スイス シルトホルン、ピラトゥス、ティトリス 山岳鉄道 – 今年から取扱開始 / Swiss Schilthorn, Pilatus and Titlis

さていよいよシーズンをむかえるスイスのパスや列車などの情報をずっとご案内してきましたが、さらに今年から新しく日本での取り扱いがスタートとなったのが、これらのシルトホルン、ピラトゥス、ティトリスの「山岳鉄道」です。もっともいずれもロープウェイなどが含まれていますので、純粋に「鉄道」というよりは、「山岳交通機関」というのが正確なところでしょう。いずれもインターラーケンやルツェルンからわりと近く、比較的気軽に観光できる山々になります。

まずシルトホルンはユングフラウのすぐ隣に位置する山になります。山上の標高は2970mになりますので、なかなかの高山と言えます。

Schil winter

下のマップ(シルトホルンは右の方)でお分かりになると思いますが、ふもとのミューレンへはラウターブルンネンとミューレン経由で鉄道とゴンドラを乗り継ぐか、シュテッヒェルベルクを経由してバスとゴンドラでアクセスが可能で、ミューレンからは途中のビルクでロープウェイを乗り継いでシルトホルンの山上に向かいます。このシルトホルンの山上には007の撮影にも使われた有名な回転レストランもあり、ユングフラウも含めた眺望が楽しめます。

schilthorn image:jungfrau.ch

またピラトゥスはルツェルンからの観光にぴったりの場所にあります。ルート的にはゴールデンパスライン上のアルプナッハシュタットまで列車でそこからからケーブルカーで行くルートと、バスでクリエンスを経由してロープウェイで行くルートがあり、行きと帰りでそれぞれ周遊して回るのがお勧めです。

pilatus map2

特にケーブルカーは画像のように世界最大の斜度を登っていきます。なかなかビックリな角度です。山の標高自体は2100m程度とシルトホルンなどに比べると低めですが、ルツェルンからすぐに行けるという点では結構な高さと言えます。

pilatus images: pilatus.ch

ティトリスもルツェルンから便利な位置にあり、途中のエンゲルベルクまでは普通の鉄道で、そこからロープウェイに乗って山上へ向かいます。このエンゲルベルクからのロープウェイは途中乗り換えも含めて30分ほどで一気に標高3020mの山上駅まで登っていきます。

Engelberg

また山上駅までの区間は景色が堪能できるようにゴンドラが回転することでも有名です。このティトリスでも本格的なスイスアルプスの風景が楽しめます。

titlis bergbahn image: titlis.ch

いずれの、シルトホルンもピラトゥスもティトリスも、スイストラベルパスと合わせての割引料金での手配も可能ですので、今年のスイス旅行にはぜひこれらの山々へ足を運ばれることをお勧めします。

さて何回にもわたって書いてきましたように、今年のスイスも魅力いっぱいです。ぜひこれからの夏のシーズンにぜひスイスに旅行にてスイスの列車旅を満喫してほしいと思います。

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スイス ベルニナ特急も夏の運行スタート!/Bernina Express runs in Summer

スイスの人気パノラマ列車で、氷河特急と合わせての利用にもおススメなのがこのベルニナ特急です。チューリッヒにも近いクールや氷河特急の発着駅でもある山岳リゾート地サンモリッツなどと、イタリア国境のティラノの間を、最高標高の2054mのベルニナ峠を越えて運行し、美しい山々の風景を満喫できる列車なのです。

Bernina-route image : RHB

このベルニナ特急は氷河特急と同じく今週の5/5からサマーシーズンの運行に入っています。便数としては、サンモリッツ/ティラノの間を1日2便ずつと、クール/ティラノの間を1便、ダボス/ティラノの間を1便と、合計1日各4便が運行されます。この内で特に日本からの旅行の方に人気なのはサンモリッツからの往復ですが、サンモリッツとティラノの間は片道2時間と氷河特急などと比べても短めで、わりと気楽に利用できるのが人気のポイントかもしれません。またクールとの間の場合は乗車時間が4時間ほどで、チューリッヒ方面との移動で利用する場合にはこの便を利用するのが便利です。

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image : RHB

またティラノでは、さらに観光用の路線バスのベルニナバスがベルニナ特急に接続し、保養地としても知られる湖畔リゾート地のルガーノとの間を結んでいます。これも利用すれば列車とバスで変化にとんだ風景を楽しむことができます。またティラノとミラノ間はイタリア側の列車が運行していますので、イタリア方面に抜けたりなど、スイスとイタリア方面との周遊にもこのベルニナ特急はお使いになれます。

TIRANO

なおこのベルニナ特急ももちろん1等2等を合わせ全席がパノラマ車両となっています。また氷河特急などと同様に全席が予約制となっていますので、ご利用の際にはレイルパスや乗車券にプラスして座席予約が必要となります。便や日にちによっては人気が集中して混雑する場合もありますので、利用日や便が決まっている場合には早目の予約が安全でしょう。(予約開始は乗車日の3か月前から!)
なおティラノは町としてはイタリア側になりますが、ティラノ自体が国境駅扱いとなるため、このベルニナ特急(とベルニナバス)の区間はスイスで有効なパスがあれば利用OKです。また氷河特急とは違って、スイストラベルパスだけでなく、セレクトパスなどユーレイル関連のパスでもカバーします。

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今年の夏もスイス鉄道旅行にはこのベルニナ特急がお勧めです。
詳細はこちらの当社HPからもどうぞ

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ぜひ楽しいお休みを!!/Have a happy holiday!

さて何回かにわたって今シーズンのスイスの列車や商品情報を書いてきますが、今週は連休シーズンですので、このブログもちょっとお休みにしたいと思います。では皆様ぜひ楽しいゴールデンウィークを!!(画像はルツェルン駅前です)
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スイス トランスファーチケット – よりシンプルな列車移動に! /Swiss transfer ticket

先週お書きした、スイストラベルパス/トラベルパスフレックスは有効日数が3日以上で、スイス内を何か所か周遊する場合のパスと言えますが、2日分利用でき、例えばチューリッヒからツェルマットのみ往復するといった、1か所の目的地への旅行にぴったりなのがこのスイストランスファーチケットです。

STS image : Swiss travel system

スイストランスファーチケットは1か月の間にスイスの空港駅や国境駅(とそれに準じる駅)と目的地の間で2日分の移動に使えるチケットとなります。ですので例えばシンプルなツェルマットの滞在旅行で、チューリッヒの空港駅からツェルマット間で、行きと帰りの2日分使うといった、1か所の目的地への旅行に最適のチケットです。ただ行き(1日目)と帰り(2日目)は必ずしも同じ区間を利用しなければならないわけではなく、例えば行きはチューリッヒからツェルマットで、帰りはツェルマットからジュネーブでもいいですし、さらには1日目は同様にチューリッヒからツェルマットで、2日目はグリンデルワルドからジュネーブでも構いません。要はスイス内での2日の移動分をカバーするチケットですので、さまざまなタイプの旅行で利用することが可能です。

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ただパスとは異なりますので、その利用日においては列車を自由に乗ったり下りたりできるわけではなく最短ルートで移動することとなっています。ですので、1日に何か所も行ったり来たりするタイプの旅行の場合はスイストラベルパスの方が使いやすいでしょうし、シンプルに目的地との間を移動するならこのスイストラスファーチケットがマッチしているといえます。

LUZERN

なお、単純に2日分のみの通常のスイストランスファーチケットの他に、この2日分の間(最大1か月)で、登山鉄道や列車チケットなどが半額でお求めになれるハーフフェアカードがセットになった、スイストランスファーチケットコンビも設定されています。スイストランスファーチケットコンビは2日分以外に登山鉄道や湖船の利用また列車移動などが多くある場合にとてもお勧めです。(一昨年までのスイスカードと同じものと言えます)

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このスイストランスファーチケットは、通常の観光旅行での利用の他、シーズンによってはスキーなどのウィンタースポーツでの利用にもピッタリです。またスイスは金融や化学などのビジネス大国でもありますので、そうした業務出張でお使いになるのもお勧めです。また一応現時点での料金も下に貼りましたので参考にしてください。

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(なおハーフフェアカードも単体でお求めになれます)

今年もスイスの列車旅行にはその旅程に合わせて、スイストラベルパス/フレックス、そしてスイストランスファーチケットから一番ぴったりのチケットを選んでください。お申込みはこちらからもどうぞ!

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スイスの鉄道旅行にマストなスイストラベルパスとトラベルパスフレックス/Swiss travelpasses

先月より、もうすぐハイシーズンをむかえるスイスのパノラマ列車や登山鉄道などについて何回か書いてきましたが、今回はこうしたスイス内の列車などをカバーするスイストラベルパスについてご案内しておきましょう。なおこのパスは以前はスイスパスと呼ばれていましたが、昨年から名前がスイストラベルパスとなり、商品内容もかなり変更となりました。

STS image : Swiss travel system

まずこのスイストラベルパスで特徴的なのは、その有効範囲です。このパスは、他の国のパスとは違って、列車だけではなくバスや͡湖船や市内交通にも利用できさらに登山鉄道などの山岳交通機関にも割引があるなど、スイス内の交通機関を全体的にカバーしている点です。ですので通常の町から町への移動は列車で、鉄道のカバーしない小さな町へはバス(ポストバス)で、というようにこれ1枚でスイス内の交通がみなカバーできるのです。これがほかの国のパスにはない大きな特徴です。また、スイス内では氷河特急のルートの西半分などユーレイルのパスではカバーしない区間もあり、それもこのスイストラベルパスのアドバンテージと言えます。

STS MAP image : Swiss travel system

またこのパスには、通常の連続タイプのスイストラベルパスと、1か月以内で飛び飛びで日にちを利用できるフレックス、そしてそのフレックスにハーフフェアカードをプラスしたフレックスコンビ(ハーフフェアコンビ)の3タイプがあります。日数の設定としてはいずれも3日/4日/8日/15日の4タイプで、列車などの移動が毎日に近いくらいある場合には連続タイプ、何か所かに数日ずつ滞在して移動するのであればフレックス、さらにその滞在地などで登山列車などを多く乗るのであれば、フレックスコンビがお勧めと言えます。なおフレックスの場合、ほかの国のパスと違って、日にちをカウントしない日は登山鉄道や列車などの半額程度の割引を受けることができませんのでご注意ください。一応下の画像が4月現在のそれぞれの料金になります。

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なおクラスとしてはもちろん1等と2等の両方の設定があります。1等はそこそこ高めにはなりますが、席はゆったりとしていますし、混雑することも少ないので、より利用しやすいでしょう。また他の多くのパスに設定されている2人以上同行用のセーバー割引はないのですが、同行のお子さんが無料になるファミリーカードや、25歳までのユース料金が設定されていて、年齢によってはかなり割安になります。

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なおスイス内の列車は、取り上げてきた氷河特急やベルニナ特急など観光用のパノラマ列車を除けば、特に座席予約は必要ありませんので、パスで自由に列車を乗り降りすることができます。この点もこのパスが人気の理由と言えます。

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今シーズンのスイスの鉄道旅行にはこうした点をふまえて、どのパスを使うかお決めいただければと思います。なお、この他にも、1つの目的地を往復するタイプの旅行には、スイストランスファーチケットや、そのハーフフェア割引付きタイプのスイストランスファーチケットコンビもありますので、これはまた次回にご案内したいと思います。

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スイス ゴールデンパスライン 手軽で本格的なパノラマルート/ Swiss Goldenpass line

さて、多くのスイスのパノラマ列車ルートの中でも、チューリッヒやジュネーブからアクセスも良く、比較的気軽に楽しめるのがこのゴールデンパスラインと言えるでしょう。チューリッヒにも近いルツェルンからユングフラウの麓のインターラーケンそしてレマン湖沿いのモントルーとの間の観光ルートがこのゴールデンパスラインで、それほど標高も高いというわけではないのですが、アルプスの山々や湖水の眺めなど、なかなか本格的なスイスらしいパノラマを楽しめるルートなのです。ルートは東側のルツェルン/インターラーケンと、西側のインターラーケン/モントルーで分かれていて、それぞれ趣きの違った風景が楽しめます。

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東側のルツェルン/インターラーケン間は1時間おきに列車が運行され、いずれの便にもパノラマ車両が連結されています。所要時間は2時間ほどで、途中のザルネン湖の美しい青い湖水や、急勾配をラックレールを使って登っていく迫力のブリューニック峠越え、またブリエンツ湖越しのユングフラウの眺望など、その間飽きることはないでしょう。また風景を眺めながら食堂車での食事も楽しめます。

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またインターラーケン/モントルー間は途中のツバイジンメンで乗り換えて大体2時間半くらいの行程となります。そのツバイジンメン/モントルー間は、モダンな全席パノラマシートのゴールデンパスパノラマと、「旧き良き時代」をイメージしたレトロ車両のゴールデンパスクラシックが運行され、このゴールデンパスラインでも一番の人気区間と言えます。

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車窓からの風景をより楽しみたいならパノラマ、雰囲気を味わいたいならクラシックということで、旅行スタイルに応じて選ぶのがいいと思います。もちろんいずれも車内で軽食やワインなどをとることも可能です。またゴールデンパスパノラマの1等最前列シートのVIP席は遮るもののない風景が楽しめます。

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もちろん1日でそのまま全ルートに乗ることもできますが、せっかく途中でインターラーケンも通りますので、ユングフラウやシルトホルンに登ってみるなど、ゆっくり日数をかけての周遊もお勧めです。モントルーに滞在するなら、チョコレートやチーズの試食も楽しめる列車パッケージのチョコレートトレインも楽しいと思います。

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なおこれらのゴールデンパスラインの列車は座席予約なしでも利用はできますが、これからのハイシーズンには、人気の高いゴールデンパスパノラマやゴールデンパスクラシックについては、特に予約しておいた方が安全でしょう。またVIP席やチョコレートトレインは予約マストとなります。詳細情報などはこちらの当社HPもご覧ください。
ともかくも、このゴールデンパスラインは定番としてお勧めできるスイスのパノラマルートなのです。

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スイス ツェルマットピークパス 4/18より夏のシーズンイン / Zermatt peakpass in Summer

先週のユングフラウと並ぶスイスアルプスの山岳リゾートと言えば、切り立った山容が象徴的なマッターホルンの麓に位置し、また氷河特急の発着駅にもなっている、ツェルマット一帯と言えるでしょう。ツェルマットは標高約1600mになり冬はスキーなどウィンタースポーツのメッカとしても知られます。そしてスキーシーズンは4月中旬で終了となり、今年は4/18よりサマーシーズンへと入るのです。

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このエリアにはゴルナーグラート鉄道をはじめ多くの登山鉄道やゴンドラなどが運行されているのですが、そうした山岳交通機関が全て乗り放題となるのがこのツェルマットピークパスです。このツェルマットの山岳エリアには、マッターホルンの展望台として有名なゴルナーグラートへのゴルナーグラート鉄道、スイスの最高標高駅でもあるクラインマッターホルン(マッターホルングレーシャーパラダイス)へのゴンドラ(乗り継ぎでいくつかの路線があります)、またより気軽に山々の展望楽しめるのスネガ/ロートホルンへの鉄道やロープウェイなど、多くの山に登るための乗り物が運行されているわけですが、このツェルマットピークパスがあればその全てを利用することができるのです。

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このツェルマットピークパスは有効期間については最短は3日から、長いものは1か月、またとびとびで使えるタイプもあって、どれくらい滞在するかといった旅程に応じて選ぶことができます。また今シーズンの場合は、6/24までは一部のルートが運休していることもありミッドシーズンということで少々安い料金となっています。またスイストラベルパスやハーフフェアカードをお持ちの方には25%程度の割引もありますので、スイスの鉄道周遊の方にもおすすめです。

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ただ、6/24までのミッドシーズン期間についてはまだ運休中の区間もあります。クラインマッターホルンへのトロッケナーシュテックからの区間は5/2から13までは点検のため運休となりますし、またフリからシュバルツゼー経由のトロッケナーシュテックまでのルートはそもそも6/24まで運休となります。またスネッガ/ロートホルンのエリアについては5/25まで全て運休となっています。この期間に旅行する方はお気を付け下さい。6/25からのハイシーズンはすべての区間が運行となって、パスもフルにご利用になれます。

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ぜひこれからのサマーシーズン、ツェルマットでこのピークパスを使って美しいマッターホルンやモンテローザなどの山並みを満喫してほしいと思います。氷河特急とも合わせての利用もお勧めします。ピークパスとゴルナーグラート鉄道の詳細は当社の こちらのページもご覧ください。

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スイス ユングフラウ鉄道 ユングフラウトラベルパス&VIPパスは4/30から利用開始!/ Swiss Jungfrau Railways

ブリュッセルでは事件が起きて、ヨーロッパ全体でバタバタしていますが、前回の氷河特急に引き続き今回もスイスです。
スイスアルプスには多くの山々に登山列車が運行されていますが、そうした登山鉄道の中でも一番の人気と言えば、山岳リゾート地として有名なインターラーケンやグリンデルワルトと世界最高標高のユングフラウヨッホなどを結ぶ、このユングフラウ鉄道でしょう。ユングフラウ鉄道でも、そろそろスキーシーズンも終わって、サマーシーズンの運行がスタートとなります。

JB_004 image : Jungfraubahnen

今シーズンのユングフラウ鉄道のトピックは、昨年までの「ユングフラウ鉄道パス」が名前と日数設定を変え、新しく「ユングフラウトラベルパス」となったことです。今までのユングフラウ鉄道パスは6日のみで長めの滞在用というイメージでしたが、今シーズンのユングフラウトラベルパスは3/4/5/6日にバリエーションが増え、より幅広い旅行の方が利用できるようになっています。このパスで、ユングフラウエリアのほとんどの登山列車や山岳交通機関が日数分乗り放題となり、とても便利でお得と言えるでしょう。ただ山上のユングフラウヨッホへの路線については割引のみとなっていますので、この区間を利用の際には別途料金が必要となります。

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また、やはりユングフラウヨッホの区間もカバーするパスがいい、ということでしたら、おすすめはユングフラウVIPパスになります。ユングフラウトラベルパスに比べると利用できるエリアが多少狭くなり、日数は3日のみとなりますが、ユングフラウヨッホを含めて利用ができます。このエリアを2~3日滞在してするということでしたらこのVIPパスがお勧めです。また去年より料金がだいぶ安くなって、通常のインターラーケンからユングフラウヨッホの往復乗車券料金と同じくらいの金額で利用できるようになりました。ただスイストラベルパスやハーフフェアカードでの割引は今シーズンからなくなっていますので、こうした割引を使いたい場合にはユングフラウトラベルパスか乗車券を利用した方がお得かもしれません。

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なお今年はこれらのパスは4/30から利用期間スタートとなります。また通年運行のインターラーケンとユングフラウヨッホ間のメインルートなどに加え、今シーズンは4/23からハーダークルム、4/30よりフィルスト、5/28よりシーニゲプラッテやメンリッヒェンへの路線がサマーシーズンの運行を再開して、ユングフラウ鉄道各線でフル運行となる予定です。ゴールデンウィークからのスイス旅行には、ぜひユングフラウトラベルパス/VIPパスを利用してユングフラウのいかにもスイス的な美しい風景を楽しんでいただければと思います。より詳細情報はこちらの当社HPもご覧ください。

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スイス氷河特急 今年は5/5から夏スケジュールの運行開始!/Glacier Express goes in Summer

そろそろ観光シーズンの近づいてきたスイスですが、そのスイスの代表的なパノラマ列車と言えばやはりこの氷河特急(氷河急行/Glacier Express)でしょう。この氷河特急は、マッターホルンの麓の山岳リゾートで有名なツェルマットと、ちょっとセレブな高級リゾートで知られるサンモリッツの間を、ゆっくり8時間ほどかけて風景などを楽しむための列車で、これからの夏の時期は予約が取りにくくなるくらいの人気となります。

Oberalp photo:MGB

この氷河特急ですが、今年は5/5から夏の運行体制に入り、片道あたり1日2便の運行となります。そして6/13からは10月まで1日それぞれ3便が運行されます。この3便はそれぞれサンモリッツとツェルマットを朝8時頃、9時頃、10時頃と1時間おきに出発し、8時間ほど後の夕方16時頃、17時頃、18時頃の到着となっています。数年前までは、便によって所要時間がまちまちだったり、途中で連結や分割するなど複雑な運行スケジュールでしたが、去年からこうしたシンプルでわかりやすいスケジュールに変わっています。また同時に以前のダボス発着便は特に直通がなくなり、途中のフィリズールで乗り換えが必要となっています。

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またこの氷河特急はいずれも画像のようなルーフまでがガラスとなったパノラマ車両となっていて、切り立った山々の景色もよく見えるようになっています。1等席と2等席があり、1等は通路を挟んで1列+2列の3列席、2等は2+2列の4列席となっていていずれもボックス席(4人か2人)となっています。

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また、1等も2等も全て予約制となっていて、予約は乗車日の3か月前からオープンとなりますが、6~8月は人気が高く、日にちや便によっては席が取りづらくなる場合もありますのでやはり予約は早めがお勧めです。ただ乗車日が近づくとキャンセル等で逆に席が取れる場合もありますので、一概に早ければいいというものでもないようです。

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またこの列車でぜひ楽しみたいのが、人気の車内でのコースランチです。それぞれの座席へのサーブされるのですが、単なる駅弁とかそういう雰囲気ではなく、基本的に前菜からメインそしてデザートのコースメニューとなっています。これにさらにワインやコーヒーをプラスすれば、美しい車窓風景を楽しみながら、本当に優雅なランチタイムが過ごせるでしょう。

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なおこの氷河特急は、スイストラベルパス/トラベルパスフレックスはもちろんご利用になれますが、グローバルパスやセレクトパス、ジャーマン/スイスパスなどのユーレイル関連のパスの場合、ルート西側のディセンティス/ツェルマットをカバーしていません。(割引はあり) ですので他の国と合わせてユーレイルのパスを使う場合にはちょっと注意が必要です。

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スイス列車旅の「鉄板」と言えるこの氷河特急に乗って、ぜひ1日ゆっくりスイスアルプスの車窓を楽しんで欲しいと思います。スケジュールなどの詳細は当社のページをご覧ください。

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今年のスイスのシーズンもまもなくです!/Swiss season is approaching

3月も中旬になって日本でもちょっとずつ春っぽくなってきましたが、今年のスイスの観光シーズンもそろそろ近づいてきました。スイスの多くの登山鉄道や観光列車は冬の時期は運休や減便していたりするのですが、これがスキーシーズンが終わる4月や5月からそろそろオンシーズンの運行をスタートさせるようになります。今シーズンの運行予定なども決まってきましたので、これから何回かにわたってスイスの人気のパノラマ列車や登山鉄道の今年の情報について書いていきたいと思います。今回は簡単にそれぞれの列車などのトピックをまとめてみました。

STS Logo:swisstravelsystem.com

☆氷河特急
サンモリッツとツェルマットを結ぶスイスの一番人気のパノラマ列車、氷河特急(グレーシャーエキスプレス)は、現在は冬シーズンの1日1便の運行ですが、5/5からサマースケジュールとなって、1日2便の運行体制となり、料金もサマー料金となります。また6/11からは1便増便され、1日3便のフル運行体制となります。

GEX

☆ベルニナ特急
クールやサンモリッツとイタリアのティラノを結ぶベルニナ特急については、現在のウィンタースケジュールでは片道あたり1便ずつですが、氷河特急と同様5/5からサマースケジュールに入り、クールから1便、ダボスから1便とサンモリッツから2便の合計1日4便がティラノとの間で運行されます。またティラノとルガーノ間を結ぶベルニナバスは早めに3/25から運行開始となります。

TIRANO

☆ウイリアムテルエキスプレス
ルツェルンとロカルノの間をレイククルーズ船とパノラマ列車を乗り継ぐパッケージがウイリアムテルエキスプレスで、通年運行はしていますが、今シーズンは4/16から夏スケジュールとなり、さらに5/28から1日2本のフル体制となります。

LUZ

☆ゴールデンパスライン
モントルーとインターラーケンなどを結ぶ観光ルートがゴールデンパスラインで、ゴールデンパスパノラマやゴールデンパスクラシックなど多くの観光列車が運行しています。これらのゴールデンパスパノラマ/クラシックは通年運行ですが、5/1よりさらに列車とチョコレート工場などの観光がパッケージになった、チョコレートトレインの今シーズンの運行がスタートします。

ZWEIS

☆ユングフラウ鉄道
スイスの一番有名な登山鉄道と言えるユングフラウ鉄道については、通年運行のユングフラウヨッホへのメインルートに加え、今シーズンの予定では、4/23にハーダークルムとシーニゲプラッテ、5/7にフィルスト、そして5/28にメンリッヒェンへのルートが運行を再開し、全線運行となる予定です。また今シーズンからは、昨年までのユングフラウ鉄道パス(6日)が、ユングフラウトラベルパスと名前を変え、日数も3/4/5/6日から選べるようになります。ユングフラウヨッホまで利用できるユングフラウVIPパス(3日)と合わせて4/30からの利用スタートとなります。

JUNG

☆ツェルマット ゴルナーグラート鉄道
ユングフラウと並ぶ一大アルペンリゾートのツェルマットエリアでは、ゴルナーグラート鉄道などは通年運行ですが、シュバルツゼーなどへのゴンドラは6/25からの運行再開予定となっています。このエリアの登山鉄道等が乗り放題のツェルマットピークパスはサマーシーズンの利用が4/18よりスタートとなり、スイストラベルパス割引料金なども適用となります。

ZMT

ざっとまとめるとそれぞれこのようになりますが、また来週より個別の列車/鉄道についてご案内していきたいと思います。

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