2017レイルパス情報 スイストラベルパスフレックスなどのハーフフェアコンビ料金がなくなります!/Swiss Half fare card combi withdrawn

12月も中旬となって、今年も残り3週間となりました。毎年のことながら早いものです。
さてまた今回も来年のレイルパス情報です。スイスの滞在型の鉄道旅行に人気の、スイストラベルパスフレックスとスイストランスファーチケットに設定されていたハーフフェアコンビ料金(半額カードがセットされた料金)が残念ながら今年で販売終了となり、来年はなくなります。

STS

2015年にそれまでのスイスパス(フレキシー)がリニューアルして、以降スイスのパスは、スイストラベルパス、トラベルパスフレックスそしてトラベルパスフレックス+ハーフフェアコンビの3本立てとなっていましたが、来年からは、スイストラベルパスとトラベルパスフレックスの2本立てとなります。また以前のスイスカードの流れをくむ、スイストランスファーチケット+ハーフフェアカードも同様に販売終了となり、来年は通常のトランスファーチケットのみとなります。

Lucern

もちろん通常のスイスハーフフェアカードについてはそのまま販売が続きますので、来年からはトランスファーチケットやトラベルパスフレックスで、登山鉄道等の半額割引を利用する場合には、別途通常のスイスハーフフェアカードを合わせて利用して頂くこととなります。(もちろんトラベルパスフレックスの場合、日数をカウントする日については登山鉄道などの割引は受けられます)

Engelberg

なおスイストラベルパスとトラベルパスフレックスについては、今年までは割引のみだったピラトゥス鉄道が、来年利用分より、新しく通常のカバー範囲に含まれるようになります。ピラトゥス(ピラタス)といえばルツェルンに近いわりに本格的なスイスアルプスの雄大さが楽しめる山で、同様に今年からスイストラベルパスでそのまま利用できるようになったリギ鉄道と合わせての周遊もおすすめです。これは来年からのなかなかのプラスポイントです。

Goldenpass

来年はこの他にも、ユーレイルのパスで氷河特急の乗車券分が全区間カバーになったり、ユーレイルセレクトパスのイタリア+スイスができたりと、スイスのパス利用についてはいろいろな変更点があります。旅行の際にはご自身の旅程にあったベストのパスを選んで利用して欲しいと思います。

Zentral

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2017レイルパス情報 ジャーマンレイルパスの日数設定が大幅に拡大/ German railpass 3~15days

いよいよ12月に入って今年も残り1か月を切りましたが、今回も引き続き来年のレイルパス情報です。ドイツで有効な人気のレイルパス、ジャーマンレイルパスが来年から日数の設定が大幅に増えて、さらに利用しやすくなります。

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現時点ではジャーマンレイルパスの利用日数の設定は、フレキシータイプ(1か月有効)が3/4/5/7/10日、一方連続タイプは5/10/15日なっていて、わかりにくいと言えばそうでした。これが来年からフレキシータイプでも連続タイプでも、同じく、3日/4日/5日/7日/10日/15日に統一されてぐっとわかりやすくなります。短い旅行なら3日や4日、長く行くなら10日や15日を、また毎日くらい列車を利用するのであれば連続タイプ、滞在型など数日に一度という感じで乗るのであればフレキシータイプと、旅行の期間やパターンに合わせてきめ細かく選ぶことができるようになるわけです。選択の幅がぐっと広くなり、ジャーマンレイルパスがさらに利用しやすくなります。

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このジャーマンレイルパスは実はヨーロッパの多くの国別のパスの中では、スイスと並んでトップクラスの人気を誇るパスです。これには何点か理由があるかと思いますが、まずドイツは、ロンドンやパリのような国の中心となる都市がなく、首都のベルリンの他、フランクフルト、ミュンヘン、ケルンといったように多くの街や観光地が各地に分散していて、国内を旅行する場合には大体何回かの移動が入る点、そしてそれらの都市間などを結ぶICEなどの列車網がスピードや運行本数などの点で便利にできていること、さらにこうしたICEなどがこのジャーマンレイルパスでそのまま乗れることなどが挙げられるでしょう。

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フランス旅行であればパリのみ滞在という場合も多いでしょうが、ドイツ旅行でフランクフルトのみ滞在やベルリンのみ滞在ということはますなく、大体は他の都市も周遊することになり、それがICE、さらにジャーマンレイルパスの人気につながるのです。

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なおジャーマンレイルパスは、ドイツ国内のICEやICなどの特急、REやSバーンなどのローカル列車を利用できるのはもちろん、さらにDB(ドイツ鉄道)が運行するベルギーへのICE、イタリアへのEC、チェコやポーランドへのバスといったドイツ国外への利用も可能となっています。またドイツ内のロマンティック街道バスやライン川の観光船などの割引もあります。

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来年もドイツの旅行には、より日数の設定が増えて便利になるこのジャーマンレイルパスをぜひご利用ください。

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2017レイルパス情報-ユーレイルパスでスイス氷河特急が全区間カバー/ Eurailpass for Swiss Glacier Express

さて今週もまた引き続き来年のレイルパス情報です。来年よりスイスで有効なユーレイルパス(セレクトパス、グローバルパス)でスイス氷河特急が全区間カバーされます。eurail new
スイス氷河特急と言えばスイスのパノラマ列車の中でも一番人気で、夏には満席続出の名物列車ですが、今年まではスイスで有効なユーレイルパスを持っていても、パスはその東側区間のサンモリッツ⇔ディセンティス間のみにしか使えず、それ以外は別途乗車券の追加(割引はあり)が必要でした。下のマップにもあるように、この西側のツェルマット⇔ディセンティス間がなかなかの長さで、この点がユーレイルのパスをスイスで利用する大きなウィークポイントの1つだったのです。
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これがついに来年から西側区間も含め全線でユーレイルパスが使えるようになるのです。あとは単純に座席予約券のみプラスということになりますので、ユーレイルパスで氷河特急がぐっと利用しやすくなります。また氷河特急の利用だけではなく、普通にチューリッヒやジュネーブからツェルマットに行く際にもユーレイルパスでカバーするようになります。ツェルマットと言えばユングフラウ地方のインターラーケン等と並ぶスイスアルプスの一大観光地です。この点も含め、来年からスイスでのユーレイルパスの使い勝手がぐっと上がるわけです。

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来年からスイスでの鉄道旅行にはスイス1国用のスイストラベルパスに加え、このユーレイル関連のパスも合わせておすすめです。スイスを含むユーレイルのパスはグローバルパスとセレクトパスになりますが、特にセレクトパスの2か国は従来のフランス&スイス、ジャーマン&スイス、オーストリア&スイスに加え来年からイタリア&スイスも増えますし、1等だけでなく2等やセーバー料金の設定もあります。ぜひ来年以降のスイスの列車周遊の際には注目して欲しいなと思います。

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2017レイルパス情報 ユーレイルのイタリア+スイスパスが新登場/ Eurail selectpass Italy+Swiss

さて先週のフランスパスに引き続き、来年2017年のレイルパスの情報です。
来年からユーレイルセレクトパスの2か国パスにイタリアとスイスのパスが新登場します。
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ユーレイルセレクトパスには4か国と3か国と2か国があり、4か国と3か国は隣り合った国々から好きに利用国を選択できるのですが、2か国に関してはあらかじめ国の組み合わせが決まっていて、今年まではイタリアとスイスは組み合わることができませんでした。イタリア+フランスや、スイス+オーストリア、スイス+ドイツといった2か国パスはあるのに、この人気の2か国のパスがないのがやや不思議でしたが、ようやくその声が現地に届いたのか、または来月11日に新ゴッタルドトンネルが本格開通し両国間の列車移動がぐっと便利になるからか、いよいよ来年からは新しく2か国パスとして利用が可能となります。

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イタリアとスイスは少々テイストは違うものの、観光客にとってヨーロッパ有数の人気の国であることは間違いないでしょう。また書きましたように来月12/11には、ミラノとチューリッヒ間のルート上にスイスアルプスを貫く全長50キロ超の新ゴッタルドトンネルが開通して、スイスとイタリアはぐっと「近づき」ます。ミラノ/チューリッヒ間は現在から約30分も短い3時間半ほどで結ばれ、さらに便数も増えて、一気に便利になります。また他にも、ミラノからはジュネーブ方面にも直通列車が走っていますし、サンモリッツからのベルニナ線はミラノに抜けるのも定番ルートとなっています。

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またスイスに関しては、来年から今までユーレイル関連のパスが半分しか利用できなかった氷河特急が全区間で使えるようになります。この点からもユーレイル関連パスを使ってスイスを周遊するケースは多くなるでしょうし、またはスイスメインの旅行でフライトの玄関口をミラノにする場合などにもこのパスはおすすめと言えます。

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このイタリアとスイスの列車移動はさらに便利になりますし、この2か国の旅行にぴったりのパスがやっとできるというわけです。来年からのスイス旅行そしてイタリア旅行にはぜひこのパスをご利用ください。!!

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2017年レイルパス情報 フランスレイルパスが「ユーレイルフランスパス」になります

今年もいよいよ残り1か月半となりましたが、そろそろ来年のレイルパスの情報も入ってきました。その来年のレイルパスの情報を今週から何回かにわたってお伝えしたいと思います。
eurail new image: eurail.com
まず今回は、現在のフランスレイルパスが来年から「ユーレイルフランスパス」になることです。フランスレイルパスはジャーマンレイルパスやスイストラベルパスなどと同様、今までは特にユーレイルのパスではなく、フランスレイルパスとして、独自に日数設定や各種の特典などの商品構成をしてきましたが、来年からはユーレイル1か国パスの1つとして、「ユーレイルフランスパス」となります。

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名前に「ユーレイル」が付くようになって、実際に利用面ではそれほど大きな変化はないのですが、日数などの設定は大きく変わります。現在のフランスレイルパスは1日から15日間までのワイドバリエーションですが、これが来年から3日,4日,5日,8日と他のユーレイル1か国パスと共通になります。従来のシニア料金はなくなりや各都市の観光スポットなどの特典も多くはなくなりそうです。ただ他のユーレイルイタリアパスやオーストリアパスなどの1か国パスと同じになりますので、利用者にとってわかりやすくなるとは言えるでしょう。

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フランスには、もちろんパリだけでなく、ストラスブールやボルドー、ニースなど風景や歴史、グルメなどで人気の街がいくつもあります。来年からのフランス旅行には装いも新たになる「ユーレイルフランスパス」でぜひこうした街々を周遊して欲しいと思います。

TGV NARBONNE

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11月のレイルパスキャンペーン : ユーレイル/ブリットレイル/ジャーマンレイル / Railpasses campaign on Nov

今年も11月に入って残りもわずか2か月となりました。毎年ながら早いものです。そんな今月はオフシーズンということもあって、ご案内していますようにユーレイルパス全般とイギリスのブリットレイルパス、そして一部ですがドイツのジャーマンレイルパスのキャンペーンが実施されています。それぞれ内容も期間もまちまちとなってややこしいですので、一応おさらいをしておきましょう。
eurail newimage: eurail.com
まずユーレイル関連パスのキャンペーンは、今年12月末までの購入分を対象に、全てのユーレイルパスについて料金タイプや利用日数にかかわらず一律20%割引となるというものです。ユーレイルパスといってもさまざまあって、ヨーロッパ全般をカバーするグローバルパス、ヨーロッパ内から2~4か国を選択するセレクトパス、またイタリアやスペイン、オーストリアなど各国用の1か国パスなど多くのパスがありますが、その全てがキャンペーンの対象となっています。またそれぞれのパスにおいて、2名以上のセーバーやユースなど多くの料金設定もありますが、その全タイプでこのキャンペーンの適用を受けることができます。ですので対象となる範囲がとても広く、また一律に20%オフとなりますのでとても分かりやすいキャンペーンとも言えます。また特に利用期間の制限もありません。

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ただこのキャンペーンで一点だけ注意は一度購入するとその後の変更や取消等はできない点です。旅行が完全に決まってから購入した方が安全でしょう。ただパスの有効期間は購入から11か月ほどありますので、また次の旅行に利用することもできます。

britlogo smaimage: britrail.com

次にブリットレイルパスのキャンペーンですが、これはイギリスのパスの中でメインとなる、ブリットレイルパス(+フレキシーパス)、ブリットイングランドパス(+フレキシーパス)、ブリットサウスウエストパス(+フレキシーパス)とブリットスコットランドパスの、大人料金が2月末までの利用分について20%オフになるという内容になります。ですのでロンドンプラスパスなどの一部の地域的なパスや、ユースやセーバー料金については対象外となります。ただ手配後の取消や変更等は通常料金のパスと同様に可能で。その点は安全なキャンペーンと言えます。

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そしてドイツのジャーマンレイルパスのキャンペーンについては7日利用分のみが対象で、販売期間は12/10まで、利用期間は1月末までに限定となります。フレキシーの7日は通常料金の20%オフとなり、またもともと設定のない連続7日のキャンペーン料金が設定されます。なお7日であれば大人料金でもユースやツインなどの割引料金でもキャンペーンの適用が可能です。ただユーレイルパスと同様に手配後の変更や取消などは不可となります。

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このようにそれぞれの適用対象や販売時期、利用期間、取消の可否等はまちまちとなっています。これからの冬のシーズンにヨーロッパ旅行される方はこうしたそれぞれのパスのキャンペーン内容等を理解した上でぜひお得に列車周遊を楽しんでほしいと思います。当社のパス料金については こちらをご覧ください

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新ゴッタルドトンネル(ゴッタルドベーストンネル)12月から本格開業/ Gottard base tunnel

スイスアルプスを南北に貫く世界最長のトンネルとして6月に開通した新しいゴッタルドトンネル(ゴッタルドベーストンネル)が、いよいよウィンタースケジュールの12/11より本格開業となり、通常の営業運行がスタートとなります。
sbb-g2 image:sbb.ch

このトンネルは1990年代より17年かけて建設され、ようやく今年開通を迎えました。全長は57kmで、日本人としてはやや複雑ですが、今まで最長だった青函トンネルを抜いて世界一の長さのトンネルとなりました。このトンネルはもともとスイス国内だけでなく、ドイツなど北部とイタリアなど南部とを結ぶヨーロッパ南北間の交通ルート上にあり、このトンネルの建設と開業は、スイスのみならずヨーロッパにとっての一大プロジェクトと言ってもいいでしょう。 

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このトンネルの12月からの本格開業により、現在ミラノ/チューリッヒの間を4時間くらいかけて走っているECは、30分以上スピードアップされこの区間を3時間半未満で結ぶようになります。(ちなみにこのトンネルは最高で時速250kmでの運行に対応可能となっています。) また運行本数も増やされ、時間帯によって1~2時間おきの運行となり、イタリアとスイスがぐっと近くなります。同時に、チューリッヒやルツェルンなどスイス北部とルガノやベリンツォーナなど南部を結ぶIC(ICN)も、同様にスピードアップされ、スイス内の南北間の移動も一気に便利になります。

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その反面、現在のゴッタルド峠越えの旧線ルートはかなり本格的な山岳風景が楽しめる区間で、今後そのパノラマが楽しめなくなるのは旅行者としては少々寂しくは思います。ただその分便利になるので致し方ない面はあるでしょう。またこの旧線の方も特に廃止されるわけではなく、ローカル列車の運行は今後も続きますので、車窓風景を楽しみたい場合はあえてこのルートを通ることもできます。

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いずれにしてもこの新トンネルの本格開業でスイスの南北間とスイス/イタリア間がぐっと近づきます。12月からのヨーロッパ旅行はイタリアとスイスを合わせて周遊してみてはいかがでしょうか?

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新夜行列車 NightJet(ナイトジェット)12月から運行開始/ New night train ‘NightJet’

10月も下旬で徐々に冬も近づいてきましたが、12/11からのウィンタースケジュール時期より、オーストリアを中心にドイツ、スイス、イタリアの主要都市間を結ぶ夜行列車が、新たに「NIGHTJET(ナイトジェット)」の名前で運行スタートとなります。

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image : OBB blog

このナイトジェットはオーストリア国鉄(OBB)が運行を担当し、運行区間はオーストリア内のウィーン/ブレゲンツ、フェルドキルヒ/フィラッハ、グラーツ/フェルドキルヒと、国際区間のウィーン/チューリッヒ、チューリッヒ/グラーツ、チューリッヒ/ベルリン/ハンブルク、ウィーン/ハンブルク、ウィーン/デュッセルドルフ、インスブルック/ミュンヘン/ハンブルク、インスブルック/ミュンヘン/デュッセルドルフ、ウィーン/フィレンツェ/ローマ、ウィーン/ミラノ、ウィーン/ベネチア、ミュンヘン/ローマ、ミュンヘン/ミラノ、ミュンヘン/ベネチアの各路線になります(その他季節運行の路線もあります)。

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image : OBB blog

それぞれ現時点でも夜行列車が運転されている区間で、これらが12月から新しくナイトジェットという統一のブランドで運行されることとなるわけです。チューリッヒ/ハンブルクやミュンヘン/ベネチアなど現在シティナイトラインとして運行されている区間も6路線含まれています。シティナイトラインの撤退表明以来ヨーロッパの夜行列車がどのようになるのか、注目されていましたが、その路線の多くはこのナイトジェットに引き継がれることになり、夜行列車ファンにとっては一安心といえるでしょう。

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image : OBB blog

なおこのナイトジェットは、区間にもよりますが、現在のシティナイトラインなどと同様、利用タイプ(クラス)には、シャワー付きのデラックス寝台(1人/2人/3人用)、通常寝台(1人/2人/3人用)、クシェット(簡易寝台-4人/6人用)と座席車が用意され、人数や予算、旅行コンセプトなどに応じて幅広く選択が可能です。また、ベッドや車内インテリアもより快適にリニューアルされることとなっています。

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ヨーロッパ内でも夜行列車はここ最近、運行路線や本数がどんどん減ってきていましたが、このナイトジェットの登場で少なくともここしばらくはメジャーな移動手段として残っていきそうです。今後数年内にはさらに新型車両も投入される予定となっていますので、これからのヨーロッパ旅行にこうした夜行列車をぜひ利用してみてください。

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ブリットレイルパス 11月利用分より20%割引キャンペーンスタート / Britrailpass Offpeak campaign

先週に引き続き今回もイギリス情報ですが、今シーズンも来月11月利用分より恒例のブリットレイル関連パスの冬のキャンペーンがスタートとなります。

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このブリットレイルのキャンペーンは、来月11月1日から翌年の2月末までの利用分を対象に、通常の大人料金が20%オフでお求めになれるというものになります。ブリットレイル関連のパスは利用できるエリア等に応じていくつかのパスに分かれていて、その中でこのキャンペーンの対象となるのは、従来からの、ブリットレイルパス/フレキシーパス、ブリットイングランドパス/フレキシーパス、ブリットサウスウェストパス/フレキシーパスと、さらに今年は北部のスコットランドのみで利用できるブリットスピリットオブスコットランドパスも加わっています。なおそれぞれのパスのカバー範囲は下のマップのようになります。

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料金的にはこのキャンペーンを利用すると、例えばブリットイングランドパスの場合、2等3日連続タイプで通常料金¥17400のところが¥13900とかなりお手頃な料金になります。また長く英国周遊などをする場合でブリットレイルパスの1等1か月は通常¥121200ですが、キャンペーンを使えば¥97000と2万以上安くなります。なおこのキャンペーンは25歳までのユース料金や60歳以上のシニア料金、また3人以上で同行利用のセーバー料金など、すでに割引になっている料金には適用となりませんのでお間違えの無いようにと思います。ちなみに、シニア料金よりはこのキャンペーン料金の方が割安となり、セーバーやユース料金とは同額になります。

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イギリスの列車はフランスやイタリアなどと違って、人気のヴァージントレインのペンドリーノなど長距離を結ぶ高速列車でも原則的に座席予約なしで、パスのみでそのまま乗れますので、こうしたレイルパスがとても利用しやすい国と言えます。もちろん多くのこうした長距離列車は座席予約も可能で、ブリットレイルパス所持の場合現地での座席予約は通常無料となります。またロンドンエリアもカバーするパスは空港アクセス特急のヒースローエキスプレスも利用が可能です。なお1等の場合、列車によっては食事等のサービスもありますしもちろんゆったりしてますので、料金的に少々高くても1等を選ぶメリットはあると思います。

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なおイギリスの区間チケットにはアドバンス料金やオフピーク料金といった割引料金があって、早めに決めて買っておくとかなり安くなる場合もあるのですが、直前や当日にチケットを買おうとするとやたらと高いノーマル料金(エニタイム料金)になってしまうことも多々あります。ですのでイギリス内で列車を使って自由に旅行したいという場合には、料金的な点や使い勝手なども総合的に考えて、これらのブリットレイル関連のパスはとても便利だと思います。

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通貨のポンドもかなり下がって、イギリス旅行は今が旬かもしれません。ぜひこれからのクリスマスシーズンや年末年始の旅行にこのキャンペーンを使ってお得にイギリスを周遊してください!

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ロンドン地下鉄 週末24時間運転拡大中! Night Tube in London

ロンドンの街中を移動するに一番便利な乗り物と言えば、やはりUndergoundやTubeの呼び名でも知られるロンドン地下鉄で間違いないかと思いますが、そのロンドン地下鉄では今年の夏から一部の路線で、金曜と土曜の夜の終日運転が開始され、さらにこの週末からその路線が拡大されました。

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この週末24時間運転はNIGHT TUBEと名付けられていますが、これはまず8月に、セントラルラインとビクトリアラインでスタートしました。セントラルラインは中心部のオックスフォードサーカスやトッテナムコートロードを通ってロンドン市内を主に東西に結び、ビクトリアラインは同様にオックスフォードサーカスやその名の通りビクトリアを通って市内を南北に結んでいます。それに今週末からさらにジュビリーラインが加わったのです。

night-tube image: Transport for London

そのマップが上のようになりますが、セントラルラインは赤、ビクトリアラインは水色、そしてジュビリーラインはグレーで書かれています。ジュビリーラインは従来の中心部とさらにカナリーワーフなど再開発されたドックランド地区も通る人気路線です。今回の路線拡大で、ロンドン市内でその恩恵を受けられるエリアがかなり増えたわけです。もちろんこのNIGHT TUBEは、ロンドンで「夜遊び」をエンジョイした場合に便利ですが、そんな遅い時間には出歩かないという人でも、深夜着や早朝発のフライトやまたは列車などを利用する場合等で大きなメリットがあります。

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なおこの夜間の運行については基本的にどの路線も10分おきでの運行となります。(一部の区間は20分おき) また料金は特に夜間だからといって日本のタクシーのように、特別の高い料金となるわけではなく、通常の昼間の料金と同じになります。また日にちの区切りは朝の4:29までは前日扱いで、4:30からはまた次の日のある使いとなります。ですのでワンデイのトラベルカードを週末(金と土の夜)に使った場合は翌朝の4:29までは利用できるわけです。オイスターカードなどの料金カウントも同様のルールとなります。

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今後さらに11月からはノーザンラインでも開始が予定され、ヒースロー空港にもつながっているピカデリーラインもこの秋中のスタートが計画されています。今後ロンドン内の移動はさらに便利になっていきそうです。現在のポンド安も相まってロンドンはこの秋冬の旅行に一番のおすすめです。なおこのNIGHT TUBEの詳細はこのロンドン交通局のHPからもご確認下さい。

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