ドイツ 主要ルートのフランクフルト/バーゼル線が10/7まで一部区間でICEなど運休 !/ German trains suspended

8月ももう残り数日ですが、ドイツでは今月13日からフランクフルトなどドイツ主要部とバーセルなどスイス方面を結ぶメインルートが、途中のラシュタット(Rastatt)近くでの工事の影響等により、一部区間で不通となり、この区間を走るICEなどが運休となっています。

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原因は線路の真下で行われていた新しいトンネル工事の影響で、線路の地盤が流出してしまったことだそうですが、これによりドイツからバーゼルなどスイス方面へのICE等はカールスルーエやラシュタット止まりに、またスイス方面からドイツへはバーデンバーデン止まりになり、この不通区間はバスによる代行運転が行われています。このためこのルートを利用の場合は通常よりも所要時間が60分程度長くなるとのことです。そのあたりのICEの運行は今のところ下のようになっています。(info from DB)
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また、パリとシュトゥットガルトなどフランスとドイツをを結ぶTGVは一部迂回ル-トを通るなど特別スケジュールでの運行となっており、またチューリッヒとハンブルクを結ぶ夜行列車のナイトジェットは当面運休となっています。TGVやナイトジェットの運行については現時点で下のようになっています。(info from DB)

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復旧については、工事が複雑なため1か月以上かかる見通しとなり、現時点で運行再開予定は再来月10/8となっています。まだまだ夏から秋の観光シーズンで旅行される方も多いですし、このあたりは出張で列車を利用する方も多いですが、それまでの時期に、こうしたドイツ/スイス間での移動や、バーデンバーデンやカールスルーエ、フライブルクなどへの旅行を予定されている場合には運行状況やスケジュールをよく確認されることをお勧めします。

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なおそれ以外のドイツ内外の列車については通常通りの運行となっています。ジャーマンレイルパスの10日と15日のキャンペーンも来月末まで続きますので、これからのドイツ旅行もお勧めです。

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ブリットレイル関連パス +1dayキャンペーンスタート! 9/15まで!! / Britrailpasses Freeday campaign

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8月も早いものでもう後半に入りました。東京ではぐずついた天気が続いていて、ここのところあまり夏という感じでもないですが、今シーズンも今週末から夏のイギリスのブリットレイル関連パスの+1dayキャンペーン(フリーデイキャンペーン)がスタートとなりました!

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このキャンペーンは、来月15日までの、ブリットレイルパス、ブリットイングランドパス、ブリットサウスウエストパス(いずれもフレキシー含む)の購入分を対象に、通常と同料金で1日分多く利用できるという内容になります。例えば3日のパスであれば同じ料金で自動的に4日分ご利用になれます。同様に4日であれば5日分、8日ならば9日分と、1日多くお使いになれます。例えばブリットレイルパス(連続)2等の場合、3日が¥23900で4日は¥29500ですので、キャンペーン利用で¥5600分お得になると思っていいでしょう。

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このキャンペーンは9/15までの購入分(発券分)までが対象で、購入さえしておけば特に利用日の制限はありません(最大発券日から11か月後まで利用可)ので、直近の夏の旅行にはもちろん、お決まりであれば秋冬の旅行に使うことも可能です。また払戻等も通常のパスと同様に可能ですので安心して(?)利用できるキャンペーンだと思います。

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イギリスはドイツなどと同様に、夜行などのごく一部を除いて、長距離であっても予約なしで乗車できますので、こうしたレイルパスがとても使いやすい国と言えるでしょう。気ままな自由旅行にこのブリットレイル関連のパスはまさにぴったりと言えます。ヴァージントレインなどの高速列車も予約なしもで乗れますし、もちろん長距離や混雑する時間帯の移動の場合は座席予約も可能です。

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また旅行するエリアに応じて、スコットランドなども含むイギリス全体の旅行にはブリットレイルパス、ロンドンと湖水地方やマンチェスターなどブリテン島内の主要エリアならブリットイングランドパス、またコッツウォルズ地方などイングランド南部やウェールズの一部あたりだけならブリットサウスウェストパスと、パスを選ぶことができます。下の、少々お高めで知られるヒースローエキスプレスもこのパスで利用できますので、この点もブリットパスのアドバンテージの1つと言えるでしょう。

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ぜひ今年のイギリス旅行には、このブリットレイル関連パスの+1dayキャンペーンを利用して、便利でお得な列車移動をエンジョイしてください! ⇒パスのお求め等はこちら

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スイス ツェルマットピークパス 1日&2日料金で、人気拡大中/ Zermatt Peakpass 1&2days

(スイス関連チケットのお求めは、当社 スイスショップよりどうぞ)
前回はスイスのユングフラウについて取り上げましたが、スイスアルプスでそのユングフラウと人気を二分するのがこのマッターホルンと言えるでしょう。ユングフラウは大体3つの峰が連なっているのに対し、マッターホルンは切り立った独立した山容が魅力といえます。そしてそのマッターホルンの「ベース基地」のツェルマットで利用できるツェルマットピークパスが、今年は新しく1日料金と2日料金が追加されたこともあって、さらに人気が拡大中です。

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昨年までこのツェルマットピークパスは最短が3日で、1~2泊くらいの滞在の場合も多い日本旅行客にはやや利用しづらい面がありました。これが今年から1日料金と2日料金ができたおかげでより多くの人にとってぐっと利用しやすくなりました。

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このツェルマットピークパスは、ツェルマットエリアの山岳鉄道をはじめとするほぼ全ての交通機関が利用可能です。ツェルマットにはマッターホルンをのぞむ展望スポット(ピーク)が、大きく言うと、ゴルナーグラート、クラインマッターホルン(マッターホルングレイシャーパラダイス)、スネッガ+ロートホルンの3か所あり、これらへ上る、登山鉄道やゴンドラなどの山岳交通機関が全てこのパスで利用可能です。なおゴルナーグラートへはゴルナーグラート鉄道で1本ですが、マッターホルングレッシャーパラダイスやロートホルンへはゴンドラや鉄道を乗り継いで上がっていくことになります。

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またこの他にも、グリーンとレッドの2ルート村内を循環しているバスも利用可能です。ツェルマットの町も意外と川沿いに細長く続いていて、ツェルマットの本駅やゴルナーグラート鉄道の駅とマッターホルングレイシャーパラダイス方面へのゴンドラの駅は結構離れていますので、そうした時もこのバスは重宝します。さらに大駐車場のあるテーシュとの間の列車にもお使いになれます。ただ町中を走る電気タクシーやスキー専用のリフトなどにはお使いになれませんのでご注意ください。

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なおこのツェルマットピークパスにはスイストラベルパスやハーフフェアカードなどをお持ちの方には割引もあります。ただスイストラベルパスフレックスについては利用日のカウントが必要となりますので、パス割引にするか通常料金を利用するかよく計算してみるといいと思います。ちなみに本券は写真入りのICカード(パスモやスイカの大きさ)になり、本券受取の際には簡単な写真撮影もあります。

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ツェルマットは今年から、スイストラベルパスだけでなく、スイスで有効なユーレイルセレクトパスやグローバルパスでも普通にカバーするようになり、ぐっと鉄道旅行に組み込みやすくなりました。そんなツェルマットの魅力をこのツェルマットピークパスでぜひ満喫してほしいと思います。ピークパスの詳細はこちらの当社HPでもご確認ください。

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ユングフラウVIPパスとユングフラウトラベルパス その違いは? /Jungfrau VIPpass and travelpass, how differrent?

(ユングフラウVIPパスなどのお求めは当社ユーリンクHPまたはスイスショップよりどうぞ)
このハイシーズンの夏の時期、スイスで大人気なのがユングフラウ鉄道ですが、そのユングフラウ鉄道で利用できるパスにはユングフラウVIPパス(8月現在¥25500)とユングフラウトラベルパス(8月現在¥23500~)の2タイプがあります。今回はこの違いをご案内しておきましょう。
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まず違いはその有効範囲にあります。通常のインターラーケンからグリンデルワルドやラウターブルンネンを通ってクライネシャイデックの間や、ミューレン、メンリッヘン、フィルスト、ハーダークルム、シーニゲプラッテなどへの区間はどちらのパスでもご利用になれますが、違いはトップのユングフラウヨッホまでの区間がVIPパスは含まれている(1往復のみ)のに対し、トラベルパスはそのままでは利用できず、追加料金が必要になることです。

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ユングフラウヨッホは「Top of Europe」の名前の通りヨーロッパの登山鉄道の最高標高駅(3454m)で、このユングフラウ観光のハイライトとも言えますので、シンプルにユングフラウヨッホを目指す場合にはVIPパスの方がおすすめと言えます。一方トラベルパスの方にはさらにグリンデルワルド周辺のバス路線や一部のゴンドラ、またブリエンツ湖の観光船(
日以上の場合)など、利用範囲が広くなっていますので、ユングフラウヨッホにこだわらず、特にじっくり各地を刊行する場合にはベターかと思います。下のマップの内、上がVIPパス、下がトラベルパスとなりますので比べてみてください。

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また有効日数については、ユングフラウVIPパスは3日のみの設定となっています。多くの日本からの旅行客はこのユングフラウエリアで2泊程度ということを考えると、おおむねピッタリの日数設定かと思いますが、一方ユングフラウトラベルパスは3日/4日/5日/6日と設定があり、より長い滞在などにも対応可能です。じっくり滞在する方にはトラベルパスがおすすめです。

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そしてこのユングフラウエリアには、レイルパスを利用して旅行する場合も多いと思いますが、スイスで有効のスイストラベルパスやハーフフェアカードで割引となるのはユングフラウトラベルパスの方のみとなります。ですのでこうしたパスと合わせて利用する場合にはユングフラウトラベルパスもおすすめです。ただスイストラベルパスフレックスを利用の場合は割引を受けるには日数のカウントが必要となりますし、ユーレイル関連のパスの場合はもともとどちらのパスも割引の対象となりませんので、この点はさほど大きいポイントにはならないかもしれません。

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なお今シーズンはこのユングフラウVIPパス、ユングフラウトラベルパスともに、利用期間は10/22までとなります。ぜひご自身の旅行にフィットするパスを選んで、それまでの時期にこの美しい風景と自然を満喫してほしいと思います。詳細情報は下の当社のHPまたはウェブショップよりご覧ください。

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