ロンドンの街中を移動するに一番便利な乗り物と言えば、やはりUndergoundやTubeの呼び名でも知られるロンドン地下鉄で間違いないかと思いますが、そのロンドン地下鉄では今年の夏から一部の路線で、金曜と土曜の夜の終日運転が開始され、さらにこの週末からその路線が拡大されました。
この週末24時間運転はNIGHT TUBEと名付けられていますが、これはまず8月に、セントラルラインとビクトリアラインでスタートしました。セントラルラインは中心部のオックスフォードサーカスやトッテナムコートロードを通ってロンドン市内を主に東西に結び、ビクトリアラインは同様にオックスフォードサーカスやその名の通りビクトリアを通って市内を南北に結んでいます。それに今週末からさらにジュビリーラインが加わったのです。
image: Transport for London
そのマップが上のようになりますが、セントラルラインは赤、ビクトリアラインは水色、そしてジュビリーラインはグレーで書かれています。ジュビリーラインは従来の中心部とさらにカナリーワーフなど再開発されたドックランド地区も通る人気路線です。今回の路線拡大で、ロンドン市内でその恩恵を受けられるエリアがかなり増えたわけです。もちろんこのNIGHT TUBEは、ロンドンで「夜遊び」をエンジョイした場合に便利ですが、そんな遅い時間には出歩かないという人でも、深夜着や早朝発のフライトやまたは列車などを利用する場合等で大きなメリットがあります。
なおこの夜間の運行については基本的にどの路線も10分おきでの運行となります。(一部の区間は20分おき) また料金は特に夜間だからといって日本のタクシーのように、特別の高い料金となるわけではなく、通常の昼間の料金と同じになります。また日にちの区切りは朝の4:29までは前日扱いで、4:30からはまた次の日のある使いとなります。ですのでワンデイのトラベルカードを週末(金と土の夜)に使った場合は翌朝の4:29までは利用できるわけです。オイスターカードなどの料金カウントも同様のルールとなります。
今後さらに11月からはノーザンラインでも開始が予定され、ヒースロー空港にもつながっているピカデリーラインもこの秋中のスタートが計画されています。今後ロンドン内の移動はさらに便利になっていきそうです。現在のポンド安も相まってロンドンはこの秋冬の旅行に一番のおすすめです。なおこのNIGHT TUBEの詳細はこのロンドン交通局のHPからもご確認下さい。
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