スイス⇔イタリア間のもう1つのメインルート シンプロンルートのECは新カラー導入中 / Swiss-Italy EC train via Simplon route

9 5月

前回はスイスとイタリア間を結ぶゴッタルトルートのECをご案内しましたが、スイスとイタリアの間のメインルートにはもう1つシンプロンルートがあり、ジュネーブやバーゼル方面とミラノを結ぶECがこのルートを運行しています。

このルートでは、やはりカーブが多いということもあるのか、ゴッタルトルートのGirunoではなく、従来からのペンドリーノ車両のETR610が使用されています。ただ一部こうしたオシャレっぽい新ロゴとグリーンの新カラーが導入されていて、リニューアルも進められています。

リニューアルはエクステリアだけでなく内装も同様で、こうした段差や手すりなどがグリーンになっていてちょっと新鮮なイメージです。

客室でもこのように情報モニターの表示も変えられています。このあたりのデザインやカラーリングにはやはりイタリア的な感性が感じられます。

このETR610はイタリアのフレッチャアルジェントなどで使用されているETR600とほぼ同形で、最高時速は250キロに達し、カーブの多い路線も車体を傾けてスイスイ走れるペンドリーノ機能が特徴的な車両です。

車体傾斜機能もあって車内スペースは若干狭めに感じられますが、もちろんシートなども含め車内は快適で、先進的なインテリアデザインも魅力的です。

なお従来からのレッド&ホワイトのスイス鉄道SBB側のETR610も健在です。どのカラーの車両が来るのかもちょっと楽しみになるかもしれません。

スイスとイタリア間はこうした2ルートのECが運行しています。チューリッヒやルツェルン方面ならゴッタルトルート、ジュネーブやバーゼル、さらにはインターラーケンやツェルマットなら今回のシンプロンルートになりますので、両国間の移動の際にはぜひご利用ください。

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