ユーレイルグローバルパスとセレクトパスの2等大人料金が年内販売/Eurail Globalpass & Selectpass 2cl adult fare

19 5月

5月ももう後半に入りましたが、今月5月から、従来1等のみだったユーレイルグローバルパスとセレクトパス(3/4か国)の大人料金とセーバー料金(2名以上同行)に2等が追加となりました。
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今までずっとユーレイルのグローバルパスとセレクトパス(3/4か国)は、25歳までのユースを除く大人に関しては1等のみの設定でした。それが今年に入ってまず2月~3月に2等の大人料金が試験的に販売され、おそらくその反応がなかなかよかったのかと思いますが、今月よりついに正式に年内販売されることになったのです。もともとこれ以外の1か国パスやセレクトパスの2か国には2等料金が設定されていましたので、これで全てのユーレイル関連のパスに1等2等両方が用意され、より利用しやすくなったと言えます。下に今回追加になったグローバルパスとセレクトパスの当社の料金を貼りましたのでご参照下さい。(ちょっと見づらいかもしれませんが)
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なおこの新しい2等料金は特にキャンペーンというわけではないですので、特に旅行時期や変更リファンド等についての制限などの特別な利用条件はなく、通常のパスと同じようにお使いになれます。安心してご利用になれると言えるでしょう。

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またこの2等料金は、1等料金と比較すると大体20%程度安くなった金額となっています。もともとの1等と比べてぐっと安く列車周遊ができると言っていいでしょう。一方でドイツやスイスなど国によっては1等と2等の料金差が50~60%程度の場合もあることを考えると、相対的には1等がお買い得と言えないこともないと思います。ですのでなるべく安く利用したいという場合は2等が、また相対的にお得にという場合には1等がお勧めかもしれません。

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これからいよいよ夏の旅行シーズンを迎え、こうしたレイルパスでの旅行のお客様は多くいらっしゃると思います。2等が追加されバリデーションが増えてより利用しやすくなったこれらのユーレイルパスを使ってぜひこの夏のヨーロッパ旅行を楽しんで欲しいと思います。

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各種ブリットレイルパスとユーレイルグローバルパスがキャンペーン中!/Britrail passes & Eurail Globalpass campaign

12 5月

連休も終わってちょっとずつ初夏の雰囲気になってきましたが、今回は、先月よりスタートしたブリットレイルパスやブリットイングランドパスなどの+1日キャンペーンと、今週より始まったユーレイルグローバルパスの割引キャンペーンについてです。(どちらもわりと急にスタートとなりました)

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まずブリットレイルの方ですが、対象となるのは、ブリテン島全体をカバーするブリットレイルパス(フレキシーパス)、イングランド内で利用できるブリットイングランドパス(フレキシーパス)、イングランド南西部とウェールズの一部などをカバーするブリットサウスウエストパス(フレキシーパス)、そしてロンドンを中心とした近郊エリアでお使いになれるブリットロンドンプラスパスになります。内容としては以前と同様に、通常と同料金で1日分多く利用できるというもので、例えば3日のパスであれば同じ料金で自動的に4日分、4日であれば5日分、8日ならば9日分が利用可能となります。料金などは下の画像を参照して下さい。

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なお他のキャンペーンとは異なって、このキャンペーンの場合は特に利用時期や払戻等の制限はなく、通常のパスと同じコンディションで利用できるのも安心ポイントです。またこのキャンペーン今月22日発券分までの限定となっていますので、ご利用の方はぜひお早めにお申し込み下さい。なおパスの有効期間は購入時より11か月間ですので、今の時期だけでなく、今後の夏の旅行などにも利用可能です。

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一方、今週スタートしたユーレイルグローバルパスのキャンペーンですが、これはグローバルパスの大人料金とユース料金を対象に日数等に応じて10%程度から最大30%以上料金が割引となるキャンペーンになります。
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比較的日数が多く料金が高めのパスの方が割引率も高めになりまして、例えば1等5日フレキシーの場合通常¥66900が¥51400、一番長い1等3ヶ月の場合で通常¥233100が¥163400とかなりの割引になります。下がその料金表になりますが、特にフレキシータイプを中心になかなか太っ腹なキャンペーンといえます。

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ただこのキャンペーンは2人以上のセーバー料金は対象となりませんので、2人以上でのご利用の場合にはセーバー料金とよく料金を比較して決めていただくのがいいと思います。またこのキャンペーンパスについては購入後の変更やキャンセル等はできませんのでその点も合わせて考えておく必要があるでしょう。なおキャンペーンの期限は6月2日の手配分までとなりますので、このグローバルパスのキャンペーン利用を予定の方はそれまでのお求めが必要です。またブリットレイルと同様にパスは発券日から11ヶ月間有効ですので今後の夏のご旅行などにもお使いになれます。

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ぜひこれからの初夏から夏に向けての鉄道旅行に、こうしたキャンペーンをうまく使ってお得に旅行を楽しんでください。

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スイス ツェルマットピークパス -今年は料金3段階に!/ Zermatt peakpass 3 Fare levels!

28 4月

(スイス関連チケットのお求めは、当社 スイスショップよりどうぞ)

スイスアルプスで、先週のユングフラウと並ぶ人気の名山と言えば、やはり切り立った山容が印象的なマッターホルンでしょう。そのマッターホルンのふもとのツェルマットエリアで、ゴンドラなどの山岳交通機関などが乗り放題になるのがこのツェルマットピークパスです。

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このツェルマットを中心としたエリアには、マッターホルンの展望台として有名なゴルナーグラートへのゴルナーグラート鉄道、スイスの最高標高駅でもあるクラインマッターホルン(マッターホルングレーシャーパラダイス)へのゴンドラ、またより気軽に展望楽しめるスネガとロートホルンへの鉄道やロープウェイなどさまざまな乗り物が運行されていますが、このツェルマットピークパスでほぼその全てを利用することができます。町中を走る路線バス(グリーンバス/レッドバス)も利用できますのでまさにツェルマット滞在の最強の1枚と言えるでしょう。

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そしてこのツェルマットピークパスの今シーズンのトピックは、以前にもお伝えしましたように、料金が利用シーズンに応じて3段階になったことと言えるでしょう。昨年までは料金は2段階でしたが、今年から4月までと11月からのローシーズン利用分、5~6月と9月~10月のミッドシーズン利用分、そして7~8月のハイシーズン利用分の3つに分けられ、金額的にはミッドシーズンを基準に、ローシーズンは15%程度値下げとなり、ハイシーズンは10%ほど高くなっています。(ゴルナーグラート鉄道などの区間料金も同様に3段階となっています)ですので、今年は7~8月の一番混む時期を少しはずして、6月や9月あたりもご旅行としてはねらい目となるでしょう。下が料金表となります。

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ただハイシーズン前については、5月下旬まではスネッガ方面全般が、また6/22まではフーリとトロッケナーシュテック間の一部ルートなどがまだ運行が開始されていませんし、また一番山上のクラインマッターホルン(マッターホルングレッシャーパラダイス)へのロープウェイも5/2から11まで点検のため運休となりますので、こうした時期の利用の際には、運行状況に注意が必要です。

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このツェルマットピークパスは有効期間については昨年からは最短1日から利用できるようになり、短い滞在の方などにもぐっと使いやすくなりました。また引き続きスイストラベルパスやハーフフェアカードをお持ちの方には25%程度の割引もありますので、スイスの鉄道周遊と合わせての利用もお勧めです。(スイストラベルパスフレックスの場合は日にちのカウントが必要になります)

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これからのサマーシーズンに、ぜひこのツェルマットでピークパスを使ってマッターホルンなどの風景やを満喫して欲しいと思います。また氷河特急とも合わせての利用もおおすすめです。ツェルマットピークパスの詳細は当社の こちらのページ または 当社ウェブショップ をご覧ください。

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今シーズンのスイス ユングフラウ鉄道 おススメはやはりVIPパス!/ Swiss Jungfrau Vip pass

21 4月

(スイス関連チケットのお求めは、当社 スイスショップよりどうぞ)

今週はここ東京もすっかり夏のような天気となってきましたが、いよいよ夏のスイスの観光シーズンも近づいてきました。先週ご案内した氷河特急がパノラマ列車での看板列車とすれば、登山鉄道としての一番人気はやはりこのユングフラウ鉄道でしょう。

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この連休くらいからユングフラウを旅行する方も増えてきますが、今シーズンのユングフラウ鉄道の一番のトピックは、区間チケット料金が利用期間によって3段階の料金に分かれたことでしょう。区間料金に関しては、今までは12月には一度改定されるもののその後は通年固定となっていました。それが今年より、一番のピーク時期になる6~8月(ハイシーズン料金)、その前後の5月までと9~10月(ミッドシーズン料金)、そしてそれ以降(ローシーズン料金)、の3段階に料金が分かれ、料金的には去年までの通年料金が大体今年のミッドシーズン料金に相当し、ハイシーズン料金はそこから+10%程度となっています。下のように実際のこのハイシーズンにインターラーケンからユングフラウヨッホを往復した場合の金額は当社料金で¥29500となります。

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もともと高いことで知られるユングフラウ鉄道がさらに高くなってしまったという感じですが、ここでまさにおすすめなのがユングフラウVIPパスです。このユングフラウVIPパスはユングフラウヨッホも含めてユングフラウエリアで3日分利用できるパスですが、こちらは特に利用シーズンなどによる料金の改定などはなく、現時点での当社料金は¥25500となっています。つまりインターラーケンからユングフラウヨッホを単純に往復するだけであっても、この3日有効のVIPパスを利用したほうがお得なのです。VIPパスのエリアは下のようになりますのでご覧下さい。

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VIPパスは、ユングフラウヨッホはもちろん(なおクライネシャイデック⇔ユングフラウヨッホの往復は1回のみ利用可)、メンリッヘンやフィルストハーダークルムなどこのユングフラウエリアでさまざまに利用が可能です。1日観光でもユングフラウヨッホの行きや帰りに立ち寄ることもできますし、数日滞在するのであればさらに楽しめる範囲が広がります。

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また、スイストラベルパスなどのレイルパスを利用しますと区間チケット料金には割引(25%)がありますので、その場合区間チケット利用の方が多少料金的に有利になりますが、金額差はさほど大きくありませんし、スイストラベルパスはその割引利用の際にパスの日数もカウントする必要ありますので、トータルで見るとやはりこのVIPパスがお得でかつ便利と言えるでしょう。(なおスイスハーフフェアカードをお持ちの場合でしたら区間チケットは半額になりますので、区間チケット利用もいいと思います)

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なおもし4日以上ユングフラウエリアに滞在するのであれば、3日から最大8日まで有効のユングフラウトラベルパスの利用もおすすめです。VIPパスよりもバスなどより広いエリアで利用可能です。ただこのパスはユングフラウヨッホの往復については別途追加料金が必要となりますので、その分はプラスして考える必要があります。一応下がユングフラウトラベルパスの利用範囲になります。

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なお今シーズンはこのユングフラウVIPパス(ユングフラウトラベルパスも同じ)の利用期間は5/5~10/21となります。ぜひVIPパスなどを利用して、今年もお得にユングフラウの美しい風景と自然を満喫して欲しいと思います。詳細情報は当社のHPまたはウェブショップよりご覧ください。

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今年2018年もスイス氷河特急 まもなくシーズンイン 5/10~! / Swiss Glacier Express in 2018

14 4月

先週はスイスのバーゼルについてお書きしましたが、そろそろ今年もスイスのシーズンが近づいてきましたので、今回から何回か今年のスイスの鉄道や商品情報をご案内するようにいたします。まず最初はスイスの夏の列車旅行の代名詞とも言えるスイス氷河特急(氷河急行/Glacier Express)です。

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image:glacierexpress.ch

この氷河特急は、名峰マッターホルンのふもとのツェルマットと高級リゾートとして有名なサンモリッツの間を、ゆっくり8時間を車窓風景などを楽しむための観光列車で、これから夏にかけては列車によって満席になるほどの人気列車です。

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image:glacierexpress.ch

今シーズンはこの氷河特急は5/10からサマースケジュールに入り、本格的な運行がスタートとなりますが、今年の1つ目のトピックは、便数が片道あたり4便になることです。ツェルマットとサンモリッツ間をフルに運行するのは1日2便なのですが、その他に新しくツェルマット⇔クール間と、サンモリッツ⇔ブリーグ間で1便ずつが運行となります。全区間を乗る方ももちろん多いのですが、部分的に乗車する方もかなりいらっしゃいますので、これで利用区間によってある程度住み分けができて、より利用しやすくなるように思います。スケジュールは当社HPより下に貼付しましたのでご参照下さい。

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また今シーズンの氷河特急のもう1つのトピックは、利用日によって座席予約料金が2段階になることです。今までもウィンターシーズンとサマーシーズンでは料金が分かれていましたが、今年はさらにそのサマーシーズン(5/10~10/14)の中でもトップシーズンにあたる6/16~9/16乗車分については座席予約料が高めになります。乗車の際には利用時期にも気を留めた方がいいかもしれません。ただこれで利用者が真夏の時期に集中し過ぎるのを和らげて、座席が取りやすくなる効果はあるように思います。

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なお料金という点では、昨年からこの氷河特急は、スイストラベルパスと同様に、セレクトパスなどのスイスで有効なユーレイルパスでも乗車券分が全てカバーされるようになり、座席予約料の追加のみで利用できるようになっています。特にスイスを含む2か国のユーレイルパスは、スイスのみの利用であってもスイストラベルパスよりも料金的に有利になることが多い(特に1等)ですので、氷河特急を含むスイス鉄道旅行をより安くということでしたら、ユーレイルパスでの利用もぜひお勧めです。

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なお車内は1等、2等とも、周囲の車窓風景が楽しめるようにルーフまでが窓となったパノラマ車両となっており、1等は通路を挟んで1+2の3列席、2等は2+2の4列席となっています。またこの列車の名物とも言えるのが車内でのコースランチです。単なるランチボックスなどではなく、前菜からメインそしてデザートのコースメニューとなっていて、これがお昼時になるとそれぞれの座席へサーブされます。さらにワインや食後のドリンクなどをプラスすれば、車窓を楽しみながらのゆったりしたランチタイムが過ごせます。

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こうした魅力満点の氷河特急ですが、お席は全て予約制で、予約は乗車日の3か月前頃にオープンとなります。夏の時期はもちろん早めの予約がお勧めですが、便や予約のタイミングによっては寸前でもお取りできることもあります。当社ではギリギリまでお受けしていますので、ご希望ありましたらどうぞご連絡ください。ぜひ今シーズンもこの氷河特急でスイスの列車旅を満喫して欲しいと思います。

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ICEやTGVなどスイスきっての国際ジャンクション駅 バーゼルSBB駅/ Basel SBB station 

7 4月

今週から4月に入りましたが、今回は前回までのドイツからちょっと南下して、スイスの北端にあるスイスの主要都市のバーゼルにです。このバーゼルはスイスのビジネスの中心地の1つですが、同時に列車利用上の要衝でもあります。

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このバーゼルの中央駅にあたるのがバーゼルSBB駅です。この駅はチューリッヒやジュネーブなどスイス各地との間の列車はもちろん、ドイツ方面とのICE、フランス方面とのTGVも多く発着し、まさに国際的な鉄道のジャンクション駅と言えます。乗換などでも利用する機会が多く、鉄道駅としての重要さから言うとスイス内ではチューリッヒ中央駅より上かもしれません。(なお「SBB」は国鉄にあたるスイス連邦鉄道の略称になります)

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国内に関して言えば、バーゼルからはチューリッヒ、ルツェルン、ベルン、ローザンヌ、ジュネーブ、ザンクトガレン、インターラーケン、ブリーグなどまさにほぼスイス全方面との間の列車が発着しています。高速列車のICやICN、また多くのローカル列車などが頻繁に運行しています。

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またドイツとはフランクフルトやケルンさらにはベルリンとの間など数多くのICEが発着しています。バーゼルとドイツ各都市間は距離は結構長いものの平坦なため運行スピードも速く、意外に便利にアクセスができます。フランクフルトの空港駅との間のICEも多いなど、運行体系上はドイツと一体化していると言っていいでしょう。なおSBB駅から1駅北の国境を越えた場所にバーゼルのドイツ駅とも言えるバーセルBAD駅があります。ここにもICEは止まりますので利用する場合にはSBB駅とこのBAD駅は間違えないように気をつけてください。

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フランスのパリとの間には大体2時間に1本程度の間隔でTGVが運行しています。このスイスとフランス間のTGVはTGVリリアと名づけられていて、ハイクオリティなサービスも売りで、フランス内高速線を疾走してパリとの間をおよそ3時間で結びます。

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またフランスとの間ではストラスブールやミュールーズ方面のローカル列車も運行しています。TGVは普通にSBB駅のホームに発着しますが、これらのローカル列車はSBB駅と隣接したバーゼルSNCF駅での発着となっています。SBB駅とこのSNCF駅との間は、ジュネーブのTGVホームと同様に出入国審査ができる通路を通って行き来します。実質的には同じ駅ですが、乗る場所は少々離れていますのでちょっと注意です。なおSNCF駅は現在リニューアル工事が進められていて、今後はSBB駅との一体化が進められる予定です。

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またこのバーゼルにはさらにはイタリアのミラノとの間のECも乗り入れています。このルートは2016年末から新しくできたゴッタルドトンネルを通るようになってさらにぐっと便利になりました。また湖や山越えの車窓風景も楽しめます。

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スイス国内はもちろん周辺各国との間の国際的なハブ駅として乗換にも便利なのがこのバーゼルSBB駅です。駅内には多くのショップやレストランなどもありますので、ぜひこのバーゼルを経由してヨーロッパ各地の鉄道旅行を楽しんで欲しいと思います。

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ドイツの新型ICE車両 ICE4 昨年12月より営業運転中/ New German ICE4

31 3月

さて今回も引き続きドイツネタですが、昨年末から新世代のICE車両として営業運転を開始したのがこのICE4です。

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このICE4車両は昨年12月から運転を開始し、今のところ、主にハンブルク⇔フランクフルト⇔シュトゥットゥガルト⇔ミュンヘン間のICEに使用されています。このICE4の特徴は、最高時速は250キロに抑えるなど高速性能は控えめにして、その分効率や環境性能を重視し、ドイツ内の各線で汎用に使用できるように造られた車両という点です。つまり300キロを超える高速性能などを追求した現在のフラッグシップのICE3の後継というわけではなく、メインルートから準幹線までそこそこの高性能でいろんな路線で使えるマルチ車両といったところでしょう。

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外観のデザインはICE3に比べるとエッジの効いたスタイリングで、やや好き嫌いが分かれそうですが、カラーリングはもちろんホワイトとレッドのDBカラーで、新しいICE車両としての新鮮なイメージは伝わってきます。

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乗車してみると室内のインテリアもややシンプル目で、プラスチック素材を多めにつかったライトな雰囲気です。今までのICE車両のゴージャス感などは余りありませんが、さっくり乗るにはいい感じに思います。車内にはもちろん今までのICEと同様にレストラン車両なども連結され、またもちろん車内WIFIは完備しています。

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スマートでクレバーな位置づけの新しいICE車両と言えるのでしょう。これから初代ICE車両のICE1のリプレースや、現在はICとして運転している列車のICE化に、このICE4が使用されていく予定です。今後はドイツ内のICEネットワークでは一番の高速メインルートはICE3、それ以外は主にICE4が使用されていくことになり、ドイツ旅行でも乗り合わせる機会が増えるでしょう。またさらにドイツでの列車利用が便利になりそうです。

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ドイツ⇔スイス⇔イタリアの直行のECがペンドリーノ車両ETR610で運行中/ EC train Germany-Italy via Swiss!

24 3月

今回もドイツ関連の情報になりますが、昨年12月のスケジュール改正から、フランクフルトとイタリアのミラノを直結する国際列車ECが運行をスタートしています。途中スイスを越えて両国間を結んでいるのですが、これまでドイツとイタリアを結ぶ直通列車は夜行列車のみでしたので、昼間の列車の運行はなかなか画期的なことです。

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この新しいECは、車両に関してはご覧のようにイタリアのETR610というペンドリーノ車両(車体傾斜機能付車両)を使用しています。この車両は最高速度250キロを出しつつも、山沿いでカーブの多いルートでも車体を傾けて早く走ることが可能で、こうしたスイスのような山の多い区間でその威力を発揮するというわけです。この車両がドイツに乗り入れるのは初めてで、こうしてフランクフルトの駅でICEなどと混じって見かけるとなかなか新鮮です。

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山岳路を早く走れるとは言ってもフランクフルトとミラノ間はもともとかなりの距離がありますので、トータルの所要時間としては7時間半くらいの所要時間となります。通しで乗るにはやや長めの所要時間ですが、途中のスイス内ではルツェルン湖やルガーノ湖などの湖の景色や切り立ったアルプスの山々などなかなかの車窓風景を楽しませてくれます。また2016年に開通した新ゴッタルトトンネルも通るのも話題性があります。

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この列車は全区間を通しで利用するのももちろんですが、ドイツ内では途中でマンハイムやカールスルーエ、フライブルクなどの各都市にも停車しますので、ドイツの南部あたりとスイス南部やイタリアとの間で利用するのにも便利だと思います。ドイツとイタリアの間を移動しながらスイスの景色も楽しめる、なかなかお勧めの列車ですので、今後ぜひご利用ください。

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フランクフルト空港駅 ICEとSバーンは別ホームから発着/ Frankfurt Airport stations

17 3月

さて今回は1月の旅行でも立ち寄ってきたフランクフルトの空港駅です。フランクフルトはドイツの空の玄関として日本から多くの直行便も運行する旅行客にメジャーな都市で、ここの空港にはフランクフルト市内はもちろんドイツ各地やさらに周辺国への直通列車も発着する空港駅があります。

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ご存知の方も多いかと思いますが、この空港駅は実は空港内に2か所あります。上の画像の案内表示でお分かりになると思いますが、近距離線用のREGIO駅(Regionalbahnhof)と長距離線用FERN駅(Fernbahnhof)で駅ホームが別に分かれているのです。なおbahnhofはドイツ語で駅を意味します。

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その1つめの近距離線用のREGIO駅は空港ターミナル直下の地下にホームがあります。

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ここは空港ターミナルからわりとすぐで、近郊列車のSバーンが頻繁に発着し、フランクフルト中央駅(HBF)やヴィースバーデンなどの近郊エリアはここから乗車することになります。中央駅へは10分おき位に頻繁に運行していますので、特に出発時間などを気にすることもなく、そのまま駅ホームに行って次の電車を待つことになります。

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そしてもう1つがICEなどドイツ各地やヨーロッパ周辺国などとのICEやICが発着する長距離列車用のFernbahnhofです。ちなみにFernはドイツ語で「遠い」の意味になります。

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ここは空港ターミナルからは少し連絡通路(連絡橋)を歩いた位置にあり、REGIO駅とは違って地上にホームがあります。画像にあるように窓口や案内所、レストランなどもあって、ここから各地へ移動する旅行者のための駅機能が整っています。

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このようにフランクフルトから列車に乗る場合はその行き先によって乗る場所が変わってきますので、初めて行かれる方などは利用の際注意してください。ちなみにREGIO駅もFERN駅もターミナル1内にありますので、ターミナル2に到着した場合はいずれにしても空港内のアクセス電車か連絡バスでターミナル1へ移動が必要となります。(ちなみにドイツではデュッセルドルフの空港駅も似た感じで市内へのSバーンと各地へのICEなどの駅が別々になっています)

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フランクフルト空港からのドイツ内の移動には、こうした駅ホームが2箇所ある点を理解したうえで、ぜひICEやICそしてSバーンなどの列車をご利用ください。

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