パリ/ボルドー線用の新型TGV車両(TGV Océane)が新発表/ New TGV train-‘TGV Océane’

17 9月

9月もあっという間に中旬になりました。週替わりで台風が来るのもちょっと気がかりです。

さて今週パリのモンパルナス駅で、パリとフランス南西方向のボルドやトゥールーズを結ぶ路線(アトランティック線)用の新型のTGV車両(TGV Océane)が初めて一般に公開されました。

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まず印象的なのは外装のカラーリングです。TGVは現在のメインのイメージカラーはブルーとシルバーですが、ホワイトとレッドに改められ。なかなか見た目にも新鮮です。またハード的には、最高営業時速は320kmとなり、座席数も従来型の車両より2割程度多い1等158席、2等398席のトータル556席で、より輸送力もアップしています。

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またインテリアも画像のようにモダンに一新されて、機能性や快適性が高められています。車内にはWIFIやUSBポートなども装備され、特に下の1等席はビジネス利用を意識していて、車内でのビジネスワークにも配慮したつくりになっている他、日本車両の影響か、ついに(?)フランスの列車で初めて席の方向を回転させる機能が付いていて、進行方向や人数に応じて、席の向きを変えることが可能となっています。

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またバー車両などももちろん完備され、より現代的で居心地のよさそうなイメージの作りとなっています。

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この新型TGV(TGV Océane)は、今後まず12/11のウィンタースケジュール期間よりパリ/ボルドー/トゥールーズ間で営業運転を開始する予定となっています。そして来年7月に開業予定のパリ/ボルドー間の高速新線全通に伴って本格運転を開始し、その本領を発揮することとなるでしょう。(新線開通時にはパリ/ボルドー間は1時間以上短縮されて2時間ちょっとで結ばれる予定です) 今後この新型車両の登場と来年の高速新線開通によって、フランス内の移動がより便利で快適になりそうです。 (下はモンパルナス駅からの画像です)

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寝台車のシングル/ダブル/3人部屋は、実は同じ部屋!/ Single, Double, T3 sleeper

10 9月

さて今回はヨーロッパの寝台車についてです。
ヨーロッパでも夜行列車は近年徐々に本数も減ってきていますがそれでもドイツやオーストリアなどの中欧諸国を中心にまだまだ主要な移動手段として運行されています。

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その夜行列車ですが、多くの列車の場合、利用設備のタイプとしては寝台車(sleeper)、簡易寝台車(Couchet)、そして座席車(通常2等座席)が連結されています。座席車はその通り昼間と同様のシート車両、簡易寝台はその通りベッドのみの簡素な寝台で、通常3段ベッド×2の最大6人利用のドミトリータイプとなっています。ちゃんとした個室タイプなのが寝台車ですが、この寝台車は多くの場合、シングル/ダブル(2人部屋)/3人部屋の3タイプから選びことができます。もちろん料金的にはシングルが一番高く、ダブル、3人部屋の順で安くなっていきます。(下はシングル利用の場合の寝台です)

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普通にこう聞くと寝台列車にはホテルのようにもともと1人用、2人用の部屋などの各タイプが用意されているように思うでしょうが、実はこのシングル/2人部屋/3人部屋は同じ部屋なのです。つまり同じ部屋に3段分のベッドが装備されていて、それを1段だけ使うとシングル、2段で使うと2人部屋、3段出すと3人部屋になるのです。

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例えば上の画像は2人部屋としてセットされた寝台になります。少々わかりにくいかもしれませんがこの場合は、昼間は座席となる下段と、天井に近い上段の2段分を出して利用しています。その間には壁に中段が格納されていて、3人部屋の場合にはこの3段すべてを出して使うこととなるのです。なお夜行列車では2人部屋を通常ダブルと呼びますが、室内は2段ベッドとなりますので、もちろん通常のホテルのようにダブルベッドになることはありません。3人部屋利用の場合は3段ベッドとなりますので、個人的にはやや窮屈に感じる場合はあると思います。

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なおシティナイトラインなど一部の列車については、通常の寝台車(洗面台のみあり)の他に、シャワーやトイレの付いたデラックスタイプも連結されています。これも同様にベッドが3段ついていますので、最大3人部屋までで使うこととなります。
またノルウェーやフィンランド、スペインの車両ではベッドが2段のタイプもあり、この場合はシングル/ダブルとして利用されます。(2段ベッド×2の4人部屋もスペインなどにはあります。)

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ヨーロッパの夜行列車は運行区間は減ってはきましたが、夜汽車の雰囲気もあって、旅行中に一度は利用してみると楽しいと思います。その場合には人数などに応じてベストなタイプの寝台を利用してください。

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ローマ、ミラノにもホームへのゲートがあります/ Gate to board in Roma & Milano

3 9月

前回はブリュッセルの空港駅のゲートについて書きましたが、イタリアでも去年からローマテルミニ駅、ミラノセントラル駅、フィレンツェSMN駅の、3つの駅にはホームとコンコースなどとの間にゲートが設置されています。

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この、イタリアの場合はブリュッセルとは違って、有人のゲートになっています。画像のように駅の各ゲートには、駅スタッフがそれぞれ立っていて、チケットがあるなしをチェックします。そしてチケットのある人のみがホームへ入場できるようになっています。

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特にパスポートや荷物のチェックまではないので時間もそれほどかかるわけではなく、もともと駅に改札があるのが当たり前の日本人にとっては特に違和感はないですが、一応これらの駅から列車に乗る場合には少し早めにチケットを取り出しておいた方がよさそうです。なおこのゲートで確認されるのはチケットを持っているかどうかだけですので、実際の検札は引きつづき乗車後の車内にて行われます。

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ちなみに下車の際は一応ゲートは通りますが、もちろんチケット等のチェックはありません。また、出迎えや見送りなどに行く場合は、今までのように列車のホームまでというわけにはいかず、残念ながら飛行機と同様のイメージで、このゲートでということになります。

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なおこのゲート設置の目的は、ブリュッセルのように料金の徴収ということではなく、ホームでの混雑防止による利便性や安全性の向上、また犯罪やテロなどの治安対策にあるそうで、実際スリなどはこのゲートができてから何割か減ったそうです。ヨーロッパの駅もあまり変わらないようでいて、実際にはその時の状況に合わせて変化しています。今後もそれぞれの駅がより便利で安全で、そしてより楽しく旅行ができるように変わっていて欲しいと思います。

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ブリュッセル空港駅の利用には駅使用料(DIABOLO FEE)が必要です/Brussel Airport station

27 8月

早いもので、8月ももう終わりですね。暑さもそろそろ和らぎそうです。

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ヨーロッパではドイツやスイスなどを初めとして、多くの駅には改札がなく構造上そのまま出入りが可能なのですが、このブリュッセルの空港駅では昨年より新たに入出場用のゲートが作られ、駅を利用する際にはDIABOLO FEE(ディアボロフィー)という名の駅使用料が必要となっています。(なおDIABOLOはブリュッセル空港の整備建設計画の名称とのことです)

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このゲートを通るためには、そのDIABOLO FEE(現時点では1人当たり5.14ユーロ)を支払う必要があるのですが、では実際どうやって通ればいいかというと、まず現地で購入したチケットについては、このDIABOLO FEEが購入金額にはじめから含まれていて、そのチケットに印字されたバーコードをこのゲートでスキャンして通ることができます。

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一方日本で購入したユーレイルなどのレイルパスや区間乗車券の場合は、この分が含まれていませんし、もちろんチケットにバーコードもありません。このため駅にはDIABOLO FEE分など用の券売機が設置してありますので、それでその場でそのDIABOLO FEE分のチケットを購入し、それをかざしてこのゲートを通ることとなります。

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ブリュッセルの空港駅利用の場合にはこうしたプロセスと出費がありますので、利用予定の方は片隅においておくとその場で慌てないですむでしょう。ちなみにご希望の場合には当社にてこのDIABOLO FEE分を代行手配することも可能です。また単にこの空港駅で乗り換えるだけでゲートを通らない場合にはDIABOLO FEEは不要です。

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なおこのDIABOLO FEEは上にも書いたように空港関連の交通整備にあてられるとのことです。ようやく先日のテロ事件の影響もなくなってきましたし、日本からのANAの直行便も飛ぶようになりましたので、今後さらにこの空港駅が便利になることに期待しましょう!(DIABOLO FEEの詳細はこちらのベルギー国鉄のHPもご覧ください)

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イギリスの区間チケットは現地で要ピックアップ/ British Point to point ticket

20 8月

オリンピックももうそろそろフィナーレが近づいてきましたが、日本選手の活躍もなかなかのものでした。

さて、先日までいろいろ各種のイギリスのブリットレイルパスについてお伝えしましたが、もちろんイギリス内についてはそうしたレイルパス以外にも、各種の割引料金を含めた区間チケットもご手配が可能です。ただブリットレイルパス類はパス本券そのものを出発前にお渡しできるのですが、区間チケットについては日本での手配後、チケット本券は現地の駅での受け取りとなります。今回はそのピックアップのプロセスをご案内しておきます。

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これは現地イギリスに住んでる人がインターネット等で予約をした場合と同様の手続きになるのですが、当社でイギリスの区間手配をしますと、スケジュールや座席番号などと合わせて8ケタのリファレンス番号をお伝えします。そしてイギリスに到着後、上のように駅に並んでいる発券機にそのリファレンス番号を入力してチケットを受け取るのです。

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画像にあるユーストン駅をサンプルにしますと、発券機はタッチパネルになっていて、まず「COLLECT」を選び、確認用に本人のクレジットカードを挿入します。

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クレジットカードを入れることでちょっと不安に感じるかもしれませんが、それによりカードにチャージされることはありません。

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そして機械の表示に合わせてリファレンスを入力すると、チケットがプリントアウトされるという流れになります。なおチケットはクレジットカードサイズの大きさになります。

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そしてチケットを受け取ったらホームへ向かうこととなります。なおイギリスの駅は日本と同様にホーム入り口に改札がありますので、チケットがないと中には入れません。

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もし発券機でなかなかうまくいかない場合やクレジットカードを持っていない場合などは窓口でも受け取ることができます。また、またこの発券機はほとんどすべての駅にあって、チケットピックアップは、乗車駅以外の駅でも、当日じゃなくても大丈夫ですので、先に目についた駅などで受け取っておくと安心だと思います。(下はガトウィック駅)

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イギリス内の各区間では「アドバンス料金」や「オフピーク料金」などの割引料金が設定され、購入のタイミングや列車によっては驚くほど安い料金で購入できる場合があります。ただこうした割引料金のチケットは原則として変更や払い戻しが不可になります。もしそうした変更等がありそうな場合には、かなり料金的には高くなりますが、そうした制限のない「エニタイム料金」でお買いになるのがいいでしょう。もちろん利用する区間が何区間かある場合などはレイルパスがおすすめですので、その時のご旅行の優先度に応じて、どのチケットにするか選んでいただければと思います。

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ではブリットレイルパスも含め、イギリスの列車チケットならぜひ出発前に当社ユーリンクにてお求めください。お待ちしてます!

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ジャーマンレイルパス 7日キャンペーン スタート!/ German Railpass 7days campaign

13 8月

さて先週はブリットレイルパスの+1日キャンペーン(フリーデイキャンペーン)をご案内しましたが、今月からジャーマンレイルパスでもキャンペーンがスタートしました。

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今回のこのジャーマンパスのキャンぺーンでは、もともと通常は設定のない連続タイプの7日が、割安なキャンペーン料金として販売されます。このキャンペーン料金は今月購入の場合で、例えば1等大人で¥38300、2等大人で¥28500となっており、連続5日(1等¥37200、2等¥27600)とほぼ同じくらいの料金となっています。もちろん大人料金だけでなく、2人用のツイン料金や25歳までのユース料金でもこのキャンペーンは利用できますので、ドイツで1週間くらい列車を利用して旅行する方にはなかなか魅力的なキャンペーンといえます。

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ただこの7日料金はキャンペーン商品のため一度購入すると、その後の変更やキャンセル等はできません。確実に旅行することが決まってからお求めになるのがベターでしょう。また、こののキャンペーン料金の販売期間は来月の9月末までですが、購入したパスはまた10月末まで利用が可能です。夏はもちろん秋の旅行にも使えるわけですね。

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ドイツでは、イギリスと同様に、ICEやICなどの高速列車も含めほとんどの列車が座席予約なしでレイルパスのみで乗ることができます。またドイツにはフランクフルト、ベルリン、ミュンヘン、ケルンなど主要都市や観光地が各地に点在していて、列車に乗る機会もかなり多めということもあって、このジャーマンレイルパスは多くの国別パスの中でもトップクラスの人気のパスとなっています。

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ここのところは難民問題やテロの影響もあって、ドイツへ旅行する方は少々減り気味ですが、やはり夏の今の時期はドイツ旅行のベストシーズンですので、ぜひこうしたキャンペーンも利用して、ドイツの魅力を満喫して欲しいと思います。車内も含め、おいしいビールとソーセージも待ってますので!

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ブリットレイルパス 8月限定 +1dayキャンペーン / Britrailpasses Freeday campaign

6 8月

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ここ何回かにわたってイギリスの様々なブリットレイル関連のパスをご案内してきましたが、来週8日からそのブリットレイルパスの+1dayキャンペーン(フリーデイキャンペーン)がスタートとなります。

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今回のキャンぺーンは今月29日発券分までの限定で、対象となるのは、ブリテン島全体で有効のブリットレイルパス、その内のイングランド内で利用できるブリットイングランドパス、そしてイングランド南西部とウェールズの一部をカバーするブリットサウスウエストパスの3タイプ(フレキシー含む)となります。キャンペーン内容としては昨年と同様に、通常と同じ料金で1日分多く利用できるというキャンペーンになります。例えば3日のパスであれば同じ料金で自動的に4日分、4日であれば5日分、8日ならば9日分が利用できるということです。料金などは下の画像を参照してください。

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このブリットパスの+1dayキャンペーンは昨年から1年ぶりの実施となります。ちょうど夏の旅行シーズンたけなわですので、これから出発する方にはベストタイミングといえます、なおこれらのパスの有効期間は購入時より6か月間となっていますので、この夏だけでなく、秋や冬の旅行にも使うことが可能です。

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イギリスでは、便や区間また期間限定でかなり安く区間チケットが販売もされていますが、やはり安い分いろいろな制限もあり、あまり正直利用しやすいとも言えません。その点で、このブリットレイルパスはその有効期間中であれば、どの便やどの区間でも制約なしで自由に利用できて使い勝手がよく、また料金もかなりリーズナブルですので、イギリスでの自由旅行にはぴったりだと思います。座席予約に関しても基本的に現地で無料でご利用になれます。また下の画像のように1等には列車によって食事のサービスもあります。この夏からのイギリス旅行にはぜひキャンペーンスタートのブリットレイル関連のパスをご利用ください! ⇒パスのお求め等はこちら

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ブリットレイルパス 北部のスコットランドだけのパスも3タイプ/ Brit Scotland passes

30 7月

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イギリスというと比較的、ロンドンやイングランドを中心としたエリアに目が行きがちですが、独自の文化や歴史を持ち、また雄大な自然風景が楽しめる点で、このスコットランドも多くの旅行客を集めています。そんなスコットランドをカバーするパスも実は3タイプあるのです。

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1つ目は上のマップの一番左のパスで、スコットランド全体をカバーするスピリット オブ スコットランドパスです。先日までフリーダムオブスコットランドパスという名前でしたがこれが名称変更され、この名前になりました。このパスはカーライルやバーウィックアポンツイードから北のスコットランド全体をカバーしているのですが、特徴としては列車はもちろんですが、他に主要なバス路線や、島へのフェリーも含んでいる点です。「レイルパス」というよりは「交通パス」と言っていいでしょう。空路でスコットランドに入り、じっくりスコットランド各地を旅行するお客様にはぴったりのパスになります。

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また2つ目がマップの真ん中のセントラルスコットランドパスです。このパスはエジンバラやグラスゴーなどスコットランドの中心部をカバーし、このエリアのみに滞在する方にはお勧めです。そして3つ目はマップの右側のスコティッシュハイランドパスです。このパスはインバネスやフォートウイリアムなど北部のハイランド地方のみをカバーするパスで、ハイランド地方の雄大な自然を満喫したい方におすすめのパスになります。

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ロンドンやマンチェスターなどイングランド地方だけではないイギリスの魅力をこれらのスコットランドのパスで堪能してほしいと思います。なおそれぞれのパス料金については下記をご参照ください。

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ロンドンメインなら、サウスウエストパスかロンドンプラスパス /Brit London plus pass or Sounthwest pass

23 7月

さて引き続きのイギリスのブリットレイル関連パスです。

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前々回と前回で、ブリテン島全体をカバーするブリットレイルパスや、ブリテン島主要部のイングランドで利用できるブリットイングランドパスを案内しましたが、ロンドンステイを中心にイギリスの南の方だけ回れればいいやというお客様用に、より手軽なレイルパスとしておすすめなのが、このブリットサウスウエストパスとブリットロンドンプラスパスになります。

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まずサウスウエストパスはその名の通り、ブリテン島の南西部をカバーするパスになります。下の地図でも多少わかりづらいかもしれませんが黄色く塗られた路線をカバーしていまして、ロンドンから西側のバースやオックスフォード、チェルトナム、ウェールズのカーディフ、またさらにその南はイギリス最西端のコーンウォール地方のペンザンス、エクセター、そしてロンドンから南の方ではサザンプトンやポーツマスなどをカバーしています。ロンドンからコッツウォルズ地方や南ウェールズ、コーンウォール地方などをまわるのにぴったりのパスと言えるでしょう。

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一方のロンドンプラスパスは上の地図ですとグレーに塗られたエリアで、ロンドンの近郊を全般的にカバーしています。サウスウエストパスと同様にオックスフォードやサザンプトンはカバーし、さらに北方向にはノーザンプトンやケンブリッジ、東の方ならハーウィッチやドーバー、また南の海岸線沿いはブライトンやイーストボーンなどずっとカバーしています。ですので、このパスの場合はロンドンに滞在して主に日帰りでロンドンから各地を往復するような旅程に適していると言えます。

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日数の設定についてはサウスウエストパスはブリットレイルパスやブリットイングランドパスと同様、連続タイプとフレキシータイプがあり、また最大日数は連続の1か月ですが、ロンドンプラスパスはより「小ぶり」になり、フレキシータイプの3日から最大8日となります。利用日数に応じて選んでいただければと思います。

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ぜひイギリスの鉄道旅行には旅程に最適のパスをお選びください!

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今だからイギリス周遊! イングランドならにブリットイングランドパス / Brit England pass

16 7月

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住民投票以来ゴタゴタの続いていたイギリスですが、ようやく今週に新しい首相も決まって、徐々に落ち着いてきました。そんなイギリスの主要部がイングランドで、このイングランドをカバーするレイルパスがその名の通りブリットイングランドパスになります。
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そのイングランドのエリアは上の画像にも載っていますが、具体的にどこまでかというと、北のスコットランドとの境はニューカッスルからもう少し先に行ったバーウィックアポンツィード、と湖水地方のもう少し北のカーライルまで、また西のウェールズとの境はチェスターやブリストルのもう少し先あたりになります。ですので普通にイギリスを旅行する上ではかなりの部分がこのイングランドパスでカバーされています。

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有名なところでは、大聖堂でも有名なヨーク、ウィンダミアなどの湖水地方、サッカーでも人気のマンチェスターやリバプール、バースやチェルトナム、オックスフォードなどのコッツウォルズ地方、また一番西のコーンウォール地方のペンザンスなどかなりのメジャーどころがこのパスのエリアに含まれています。一方で料金的にはブリテン島全体をカバーするブリットレイルパスより大体20%ほど安くなっています。ロンドン中心のイギリス周遊でスコットランド方面までは行かない場合など、とてもおすすめのパスと言えます。

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なおロンドンはそれぞれのルート別に発着駅が分かれていて、ヨークやエジンバラ方面への「東海岸線」はキングスクロス駅、バーミンガムやマンチェスター、リバプールなどへの「西海岸線」はユーストン駅、バースやブリストル、エクセターなどの西方面はパディントン駅になります。他にもユーロスターやミッドランド方面の列車が発着するセントパンクラス駅、イングランド南部への便が発着するビクトリア駅やウォータールー駅など多くのターミナル駅がありますので、利用の場合には方面ごとに乗る駅をよくご確認ください。

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次回はまたこうしたブリットレイルパスの利用日数等や料金の設定についてご案内するようにします。

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