もう年末まですぐということで前回に続いて来年のユーレイルパス情報ですが、来年よりユーレイル1か国パス(ナショナルパス)とユーレイル2か国パス(リージョナルパス)の有効日数の設定が、それぞれ1種類に統一されます。今まではパスによって、利用日数が4日から9日まで1日刻みだったり、5日/6日/8日/10日だったり、5日と10日だけだったり、または有効期間も1か月だったり2か月だったり15日だったりしましたが、これが来年よりシンプルに1種類になるわけです。
image: Eurailgroup
まず「1か国パス(ナショナルパス)」については来年よりすべて1か月内フレキシータイプの3日/4日/5日/8日という設定となります。ドイツ(ジャーマンレイルパス)やフランス(フランスレイルパス)を除いて、イタリア、オーストリア、スペインなどヨーロッパのほとんどの国は、この「1か国パス(ナショナルパス)」として販売されますので、これらの国のパスについては今後これらの日数から選ぶこととなります。なおベルギー/オランダ/ルクセンブルクについては国が小さいこともあって3か国まとめてベネルクスとしてこのナショナルパスとなります。
フランス/イタリアパスやジャーマン/スイスパスなど、隣接した2か国等で有効な「2か国パス(リージョナルパス)」については来年よりすべて2か月内フレキシータイプの4日/5日/6日/8日/10日という設定となります。またスカンジナビアパスはデンマーク/スウェーデン/ノルウェー/フィンランドの4か国が通用国ですが、これもリージョナルパスとしてのこのカテゴリーに入ります。なお中東欧のヨーロピアンイーストパスやバルカンフレキシーパスはユーレイルのパスではありませんので、それぞれ独自の日数設定となります。
今までパスによってバラバラだったのが統一されますので、利用する方にもかなりわかりやすくなると思います。どうぞご旅行の際にはもっとも適したパスのもっとも適した日数を選んでいただければと思います。
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