ドイツ ICEの新型車両「ICE3neo」が初公開!年内に運転開始!!/ ICE3neo newly introduced!

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

ヨーロッパでは、相変わらずオミクロン株の流行が続いていますが、イギリスやスイス、デンマークなど行動制限の緩和もどんどん進められてきています。これから春になってくれば今度こそコロナ問題も収束へ向かうのかもしれません。

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image: inside.bahn.de

そんな中先週の2/1に、ドイツの高速列車ICEの新型車両ICE3neo(ICE3-408系)がベルリンで初公開されました。このICE3neoはICEの現在のフラッグシップ車両であるICE3の改良版で、 メーカーのジーメンスではVelaroと呼ばれるタイプの車両になります。上の画像でもわかるようにパリとの間のICEで使用されているICE3-407や、ユーロスターに採用されたe320(VelaroD)と見た目はほぼ同じで、もともとのICE3をややエネルギッシュにしてちょっとICE4に寄せたとデザインと言えるかもしれません。

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mage: inside.bahn.de

また最高営業運転速度は今までどおり320KPHで、画像でも見れますが従来のICE3よりも座席の設備や車内照明がさらに改良され、荷物スペースも拡大し、バリアフリー性も向上するなど、より快適で便利な利用ができるようになっているとのことです。

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この新型のICE3neoはドイツICEの主力車両の1つとして今後2026年までに30編成が導入される予定で、まずは今年2022年末のウィンタースケジュール時期から、ミュンヘン、フランクフルト、ケルン、デュッセルドルフなどを結ぶ路線で運転がスタートする予定となっています。

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またヨーロッパへの旅行が再開され、ドイツが旅行できるようになった際にはこうしたICEやICなどの列車をぜひ利用して欲しいと思います。

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スイストラベルパス&フレックスに6日料金が新登場! / New! Swiss Travelpass 6days!!

(スイスの列車チケットについては当社スイスショップよりお求め下さい)

ヨーロッパでは、まだまだオミクロン株が猛威を振るっているものの、症状が軽いのでさほど深刻な状況でもなく、また国によってはそろそろピークアウトの傾向を見せてきていています。イギリスでは今週末から多くの制限を解除するようですが、うまくいけばこの流行が集団免疫につながって早めにコロナ問題も一段落となるのかもしれません。
さてスイスの旅行に一番人気のパスと言えば、スイストラベルパス&フレックスですが、このパスに今年から新たに6日料金が登場となりました。

STS  image: swisstravelsystem.com

昨年までスイストラベルパス&フレックスの日数設定は3日、4日、8日、15日の4段階で、4日と8日でやや日数が開きすぎて、ぴったりの日数がないというケースもありました。ここに6日が増えたおかげで、スイスを1週間少々くらい旅行する場合などぐっと選びやすくなったと思います。ちなみにスイストラベルパスとフレックスの違いはその日数の使い方で、例えば6日パスであればスイストラベルパスは使い始めてからその6日間が有効、フレックスの方は使用開始から1ヶ月の間に6日分をチョイスして使用できるという点になります。フレックスの方がより柔軟に使えますがその分料金はやや高めになります。下がその今月現在の料金表になります。

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また同時に金額については、まず日数が長めの8日/15日料金については全般的に昨年と比べて10~20%値下げとなりました。スイストラベルパスは、下のマップのように列車だけでなくバスなどの各種交通機関や観光施設にも使えてさらに山岳鉄道もほぼ半額などスイスの旅行全体をカバーしてくれることもあって、その分料金が高め(特に日数が長い場合)の印象がありましたが、今回の値下げで他の国と比べてもそれほどの割高感はなくなったといえるでしょう。またこれに加えて16~25歳のユース料金についてはさらに全般的に15%程度値下げとなっていて、8日/15日料金についてはダブルで計40%程度安くなりました。物価高イメージでスイスを避ける傾向のある若い層にも料金面で訴求しようということでしょう。

STS MAP

今回の6日料金新登場と各料金の値下げでスイストラベルパス/フレックスはかなり使いやすくなったと思います。日本もヨーロッパもコロナの状況はまだ先行きが見える状況ではありませんが、今後うまくいけば旅行の再開は早まるかも知れません。今年の夏にヨーロッパへの旅行が普通に行けるようになった際にはぜひこのスイストラベルパス/フレックスでスイス旅行をフルに満喫して欲しいと思います。

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ユーロスター 先月より顔認証によるチェックインサービス「スマートチェック」の導入が開始

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

ヨーロッパでは、オミクロン株の流行で感染者が各国で1日10万単位となっていますが、症状が軽いのでそれほど深刻な状況にはなっていないようです。うまくいけばこの流行が集団免疫につながって、これからコロナ問題も一段落となるのかもしれません。
そんなヨーロッパを代表する国際列車のユーロスターのロンドンセントパンクラス駅で先月から新しく顔スキャンののみでチェックインが完了するサービスの「スマートチェック」のテスト導入がスタートしました。

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image: eurostar.com

これは最新の顔認証技術を活用し、利用客が事前にスマートフォンによりチェックインの手続きを行い、駅では専用レーンでの顔のスキャン(2回)のみでチケットの確認とイギリスからの出入国の手続きがいずれも完了するというものになります。現時点ではセントパンクラス駅から利用する際のみのサービスになりますが、特に駅スタッフとやり取りすることなく、コンタクトレス(非接触)で全部の乗車前の手続が完了するわけです。もちろん航空券などでも事前にスマホなどでチェックインを済ませておくというのは既に一般的ですが、このユーロスターのシステムの場合はさらに出入国の手続きまでできてしまうのが画期的なところです、

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なお当面この「スマートチェック」はビジネスプレミアクラス(1等ノーマル)などの利用客のみが対象となります。現時点ではテスト使用しているという段階ですので、今後この取り組みがうまく行けばビジネスプレミアだけでなくそれ以外のスタンダードプレミア(通常1等)やスタンダード(2等)のお客様にも拡大していくのだと思われます。

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どんどん新技術により、ヨーロッパでの列車の利用も便利になっています。このコロナの状況が収束して早くヨーロッパへの旅行が以前のように楽しめるようになって欲しいものです。

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2021年もありがとうございました!/ 2022 will com soon!

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

2021年ももう残り1週間ほどとなりました。今年も当社を利用いただいた方や当ブログをご覧頂いた方々にはありがとうございました。少々早めではありますが当社の2021年の営業は本日までとなります。今年は昨年に続き、旅行業にとって厳しい年となりました。コロナの流行は収まったりまた急に流行したりとなかなか先が読めませんが、来年前半にはある程度海外旅行も復活することを期待して今後に望みたいと思います。

なお今のところ来年からの新商品や商品の変更などの情報は余り入ってきていないのですが、人気のスイストラベルパス(フレックスも同様)に1月から新しく6日料金が設定されるようですので、今後料金も含め確認できましたらご案内するように致します。

なお新年の当社の営業は連休明けの11日からになります。2022年もぜひ当社ユーリンクと当ブログをよろしくお願いいたします。よいお年をお迎え下さい!

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ウィーンとフランクフルトをボーデン湖ルートで結ぶレイルジェットが今月から運行開始/ Railjet via Bodensee

(レイルジェットの手配については当社ユーリンクにご依頼下さい)

今年も早いもので残り半月あまりとなりましたが、その今週末12/12の冬スケジュール時期からオーストリアのウィーンとドイツのフランクフルト間を、途中インスブルックやボーデン湖沿いのリンダウやフリードリッヒスハーフェンそしてウルムなどを経由して結ぶレイルジェットが新しく運行を開始します。レイルジェットはご存知のようにオーストリア鉄道(OEBB)の高速列車です。

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下にOEBBからのマップを貼りましたが、ご覧になって分かるようにルートとしてはウィーンとフランクフルトを直結するためのものではなく、もともとオーストリアを東西に結ぶレイルジェット(ウィーン/ブレゲンツ間)に、さらにボーデン湖沿いを経由してフランクフルトまでの区間をつなげたような経路になっています。全区間をそのまま乗車すると12時間近く(ウィーン空港駅発着の場合は12時間以上)かかりますので、この列車でウィーンとフランクフルト間を乗り続ける人はほぼいないでしょうが、ボーデン湖沿いのフリードリッヒスハーフェンやリンダウなどと、フランクフルトやシュトゥットゥガルトなどドイツ主要都市との間や、インスブルックなどオーストリア東部とのアクセスにはとても便利な列車となっています。

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そもそもこのルートでの運行はドイツのウルムとフリードリッヒスハーフェンの区間が電化されたことも理由だそうです。フランクフルトにオーストリアの高速列車であるレイルジェットが乗り入れるのはこれが初めてですので、その点ではエポックメイキングかもしれません。ちなみにリンダウは以前にも紹介した新駅のReutin(ロイティン)駅発着となります。

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なおレイルジェットは、ゆったりとしたシートとドリンクなどのプラスサービスが売りの「ビジネスクラス」(特等にあたる)と従来からの1等2等の3クラスから座席を選べるのもアドバンテージの1つです。またドイツのICEなどと同様に、座席予約がマストでなく、パスや乗車券のみでも利用できますので、自由旅行の方には利用しやすい列車と言えるでしょう。

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ヨーロッパが以前のように旅行できるようになるのは来年からになりそうですが、今後また再開されましたら、ぜひこのレイルジェットを利用してオーストリアやドイツなどの列車旅を楽しんで頂きたいと思います。

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スペイン マドリッドとサンティアゴ・デ・コンポステラ方面(ガリシア地方)との高速新線が12/21に開業 / New high speed line in Spain

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まもなく12月となりますが、日本ではコロナ感染者は激減しているものの、残念ながらヨーロッパでは再流行の傾向が見えてきつつあります。日本からのヨーロッパ旅行の再開はまた遠のきそうですが、そんな中、来月21日よりスペインの首都マドリッドと北西部のガリシア地方を結ぶ高速新線が開業し、AVEやアルビアなどの高速列車が運行を開始することとなりました。巡礼でも人気のサンティアゴ・デ・コンポステラなどが位置するのがガリシア地方です。

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image: renfe.com

今回新しく開通する区間は下のマップでサモラ(Zamora)の先のペドラルバ(Pedralba de la Pradería)からオーレンセ(Ourense)までの長さ110キロ少々で、これによりマドリッドとサンティアゴ・デ・コンポステラの間がついに高速新線でつながることとなります。サンティアゴまでの所要時間は現在は4時間40分ほどですが、これが12/21より一気に短縮され、直通のアルビアで3時間20分前後、オーレンセ乗り継ぎのAVEで最短約3時間で結ばれることとなります。また同様にマドリッドとコルーニャ、ヴィーゴといった主要都市との間も1時間~1時間半程度大きく短縮され、途中のオーレンセまでは2時間15分程度、コルーニャは4時間程度、ヴィーゴは4時間20分程度となります。マドリッドからガリシア地方は正直今までは列車では少々遠いイメージがありましたが、今回の新線開業によりぐっとこれが近づき、一気に便利になるわけです。

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image: eurail map

また今回の12月のダイヤ改正は言わば第1弾で、来年夏からはさらに第2弾として、この区間に最高速度330KPHの新型車両(talgo106 Avril)も投入され、所要時間は全般的にさらに20分程度短縮される予定となっています。増便も進められ、さらに便利なスケジュールになる予定です。

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なおAVEやアルビアなどのスペインの高速列車(長距離列車)の座席クラスは、名称などが今年から変更され、現在は1等にあたるPrémium、中間クラスのElige、2等にあたるBásicoの3クラスのサービスとなっています。Eligeは列車によって客席タイプも変わってきますので、利用の際は確認するのがいいかもしれません。

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ヨーロッパが以前のように旅行できるようになるのは来年以降になりそうですが、今後また渡航再開となりましたら、さらに便利になるスペインのAVEなどを利用してスペインの列車旅を楽しんで頂きたいと思います

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ナイトジェットのアムステルダム/チューリッヒ便が12月から運行開始/ Nightjet Amsterdam-Zuerich from Winter

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前にご案内したパリ/ウィーン便に加えて、来月12月のウィンタースケジュール期間から、夜行列車ナイトジェットのアムステルダム/チューリッヒ便が運行スタートすることとなりました。

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ナイトジェットは、以前のシティナイトラインの路線などを引き継いで2016年に新たに運行をスタートした夜行列車で、それ以来徐々に運行区間の拡大を続け、今年に入ってからは5月にアムステルダム/ミュンヘン/ウィーン便が運行を開始し、そして12月からはパリ/ウィーン便とこのアムステルダム/チューリッヒ便も運行をスタートすることとなりました。なおパリ/ウィーン便は週3便ですが、このアムステルダム/チューリッヒ便はデイリー(毎日)の運行になります。

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image: nightjet.com

上がそのスケジュールとなりますが、見てみるとなかなかゆっくりできる時間帯になってるかと思います。またアムステルダムとチューリッヒ間はもちろんですが、そのルート上のバーゼルやユトレヒト発着での利用もできますし、時間帯的にはチューリッヒやバーゼルとドイツのケルンを結ぶ列車としても使えるようになっています。オランダとスイス間にはもちろん、ドイツ北部とスイスまたはオランダとドイツ南部といった区間の移動にも対応可能ですので、わりと幅広く利用できる夜行列車かと思います。

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ナイトジェットは区間にもよりますが、プライバシーと設備重視のデラックス個室寝台(1~3人で使用)からベーシックに利用できる座席車まで、その時の旅行コンセプトや人数また予算などに応じて、利用カテゴリーを選ぶことができます。また車内では簡単な食事も取ることは可能ですし、個室寝台利用の場合は朝食のサービスもついています。

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また前もお伝えしたように、来年2022年末までの予定でナイトジェットには、より快適で、プライバシー性を重視した新型の個室寝台やカプセルタイプのクシェット(簡易寝台)も導入される予定となっています。

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image: nightjet.com

また今後普通にヨーロッパ旅行ができるようになったら、ぜひこのナイトジェットで便利で快適なヨーロッパの夜行列車旅を楽しんで欲しいと思います。

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ベルリン/ケルンのICEが12月からノンストップ最短3時間台で運転開始/ New ICE-Sprinter Berlin/Koeln

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お伝えしているようにヨーロッパでは12/12からの冬スケジュールに切り替え時に今年も多くのダイヤ改正が行われますが、前回のチューリッヒ/ミュンヘンに続いて、新たにスピードアップが行われるのがベルリン/ケルン間です。

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首都ベルリンとライン地方の中心都市ケルンを結ぶ主要路線として、この区間にはドイツの高速列車ICEが多く運行しており、現在は速い便でも大体所要時間が4時間半くらいなのですが、この12月からは快速版ICEのICEスプリンターが運転を開始し、最速の便では4時間を切る3時間台で運行するようになります。

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image: www.bahn.de

上に貼ったのが、DB(ドイツ鉄道)のHPから切り取ったこの区間の便の、冬スケジュールからのスケジュールのサンプルになります。このICEはもともとボン発でケルンを経由してベルリンに向かいますが、ケルンの中央駅(HBF)を6:18に出てからベルリンのSpandau駅に着くまではノンストップで、終着のベルリン中央駅(HBF)には3時間54分後の10:12の到着となります。このルートのICEは通常は途中のハノーバーなどに停車するのですが、途中停車駅をなくしたこともあって、大幅な所要時間の短縮が可能となっています。やはり3時間台になればイメージ的にもぐっと近くなり、今後利用する人がさらに増えてくるでしょう。

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なおこうしたICEの車両には現在、最高運転速度320KPHを誇るフラッグシップのICE3と、エコ仕様でオールラウンダーのICE4が主に使用されています。どちらにしても車内の快適さには問題がありませんし、WIFIも装備され、食堂車(bord restaurant)も連結されています。ゆったりしたシートでは仕事をしたり食事をしたりと車内の時間を有効に使うことができます。

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ようやくコロナ流行も世界的に落ち着いてきており、今後近日中にはヨーロッパへの通常の渡航が可能になりそうです。その際ドイツを旅行される場合はさらに便利になるこうしたICEもぜひ利用して欲しいと思います

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チューリッヒ/ミュンヘン間のECが12月からスピードアップされ3時間半で運行!/ Zuerich-Munich EC(EEC)

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ヨーロッパでは、コロナ流行の影響などで予定通りに行かない区間も多いものの、12/12からの冬スケジュール期間への切り替え時にまたさまざまなダイヤ改正が行われます。前回ご案内したナイトジェットのパリ/ウィーン間の運転開始もそうですが、続いての大きなニュースがこのスイスのチューリッヒとドイツのミュンヘン間を走るEC(EEC)のスピードアップになります。

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この区間のECはスイスとドイツの主要都市を結び、観光にもビジネスにも利用の多い人気の列車です。昨年まではずっと従来の客車タイプの車両での運転でしたが、昨年12月にドイツ区間での電化や路線改良に伴って新たに電車タイプのETR610による運行となり、その前より40分短い約4時間での運転となっていました。それが今年の12月からはスイス内の改良も終了し、さらに30分スピードアップされてほぼ3時間半で両都市間を結ぶようになります。下がDB(ドイツ鉄道)から切り抜いたスケジュールのサンプルになります。

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image: www.bahn.de

ルートはオーストリアを含めた3か国にまたがり、途中スイスのチューリッヒ空港やザンクトガレン、オーストリアのブレゲンツ、ドイツのリンダウなどを経由していきます。また便数的には当面現在と同様の各6便の運行が予定されています。チューリッヒ/ミュンヘン間ももちろんですが、さらにチューリッヒ空港からスイス東部や各地への移動、ミュンヘンとドイツ南部やオーストリアなどとの移動にも便利に利用できます。

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運行車両はフランクフルト/チューリッヒ/ミラノ間やジュネーブ/ミラノ間などでも使用されているETR610ですので、車内の快適さも定評があります。もちろん1等と2等が連結され、食堂車(bord restaurant)も用意されています。(画像は現在運行しているフランクフルト/ミラノ間のものになります)

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なおリンダウは、以前はボーデン湖の島内の旧市街にある中央駅の発着で、ベネチアのように列車が橋の上を走って島内に入り、車窓からボーデン湖の風景が楽しめたのですが、昨年の路線改良の際に陸側に新駅のReutin駅ができて、以来このECもReutin駅発着となっています。(旧中央駅もInsel駅に改称) 車窓の楽しみが少し減ってはしまいましたが、それもあって大幅なスピードアップが可能となりぐっと便利になったと言えるでしょう。

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今後コロナ明けでヨーロッパへの通常の渡航が可能となり、スイスとドイツを旅行される場合は、さらに便利になるこのECもぜひ利用して欲しいと思います。ただ直近での利用の際は、ドイツではFFPマスクの着用がマストでまた各国の入国には特別ルールがあるなどいろいろな制約がありますので、よく確認されるのがベターでしょう。
なおこれ以外にも多くの区間で12月からスケジュール改正などがありますので、また今後このブログにて情報をご案内していきたいと思います。

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12月より夜行列車ナイトジェットがパリ⇔ウィーン間の運転開始/Nightjet runs to Paris from Dec

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日本でもヨーロッパでもワクチンの普及などもあってようやくコロナの流行は収束に向かってきましたが、そんな中で今週ナイトジェットのパリ/ウィーン間の運転開始が発表されました。

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ナイトジェットは、2016年に以前のシティナイトラインなどの路線を引き継いでスタートした夜行列車で、現在オーストリアを中心にドイツ、スイス、イタリアなどの国際区間も結んでおり、12/13のウィンタースケジュール期間からはパリ/ウィーン間も運行することとなります。

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スケジュールは下のようになっており、当面の運行はそれぞれ週3便となります。距離が長いため所要時間もそれなりに長めにはなりますが、夜に乗車し寝ている間に移動して朝に到着となりますので利便性も高いですし、パリとウィーンというヨーロッパの2大人気都市を乗り換えなしで結びますから、かなりの人気路線になるように思います。

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image: nightjet.com

もちろん車内では簡単な食事も取ることは可能ですし、利用クラスによっては料金に朝食も含まれます。なおパリの駅はストラスブールやミュンヘン方面への列車が発着する東駅(Est)で、スケジュール的にパリとミュンヘン間の夜行移動にも利用可能となっています。

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ちなみにこのパリ/ウィーン間には2007年に廃止(運行短縮)されるまで「オリエントエクスプレス」という夜行列車(豪華列車のオリエント急行とは別)が走っていて、それから見ると14年ぶりの復活と言えます。ヨーロッパの夜行列車は少し前まで、昼間の高速列車やLCCエアラインまた格安長距離バスなどに押され、全般的に運行を縮小させてきましたが、ここ数年来は環境意識の高まりとともに「グリーン」な移動手段として徐々に復活を見せてきています。その流れに乗ってナイトジェットも昨年からネットワークを拡げており、今回のパリ/ウィーン便に続いて、今年末か来年初頭にはチューリッヒ/アムステルダム便の運行開始も予定されています。

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image: nightjet.com

また今後このナイトジェットには来年2022年中に、より快適な個室寝台やカプセルタイプのクシェット(簡易寝台)を備えた新型車両も導入される予定となっています。来年以降になるかもしれませんがコロナも明けてまた普通にヨーロッパ旅行ができるようになったら、ぜひこのナイトジェットで便利で快適なヨーロッパの夜行列車旅を楽しんで欲しいと思います。

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