さていよいよ今日から11月に入りましたが、今年は来月14日からウィンタースケジュールに入り、多くの国や区間で運行スケジュールの切り替えが行われます。新しい列車が運行開始したり、ルートや時間が変わったりするわけですが、その12/14からの新情報をこれから続けてご案内したいと思います。まずそのトップバッターはミラノとマルセイユを結ぶ新しい直通列車(EC)です。このようにコートダジュール沿いにイタリアとフランスを結ぶ列車は以前は5年くらい前までミラノとニース間で運行されていたのですが、それ以来のようやくの復活と言えます。
image : thello.com
この新しい列車はミラノ/ジェノバ/サンレモ/モナコ/ニース/カンヌ/マルセイユといったルートで1日各1便が運行されます。所要時間はミラノ/マルセイユですと7時間以上となりますが、利用客の多いミラノ/ニースで4時間半少々、ジェノバ/ニースで3時間程度と利用にもそれほど問題はありません。列車はコートダジュールの海岸線沿いに走りますので車窓風景もかなり期待ができます。
なお運行するのはフランスとイタリア間の夜行列車も運行しているTHELLO社で、より上質なサービスも期待できます。ただ残念なのは運行する時間帯で、ミラノ発もマルセイユ発も15時くらいの出発で通常の旅行者が移動に使うには少々時間帯が遅いと言わざるを得ません。今後便数増などに期待したいところです。
いずれにしてもミラノやニースといった人気都市を結ぶ列車ですし、このあたりは冬でも過ごしやすい気候です。12月以降イタリアと南仏を旅行の方には、時間さえ合えばぜひ利用をおすすめします。
ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで