今年のウィンタースケジュールへの切り替えは12/13 / Winter train schedules from 13Dec

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

先週はスペイン、そして今週はフランスで再度のロックダウンということで、ヨーロッパ内では残念ながら感染の再拡大が続いています。イギリスやドイツでも飲食店の休業等が進められているとのことですが、いずれにしても早くいい方向へ向かって欲しいものです。

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そんな中、ヨーロッパ内の列車運行スケジュールはまた例年通り12月に夏から冬スケジュールへの切り替えが予定されており、今年は12/13がその改定日となります。今年はコロナ感染の影響で状況も流動的なようで、まだスケジュール変更に関しての情報も少ないのですが、今のところ、スイスのチェネリトンネルの開業によるチューリッヒとルガノやミラノとの間の時間短縮と、ブリュッセルとフランスのボルドーとの間の新TGVの運行開始が予定されています。

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スイスの方については、これにより現在3時間40分程度かかっているチューリッヒ/ミラノ間が20分以上短縮され、3時間20分弱で結ばれるようになって、さらに便利になります。これならフライトと比べても列車の利用が便利でしょう。またブリュッセル/ボルドーについては、今まで夏の間だけ直通のタリスが週1便運行していたのですが、12月からはTGVによる毎日運転となります。1日各1便で所要時間は5時間40分程度と少々長めなものの、旅行者にとって利用価値はあるでしょう。

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今後ヨーロッパへの一般的な旅行再開がいつごろになるかはまだ何とも言えませんが、その際はまたぜひこうしたより便利になる列車をご利用ください。

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スイス チェネリベーストンネル開通で、チューリッヒ/ミラノ間もさらに便利に! / Ceneri base tunnel opened

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以前より大プロジェクトとして工事が進められていたスイス南部(ティチーノ地方)のルガノとベリンツォーナの間を貫く新トンネルのチェネリベーストンネルがついに先月開通し、9/4には開通式が行われました。

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image:Swiss travel system map

このチェネリベーストンネルは全長およそ15キロの長大トンネルで、チューリッヒとミラノとを結ぶ幹線ルート上にあります。このルートは、アルプスを越えてドイツなどのヨーロッパ北部とイタリアなど南ヨーロッパを結ぶ大動脈として、線路や設備の改良が続けられており、2016年には全長50キロを超えるゴッタルトベーストンネルが、そして今回はこのチェネリベーストンネルが開通となっています。

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旅行者目線で言うと、こうしたトンネルが多くなるとその分車窓風景が楽しめなくなってしまうので、やや微妙なところもありますが、これにより今後チューリッヒ/ミラノ間で所要時間が20分程度短縮されますので、便利になることはもちろん大歓迎です。(今後チューリッヒ/ミラノ間は3時間10~20分程度になる予定)

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このトンネルはまずは貨物列車から利用が開始され、旅客列車の正式なスケジュール改正は今年の12月に予定されています。今後スイスの南北間やスイスとイタリアとの間の列車移動がぐっと便利になることに期待しましょう。来年になるかもしれませんが、今後ヨーロッパ旅行が再開された時には、ぜひご利用ください。

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(チェネリベーストンネルの詳細については下のSBB(スイス連邦鉄道)のHPをご参照下さい)

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オーストリアのレイルジェット 機関車+客車タイプの高速列車 / Austria Railjet Taurus+Viaggio Comfort

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今回取り上げるのは、オーストリアを中心にその周辺のドイツやハンガリー、チェコなどを結んでいる高速列車のレイルジェットです。

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レイルジェットは、ICEなど多くの高速列車がいわゆる電車タイプの車両なのに対して、機関車+客車の編成となっているのが特徴的です。使用されているのはタウルス(機関車)とビアッジョコンフォート(客車)というジーメンス社の車両で、カラーリングも含め、レイルジェットとしての専用の固定編成となっています。パッと見は少々クラシックな印象もありますが、最高時速は230Kmに達する動力性能で、また電車タイプの列車のように逆向きでの走行も可能(プッシュプル式)となっています。

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またレイルジェットのクラスについては、通常の1等(ファースト)と2等(エコノミー)に加えて「ビジネス」という特等が付いている点が特徴です。このビジネスクラスの場合は席配置がセミコンパートメントのようになっていて、プライバシーも保てるようになっており、1等よりもさらにゆったり快適な移動を楽しむことが可能となっています。また1等以上にはドリンクのサービスなども付いています。

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なおカラーリングは基本的にこの落ちついたダークレッドになりますが、チェコ乗り入れ(チェコ国鉄所有)の編成についてはブルー基調になります。どちらもなかなか印象的な色合いに感じます。ちなみにチェコ車両の場合はビジネスクラスも1等と似たイメージの通常のオープン席となります。

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なおレイルジェットは、ビジネスクラスを除いて、事前予約はマストではありませんので、乗車券やレイルパスのみで座席予約なしで利用することも可能ですし、もちろん座席予約をして安心して利用するのもお勧めです。ビストロ車両も連結されますので車内で簡単な食事などを取ることももちろん問題ありません。

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レイルジェットはオーストリア国内の全主要路線に加え、ドイツのミュンヘンやスイスのチューリッヒ、ハンガリー、チェコ、スロバキア、さらにイタリアのベネチアまで運行しています。ぜひ今後またヨーロッパとの間の渡航が正常化されましたら、ぜひオーストリアや中東欧の旅行でこのレイルジェットを利用いただければと思います。

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なお今回でヨーロッパの高速車両の紹介は一段落で、来週の10月からはまたヨーロッパ各地の列車に関するニュースを取り上げていくようにします。

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国際線にも投入予定のスイスの新型高速車両Giruno(RABe501) / SBB Giruno(RABe501)

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今回取り上げるのはスイスのGIRUNO(車両形式名はRABe501)です。このGIRUNOは昨年より運転を開始した新型車両で、新しく完成したゴッタルトベーストンネルを通ってイタリアやドイツ、さらにはオーストリアといった周辺国への乗り入れを前提に作られています。またもともとEC250という名前で呼ばれていたように、最高時速は250キロに達し、外観はスイスSBBの赤と白のカラーリングでなかなか新鮮な印象です。

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GIRUNOは今のところスイス国内のチューリッヒやバーゼルとスイス南部のルガノ方面を結ぶ区間で運転されています。そして今後コロナの状況にもよりますが、一応今年2020年中には現在ETR610が使用されているチューリッヒとイタリアのミラノを結ぶルートで国際線にも導入される予定となっています。

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車内については、自前の画像がなかったのでSBBからお借りしましたが、他のスイスの列車らしく質実なイメージの造りで、通常通り1等は1+2の3列、2等は2+2列の座席配置となっています。1等は赤がアクセントカラーとなってちょっと華やかですし、またレストラン車両なども連結されます。

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(image: sbb.ch)

早くまた日本と海外との通常の旅行が再開され、皆さんスイスなどでこうした鉄道旅行がまたできるようになって欲しいと思います。

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ネットワーク拡大中のイタロの新型車両 イタロEVO(ETR675) / ITALO-EVO

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Fロッサなどと並ぶイタリアの高速列車といえばイタロですが、そのイタロの高速車両として、デビュー当時からのAGV(575)に加えて、2017年末から導入されたのがこのイタロEVO(ETR675)です。なおイタロは、従来のイタリア国鉄とは別の、フィアットやフランスSNCFなどが後押しした新規運行会社NTV社により2012年から運行しています。

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このイタロEVOは、新型ではあるものの経済性などをより重視し、営業最高時速も250Kmとやや控えめで、ペンドリーノ機能(車体傾斜機能)も未装備となっています。ですので従来からのAGV車両のモデルチェンジ版や改良版というわけではなく、今まで通り時速300キロレベルのローマ/ミラノ/トリノなどの高速線についてはAGVが担当し、ローマ/ベネチアやミラノ/ベネチアなどのそこそこの高速路線についてこのイタロEVOが主に運行するという使い分けがされています。ドイツのICE3とICE4の関係にも似ているといえます。

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なお車内は、従来のイタロ同様、スマート(2等)、コンフォート(中間クラス)、プリマ(1等)、クラブ(特等)の4クラス制となっていて、プリマ以上にはドリンクなどのサービスがついています。また車両は7両編成となっていて、今までのAGVより短くなっていますが、やはりこれはサブ路線での運行にも目を向けているからなのでしょう。

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このイタロEVOの導入もあって、イタロのネットワークはさらに拡大しており、シチリアの玄関口のレッジオカラブリア、南チロルのボルツァーノ、オーストリアにも近いウディネなどイタリア各地に乗り入れるようになっています。

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トレンイタリアとのライバル関係がさらにイタリア内での列車利用をより快適なものにします。今後のイタリアでの列車移動はさらに便利になっていくでしょう!

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イタリア 今でもフレッチャロッサの大黒柱 ETR500/ Frecciarossa ETR500

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イタリアを代表する高速列車のフレッチャロッサですが、このフレッチャロッサ用の車両として当初より活躍しているのがこのETR500です。

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このETR500はもともと1992年から運用が開始されていましたが、2008年から走行性能を時速300キロ対応とし、内外装もリニューアルした第2世代車両がフレッチャロッサ用として導入されました。ちなみにデザイナーはフェラーリも手がけたピニンファリーナで、外観的には新型のETR400(FR1000)ほどのダイナミックなアグレッシブさはないものの、なかなかキレイにまとまった親しみやすいデザインとなっています。

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車両は、スタンダード(2等)、プレミアム(2等プラス)、ビジネス(1等)、エグゼクティブ(特等)の4クラス制となっていて、プレミアム以上にはドリンク等のサービスがついています。車内は、比較的シンプルにまとまったETR400(FR1000)に比べると、ゴージャス感もあって、より快適空間を求める方にはむしろお勧めかもしれません。(上の画像はビジネス)

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ETR400(FR1000)の導入が増えるに従って、このETR500は、ローマ/ミラノといった一番の主要幹線から、ミラノ/ベネチアなどややサブの路線にその活躍の舞台を移しつつありますが、現在もフレッチャロッサの主力車両の1つとして運用が続けられています。

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ぜひ今後のイタリア旅行の際にはこうしたフレッチャロッサをご利用ください。FR1000でもETR500でも快適な移動が楽しめます!

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イタリアとスイスを結ぶ国際線用ペンドリーノ ETR610/ Italy&Swiss ETR610

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今回はイタリアとスイスそして一部ドイツとの間の国際区間を運行するEC用車両のETR610です。この区間のECは以前チザルピーノと呼ばれていた列車になります。

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ETR610は外観でわかるように以前にご案内したイタリアのETR600をベースに国際間の乗り入れができるようモディファイした車両になります。2009年から営業運転をスタートし、ETR600と同様に最高時速は250キロながら、車体傾斜(チルト)機能が付いていて、カーブの多いスイスの山岳路線でもより速く走れるようになっています。

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運行区間は主にミラノとジュネーブ、チューリッヒ、バーゼル間で、1日1便はバーゼルからドイツのフランクフルトまで足を延ばします。特にスイス内やスイスとイタリアの国境あたりは湖やアルプスの山々も美しく、車窓風景も楽しめる区間となっています。またチューリッヒとの間の便は2016年に開通したゴッタルドベーストンネルのおかげでかなり所要時間も短縮され便利になりました。

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車内はもちろん1等(1+2列の3列配置)と2等(2+2の4列)からなっており、内装やシートもジウジアーロデザインだけあってモダンかつオシャレな雰囲気です。画像のような食堂車やバー車両なども連結され、車内での風景を楽しみながらの食事も可能です。

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なお外装のカラーリングはスイス側所有の車両の場合はホワイトとレッドで、イタリア側所有の車両の場合はETR600と同様にシルバーと赤がベースのアルジェントカラーになります。

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秋以降になるかと思いますが、今後ヨーロッパ旅行が再開されたらぜひご利用ください。

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イタリア フレッチャアルジェント用のペンドリーノ車両 ETR600 / Italian pendolino ETR600

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今回はまたイタリアに戻って、トレンイタリアのフレッチャアルジェントで使われている高速車両のETR600です。フレッチャアルジェントはフレッチャロッサとも並ぶトレンイタリアの高速列車で、その名前(イタリア語で銀の矢の意味)のようにシルバーを基調としたカラーリングが印象的と言えます。

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このETR600は2008年に営業運転をスタートした車両で、最高時速自体は250キロに抑えられていますが、その特徴は前回のX2000同様に、車体傾斜機能(チルト機能/振り子式)が付いている点です。ですので高速新線以外のカーブの多い従来路線でも車体を傾けて速く走ることが可能となっています。

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イタリア内では主にローマやフィレンツェとベネチアを結ぶルートの他、リミニやバーリ、ボルツァーノなど高速新線の開通していない区間などをメインに走行しています。

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高速新線上のナポリ/ローマ/フィレンツ/ミラノなどの移動についてはやはり看板列車のフレッチャロッサを利用することが多いですが、それ以外の区間ではこのETR600(フレッチャアルジェント)を利用するケースが多くなります。

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イタリア旅行に行けるようになるのは秋以降になるかと思いますが、その際にはぜひご利用ください。

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イタリア イタロの主力車両AGV(575) Fロッサのライバル / Italo AGV

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ようやく日本では緊急事態宣言が全面解除され、ヨーロッパでも徐々にロックダウンが緩和されて列車運行も段階的に正常化が進められていますが、そんな中で先週5/21に通常運行への第一歩としてスケジュール改正をしたのが、このイタリアの新高速列車のイタロです。イタロはイタリアでの鉄道のオープンアクセス化に合わせて2012年に運行を開始しましたが、そのデビュー以来主力車種となっているのがこのAGV(575)です。

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AGV575はフランス系のアルストム社製で、もともとTGVなどの技術をベースにしていて、イタロでの最高運転速度は300KPH(設計上は360kph)に達し、ライバルのフレッチャロッサ500や1000に引けを取りません。また外見上はこの落ち着いたレッドの色合いがイメージカラーとなっています。

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また利用クラスは、4タイプに分かれていて、それぞれ、スマート(2等)、コンフォート(中間クラスで席は1等と同等)、プリマ(1等)、クラブ(特等に相当/個室もあり)となっています。なおプリマにはドリンク等のサービスが、さらにクラブには食事のサービスもついています。(下の画像はスマートになります)

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もともとの国鉄であるトレンイタリアが運行するライバルのフレッチャロッサに比べると、車内や乗務スタッフの雰囲気はどちらかと言うとカジュアルなイメージです。どちらが優れているというよりは、利用する側の好みやその時の旅行スタイルなどで利用する列車を決めるのがいいと思います。

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ぜひ今後、またヨーロッパとの間の渡航が普通に可能になって、イタリアを旅行される際にはFロッサなどと合わせてこのイタロもご利用ください。

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トレンイタリアの看板車両と言えばフレッチャロッサ1000(ETR400) /Frecciarossa1000

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今週東京では緊急事態宣言も出されましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、今のところ日本からヨーロッパなどが海外への旅行はほぼ不可能となっています。またヨーロッパ自体も国によっては外出禁止令が出るなど日本より深刻で、列車の利用も難しい状況となっています。こうした状況ですので、このブログでも当面は、ヨーロッパの列車情報というよりは、簡単に各国の列車などを画像で案内したいと思います。今回はトレンイタリアの看板車両のフレッチャロッサ1000(車両形式名としてはETR400)になります。2015年から営業運転をスタートした新型車両で、いかにもイタリアらしいデザイン(ベルトーネが担当)が印象的です。

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スタンダード(2等)、プレミアム(2等プラス)、ビジネス(1等)、エグゼクティブ(特等)の4クラス制となっていて、車内は快適です。(画像はビジネス)

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ぜひ今後のイタリアの旅行の際にはご利用ください。

なお当社の営業も、今月については時間を短縮し土曜も休業としますのでご了承ください。コロナ収束まで皆さんがんばりましょう!

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