シティナイトライン フランス/ドイツ線 12/14より運休/ City Night Line – Paris route suspended

29 11月

引き続き来月14日からの冬スケジュール情報ですが、ハイクオリティな夜行列車として人気のシティナイトラインのフランス/ドイツ間の便が残念ながら12/14から運休することとなりました。

CNL GERMANY

具体的に運休となる区間はパリ/ベルリン、パリ/ミュンヘン、パリ/ハンブルクの3ルートで、これによってシティナイトラインのフランス発着の便はなくなります。これらの区間はもちろん、パリ/ミュンヘンなら直通のTGVで、パリ/ベルリンやハンブルクならケルン乗換えのタリスとICEで昼間に移動できますので、今後はこれらの高速列車をご利用ください。

TGV EST THALYS KOELN

なおヨーロッパでも夜行列車の運行は徐々に減ってきていて、昨年末にはスペインとフランスやイタリアを結ぶエリプソスが運行休止となりましたし、同じシティナイトラインのデンマーク発着便も今月の初旬で運休となっています。その分昼間の列車がよりスピードアップして便利になっているという側面もあるのですが、少々さびしい感じはしますね。

DX CNL BREAKFAST

それでもこのシティナイトラインは、12月以降もドイツ、スイスを中心に、ミュンヘン/ローマやチューリッヒ/ベルリンなどイタリア、オランダ、チェコの人気都市の間を運行し、便利にまた快適に利用できる、私個人としてもおすすめの夜行列車です。シャワー/トイレの付いた個室もあって普通のホテルに近い感覚で利用でき、朝食のサービスもありますので、ヨーロッパでの列車周遊の際にはぜひ一度乗ってみてください。
CNL2015 image : citynightline.de

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12/14よりウィーン空港駅へドイツICE乗り入れ開始  ICE from/to Vienna Airport

22 11月

さてまた来月からの冬スケジュール情報ですが、ドイツのフランクフルト方面とウィーンとを結ぶICEが、12/14から新しくウィーン中央駅を経由してウィーンの空港駅まで直行することとなります。このルートのICEは2時間おきで運行され、オーストリア内はリンツなどを停車して空港駅との間を結ぶことになります。

ICE Wien

現在ウィーンの空港駅はウィーン市内との間のCAT(シティエアポートトレイン)やローカル列車のみの発着ですが、これが来月14日からこうした長距離列車も発着するようになり、ウィーン空港とリンツやドイツ西部とのアクセスはかなり便利になります。また今まで直通の電車がなかったウィーン中央駅と空港駅が2時間おきとはいえ直接結ばれることによって、空港と市内間の移動もしやすくなります。今回の直通便の運行開始によってウィーン空港からの列車アクセスはぐっと便利になると言えるでしょう。

WIE Flug

なおICEについてはドイツ内と同様オーストリア内での利用でも特に座席予約はマストではありませんので乗車券やパスのみで自由席として利用することができます。ただ長い時間を利用する場合など座席予約をしておくともちろん安全だと思います。私も以前にマインツからウィーンまで予約なしで乗った際には空いた席を求めて何度も車内を行ったりきたりすることとなりましたので。

ICE inside

どうぞ今後ウィーン空港からの各地への移動にこのICEなど列車をご利用ください。

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12/14よりウィーン/プラハ間にレイルジェット運行開始!!/ RailJet Wien-Praha

15 11月

引き続き12/14からの冬スケジュール情報ですが、オーストリアの高速列車レイルジェットがこの冬スケジュールからウイーン/プラハ間でも運行開始となります。

Railjet

レイルジェットは、オーストリア内を中心にドイツやハンガリー、スイスなど周辺国にも運行し、また赤いカラーリングが特徴的な列車ですが、このレイルジェットの運行開始によりウィーン/プラハ間は現在よりも一気に30~40分短縮されて4時間10分で結ばれることとなります。なお運行本数的には現在と同じくらいでほぼ2時間おきの運行で、ウィーンは本格開業する中央駅の発着となります。ウィーンとプラハという人気の中欧の2都市ですので、現在でもこの区間は旅行者の利用が多いのですが、スピードアップされて4時間少々(現在は5時間弱)となるとさらにぐっと便利になりますので今まで以上に利用する人も増えるでしょう。

PRG

なおレイルジェットは、フランスのTGVやイタリアのESなどとは違って、事前の予約は任意でマストではありませんので、乗車券やパスのみで座席予約なしで利用することも可能です。もちろん座席予約をして安心して利用するのもお勧めです。車内のインテリアは特にゴージャスな雰囲気ではありませんが、シンプルで上品なつくりとなっています。ビストロ車両も連結されますので車内で簡単な食事やドリンクを取ることももちろん問題ありません。

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ぜひ今後中欧を旅行される方はウィーン/プラハ間の移動についてはこのレイルジェットをご利用ください。

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12/14よりウィーン中央駅本格開業 国内外の主要列車が発着! Wien Hbf / Austria

8 11月

引き続き12/14からのウィンタースケジュール情報ですが、オーストリアに関してはニュースがいっぱいで、まず今回はこのウィーン中央駅の本格開業です。

Wien HBF

このウィーン中央駅はもともと以前に南(Sued)駅があった場所を再開発してできた駅で、2012年には近郊列車用に仮オープンはしていましたが、来月の14日よりいよいよウィーンのまさに中央駅として「デビュー」します。ロケーション的にも街の中心地のステファンプラッツやカールプラッツと地下鉄で数駅と、便利な場所に位置しています。

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12月からこの中央駅発着となるのは、オーストリア南部のグラーツやクラーゲンフルト方面の列車(レイルジェットなど)、国際間ではイタリアのベネチア方面(IC)、チェコのプラハ(レイルジェット)やポーランドのワルシャワ(EC)などの中東欧方面、ベオグラードなどのバルカン方面(EC)のすべての列車と、ドイツやスイス方面を含むすべての夜行列車、またフランクフルトなどドイツ方面との間のICEなどとなります。なおミュンヘン/ウィーン/ブダペストを結ぶレイルジェットについては従来の西駅とこの中央駅の両方に停車します。ですのでこれまで通り西駅のみの発着となるのはザルツブルクやリンツとウィーンを結ぶレイルジェットやICなどのみとなり、中央駅にターミナル駅としての役割が移ることとなります。

RailJet

なおドイツ方面からのICEはさらにウィーンの空港駅まで直結となります。12月からこのウィーン中央駅が西欧や中東欧を結ぶ列車ネットワークの中心として一気に便利になりそうです。

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12/14からミラノ/マルセイユで直通列車運行スタート! Milan/Marseille EC Thello

1 11月

さていよいよ今日から11月に入りましたが、今年は来月14日からウィンタースケジュールに入り、多くの国や区間で運行スケジュールの切り替えが行われます。新しい列車が運行開始したり、ルートや時間が変わったりするわけですが、その12/14からの新情報をこれから続けてご案内したいと思います。まずそのトップバッターはミラノとマルセイユを結ぶ新しい直通列車(EC)です。このようにコートダジュール沿いにイタリアとフランスを結ぶ列車は以前は5年くらい前までミラノとニース間で運行されていたのですが、それ以来のようやくの復活と言えます。

Timetable-Minima[1] image : thello.com

この新しい列車はミラノ/ジェノバ/サンレモ/モナコ/ニース/カンヌ/マルセイユといったルートで1日各1便が運行されます。所要時間はミラノ/マルセイユですと7時間以上となりますが、利用客の多いミラノ/ニースで4時間半少々、ジェノバ/ニースで3時間程度と利用にもそれほど問題はありません。列車はコートダジュールの海岸線沿いに走りますので車窓風景もかなり期待ができます。

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なお運行するのはフランスとイタリア間の夜行列車も運行しているTHELLO社で、より上質なサービスも期待できます。ただ残念なのは運行する時間帯で、ミラノ発もマルセイユ発も15時くらいの出発で通常の旅行者が移動に使うには少々時間帯が遅いと言わざるを得ません。今後便数増などに期待したいところです。

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いずれにしてもミラノやニースといった人気都市を結ぶ列車ですし、このあたりは冬でも過ごしやすい気候です。12月以降イタリアと南仏を旅行の方には、時間さえ合えばぜひ利用をおすすめします。

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シティナイトライン コペンハーゲン発着便 11/3より運行休止! City Night Line/Denmark

25 10月

ハイクオリティーな夜行列車として人気のシティナイトラインですが、そのコペンハーゲン発着便が11/3から運行休止となりました。コペンハーゲンからは現在、ケルンなどを経由するアムステルダム便、フランクフルトなどを通るバーゼル便、ベルリンなどにも停車するプラハ便が運行していますが、それらがみな11/2発までの運行となります。この区間のシティナイトラインはドイツやその周辺国(オランダ、スイス、チェコ)とデンマークや北欧の間を移動するのに便利で、個人的にも1年少々前にコペンハーゲンからプラハ便をドレスデンまで利用したことがあるのですが、今後は運行されなくなりますので利用を予定されている方はご注意ください。

CPH

やはり、日本ほどではないにしても、ヨーロッパでも全般的に夜行列車の運行は縮小していく傾向にあります。有名なところではスペインとフランスやイタリアなどを結んでいたエリプソス(タルゴ夜行)も去年に運行終了となりましたし、またシティナイトラインでもさらに12月のスケジュール改変ではフランスのパリ発着便が運行休止の予定となっています。コストとの絡みでしょうがないところもあるかと思いますが、こうした長く運行されていた夜行列車がなくなっていくのはさびしい気はしますね。

CNL BED  CNL ROOM

ただそれでもこのヨーロッパ内ではまだ多くの夜行列車が運行され各国の主要都市間を結んでいます。このシティナイトラインのようにシャワーなどの設備も付いた便もありますので、ヨーロッパの列車周遊であれば一度くらいこうした夜行列車に乗ってみるのも印象的で楽しいと思います。

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11月利用分からはジャーマンレイルパスの割引キャンペーンもスタート! German railpass promotion!!

18 10月

今月販売分からユーレイルグローバルパス/セレクトパス、ブリットレイルパスの割引キャンペーンがスタートしていますが、さらにジャーマンレイルパスのキャンペーンも販売がスタートしています。

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このキャンペーンは11月から1月末までの利用限定で、ジャーマンレイルパスの7日と10日料金が通常よりも25%割引になるというものです。6日までの短い日数のパスについては対象外となるものの、7日と10日については通常の1人用料金だけでなくツインやユースなどの割引料金も含めすべてのタイプがキャンペーンの対象となります。

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そんなに長く7日も10日も使わないから関係ないと思ってる方もいらっしゃるでしょうが、実は7日料金を25%オフすると4日料金よりも安くなってきます。ですので4日以上ご利用の場合にはこのキャンペーン利用がとてもお得なのです。ちなみにキャンペーンパスの2等7日ツインは2名様で¥48900、通常の2等ツイン4日は¥46800、4日は¥50400となります。ただこのキャンペーン利用の場合は購入後の変更や払い戻しができなくなりますので、その点だけご注意ください。

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これからのシーズンに、ドイツのクリスマスマーケットを周る方や、またはまたは年末年始のお休みにドイツに行かれる方にも、このキャンペーンはぜひおススメです。ぜひこのキャンペーンで冬のドイツをお得に満喫してください。

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11月利用分からのブリットレイルパスの割引キャンペーンもスタート! Britrail – UK

11 10月

グローバルパスとセレクトパスの20%オフキャンペーンに続き、イギリスで有効のブリットレイルパス/イングランドパスの割引キャンペーンも販売が今月よりスタートしました。このキャンペーンは11月から来年2月末の利用分についてすべての日数やクラスの大人料金が割引となるというものです。これからの秋冬はロンドンはともかくイギリスを全体的に旅行する方は少なくなる時期ですが、ぜひこのキャンペーンを使っていろいろな街やエリアを周遊して欲しいと思います。もちろん、各地で開催される、人気のサッカープレミアリーグの観戦の足としてもとてもお勧めです。

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なおブリットレイルパスとイングランドパスの違いは利用できるエリアの差で、ブリットレイルパスはブリテン島(イギリス本島)全体で利用できるのに対し、ブリットイングランドパスの場合はそのブリテン島主要部のイングランドのみで利用できるパスになります。ですのでスコットランドのエジンバラやインバネス、またウェールズのカーディフなどにも行く場合にはブリットレイルパスが必要となりますが、イングランド内のマンチェスターやヨーク、湖水地方までの旅行であればより安いブリットイングランドパスでカバーします。旅行の行程にあったパスをぜひ選んでください。

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イギリスの列車は正直フランスのTGVなどに比べるとスピードやデザインなどでは少々分が悪いですが、最近は以前よりも遅れることも減ってきたようですし、ヴァージントレインなどに見られるようにサービスもかなり向上してきています。イギリス内での移動はぜひ列車を利用してみてください。

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グローバルパス/セレクトパスの20%割引キャンペーンスタート! Eurail

4 10月

9月末まで+1日キャンペーンが続いていた、このユーレイルグローバルパス/セレクトパスですが、今月からはそれに代わり新しく20%の割引キャンペーンがスタートしました。このキャンペーンは、12月末購入分までについて、セーバー料金やユース料金を含めて全てのタイプのグローバルパスとセレクトパスが通常料金から一律20%割引になるというものです。実際当社の販売料金も、例えばグローバルパスの連続15日の場合で、9月料金¥84200が今月のキャンペーン料金で¥68300と一気に安くなっています。利用期間は3月末までとなりますが、それ以外は通常料金のパスと扱いの違いもなくとても利用しやすいキャンペーンと言えます。

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なおグローバルパスはヨーロッパ主要部をほぼすべてカバーするパスで北欧のフィンランドやスウェーデンから南はイタリアやギリシャまで24か国でご利用になれます。またセレクトパスは概ねそれらの国から4か国を選んで(セレクトして)利用できるパスになります。ただいずれもイギリスについては範囲外になりますのでご注意ください。(その他主要国ではポーランドもエリア外となります)

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これからのシーズン、夏に比べるとこうしたヨーロッパを周遊するお客様が少なくなってくる時期ではありますが(もちろんそういう時期だからこそキャンペーンが行われるわけですが)、秋冬のヨーロッパも紅葉の風景やクリスマスのイルミネーションなどさまざまな魅力があります。ぜひこのキャンペーンを使ってヨーロッパ各国の周遊を楽しんでほしいと思います。

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スイス氷河特急/ユングフラウ鉄道 サマーシーズンは10/26まで! Swiss

27 9月

9月も下旬となってすっかり涼しくなりました。ヨーロッパではサマータイムが今年は10月26日に終了となるのですが、スイスの人気パノラマ列車の氷河特急も今シーズンは残念ながらこの日までの運行となります。ちなみに氷河特急はツェルマット/サンモリッツ間を夏の間は1日3本ずつの運行ですが、現在の9月下旬は1日2本、そして10/12からは1日1本の運行となり、いよいよ10/26で運行終了となります。もしこの秋の間に氷河特急を乗りたいと思ってる場合にはそれまでにぜひご利用ください。

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また同様に、人気の登山鉄道ユングフラウ鉄道でもシーニゲプラッテ/ハーダークルム/フィルスト方面への運行は10/26で終了となります。(メンリッヘンへのロープウェイ等は10/19まで) また乗り放題パスのユングフラウ鉄道パス/VIPパスのご利用もこの日までとなりますので、この時期にユングフラウに行かれる場合には利用日をよく確認してください。

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なおユングフラウに関しては、ユングフラウヨッホへのメインルートは通年運行しますので、これからの秋冬のシーズンでももちろんヨーロッパ最高標高駅/Top of Europeからの雄大な風景などを楽しむことができます。また氷河特急はこの後はクリスマスシーズンの12/13から運行を再開します。アルプスの山々の真っ白な雪景色を車窓から楽しめ、夏とは違った美しさと迫力を満喫できますまたユングフラウ鉄道も氷河特急も、冬のシーズンにはスキーなどウィンタースポーツと合わせての利用するのも楽しいのではと思います。ぜひこの秋冬のスイスもぜひお忘れのないように!!

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