昨年10月よりタリスがユーロスターとブランド統合! Thalys merged into Eurostar!!

2024年に入りました。今年も皆様にはぜひこのブログに目を通して頂ければと思います。
さて、既に昨年10月のことになりましたが、パリやブリュッセルを中心にフランス、ベルギー、オランダ、ドイツを結ぶタリスが、イギリスとフランスなど大陸諸国との間を走るユーロスターとブランド統合され、全体としてユーロスターの名前で運転されるようになりました。

タリスとユーロスターはもともとフランス国鉄SNCFがメインになって運行をスタートさせたことや、パリやブリュッセル、アムステルダムなど走行区間が重なっていることもあって、今までも兄弟列車的なイメージがありましたが、今回はさらにそれが1つの運行会社で同じブランドネームで運行されるということで、一体感がぐっと高まっています。

タリスと言えば深めの赤いイメージカラーが特徴的でしたが、車両的にはカラーリングはそのままにユーロスターのブランドネームバッチリ入って、ネーム変更されたことが伝わってきます。これに合わせてユーロスターのロゴマークも少し変更されています。

なおこの統合により、ブリュッセルやパリでの乗り継ぎの利便性の向上や、料金面でのアドバンテージ拡大などが期待されています。従来、列車の乗り継ぎに関しては、それぞれの運行会社が異なると、遅れなどで乗り継げなかった場合でも特に配慮や補償もされず、チケットの買い直しなどが必要でしたが、この統合によりそうしたサービス面の向上は期待できそうです。

ぜひイギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツでの移動には、さらに拡大され便利になったこのユーロスターのネットワークを利用頂ければと思います。

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ローマ フィウミチーノ空港とテルミニ駅を結ぶレオナルドエクスプレス Leonardo Express direct access from/to Fiumicino airport

イタリアの玄関口と言えばローマのフィウミチーノ空港ですが、このフィウミチーノ空港と市内の中央駅にあたるテルミニ駅とを結ぶのがこのレオナルドエクスプレスです。

レオナルドエクスプレスは空港アクセス列車として早朝の5時位から夜の12時位まで、概ね15分おき(時間帯によっては30分おき)に運行されていて、両駅間をノンストップで大体30分程度で結んでいます。利用された方も多いと思いますが、とても便利な列車です。

空港駅は空港ターミナルと連絡通路でそのままつながっていて、スムーズにたどり着くことができます。(ターミナル3とほぼ直結しています)


チケットについては、画像のような駅の自動販売機でも購入できますし、事前にHP上などから購入しておくこともできます。どちらかと言えば事前にHPから購入しておく方がより便利でしょう。なおHP購入の場合、チケットのタイプによってはスマホ上でチェックインしておく必要があります。 ホーム入場の際にはチケットゲート(改札)があってチケットの読み取りや提示が必要となります。

このレオナルドエクスプレス は、「エクスプレス」と付いてはいますが、特にフレッチャロッサのような高速列車ではなく、いわゆる快速のような列車になります。 特に予約は不要で、その場で間に合う列車を利用することができます。 クラスは1等席のみになりますが 、全席自由席となっています。

車両は通常の近郊列車タイプになりますが、荷物置き場が広くとられ、旅行客が利用しやすいようになっています。

なおこのレオナルドエクスプレスの車内では検札もありますので、行われていま必ず有効なチケット(またはパスなど)を持って乗車してください。 (検札時に有効なチケットを持っていないとほぼ自動的に不正乗車扱いされますので)

空港からはノンストップで約30分後にはテルミニ駅に到着です。ローマのフィウミチーノ空港到着または出発でのイタリア旅行の際にはぜひ便利で快適なこのレオナルドエクスプレスをご利用ください。もちろん弊社で事前にチケットは手配可能です!

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ヨーロッパを代表する高速列車といえばやはりユーロスター / Eurostar, famous European highspeed train

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

TGVやAVE、ICEなどヨーロッパには多くの高速列車が運行していますが、その中でも代表格の列車といえばこのユーロスターでしょう。 ユーロスターは1994年 に英仏間の海峡トンネル(ユーロトンネル)を通る夢の列車として開業し、現在までイギリスとフランスやベルギーそしてオランダを結ぶ人気の高速列車として運行を続けています。

今回はコロナ明けで久しぶりにロンドンセントパンクラス駅からパリノルド駅までこのユーロスターを利用しましたので、ざっとその紹介をしたいと思います。セントパンクラス駅でのユーロスターの乗車の際はまず上のような乗車ゲートに並ぶことになります。

そしてフライトのチェックインと似た感じで、自分でチケットのバーコードを読取機にかざして中へ入場します。その先は荷物のチェックがあり、さらには出入国のパスポートコントロールが行われます。 これがユーロスターの特徴の1つで、ユーロスター利用の場合は常に乗車駅でその国の出国手続きと到着国の入国手続がまとめて行われます。このためユーロスターの乗車の際には出発の1時間位前までのチェックインが求められますが、その分到着駅ではもう手続きはなくそのまま駅を出ることができるのです。(ちなみに日本のパスポートの場合顔認証で出入国の手続ができてなかなか便利です)

さてそうして、チケットのチェックイン、荷物のチェック、出入国手続が終わると待合スペースに着き、しばらくここで乗車開始のアナウンスを待つこととなります。そ して大体出発の20分前くらいにボーディングが開始となります。

こうして車内に乗り込んでユーロスターの旅がスタートとなります。なお今回は1等利用でしたので、1+2列のゆったりした席でくつろぐことができました。

ちなみに2等は2+2列の配置ですが、もちろん窮屈ということはなく、実用的には十分のスペースとなっています。

また1等の大きな魅力と言えるのがこうした車内の食事サービスです。以前よりはライトになったとはいえ、アルコールも含んだなかなかのクオリティの食事がサーブされます。 こうして車内でリラックスすると、パリまでの2時間少々は結構あっという間です。

パリ到着後は特に手続きや改札なども何もなく、そのまま列車を下りてホームを歩いて駅のコンコースへ出ることとなります。到着したらすぐに行動開始でき、その点でとても便利です。

フライトに比べても、空港までいく必要もなく、厳しいセキュリティチェックもないユーロスターはぐっと便利で快適です。また1等であればこうした食事のサービスなども付いています。ぜひ今後のヨーロッパ旅行にもユーロスターをご利用下さい。

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イギリス 意外(?)にハイクオリティな1等ファーストクラスのミールサービス/ First class meal service in UK

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

イギリスの列車と言うと、フランスのTGVやドイツのICEなどと比べてやや地味なイメージはありますが、そんなイギリスの長距離列車の1等席で伝統的に続いているのが、車内での食事やドリンクなどのサービスです。

このサービスは、特に区間や運行会社(イギリスはルートなどに応じて列車運行会社が分割されています)に限定されているわけではなく、インターシティ的な長距離列車であれば大体どの区間でも実施されています。(もちろんローカル列車やロンドンなど都市近郊列車は除きますが)

メニューなどは運行会社によって異なりますが、原則として平日には実際に調理を加えたホットディッシュがサーブされます。朝であればフルイングリッシュブレックファースト、夜であればローストビーフなど、軽い食事という感じではなくなかなかのボリュームです。中でも定評があるのはロンドンとバーミンガムやマンチェスターなどを結ぶ西海岸線で、以前のヴァージントレイン時代でも力が入れられており、現在のAVANTI社にも受け継がれている ようです。

一方土日に関しては比較的シンプルとなり、サンドイッチやスコーン、ケーキ、クッキーといったライトな内容になります。ただこうした何気ない軽食もなかなかイギリスっぽさが感じられます

また時間帯や曜日に関わらずコーヒーや紅茶、ソフトドリンクなどはいつでも頼むことができます。サービス用のカートが結構ひんぱんに回ってきますので、その際に声をかければ好きな飲み物をその場でサーブしてもらうことができます。

イギリスの1等は特別に料金が高いわけでもなく、イギリスで有効のブリットレイルパスであれば2等と比べると大体1.5倍程度の金額で利用できます。今後のイギリス旅行には、よりゆったりしたスペースでくつろぐことができ、また車窓の風景を見ながらゆっくり食事を楽しめる1等席をぜひご利用になってみてください。

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ロンドン エリザベス線本格開業で ヒースローにもスムーズアクセス/ Elizabeth line across London

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

以前にもご案内したようにイギリスロンドンの東西を結ぶ新路線のエリザベス線ですが、11月のヒースローへの直通運転スタートにより、ぐっと便利になり、旅行客にも身近な電車となりました。

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image: tfl.gov.uk

このエリザベス線は、中心部(トンネル)のパディントン、ボンドストリート、トッテナムコートロード、リバプールストリートなどを通って、西はヒースロー空港、東はカナリーワーフなどとの間を結びます。ロンドン都心部は地下を通りますが、いわゆる地下鉄(Underground/Tube)ではなく、通常の鉄道路線になります。 パリの地下を走るRERに近いイメージとも言えるでしょう。 またやや不便なイメージもある再開発ビジネスエリアのドックランドエリアもかなり行きやすくなっています。

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特にヒースロー空港との間のアクセスについてはメリットが大きいでしょう。今までヒースローとロンドン市内間の鉄道アクセスは最速15分が売りのヒースローエクスプレスと、ピカデリーサーカスなどの中心部との乗り換えなしの移動が便利な地下鉄ピカデリーラインとの2択でしたが、ヒースローエクスプレスは少々料金が高くまたロンドン市内側がパディントン駅のみの発着となり、一方ピカデリーラインは中心部まで1時間位かかってしまうというマイナスポイントがありました。

それに対し、このエリザベス線は中心部の一角のトッテナムコートやボンドストリートとの間を乗り換えなしで移動でき、またその所要時間も30~40分程度とそこそこ早く、料金的にも割安という、アドバンテージがあります。空港と市内間の中間的な選択肢が増えたということで、ロンドン旅行がより便利になったと言っていいでしょう。

なおこのエリザベスラインはオイスターカードのプライスキャップ内で利用可能ですし、ブリット関連のレイルパスやユーレイルグローバルパスでも利用可能です。ユーレイルに関してはヒースローエクスプレスが利用できませんが、このエリザベスラインはお使いになれます。

ヨーロッパでも今月位からはもうほぼコロナに関する規制などは解除されていますし、日本でも連休明けにはようやくコロナの取扱いは2種から5種に緩和されるとのことです。ぜひ今後こそヨーロッパやイギリスへの旅行を楽しんで頂きたいと思います。

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イギリス 東海岸線 日本発高速車両のAZUMAが快走中!/ Japanese origin Azuma runs UK East mainline

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

イギリスでは、2017年末頃より日本の日立が開発した新型の高速車両(Class800)の導入がスタートし、 旧タイプのIC225車両などを置き換え、いくつかの主要路線ではその主力車両となっています。ロンドンとヨークやエジンバラを結ぶ東海岸線は日本からの旅行客の利用も多いルートですが、特にこの区間(LNER社運行路線)では、この新型車両は「AZUMA」と命名され、好評を博しています。このAZUMAはもちろん日本語から来ていて、東海岸線の東を意味しますし、日本という東の国から導入されたというイメージも含まれているでしょう。日本色をアピールしてくれるのはわれわれ日本人としてもうれしいところです。

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この AZUMAは最新技術の導入により、以前の車両よりも、座席など室内スペースが拡大され、静粛性もアップし、WIFIなどの車内設備も改良されるなど、より快適な利用ができるようになっています。もちろんクラスとしては1等と2等があり、2等は下の画像のように見た目シートはシンプルですが、特に座り心地も問題なく、長時間でも乗っていられます。

一方、1等は2+1列のゆったり配置のシートで、もちろんより快適に過ごせるでしょう。ちなみに1等の場合は時間帯などに応じたドリンクや食事のサービスもついています。

なおこのclass800の最高運転時速は200キロ程度で、TGVやICEなどといった時速300キロクラスの高速車両に比べると別カテゴリーにはなりますが、ヨーロッパ大陸のライバル国に比べてやや取り残されていた感のあったイギリスの鉄道や列車のモダナイズやリニューアルに大きく貢献していることは間違いないでしょう。

コロナ禍もさすがに全世界的に収まりを見せ、日本からのヨーロッパ旅行も「復活」してきていますので、今後の春からゴールデンウィークや夏休みのイギリス旅行にはぜひこうしたAZUMAなどの列車をご利用下さい。その際には列車乗り放題パスのブリットレイルパスやブリットイングランドパスもお勧めです。(⇒お求めは当社ウェブショップよりどうぞ!)

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本年2023年もよろしくお願いいたします!/ 2023season started!!

今年2023年も早くも20日ほどが経ちました。少々遅くなりましたが、皆さま明けましておめでとうございます。 当ブログ では本年もさまざまなヨーロッパ現地の列車情報や旅行情報を取り上げていくつもりですので、ぜひ引き続きご覧頂ければと思います。

なお私、個人も今回の年末年始に3年ぶりにヨーロッパの視察旅行をしまして、スペインからイギリス、フランス、スイス、イタリア、ドイツなど人気の国々を一通り回ってきました。マスクをする人は多少みかけるものの、コロナに関してはどの国ももう特に旅行する上で、特に問題となる点もなく、現地の人々もウェルカムな状態になっていますので、今年こそ皆さまにはこの数年我慢していたヨーロッパ旅行を楽しんで欲しいと思います。

ぜひ今年も当ブログとユーリンクをよろしくお願いいたします!

スペインのマドリッド⇔バルセロナ間にトレンイタリア系の高速列車IRYOが参入/IRYO Madrid-Barcelona

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい

12月に入って今年も残り少なくなりましたが、先日のスペインで一番の主要路線のマドリッド/バルセロナ間に、先日11/25からトレンイタリア社(イタリアのJRに相当)の関連会社による高速列車IRYO が新規参入し、運行を開始しました。 この区間は 日本で言えば東京大阪間にあたるような 、ビジネス客も観光客も多く利用するルートで、もともとスペイン国鉄RENFEの高速列車AVEがひんぱんに運行し、さらに数年前からフランス国鉄SNCFの格安版TGVのOUIGOも参入している路線です。

image : https://iryo.eu/en

今回のこのIRYOはトレンイタリア社とスペインの航空会社との共同会社による運営で、車両はイタリアが誇る最新型の高速車両フレッチャロッサ1000(ETR400)を使用し、この両都市間を途中サラゴサを経由し最速2時間半で結びます。また便数的にも1日を通して1~2時間に1便程度(1日片道10便ほど)とかなり多く、利便性も高いといえるでしょう。

またこのIRYOの場合はOUIGOやAVEの格安版のAVLOのようなLCC的な格安列車の位置づけではなく、通常の2等に加え、1等にあたる食事付のINFINITA BISTRÓなど4つのカテゴリー(利用クラス)が用意されており、旅行スタイルや予算などに応じて選ぶことができます。

ヨーロッパでは鉄道路線の「オープンアクセス化」により、同じ区間で複数の鉄道会社が運行し競争するケースが多くなってきていますが、 マドリッド⇔バルセロナ間 でも この IRYO の新規参入により、利用者としてはさらに便利でリーズナブルに移動が楽しめるようになるかと思います。コロナ明けのヨーロッパ旅行ではぜひこうした高速列車を利用して快適な移動を楽しんでください。

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ロンドン エリザベス線 ヒースローまでの直通運転開始/ London Elizabeth line-direct to Heathrow

(ロンドンの各種チケットについては当社HPよりお求め下さい)

2022年も残り2ヶ月弱となりましたが、イギリスのロンドンで5月から運行を開始した新鉄道路線のエリザベス線が、いよいよ11/6よりヒースロー空港との直通運転をスタートしました。

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image: tfl.gov.uk

このエリザベス線(クロスレール)はロンドンの東西を結ぶ新たな市内交通の大動脈として建設されてきたもので、中心部(トンネル)のパディントン、ボンドストリート、トッテナムコートロード、リバプールストリートなどを通って、西はレディングやヒースロー空港、東はカナリーワーフといったドックランドエリアやストラットフォードなどとの間を結びます。総延長は100キロ以上で、5月の開業時にはまだ工事が間に合わず、西側のヒースロー空港への区間についてはパディントンで乗り換えが必要でしたが、今回ようやく工事も終わりヒースローへの直通運転が開始となりました。ちなみにボンドストリート駅も開業が遅れ、この直通運転にあわせるように10/24にオープンしています。

elizabethimage: tfl.gov.uk

このエリザベス線は全てが新路線というわけではなく、ロンドンの中心部にトンネルで新線を建設し、そのルートに今まで個別に西部や東部で運行していた路線をつなぎ合わせたものと言って良いでしょう。またこのエリザベス線は地下は通るものの、いわゆる地下鉄(アンダーグラウンド/チューブ)とは別で、一応列車の路線になります。パリの地下を走るRERに近いイメージと言っていいかもしれません。

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一般的に利用するケースが多いのはやはり、ロンドン中心部やドックランドエリアでの市内移動や、ロンドン市内とヒースロー間の空港アクセス利用ということになるでしょう。ボンドストリートやトッテナムコートロードはロンドン観光やショッピングの中心地になるピカデリーサーカスやオックスフォードサーカスにも近く、利用頻度の高い駅になりそうです。またアクセスがやや不十分なイメージもある再開発ビジネスエリアのドックランドエリアもこれでかなり行きやすくなると思います。もちろん中心部区間では地下鉄と同様の3~4分おきの高頻度での運行となりますので、利便性も問題ないでしょう。

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また市内中心部とヒースロー空港の間は10~20分おき程度での運転で、所要時間はトッテナムコートロードやボンドストリートとの間で大体40分程度になります。パディントンから15分で到着するヒースローエキスプレスにスピード的には勝てませんが、乗り換えなしでいけるという点で利便性は高いと言えるでしょう。ちなみにヒースロー空港は、セントラル(ターミナル2&3)駅を経由して、ターミナル4駅かターミナル5駅に発着するようになっていますので、ターミナル4や5での利用の場合はちょっと確認した方がいいかもしれません。

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なおエリザベス線はこれで出来上がったというわけではなく、現時点で引き続き北東部のシェンフィールドとの間の路線についてはパディントン止まりとなっており、これも直通となる来年の5月をもって一通り完成となる予定です。(また遅れるかもしれませんが)

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ぜひ今後のロンドン旅行にこのエリザベス線を利用いただければと思います。なおこのエリザベス線はロンドントラベルカードやオイスターカード、そしてブリットレイルパスなどの各種レイルパスでも利用可能ですので、イギリス旅行に幅広くご利用ください。
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12/11からのヨーロッパ列車のウインタースケジュール情報 /2023 timetable starts from 11Dec

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

ヨーロッパの列車運行ダイヤは毎年、6月から夏スケジュールに、また12月から冬スケジュールに切り替わるのですが、今年2022年は12/11から冬スケジュール期間に入ることになっています。今年もこのスケジュール切替期に多くの国や路線で運行ダイヤの改正が行われます。

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今回のスケジュール改正のトピックの多くはドイツとスイス関連になります。それをざっとご案内しますと、まずスイス国内では、以前より開発が進められてきたいわゆるフリーゲージ車両によるインターラーケン/モントルー間の直通運転がゴールデンパスエクスプレスとしてスタートします。またチューリッヒ空港とインターラーケンを乗換なしで結ぶICも運転を開始します。

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またドイツ内では、まず以前から工事が進められてきたシュトゥットガルトとミュンヘン間のウルム周辺の高速新線が開通し、このルートを運行するケルンやフランクフルト方面とミュンヘン方面を結ぶICEが15分程度スピードアップされます。またこの他フランクフルト空港とハンブルクをミュンスター経由で結ぶICEが増便されるなどドイツの各路線での運行パターンも変更されます。さらにICE3の進化版の新型車両「ICE3neo」がいよいよ営業運転に投入されます。

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またドイツとスイスなど周辺国の国際間の列車にも動きがあります。ベルリンとポーランドのワルシャワ間のECはポーランド内の高速化等で30分ほどスピードアップされる上で便数も増えますし、またチューリッヒとシュトゥットガルト間のICも増便されます。
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夜行列車では新しくチューリッヒとプラハ間をドイツのライプチヒやドレスデン経由で走る便が運行を開始する他、現在ミュンヘンとベネチアやブダペスト間等を運行するナイトジェットなども運行区間がシュトゥットガルトまで延長されるなど、いろいろ変更となります。

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また12月からいろいろヨーロッパの列車利用がさらに便利になりそうです。またこれからこのブログでは個別の列車についてご案内していきたいと思います。

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