるとそれぞれの座席へサーブされます。さらにワインや食後のドリンクなどをプラスすれば、車窓風景を楽しみながらの優雅なランチタイムが過ごせます。

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この氷河特急は1等も2等も全て予約制となっていて、予約は乗車日の3か月前頃にオープンとなります。やはり夏の6~8月は特に人気が高く早めの予約がお勧めです。ただ乗車日が近づくとキャンセル等で逆に空いてくる場合もありますので、1か月前位あたりも狙い目かもしれません。ぜひ今年もこの氷河特急で1日ゆっくりスイスアルプスの車窓を楽しんで欲しいと思います。(スケジュールなどの詳細は当社のページをご覧ください)

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なお次回は、この氷河特急のルートをカバーし今年からぐっとスイスで利用しやすくなったユーレイル関連パスについて、スイストラベルパスとの比較を含めご案内したいと思います。

スイス ツェルマットピークパス 1日&2日料金が新登場! / Zermatt Peakpass 1&2days

スイスアルプスで、ユングフラウと人気を二分する名峰と言えば、切り立った迫力ある山容が印象的なマッターホルンと言えるでしょう。そのふもとの山岳リゾート地ツェルマットの登山鉄道やゴンドラなどが乗り放題で、このマッターホルンやモンテローザなどの山々の魅力を最大限楽しめるツェルマットピークパスに、今シーズンから1日料金と2日料金が新登場となりました!

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今までこのツェルマットピークパスは最短が3日で、1~2泊程度の滞在の多い日本の旅行客にはやや利用しづらかったのですが、この1日パスと2日パスができたおかげでぐっと利用しやすくなります。この1日&2日は、スキーシーズンの終わる来月24日から利用スタートとなります。

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このツェルマットピークパスはツェルマットエリアのほぼ全ての交通機関が利用できるわけですが、ツェルマットには大きく3つのピーク(展望スポット)があります。1つ目はマッターホルンの展望台として有名なゴルナーグラートで、ここへは登山鉄道(ゴルナーグラート鉄道)で向かいます。頂上のホテルも有名です。

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2つ目は山岳ゴンドラ等のヨーロッパ最高駅(3883M)としても知られるマッターホルングレッシャーパラダイス(クラインマッターホルン)です。ここへはフーリ(FURI)などでロープウェイを乗り継いでいきます。また頂上には氷河に関するアトラクション施設もあります。

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また3つ目はスネッガ+ロートホルンです。ここはまずスネッガまでは登山鉄道で、そしてその先はゴンドラを乗り継いでいくこととなります

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またこうした山岳交通機関の他、さらにグリーンとレッドの2ルートで運行している村内のバスや、大駐車場のあるテーシュなどへの列車にもがお使いになれます。もちろん昨年までと同様スイストラベルパスやハーフフェアカードなどをお持ちの方には割引の設定もあります

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このツェルマットへは今年から、スイストラベルパスだけでなく、スイスで有効な各種のユーレイルパスでも普通に行けるようになり、ぐっと鉄道旅行に組み込みやすくなりました。氷河特急などとも合わせて、ぜひこのツェルマットピークパスでこのマッターホルンの山々の魅力を満喫してほしいと思います。