スイスとフランスを結ぶ人気列車 TGVリリア 今年2026年夏は工事による運休に注意! / TGV-lYRIA train suspention by construction works in 2026 Summer

5 6月

スイスの各都市とフランスのパリ(一部はマルセイユにも運行)を結ぶ人気の高速列車TGVリリアですが、今年の夏は工事の影響により、区間や日にちによって特別スケジュールでの運転となります。

まずはチューリッヒやバーゼルとパリを結ぶ路線ですが、このルートはバーゼル近郊での工事のためちょうど今週末の6/6~7と来月の週末の7/4~5は運休となります。これらの日の移動の場合はストラスブールやドイツ方面(カールスルーエなど)で乗り換えて行くのがよろしいかと思います。なお同様の工事で10月や11月も運休の予定がありますのでご注意ください。 

またジュネーブとパリを結ぶ路線では、7/27~8/17の間ジュネーブ周辺での工事のため、多くの便が運休となり、片道あたり1日1~2便のみの運行となります。また迂回ルートでの運転のため通常3時間少々の所要時間が1時間以上長くなり、4時間~4時間半程度になりますのでお気を付け下さい。

そんなTGVリリアですが、通常での利用はとても便利で、パリと、ジュネーブやバーゼルは3時間程度、チューリッヒやローザンヌは4時間程度で結んでおり、フライトよりもむしろ便利ということで、多くの旅行者が利用しています。

車両には画像のように新型の2階建て車両(DUPLEX)が多く使用されていて、車内も快適です。もちろんフランスの車両ですので、デザインに手抜きはなく、エクステリアもインテリアもスタイリッシュに造られています。

車内はwifiも完備されていて、こうしたリリアのポータルサイトに接続することができます。列車の運転状況や車内のサービスなどもこのサイトから確認できます。

また車内には本格的な食堂車はないものの、こうしたバー車両が連結されていて、各種のドリンクやちょっとした食事をここでオーダーし、カウンター席で楽しむことができます。(もちろんテイクアウトも可) 食にこだわるフランスらしくこうしたビストロ車両であっても各種のメニューが充実しています。

スイス内でも比較的平坦なエリアを走りますので、フランス内も含め、車窓も特に絶景ということはありませんが、ヨーロッパらしい風景が続き、それほど飽きることもありません。

なおTGVリリアのパリの発着駅はリヨン駅になります。以前はルートによっては東駅発着の列車もありましたが、現在はリヨン駅で統一されています。

ヨーロッパでも旅行したい国の人気トップクラスのフランスとスイスですが、今年の夏の旅行には、工事の日なども確認しながら、この便利で快適なTGVリリアをご利用ください。
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パリやブリュッセルとの間のユーロスターが発着するロンドン セントパンクラス駅/ London St Pancras station

21 11月

パリやブリュッセルなどからのユーロスターが発着するのがこのロンドンのセントパンクラス駅です。以前はイギリス内では海峡に近いアッシュフォードにも便によって停車していましたが、コロナ期以降はユーロスターのイギリスの発着駅はこのセントパンクラス駅のみとなっています。

ユーロスターはロンドンに到着するとこのようにホームに降りて、エスカレーターなどで出口へ向かっていくことになります。なおパリも同様ですが、ユーロスターのホームには売店などは一切なく、乗客は出口へ向かうよう促されます。

ちなみにこの車両がより新型のe320になります。それまでのアルストム社製ではなく、ドイツのジーメンス製で、導入の際はフランス側からはちょっとブーイングがあったようです。

イギリスはシェンゲン協定内ではないので、もちろんEUとの間の移動には出入国の手続が必要ですが、ユーロスターの場合は既にその手続きは乗車前に済ませてありますので、下車時には一切手続きなどはなく、パスポート提示の必要もありません。

そうしてユーロスターの降車エリアから出て、セントパンクラス駅の一般のコンコースに到着です。セントパンクラスもなかなかにぎやかな駅でこのように多くの利用客が行き交い、またたくさんのショップなどが並んでいます。

なおロンドンからの乗車の場合には、セントパンクラス駅のこうしたユーロスターのゲートから乗車することとなります。利用日や時間帯によっては乗車手続のための長い行列ができている場合もあります。なおユーロスターを通常の1等(プラス)や2等で利用する場合には、概ね出発の1時間以上前(または60~90分前)までにこうした乗り口に来るよう推奨されています。行列に並ぶ時間もありますし、またその後の出入国などの手続もありますので。また原則として30分前になりますと乗車受付終了となります。

ただ1等プレミアの場合のみは優遇されて、このような専用レーンからの乗車となります。(画像の当時はビジネスプレミア) プレミアの場合は30分前までに行くことになっています。(15分前に原則チェックイン受付終了)

またユーレイルパスを利用する場合には別途パスの提示が必要となり、原則として、自動ゲートではなく、有人のゲートの方でチェックインを受け付けてもらうこととなります。

ぜひユーロスターも便利に利用して頂ければと思います。このユーロスターなど、ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

ユーロスター 1等プラス 快適な車内とハイクオリティな車内の食事サービス / Eurostar 1cl plus

7 11月

パリからロンドンへの一番快適な移動手段と言えばやはりこのユーロスターと言えるでしょう。フランスとイギリスの間の海峡トンネル(ユーロトンネル)を通って、この2都市を2時間20分程度で結んでいます。フライトの場合乗る時間自体は1時間弱程度ですが、空港との間のそれぞれの移動や、早めのチェックイン時間、結構厳しいボディーチェックや荷物チェックなどを考えると、トータルでは確実にユーロスターの方が便利と言えます。。そしてその乗車中の快適さや、1等の場合の車内での食事サービスなども、ユーロスターを選ぶ大きな理由の1つとなるでしょう。

フランスやベルギーなどとイギリスを結ぶユーロスターには開通当初から使用されているe300と、2015年から導入された新型のe320の2タイプの車両が使用されています。画像はe320になります。(なお現在e300も内装など車両はリニューアルされています)

上の画像がe320の車内ですが、ユーロスターの1等座席はいずれも1列+2列の配置になっています。エルゴノミクスデザインのシートが採用されていて、デザイン的にも洗練されています。、実際の乗り心地もかなり快適です。 見た目はちょっと座面が薄そうに見えますが、クッション性も問題ありません。ちなみにユーロスターは昨年11月から、クラス名称が1等プレミア(旧ビジネスプレミア)、1等プラス(旧スタンダードプレミア)、そして2等の3つに統一されています。

そして1等プラスの場合の食事サービスの一例がこのようになります。乗車時間が2時間強とあまり長くはないこともあって、ボリュームはそれほどではないのですが、簡単なメインとパンにデザート、しそれにドリンクでなかなかのクオリティぶりです。ドリンクについてはもちろんワインなどアルコール関係もチョイスできます。

やはり食事にこだわるフランス人が関わっていることもあるのでしょうが、飛行機でのシンプルなサンドイッチとオレンジジュースなどといったものとはレベルが違います。またランチョンマットなどにはユーロスターのロゴなども入っていてスペシャル感もあり、かなりの満足感が得られます。

もちろん食後のコーヒーなども付いています。希望でさらにミネラルウォーターやドリンク類も頼むことができます。紙コップやコースターにもこうしたユーロスターのロゴが入ってます。
なおさらに上のカテゴリーの1等プレミアになると、スターターからメイン、デザートなどフルコース的な内容になり、シャンペンなどもセレクトできるという豪華な内容となっています。

こうして快適な時間を過ごしている内にロンドンに到着となります。この区間のユーロスターはビジネス客などにも人気が高く、ここのところは料金が少々高めになっていますが、便などを選べば結構リーズナブルな料金で利用できます。ぜひこのパリとロンドン間(ブリュッセルやアムステルダムとロンドン間も同様ですが)の移動には、この便利で快適なユーロスターを選んで頂ければと思います。

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パリ北駅からロンドンへのユーロスターに乗車 / Boading Eurostar to London at Paris Nord

24 10月

パリとロンドン間のユーロスターはヨーロッパを代表する高速列車ですが、その乗車のプロセスは他の列車とちょっと異なっていて独特で、列車自体の乗車手続(チケットチェックと荷物チェック)に加えて、EUとイギリス両方の出入国の手続を済ませた上での乗車となります。パリ北駅からの利用の場合は画像のように2Fへ上がっていきます。

上のフロアに上がると国旗などの表示があり、国によって別の列を進んでいくこととなります。

そしてこの後は、まずチケットのチェックがあり、そして荷物のX線検査が終わると、次が出入国検査になります。パリからの場合はまずEUからの出国(出域)手続があり、そしてそれが終わると次はイギリスの入国手続となります。なお今月からはEUの出入国に関してはEESという新しい出入域のシステムが順次導入され、出入国の日時や場所そして顔写真と指紋の登録の手続がマストになります。またイギリスの入国にあたっては事前のETA(渡航認証)の取得が必要となります。なお手続自体は読み取り機などによる自動化が進んできています。

そして乗車手続と出入国の手続が終わるとこうしたロビーに到着します。イギリスの国旗のマークもあり、ようやく列車に乗れるということでちょっとほっとした気持ちになる一瞬です。ここでは作業可能なデスクも並んでいて、WIFIを繋げて簡単な仕事なども可能です。

駅内には1等プレミアの利用客や、頻繁に利用するフリークエントトラベラーなど向けの専用ラウンジも設置されています。

またこうしたタックスリファンドの機械も並んでいますので、パリやEU内でショッピングを楽しんでイギリスに行く場合は、ここでデタックス手続をすることも可能です。

パリ-ロンドン間のユーロスターは大体出発の15~20分前頃からボーディングが開始されます。乗車の案内のアナウンスが入るとこのように乗客の皆さんが乗車口へと向かいます。

なお乗車口は1~10号車用と11~18号車用の2か所に分かれています。タイミングによってはちょっとした行列になります。

乗車口を通り、スロープになっているエスカレーターでプラットフォームに降りていきます。

ホームに降りると、あとは通常の列車同様、車体横の車両番号などを確認しながら、自分の予約した車両に向かいます。

こうして予約した車両に荷物と一緒に乗り込んで、一安心です。パリまでは便にもよりますが2時間15分~30分程度の列車旅になります。1等の車内の食事などのサービスについてはまた次回にご案内します。
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フランス主要駅のちょっとオシャレなチケットゲート! / Ticket gate in French stations

10 10月

前回のリヨン駅からのTGVが到着するパリの駅がリヨン駅です。少々ややこしく聞こえるかもしれませんが、こうしたリヨン方面との間の列車が発着するので、パリのリヨン駅と名付けられています。こうしたパリのリヨン駅やモンパルナス駅などのTGV発着駅や、マルセイユ、ナントなどの主要駅には近年チケットゲート(自動改札)が設置されています。

もともとヨーロッパでは一般的に駅に改札などはなく、そのまま列車に乗車し、車内の検札でチケットチェックを受けるというのが通常ですが、フランスの主要駅では画像のような自動改札の設置が進み、ホームへの入場の際チケットのスキャンや提示が必要となっています。ただそうした設備であってもデザインに手を抜かないのがフランス。なかなか洗練されたオシャレっぽい造形になっています。

チケットゲートの設置にはホーム上の混雑などの混乱の防止などの治安の面と、実際の車内での検札などの省力化などいくつかの理由があるかと思います。イタリアでもローマやミラノなどの駅にはゲートが設置されましたが、それと軌を一にするものとも言えるでしょう。

日本人にとっては乗車前に改札があるというのは当たり前ですので、逆にしっくりくるかもしれませんが、ドイツやスイスなどで列車を乗り慣れていると、乗車前のチケットチェックはやや面倒に感じることもあるかもしれません。

ちなみに下車の際は特にチケットの提示や回収などは一切なく、そのままホームから退出していくこととなります。このあたりは日本の改札とは機能的に違う点です。

フランスの大きめの駅からTGVなどに乗車する場合は、このチケットゲートのことも少し気に留めて、ちょっと時間に余裕を持っておくと安心ですね。

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フランスの美食の街 リヨンのメインステーション パールデュー駅 / Lyon Part-dieu station

26 9月

リヨンと言えばフランスでも有数の大都市で美食の街としても知られていますが、TGVが1981年に初めてパリとの間で開通した街でもあります。そのリヨンのメインとなる駅がこのパールデュー駅です。

「TGV発祥の地」ということもあって、現在も多くのTGVがこの駅を発着しています。パリ方面へはもちろん、南は地中海岸のマルセイユやニース、西はモンサンミッシェル観光の拠点レンヌ、北はドーバー海峡にも近いリール、東はアルザス地方のストラスブールなど多くのフランス各地の主要都市との間のTGVが発着する他、さらにベルギーのブリュッセルやドイツのフランクフルトといった周辺国への直通のTGVも運行しています。

パリ行は1時間に1~2便運行されるなど、多くのTGVがひんぱんに発着し、ホームもこれから乗車する多くの人であふれています。

またTGVだけではなく、前回のディジョンなど周辺の各地との間のTER(ローカル快速)や、フランス内各都市へのICも運行しています。スイスのジュネーブとの間もTERが結んでいます。

さらに数年前からは、ヨーロッパ内の列車運行の自由化(オープンアクセス)に伴い、お隣りイタリアの看板列車フレッチャロッサもこのフランス内(パリ⇔リヨン⇔マルセイユ)での運行をスタートしています。さまざまなタイプの列車が行き交い、列車を見ているだけでも飽きないかもしれません。

もちろん駅建物内にはショップやカフェなど多くの店が営業していて、かなりにぎやかです。もちろん列車待ちの時間も特に持て余してしまうことはないでしょう。

駅前も開発されて、オフィスビルやホテルなどが並んでいます。空港行のトラムなども駅前から発着していて、交通の一大ターミナルとなっています。

なお多くのTGVはこのパールデュー駅発着になりますが、一部のTGVは、このパールデュー駅に加えて、より旧市街に近いペラーシュ駅(Perrache)にも止まりますので、ご利用の際は間違えないように気をつけてください。


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スイスとのTGVも停車するフランスのブルゴーニュ地方の中心駅 ディジョン / Gare de Dijon TGV&TER station

12 9月

スイスの各都市とパリ間を結ぶ多くのTGVリリアが停車するのがフランスのディジョンです。ディジョンはブルゴーニュ地方の中心都市で、駅の建物は、デザインにこだわるフランスらしく、モダンさと伝統が両立したシックな雰囲気になっています。

このディジョンへは、TGVリリアでパリからは1時間半少々、またバーゼルからも1時間半程度、ローザンヌからは2時間程度といった所要時間で、ちょうど中間くらいに位置しています。

またディジョンにはTGVリリア以外にも、フランス国内のリヨンやマルセイユなどの各地を結ぶTGVや、周辺の諸都市を結ぶローカル列車のTERなども多く発着しており、ブルゴーニュ地方の交通の拠点となっています。

駅構内には多くのカフェやショップなどもオープンしていて、乗り換えなどのちょっとした電車待ちの時間にも困ることはありません。有名なブルゴーニュワインのお店なども営業しています。

駅前にはオシャレなデザインのトラムが乗り入れており、また多くのバスなども発着しています。市内や近郊への交通のハブにもなっています。

駅からディジョンの中心街へは歩いて数分~10分程度の距離になります。古くからブルゴーニュ公国の首都として栄えた街らしく雰囲気があります。

旧市街地も露店なども出ていて賑わっています。この近くには宮殿や聖堂などの観光スポットもあり、観光客や地元の人など人通りも多くなっています。

TGVリリアでの移動の際などは、観光でもグルメの点からも魅力的なこのディジョンへぜひ立ち寄っってみてください!

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スイスとフランスを直結するTGVリリア / Direct connection between Swiss & Frace TGV-Lyria

29 8月

先日もご案内した、スイスとフランスをダイレクトに結ぶのがこのTGVリリアです。このバーゼルやチューリッヒ、ジュネーブ、ローザンヌとフランスのパリやディジョン、マルセイユなどの間を運転しています。

TGVリリアは、パリと、ジュネーブやバーゼルとの間を約3時間、ローザンヌとは約3時間40分、チューリッヒとは約4時間で結び、列車移動にちょうどいい距離と言えます。特にパリとジュネーブやバーゼルの間は便数も多く、フライトよりもはるかに便利でしょう。

車両にはこうした2階建て車両が多く使用されています。下の画像がその2F席なりますが、特に窮屈感もなくゆったりくつろいで利用することができます。

なおTGVリリアの利用クラスにはもちろん1等と2等とがありますが、その1等の中で、通常1等よりもさらにハイグレードな1等シグネチャーというカテゴリーも設定されています。席配置などは変わりませんが、シグネチャーの場合は、車内での食事やドリンクなどのサービスが付き、また乗車前のラウンジやコワーキングスペースの利用が可能です。観光旅行にもビジネス利用にも、ハイクオリティな移動をご希望の方にお勧めです。

またこうしたビストロ車両も連結されていますので、2等や通常の1等利用の場合でも、ドリンクや軽食を購入して、ここで食べたり、または席に持ち帰ることもできます。食にこだわるフランスの列車とあってなかなかのクオリティです。

パリは市内の中心部に近いリヨン駅の発着となります。空港への移動もなく街の中心部と中心部を結び、長い待ち時間や面倒な荷物チェックなども不要で、移動手段としてとても便利で快適と言えます。

ぜひこのTGVリリアを今後のヨーロッパ旅行でもご利用ください。
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新世代車両での運転拡大中のナイトジェット サービスやアメニティも充実 / Nightjet services

11 4月

ナイトジェットはもちろん車内の設備やその快適さも魅力的ですが、サービス面もなかなかハイレベルで、これもナイトジェットの1つのウリと言えます。

上の画像のように、テーブルにはウェルカムドリンクとしてのスパークリングワインやミネラルウォーター、ちょっとしたスナックとしてグミ、オリジナルボールペンなどが並びます。ちょっと紙のテーブルクロスも敷いてあって、見た目も上々です。

また紙バッグの中にはアメニティ関連として車内履き用のスリッパやハンドタオル、また耳栓やアイマスクも入っていて、いたれり尽くせり感もあります。やはりスリッパがあると便利ですし、音の気になる夜行列車では耳栓は必須です。

また簡単なパスタなどの食事は車内でオーダーが可能(有料)で、そうした食事のメニュー表も室内に置いてあります。乗務員にオーダーすればほどなく調理した暖かい料理を運んできてもらえます。

そして朝はこうしたフルブレックファーストがサーブされます。朝食は前日に内容をチョイスできるフォームが渡されますので、それに記入して渡しておくと、翌朝に運んできてくれます。コーヒーやハム、ヨーグルト、マーマレード、クロワッサンなどかなりのバリエーションから選ぶことができます。

ちなみにこの新世代車両の最上クラスのプレミア個室になると、下の画像のように、スペースがより広くなり、ちょっとくつろげるようなソファー的なシートも備わります。日本のマンション的に例えると、いわばプラス個室が1Room(studio)なのに対し、プレミアは1DKといったイメージです。(あくまでイメージですが)

またシャワーも、洗面台やトイレとはやや独立したシャワールームで浴びることができるようになっています。これもマンションでイメージ的に例えると、プラスはユニットバス、プレミアはバストイレ別といったところでしょう。なおいずれの寝台にしてもバスタオルなどは完備しています。

このようにナイトジェットは新世代車両の導入で今まで以上に快適で魅力的になっています。来月頃にアムステルダムとウィーンやミュンヘンを結ぶ便でも導入予定など、この新車両での運行区間は今後さらに増えていきますので、ぜひ次のヨーロッパ旅行の際はこのナイトジェットで、日本ではなかなか経験できなくなった夜行寝台の旅を試してみて頂ければと思います。

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ナイトジェット新世代車両 運転区間拡大中 / NightJet new generation operation increasing

28 3月

オーストリアやドイツ、スイスなどを中心に、ヨーロッパ各国を結ぶ人気の夜行列車がこのナイトジェットですが、2023年末より待望の新世代車両の導入がスタートとなり、それから1年少々を過ぎて、この新車両による運行区間が徐々に拡大してきています。最初はオーストリア国内とウィーン⇔ハンブルク、インスブルック(ミュンヘン)⇔ハンブルクの3ルートのみでしたが、現在はミュンヘン⇔ローマとウィーン⇔ローマも増えて、5ルートがこの新車両による運行となっています。

車内に乗り込むと、さすがに新型だけあって通路からして、従来車両に比べぐっと機能的でモダンになっています。このナイトジェットの新車両は2024年の列車内のインテリアデザインに関する賞を取ったそうですが、それも頷けるところです。

この新世代車両については以前に、新しく誕生したカプセルタイプの新寝台(クシェット)のミニキャビンをご案内しましたが、それ以外のいわゆる個室寝台についても大きくグレードアップされています。この新車両の個室寝台は、通常の「コンフォート」と、よりデラックスで広めの「コンフォートプラス」の2タイプからなっており、今回の画像はいずれも「コンフォート」の方になります。

この個室寝台はコンフォートにしても、コンフォートプラスにしても、いずれも1室1~2名用で、1名利用の場合は下段のみ、2名利用の場合は上下段の2段で利用します。ベッドが2台横並びになる部屋はありません。

実際、そのベッドサイズもなかなか広く、足の方も特に窮屈ということもありません。

またエアコンなどの空調も個室ごとに調整が可能です。これもデジタルパネルのようになっていて、見た目にも操作性の点でもなかなかグッドです。ドアには大きな鏡も付いていて身だしなみチェックにも便利です。

また室内には専用の洗面台ももちろんついていて、洗顔や歯磨きなども問題ありません。あまり大きいとも言えませんが、温かいお湯も出てきますので、快適に利用できます。

また今回の新車両でのトピックの1つは個室寝台全てにシャワーとトイレが備わったことです。コンフォートの場合は個室内にトイレと洗面台用のルームがつくられ、そこで簡易タイプのシャワーを浴びることもできるようになっています。画像で洗面台の奥の方に設置されている棒のようなものがシャワーになっていて、洗面台から取り外して、このルーム内でシャワーとして使えるようになっています。

また、ナイトジェットの個室寝台を利用の際には、車内で利用するアメニティグッズや翌朝の朝食といったサービスも付いてきます。それについてはまた次回にと思います。

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