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ようやく今月より日本入国時(帰国時)の検査も緩和され、日本からの海外旅行も徐々にハードルが下がってきました。そんな中ですが、先週にユーロスターのロンドンとパリ近郊のユーロディズニー最寄りのマルヌラバレ駅との直通便が、来年6/5をもって運行終了となるとの発表がありました。
このロンドンとユーロディズニーとの直行便は、2020年にコロナ流行により運休となり、それが落ち着いてきた今年3月にようやく運行を再開したばかりだったのですが、結局再開1年少々で運転打ち切りとの残念な発表となりました。この運行終了の理由は主に、ブレグジット(イギリスのEU離脱)とコロナの流行によりイギリスとフランスの間の旅行需要が落ち、利用客の減少が見込まれることなどによるもののようです。この便は主にイギリス人向けで、日本の旅行者でロンドンとユーロディズニー間をこのユーロスターで移動する方は多くはなかったですが、以前鳴り物入りで運行をスタートしただけにややさびしい気はします。
image : eurostar.com
また先月にも、2020年からコロナ流行によりユーロスターの発着が休止となっていたロンドン近郊のエブスフリート駅とイングランド南部のアッシュフォード駅について、少なくとも来年(2023年)末までは発着休止を続けるとの発表がありました。これで当面ユーロスターのイギリス側の発着駅はロンドン(セントパンクラス駅)のみの状況が続くこととなります。
その一方で、今月からロンドン/アムステルダム便については1日各4便に増便されさらに便利になっています。今後ユーロスターとしては、メインルートであるパリ(北駅)便やブリュッセル/アムステルダム便に運行を集中し、ビジネス客の取り込みにより力を入れる方向なのでしょう。
ユーロスターと言えば、以前よりシンプルになったとはいえ、1等での車内食事サービスなどハイレベルのホスピタリティでも知られます。運行ルートなどはその時々で多少は変わりますが、イギリスと大陸を結ぶ一番便利な移動手段だと思いますので、ぜひ今後のヨーロッパ旅行の際にはご利用になって下さい。
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