ユーレイル/フランス/ジャーマンのパスキャンペーンは今月末まで!/Eurail, Francerail, Germanrail passes campaign

さて今週から3月に入ってそろそろ旅行シーズンも近づいてきました。先月末でブリットレイル関連パスの割引キャンペーンは終了しましたが、2月よりスタートのユーレイル関連パスとフランスレイルパス、ジャーマンレイルパスのキャンペーンは引き続き今月もキャンペーン期間となります。
eurail new (image : eurail.com)
それぞれのキャンペーン内容を再度ご案内しますと、まずユーレイルについては、「エキストラデイ」キャンペーンということで同料金でより多くの日数が利用できるキャンペーンになります。ユーレイルパスには、グローバルパスやセレクトパスそして各種の国別パスなどとても多くのパスがありますが、その全てのパスについて適用で、追加される日数はグローバルパスが+1~5日、それ以外のセレクトパスや国別パスはいずれも+1日となります。もともと多めの日数を利用する予定の方には実質値下げと言ってもいいでしょう。このユーレイルのキャンペーンについては特に利用やリファンドの制限などはなくとても利用しやすいキャンペーンとなっています。

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またフランスレイルパスのキャンペーンは20%の割引キャンペーンになります。このキャンペーンを利用すれば、利用日数やクラスなどにかかわらず、すべてのフランスレイルパスについて一律20%オフとなります。セーバーやユースなどすでに割引になっている料金にもさらに適用となりますので、その場合は「ダブル」でお得と言えますね。ただフランスレイルパスのキャンペーンパスについては、一度購入した後の変更やキャンセル等はできませんのでご注意ください。

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そしてジャーマンレイルパスについては、7日料金を対象にした20%割引キャンペーンとなります。こちらも大人料金だけでなく全ての料金タイプを対象に、フレキシーの7日が通常の20%割引となり、また連続タイプの7日がキャンペーン料金として新設定されています。なおこのジャーマンパスのキャンペーンについては、利用期間が5月末までに制限される点と、フランスパスと同様にお求めになった後の変更やキャンセル等はできない点にご注意ください。

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これらの今月までの限定のキャンペーンをぜひうまく利用して、これから春からゴールデンウィークのヨーロッパをおトクに旅行してください。なおパスの料金は こちら! からご確認ください

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

イタロのローマ⇔ブレシア便が3月から運行開始/ITALO Roma-Brescia line launched

2月ももう残りわずかとなりましたが、来月の1日からイタリアの人気の高速列車イタロが、ローマから新しくイタリア北部のブレシアへ乗り入れることとなりました。

ITALO

このルートのイタロは両都市間をおよそ1日片道あたり2便が運行され、ローマ/ブレシア間をおよそ4時間で結びます。ブレシアはミラノに近く、ミラノとの間は多くの列車が運行している一方で、今まではローマとの直通の列車イタロはもちろんトレンイタリアの列車も含めて運行していませんでした。今後はこのイタロがナポリ、ローマ、フィレンツェ、ボローニャ、ベローナ、ブレシアというルートで運行することで、イタリアの中部や南部とブレシアとの移動がぐっと便利になります。

ROM TER

イタロは2012年に新規参入会社として運行開始以来、そのネットワークを拡大し、国鉄にあたるトレンイタリアのフレッチャロッサ/アルジェントのライバルとして人気を高めてきました。イタリアらしいオシャレなインテリアデザインやもカジュアルなサービススタイルもなかなか好評で、もちろん下のように車内のWIFIも完備しています。今後もさらなる便数や路線の拡大が期待されます。

ITALO WIFI

フレッチャロッサ/アルジェント/ビアンカもイタロもどちらも便利で魅力的な列車ですので、イタリアの列車旅行ではぜひ両方を乗り比べてみるのをお勧めします。

ITALO INSIDE

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スウェーデン/デンマーク間のX2000が3月より運行再開!/ X2000 Sweden-Denmark

1月から国境の管理のため一部区間が運休となっていた、スウェーデンのストックホルムとデンマークのコペンハーゲンを結ぶ高速列車のX2000がようやく3/1から運行を再開することとなりました。もともとスウェーデンへの移民の問題により一部運休となっていたわけですが、一応新たなチェック体制が整ったということで運行再開となったようです。

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当面、このためコペンハーゲン発(デンマーク⇒スウェーデン)の便については少々イレギュラーな運行となっています。まずスウェーデンへの入国をチェックするため、コペンハーゲンでは乗車時にパスポートコントロール等のセキュリティチェックが行われます。ですので、コペンハーゲンからの乗車の場合は今のところ出発時間の30分程度前までに駅に着いておく必要があります。またさらに、コペンハーゲン発の便はコペンハーゲンの空港駅には停車しなくなりますので、空港から利用する場合は、遠回りにはなりますが一度中央駅まで行くか、または別の近郊列車(オーレスンドトレイン)で先に国境を越えてマルメ等から乗るか、いずれかで利用していただくことになります。

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一方、ストックホルム発(スウェーデン⇒デンマーク)の場合はもともと問題もありませんでしたので、乗車時や国境等でも特にパスポート等のチェックはなく通常通り利用になれます。コペンハーゲンの空港駅にも停車しますので、コペンハーゲン空港からのフライト接続にも問題はありません。

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スケジュールについては一部改定され、このX2000は両都市間を当面1日片道あたり5便程度運行することとなります。また所要時間は通常運行より20分程度長いを5時間から5時間半ほどとなります。

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なおこうした移民の問題による国境でのチェックはドイツ周辺を中心にヨーロッパのかなり国同士に広がっているます。早くこの問題も落ち着いて、また旅行をより楽しめる環境に戻ってほしいと思います。

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ドイツ ロマンティック街道バス- 今年は南下ルートはミュンヘンを通過します!/ Romantic road Bus 2016

春もだんだん近づいてきましたが、そんな春から秋まで毎年運行するドイツの人気路線観光バスのロマンティック街道バス(ヨーロッパバス)は、今年は4/10からの運行開始となります。

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今シーズンのトピックはフランクフルト発フュッセン行の南下ルートの便が途中ミュンヘンを経由しなくなることです。多くのお客さんが利用してきたミュンヘンに止まらなくなるのは少々不便ではありますが、その分バス自体のスケジュールには余裕ができたように思います。もし南下ルートのバスでミュンヘンに行きたい場合やミュンヘンからフュッセン方面に行きたい場合には、アウグスブルクで列車と乗り継いでいただくこととなります。一方北上ルートのバスに関しては今まで通りミュンヘンに発着します。

2016 roman

また、ミュンヘンのこともあってか今シーズンは、南下ルートのバスがロマンティックロードクラシックツアー(Romantic road classic tour)、北上ルートのバスがロマンティックロードエキスプレス(Romantic road Express)という別々の名前になり、その他の乗降地でも到着/出発時間等がいろいろ変更となっています。ちなみに今シーズンの運行期間はフランクフルト発の南下ルートが4/10から10/17まで、フュッセン発の北上ルートが4/11から10/18までとなります。

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ロマンティック街道は列車では少々行きづらいこともあって、このロマンティック街道バスがやはり旅行者には人気となっています。大きなゆったりとしたバスで、車内ではWIFIや日本語の音声サービスも利用可能ですし、ビールやワインなどもお求めになれるなど、楽しい移動&観光の時間が過ごせます。

Bus inside

ジャーマンレイルパスやユーレイルパスといったドイツで有効な鉄道パスをお持ちの場合は20%の割引もありますので、列車と合わせての利用にもお勧めです。他に往復割引やシニア/ユース料金の設定もありますので、旅行のタイプに合わせておトクに利用することが可能です。

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詳細情報は当社のHPもご覧ください。今シーズンもこのロマンティック街道バスはドイツの周遊にはお勧めです。

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ユーレイル関連パスの「エキストラデイ」キャンペーン スタート!/ Eurail extra-day campaign

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今月2月は、すでにこのブログでもお伝えしたジャーマンレイルパスとフランスレイルパス以外に、ユーレイルパス全体のキャンペーンもスタートしています。それがこの、イタリアやオーストリアなどのユーレイルの1か国パス、そしてヨーロッパ各国から2/3/4か国を選択するセレクトパス、またほぼ全ヨーロッパをカバーするグローバルパスといった、すべてのユーレイル関連パスを対象とした「エキストラデイ」キャンペーンです。

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このキャンペーンは昨年にも一部実施されていたのと同様、それぞれのパスのほぼ全てのタイプについて、同じ料金で利用日数が追加されるというもので、セレクトパスと1か国パスについては一律+1日、グローバルパスについては日数に応じて1日~最大5日が多く利用できるキャンペーンとなっています。(グローバルパスは詳しくは5日/7日が+1日、10/15日が+2日、22日が+3日、1か月が+5日)

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このキャンペーンについては、特に利用期間やキャンセルや変更等についての特別なルールはなくとても利用しやすいキャンペーンとなっています。また適用となるパスも、多くの国別パスからセレクトパス、グローバルパスと、とても幅広くなっています。また、4月末までの販売分が対象となりますので、これからの学生シーズンはもちろんゴールデンウィークや、お決まりであれば夏の旅行にも、このキャンペーンはお勧めです。

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料金等はこちらのページからもご覧ください。ここのところテロの問題や難民騒動などヨーロッパへの旅行にはマイナスの出来事が続いてきましたが、そろそろ落ち着いてきていますので、ぜひこのキャンペーンでおトクなヨーロッパ旅行を楽しんでください!!

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ジャーマンレイルパスの割引キャンぺーンも2月からスタート/German railpass 7days campaign

先週はフランスレイルパスのキャンペーンを案内しましたが、来月からは同時にもう2つ、ジャーマンレイルパスとユーレイルパス全般のキャンペーンがスタートします。

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まずはその内でジャーマンレイルパスのキャンペーンについてですが、今回のキャンぺーンは7日料金を対象に、フレキシータイプの7日が通常の20%割引となり、また7日の連続タイプがキャンペーン料金として新設定されるというものになります。通常の大人料金だけでなく、2人以上同行のセーバーや25歳以下のユースなどの割引料金についてもさらにキャンペーン割引が適用になりますし、また7日料金を20%オフすると通常の5日料金より安くなりますので、7日も使わないという人にもなかなかお得なキャンペーンと言えます。

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また、今回のキャンペーンの販売期間は来月末の3/31まで、また利用期間は5月末までとなっています。これからの春からゴールデンウィークのドイツ周遊にはお勧めのキャンペーンと言えるでしょう。ただキャンペーン商品のため一度お求めになると変更やキャンセル等はできませんので、購入の際にはご注意ください。

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なお、ドイツではICEなどの高速列車も含めほとんどの列車が座席予約なしでレイルパスのみで乗車できる点や、またドイツ旅行ではフランクフルト、ベルリン、ミュンヘン、ケルンなどの国内各地の主要都市や観光地間の長めの移動を伴うこともあって、このジャーマンレイルパスは多くの国別パスの中でも一二を争う人気のパスとなっています。また人気のロマンティック街道バスやライン川の観光船などの割引も受けることができます。これからドイツへ旅する方はぜひこのキャンペーンも使ってお得な旅行を楽しんでください!

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フランスレイルパスの割引キャンぺーンが2月よりスタート予定! / France railpass campaign-launched on Feb

早いもので今年になってもう1か月近くがたちましたが、来月2月よりその名の通りフランスでお使いになれる、フランスレイルパスのキャンペーンがスタートの予定となりました。

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今回のキャンペーンでは、昨年秋のキャンペーンと同様にパス料金が、利用日数やクラス、ユースやシニアなどの料金カテゴリーにかかわらず、一律20%オフとなります。セーバーやユースなどすでに割引になっている料金にもさらに適用となりますので、その場合は「ダブル」でお得に購入可能となります。

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またキャンペーン期間としては、今回は3月末までの購入分が対象となります。これからの冬から春にフランス旅行を計画している方にちょうどのタイミングです。フランスレイルパスは最短日数が1日からで、フレキシータイプのその1~9日と15日、連続タイプの2/4/5/8/15日とバリエーションが幅広くなっていますので、さまざまな旅行の日程に応じた日数を選ぶことが可能です。ただキャンペーン商品のため、一度購入した後の変更やキャンセル等はできませんので、お求めの場合にはご注意ください。

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なおフランス内の長距離列車はほとんど全てがTGV(またはIC)など全席予約制となっていますので、そうしたTGVを利用の場合レイルパスの他に座席予約(有料)が必要となります。パスのみで乗車してしまうと車内で罰金的な料金を払わされる場合がありますので必ず事前の予約を心がけてください。もちろんTERやRERなどのローカル列車については予約なしでパスのみでの利用も可能です。

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11月のパリの事件以降ようやくフランス内も落ち着きを取り戻してきたようですので、この機会にぜひフランス内を列車で周遊してみてはいかがでしょうか。

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トレンイタリア 新型車両フレッチャロッサ1000 快走中/ TrenItalia Frecciarossa1000

さてイタリア国鉄にあたるトレンイタリアの看板列車と言えば、イタリアンレッドがトレードカラーのフレッチャロッサ(「赤い矢」の意味)ですが、そのフレッチャロッサの最新車両であるフレッチャロッサ1000が先月のスケジュール改正からより多くの便でお目見えしています。(下の画像の車両は少々汚れ気味ですが。。。)

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エクステリアは、鮮やかなレッドとグリーンなどの色使いも相まってまさに「イタリアンデザイン」といった雰囲気です。フェラーリなどのイタリアンスポーツカーと同様、見ため的にもいかにも「速く走りそう」と訴えかけてくるような外観で、個人的にはここ最近のヨーロッパの新型車両として一番印象的です。もちろん最新型だけに、性能的にも最高時速400キロ走行に対応可能となっています。

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クラスとしては従来のETR500同様、超ゆったりした特等にあたるエグゼクティブ、通常の1等のビジネス、2等ながら1等並みのサービスのプレミアム、そして通常2等のスタンダードの、4カテゴリーからなっています。車内のインテリアは、従来のフレッチャロッサの車両(ETR500)に比べると多少シンプルで、より未来的な雰囲気といったところでしょうか。もちろんドリンクや簡単な食事もとれるバー車両(ビストロ車両)も連結されています。

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現在このフレッチャロッサ1000はローマとミラノ間のノンストップ便をメインにトリノやナポリまで運行されています。乗ってみたい方は、下のタイムテーブルが現時点でこの車両で運行される便のリストになりますので選んでみてください。(image: trenitalia.com)

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高速列車先進国イタリアの魅力がふんだんに盛り込まれたこのフレッチャロッサ1000で、より快適なイタリア旅行をエンジョイしてください!!

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デンマーク⇔スウェーデン間の列車が国境等で乗換となりました/ Train between Sweden & Denmark suspended

さて正月気分もそろそろ抜けてきたところですが、先週末の1月4日からスウェーデンの国境管理が強化され、スウェーデンとデンマーク間のX2000などの列車が国境等で乗り換えが必要となりました。スウェーデンとデンマーク間の列車は、ストックホルム/コペンハーゲン間などスウェーデン国鉄が運行する特急のX2000と、デンマーク側の運行会社「オーレスンドトレイン」が運行するコペンハーゲンとマルメやヨーテボリ間などの近郊列車の2つがあるのですが、いずれもこうした国境管理のため急遽運行スケジュール等が変更になったのです。

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まずX2000の方はスウェーデン南端のマルメとコペンハーゲン間は運行休止となり、ストックホルム/マルメ間のスウェーデン内のみの運行となりました。ですのでコペンハーゲンとの間の移動はマルメで乗り換えてデンマーク側の近郊列車などを利用する必要があります。

X2000

一方近郊列車の方はコペンハーゲンから、マルメなどスウェーデン行きについては、始発駅が従来のコペンハーゲン中央駅から空港駅へと変更となり、また空港駅での乗車時にパスポートコントロール等が行われることとなりました。ですので中央駅からの利用の場合は空港駅で一度乗り換えてマルメなどスウェーデン方面へ向かうこととなります。一方スウェーデンからコペンハーゲン方面への近郊列車については通常運行となり、特にパスポートチェックもなく、そのまま中央駅まで利用することができます。

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このため、利用客も多い、コペンハーゲンの中央駅からストックホルムへ行く場合は、当面、コペンハーゲン中央駅→(近郊列車)→空港駅→(乗車時にパスポートチェック/近郊列車)→マルメ→(X2000)→ストックホルムと、空港駅とマルメで乗り換えての移動となります。
一方ストックホルムからコペンハーゲン中央駅へは、ストックホルム→(X2000)→マルメ→(近郊列車)→コペンハーゲン中央駅で、マルメ1回乗り換えで特にパスポートチェックなしで移動が可能です。
  
難民/移民の流入に頭を痛めるスウェーデン政府がとった措置の影響なのですが、しばらくはこの両国間の列車移動についてはこうした不便さが続きそうです。また早く今まで通り便利に列車に乗れるように戻ってほしいところです。

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2016年もスタートしました!/ New 2016 season have started!!

新年あけましておめでとうございます。いよいよ2016年もスタートとなりました。本年もこのブログでは今まで以上に皆さまにヨーロッパの列車などの「とっておき情報」をご案内したいと思いますので、ぜひご覧いただければと思います。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

Murren

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