多くの鉄道会社の列車が発着する中欧のハブステーション プラハ中央駅 / Praha HL station

13 3月

チェコの首都として、多くの列車が発着するのがこのプラハ中央駅です。この駅はプラハの中心部に位置し、モダンな造りの建物になっています。チェコ内の列車はもちろん、近隣の中欧諸国との間の列車も数多く発着するこの駅は、中央ヨーロッパの1つの中心的なハブ駅となっています。

前回や前々回でもご案内したように、 この駅では、 ウィーンなどオーストリア方面と間の多くのレイルジェットやレギオジェットが発着しています。

また近隣のドイツやハンガリー、スロバキアなどとの間では国際列車としてのECも多く運転されています。ECに連結されているチェコ鉄道の車両はライトブルーのイメージカラーがなかなか映えています。

またもちろんチェコ国内では、オストラバ、オロモウツ、プルゼニ(ピルゼン)など多くの都市との間で列車が頻繁に運転されています。ペンドリーノ車両を使用したスーパーシティ(SC) はチェコ鉄道の国内のフラッグシップと言えるかもしれません。

また最近では、チェコ内やさらにチェコとポーランドのクラクフやスロバキアのコシチェとの間で運転しているのがこのレオエクスプレス(LEO EXPRESS)です。

このレオエクスプレスもチェコが本拠で、レギオジェットと同様に新参入の運行会社として各区間を走っています。最近はスペイン国鉄(RENFE)の出資も受け、今後さらに運行ネットワークを拡げる勢いです。

そうした多くの列車が発着するプラハの駅はこのように行き交う人々も多く、多くのレストランやショップなどもあってかなりにきやかです。

このプラハ中央駅では食事やお茶などはもちろん、ショッピングなども楽しめ、乗り換えなどで多少が時間が空いてしまっても、特にヒマに感じることもなく過ごせると思います。

ぜひチェコや中欧でも列車を利用して、旅行を楽しんで欲しいと思います。

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中欧各国を結ぶレギオジェット!ちょっと個性的なクラス設定/Regiojet classes

28 2月

チェコを中心に中欧エリアにネットワークを拡げているレギオジェットですが、前回お伝えしましたように、この列車のクラス設定はちょっと特徴的です。

その中で一番グレードが高いクラスになるのが、ビジネスクラスです。画像のように通路とはパーティションで仕切られた各4名定員のコンパートメント席となっています。

席は2列配置となっていて、かなりの広々感です。 インテリアは レイルジェットのビジネスクラスをイメージさせるデザインで、多少年季は感じさせますが、横にはアームレストのスペースもあってなかなかくつろげます。

またスパークリングワイン(プロセッコ)などのウェルカムドリンクのサービスも付いていて、ちょっとプラスアルファの雰囲気です。新聞や雑誌類(チェコ語のみでしたが)も希望で読むことができます。

また有料にはなりますが、席で食事などをオーダーし、サーブしてもらうこともできます。全般的にアッパー感を感じることができるクラスと言えるでしょう。なおこのビジネスクラス利用の場合、ユーレイルパスは1等が必要となります。

またその次のクラスになるのがこのリラックスクラスです。通常のオープンサロンで、座席は1等に相当する1+2列の3列配置でかなりゆったりしています。シートもしっかりしていて座り心地も上々です。 ビジネスクラスに比べるとカジュアルで気軽に利用できるクラスと言えます。

このクラスでもちょっとしたドリンクのサービスが付いています。またビジネスクラス同様、食事などを座席でオーダーして、運んできてもらうことも可能です。

このリラックスクラスは2等のユーレイルパスでも利用できますので、2等パスをお持ちの方にもコストパフォーマンス的にお勧めのクラスと言えます。

また通常の2等にあたるのがスタンダードクラスで、一番ポピュラーなクラスと言えます。席配置は2+2列の一般的な配列になっています。料金重視ですとこのクラスでいいと思います。

また2等の中でもそれぞれの席にモニターが付いたアストラというクラスもあります。通常の2等と比べインテリアもリニューアルされ、モニター上で各種コンテンツも楽しめますので、そうしたプラスアルファを求める方にはお勧めです。

この他、より料金重視のローコストというクラスも列車によっては付いていますが、通常のスタンダードクラスでもかなり安めですので、そこまで安さを求めなくてもいいような気はします。

レギオジェットは全体的な車両や客席のハードウェアの点では ライバルのレイルジェットのレベルには達していないところがありますが、いろいろな各種サービスで、頑張ってる感はありますので、一度利用してみてもいいと思います。

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プラハ⇔ウィーンなど中欧各国でネットワーク拡大中のレギオジェット REGIOJET train operator in central Europe

14 2月

前回はウィーンとプラハ間のレイルジェットを案内しましたが、その同じ区間を運行するライバルと言っていい存在がこのレギオジェットです。似たような名前でちょっとややこしいですが、このレギオジェットはチェコを本拠にした新規参入の鉄道会社で、ウィーン⇔プラハ間などをメインに、オーストリア、チェコ、スロバキア、ハンガリーそしてポーランドなどに運行ネットワークを拡げています。

レギオジェットは このウィーン⇔プラハ間については、レイルジェットと同じように、概ね2時間おきに運転し、両都市間を約4時間で結んでいます。車両はやや古めで中古感はありますが、きちんと内外装をリニューアルしてあって、頑張ってる感じです。

この明るいイエローのイメージカラーにブルーとレッドのロゴが結構目立っていて、駅のホームでもなかなかの存在感があります。またLCC的な位置付けの料金となっていて、レイルジェットよりは安めに設定されていることもあり、中欧エリアの列車としてかなり定着した存在となっています。

また上のようにプラハや途中のブルノにはこうしたラウンジがあって、レギオジェットのチケットを持っていれば利用が可能です。無料のコーヒーやスナック(アイスクリームも)などがサービスされています。

このレギオジェットには、最上級にあたるビジネスクラス、ゆったりした席配置のリラックスクラス、通常の2等車にあたるスタンダードクラス(席にモニターの付いたアストラ席もあり)、割安のローコストクラスなどのクラスが設定されています。そんなレギオジェットの車内の様子などはまた次回にご案内します。

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チェコへも便利!ウィーン/プラハ間を約4時間で結ぶレイルジェット/ Railjet Wien-Praha

29 1月

前回もご紹介したオーストリアの高速列車レイルジェットですが、この列車はウィーンと隣国チェコのプラハの間でも運行しています。 概ね2時間に1便が運転され、両都市間をおよそ4時間で結びます。

この区間のレイルジェットはオーストリア鉄道とチェコ鉄道(CD)の共同運行となっており、いつもの赤いオーストリア編成の他に、列車によっては下のような青いチェコ鉄道の編成も使用されています。

車内は機能的な造りになっていて、大きめの情報モニターも装備されています。その時の運転状況や次の停車駅、遅延の情報などさまざまなインフォメーションが表示されます。

また1等に関しては新聞(あまり読まれないとは思いますが)などのサービスもあり、有料ですが席で食事やドリンクなどオーダーしてそのまま席に持ってきてもらうケータリングサービスも利用が可能です。

車両によってはRuhezoneという携帯での通話や大声での会話などを禁止したサイレント席も設置されています。

このウィーンとプラハ間は、途中モラビア地方からボヘミア地方へ抜ける際にはちょっとした山岳地帯も通りますし、画像のようなヨーロッパらしい町並みも見ることができますので、それなりに車窓風景も楽しめると思います。

そうこうしている内にプラハへ到着です。プラハは戦災の大きな被害を免れ、中世からの歴史的な建造物も残る美しい街です。プラハへの移動の際にもぜひレイルジェットなど列車を利用下さい。

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オーストリアの看板列車レイルジェット/ Austrian high speed train Railjet

29 3月

オーストリアの看板列車と言えば落ち着いた赤いカラーリングがイメージカラーのレイルジェットです。レイルジェットはオーストリア国内の主要ルートはもちろん、周辺国のドイツ、チェコ、ハンガリー、スロバキア、スイス、イタリアにも乗り入れています。

レイルジェットの一番のメインルートはオーストリアのウィーン、リンツ、ザルツブルクなどを東西に結ぶ路線で、 このウィーンとザルツブルク間を最高時速230キロで走行し、2時間20分ほどで結びます。

車内はヨーロッパの他の列車同様、1等は1+2列、 2等は2+2列の 配置となっています。画像は1等になりますが、シートはレザー張りで快適ですし、車内も静かでゆっくり過ごせます。なおレイルジェットには通常の1等2等の他に特等にあたる「ビジネスクラス」の設定もあります。

1等(と特等)については、車内で食事やドリンクなどをオーダーすることも可能です。購入後、座席まで持ってきてくれますので、車窓を楽しみながらの食事も楽しめます。

ザルツブルクまでの2時間少々は、それなりに変化のある車窓風景が続き、 わりとあっという間というイメージです。

レイルジェットは、座席予約もマストではなく、気軽にも利用できますので、ぜひ今年のヨーロッパの旅行にもご利用ください。

なお前もご案内しましたが、ザルツブルクやウィーンなどオーストリアの主要駅には1等の利用者専用のラウンジがあり、ユーレイルパス所持の方でも利用可能です。なかなか快適ですので乗り継ぎの時間などに利用してみて下さい。

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オーストリアを中心に、ドイツ、ハンガリー、チェコ、スイス、イタリアなどを結ぶ高速列車 レイルジェット / Railjet Ausrtia and more

10 11月

夜行列車のナイトジェットと同様、オーストリアを中心に近隣各国も結ぶ高速列車がこのレイルジェットです。ちょっと深みのあるレッドがこの列車のイメージカラーとなります。(チェコ鉄道所有の編成のみはブルー基調になります)

オーストリアの首都であるウィーンを中心に、オーストリア国内ではリンツ、ザルツブルク、インスブルック、グラーツなどのほぼすべての主要都市を結んでいます。日本の旅行客も多いウィーン⇔ザルツブルク間は高速新線を走行し、約2時間20分での運行となっています。

またさらにオーストリアと、ドイツのミュンヘンやベルリン、ハンガリーのブダペスト、スイスのチューリッヒ、チェコのプラハ、そしてイタリアのベネチアなど各国との間も結んでいます。さらに来春頃にはミラノ方面への従来のECもこのレイルジェットに置き換わる予定となっています。

レイルジェットはICEやTGVなどのようにいわゆる電車タイプの高速列車ではなく、従来型の機関車が引っ張るタイプの高速列車となります。そのためもあって最高時速はICEなどの300キロクラスに比べると控えめの230キロになりますが、その分汎用性も高く、このように各国への乗り入れが比較的容易となっているのでしょう。

客席クラスは通常の1等と2等の他に、特等にあたるビジネスクラスが付いているのが特徴的です。ビジネスクラスはセミコンパートメントタイプのゆったりした席になっており、より快適で移動が楽しめます。もちろん1等や2等も革張りのシートが配置され、快適性に問題はありません。

またこのレイルジェットは、ドイツのICEなどと同様、特に座席予約はマストでなく、乗車券やユーレイルパスなどで自由席としてそのまま利用できます。フランスTGVやイタリアのフレッチャロッサのように予約しなくても、パッと乗車できますので、その点も便利でしょう。(もちろん2~3時間以上など長めの利用の場合は座席予約がお勧めですが)

ちなみにレイルジェットに限りませんが、オーストリアでは1等の乗車券やレイルパスをお持ちの方はOBBラウンジが利用できます。ゆったりしたソファーにフリードリンクなどなかなかの快適さですので、1等利用の方はぜひ利用してみてください。

ぜひ今後もオーストリアやドイツ、チェコ、ハンガリーなど周辺国の旅行にはこのレイルジェットをご利用ください。

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2021年もありがとうございました!/ 2022 will com soon!

24 12月

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

2021年ももう残り1週間ほどとなりました。今年も当社を利用いただいた方や当ブログをご覧頂いた方々にはありがとうございました。少々早めではありますが当社の2021年の営業は本日までとなります。今年は昨年に続き、旅行業にとって厳しい年となりました。コロナの流行は収まったりまた急に流行したりとなかなか先が読めませんが、来年前半にはある程度海外旅行も復活することを期待して今後に望みたいと思います。

なお今のところ来年からの新商品や商品の変更などの情報は余り入ってきていないのですが、人気のスイストラベルパス(フレックスも同様)に1月から新しく6日料金が設定されるようですので、今後料金も含め確認できましたらご案内するように致します。

なお新年の当社の営業は連休明けの11日からになります。2022年もぜひ当社ユーリンクと当ブログをよろしくお願いいたします。よいお年をお迎え下さい!

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ヨーロッパの各種レイルパスがほぼEチケット対応となりました!/ European railpasses now ‘E-ticketable’

5 3月

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

3月に入って陽射しも日に日に暖かくなってきました。一進一退はあるものの日本でもヨーロッパを含む海外でも徐々にコロナの状況も改善を見せてきていて、春以降の海外旅行への期待も高まりつつありますが、そんな間に各種ユーレイルパスなどヨーロッパのレイルパスはほぼEチケットでの利用が可能となっています。
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今までユーロスターやTGVなど区間チケットに関しては列車や国ごとに、従来の紙チケットからEチケット化が進展してきていましたが、レイルパスに関しては区間を自由に使えることや車内等でのチェックなどの点から余りEチケット対応が進んできませんでした。それが昨年くらいからスイストラベルパスやイギリスの各種ブリットレイルパスを初めとして各パスのEチケット化が進み、現在ではグローバルパスや国別パスなどの各種ユーレイルパスを含め、ほぼ全てのレイルパスがEチケットでの利用ができるようになりました。

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パスのフォーマットについては、単純にPDF化されたEチケットタイプのものもありますし、モバイルパスといった名称でアプリ上で表示させるものなど、パスの種類によって異なっています。また有効日が固定される連続タイプのパスは余り問題ありませんが、一定期間中に利用日を選んで利用するフレキシータイプのパスは日にちの選択には注意です。

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image: britrail.net

こうしたEチケット化により、パスを旅行中になくした、または持ってくるのを忘れたといったこともなくなりますので、その点も利用者には便利と言えるでしょう。一方で旅行中にスマートフォン(またはタブレット等)をなくしてしまったり、またはバッテリー切れや電波が届かなくなるといった事態なども当然あり得ますので、紙でも印刷しておくなどその時の対処法もパスの種類に応じてよく確認しておくことも安心につながるでしょう。

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image: eurail.com

もちろん従来からの紙タイプのレイルパスも合わせて販売が続けられますし、一部のパスや料金タイプによっては紙タイプのフォーマットのみの場合もあります。いずれにしても利用の際は希望に合わせて選んでいただくのがいいでしょう。ぜひこのコロナ明けのヨーロッパ旅行にはレイルパスで列車を使って旅行を楽しんで欲しいと思います。

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新年おめでとうございます/ Happy new year 2021

15 1月

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

当社では先週の8日より本年2021年の営業を開始いたしました。直近で日本では緊急事態宣言が出され、ヨーロッパでも感染が収まらないなど、引き続き今後の展望ができない状況ではありますが、ワクチンの投与なども始まっていますので、早めのヨーロッパ旅行の再開に期待していきたいと思います。なおこうした状況でもありますので、当面来月中までこのブログも隔週での更新にしますのでご了承ください。

ぜひ今年も当ブログをご覧になって、ヨーロッパの列車旅に関心を持ち続けていただければと思います。

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今年もありがとうございました – 2021年もよろしくお願いいたします!/ Look forward to see in 2021

25 12月

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

当社の2020年の営業は本日までとなります。今年はとりわけ旅行業にとって過去にない厳しい年となりました。今後のコロナ感染と旅行産業の状況についてはまだ全く展望が見えませんが、当社も希望をもって来年に望みたいと思います。今年も当ブログをご覧頂いた方々にはありがとうございました。来年もぜひ当社ユーリンクと当ブログをよろしくお願いいたします。(なお新年の当社の営業は8日からになります)
よいお年をお迎え下さい!

OSL

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