ユーレイルグローバルパスのキャンペーンがスタート!9/15販売分まで/ Eurail Globalpass canpaign

1 9月

さて今日から9月に入りまして、それなりの暑さは続いているもののちょっと秋っぽい雰囲気になってきた気はします。そんな今月ですが、15日までの販売分を対象に、ユーレイルグローバルパスの割引キャンペーンがスタートとなりました。
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このユーレイルグローバルパスは西はポルトガルやアイルランド、北はスウェーデンやフィンランド、東はポーランドやトルコ、そして南はイタリアやギリシャなど、イギリスを除くほぼヨーロッパ全域の28カ国等で利用できる「本家ユーレイルパス」とも言えるレイルパスで、今回のキャンペーンではこのグローバルパスの大人料金とユース料金が、日数などに応じて10%程度から最大30%以上割引となるのです。

IC Turku

フレキシータイプのパスや利用日数が長めのパスの方が割引も比較的大きくなりまして、例えば1等連続15日ですと通常¥83500が¥78600とそれほどの割引でもないですが、1等フレキシー5日の場合で通常¥65500が¥50300と25%程度、1等フレキシー15日なら¥128400が¥87500、また一番長い1等3ヶ月になると通常¥228200が¥159900と、30%ほどの大幅な割引になります。具体的な料金の詳細は下の料金表をご覧下さい。

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ただ今回キャンペーンは同行割引のセーバー料金は対象となりませんので、2人以上での利用の場合にはセーバー料金とよく金額を比較して決めていただくのがいいと思います。またこのキャンペーン料金のパスについては、料金が安くなっていることもあって、お求めになった後は変更やキャンセル等はできませんのでその点も注意しておく必要があるでしょう。

EURAILPASS COVER

なお今回のキャンペーンはあと2週間程度で9/15の販売分で終了となりますので、このグローバルパスのキャンペーン利用を予定の方はお早目のお求めが安心でしょう。なおパスは購入してから最大1年程度の間に利用すれば大丈夫ですので、もしお決まりであれば、今後の秋や年始年末などの旅行にもお使いになれます。

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ぜひこれからの秋冬シーズンのヨーロッパの列車旅に、こうしたキャンペーンをうまくご利用ください。

VCE FR

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スイス ユングフラウVIPパス 今シーズンも一番人気/ Jungfrau Vippass

25 8月

(スイス関連チケットのお求めは、当社 スイスショップよりどうぞ)

さて夏のスイスアルプスで最もポピュラーな旅行先と言えばやはりユングフラウと言えるでしょう。
このユングフラウエリアを回るためのチケットとしては、通常のインターラーケンやグリンデルワルドからの乗車券、また3日から8日まで滞在日数に合わせて選べるユングフラウトラベルパス、そしてこの3日有効のユングフラウVIPパスとがあるのですが、やはり今年も一番利用する方が多いのは何と言ってもVIPパスです。その人気の理由はまず料金的に有利で、さらに有効範囲、有効日数のバランスがうまく取れているからでしょう。

2ユングフラウとWAB車窓から

まずは料金(全て8月現在の料金です)ですが、ユングフラウVIPパスは3日有効¥25000で、これでユングフラウのトップ部分のユングフラウヨッホまでの利用が可能です。この金額は実はハイシーズン時期(6~8月)のインターラーケンやグリンデルワルドからの単純な往復料金よりも安いのです。今年から乗車券料金はシーズン分けされ、ハイシーズンの金額が上がったこともあるのですが、ハイシーズンの場合インターラーケンからの往復は¥28500、グリンデルワルドからは¥26000となり、単純に往復するだけでもVIPパスが料金的にオトクになるのです。

jung fare
またユングフラウトラベルパスについては3日料金を単純に見ると¥22000でVIPパスより安いのですが、ユングフラウヨッホへはプラス料金が別途必要でそれを加えるとVIPパスより高くなっていまいます。この料金的なアドバンテージは大きいでしょう。

2クライネシャイデックユングフラウ鉄道側ホーム

また人気の理由はその有効範囲が日本人の旅行にフィットしている点もあるでしょう。下がVIPパスの有効範囲ですが、ユングフラウヨッホの往復の他に、フィルストやメンリッヘン、ミューレン、シーニゲプラッテ、ハーダークルムの登山列車をほどよくカバーしています。ユングフラウトラベルパスの有効範囲よりは多少狭くなるのですが、1日はユングフラウヨッホへの往復に当てて、残りの2日(または1日)はそれ以外のスポットに何か所か行ってみるという感じで、旅程にフィットしていると言えるでしょう。

vip map

また日数が3日というのもちょうど日本人の旅行パターンに合っているのでしょう。大体日本の方の旅行パターンとしてはインターラーケンに2泊してその後はツェルマット方面へといった感じで、大体このエリアに2泊程度するのが一般的と思います。となると、ユングフラウヨッホにも往復できて 最大で3日使えると言う点がちょうどピッタリと言えます。

Jungfraujoch

もちろん1週間などじっくり滞在する方には最大8日まで利用できるユングフラウトラベルパスもお勧めです。ハーフフェアカードやスイストラベルパスをお持ちの場合には乗車券やユングフラウトラベルパスには割引がありますので、むしろより安く利用できる場合もあります。旅程や所持しているパスなどに応じて最適なチケットを選んで旅行されるのがいいでしょう。

new Jung train

今年の夏もそろそろ残り少なくなりましたが、10月中旬くらいまでは各登山鉄道も夏スケジュールで運行され、まだまだ楽しめますので、ぜひそれまでの時期にこのユングフラウ地方の美しい風景を満喫してほしいと思います。(なお今シーズンはユングフラウVIPパスとユングフラウトラベルパスの利用期間は10/21までとなります)
詳細情報は下の当社のHPまたはウェブショップよりご覧ください。

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今月末まで!ジャーマンレイルパス10日と15日の20%オフキャンペーン / German railpass campaign in Aug.

18 8月

8月ももう後半に入りまして、このブログでの案内が遅くなりましたが、現在今月販売分限定でドイツのジャーマンレイルパスのキャンペーンが実施されています。

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ジャーマンレイルパスのキャンペーンは年に何回か行われるのですが、今回のキャンペーンは去年の夏と同様、連続タイプとフレキシータイプを含め全ての10日と15日の料金が通常より20%割引安くなるという内容になります。通常の大人料金だけではなく、ツイン(2人用)やユース(25才まで)といった割引料金もさらに20%安くなりますので、なかなかのインパクトのキャンペーンと言えるでしょう。例えば1等15日フレキシーの通常の大人料金は¥96900ですが、このキャンペーンを利用すると¥77600となります。さらに2人利用の場合はツインのキャンペーン料金を使えば1人あたり¥58000となり、ダブルでお得となるわけです。

ICE FRA

ドイツは、高速列車のICEやICなどが主要都市間をくまなく結んでいて国内での列車移動がとても便利ですし、またICEはフランスTGVのように全席予約制ではなくパスのみでも利用できることもあって、レイルパスがとても利用しやすい国と言えます。またドイツの場合は、イギリスのロンドンやフランスのパリのように首都に一極集中しておらず、フランクフルト、ミュンヘン、ケルン、ベルリンなど主要都市が各地に分散して、各都市間を移動する機会が多いこともあって、このジャーマンレイルパスは各国別のパスの中でも1/2を争う人気のレイルパスとなっています。

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またさらに、ドイツ内の列車に限らず、ドイツ鉄道(DB)が運行するベルギーのブリュッセルとの間のICEやイタリアのベローナやベネチアとの間のEC、さらにポーランドやチェコとの間のICバスにも利用できる点もジャーマンレイルパスのメリットです。また、人気のロマンティック街道バスの割引(20%)の特典も利用できるなど、魅力満載と言えます。

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なお今回のキャンペーンは今月末(8/30)までが販売期間となります。ただそのキャンペーン料金のパスは9月末までの旅行に利用できますので、夏休みから秋口くらいまでの旅行にお使いになれます。ただキャンペーン商品のため購入後の変更や取り消し、払い戻しなどはできませんので、確実に旅行が決定してからのお求めがベターでしょう。

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ここ数年、テロや難民問題などでドイツへの旅行はイマイチな状況でしたが、今年くらいから人気が盛り返してきているようです。ぜひ夏休みから秋口のドイツ旅行にこのジャーマンレイルパスのキャンペーンをご利用ください。

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暑中お見舞い申し上げます!/ Have a happy Summer holiday!

10 8月

明日8/11は山の日の祝日で、毎週のこのブログもお休みとなります。
猛暑が続いていますが、皆さまも体調をこわさないように気をつけて、夏の休日を楽しんでください。
(下はさわやかなノルウェーの車窓風景です)

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ユーレイルイタリアパスの8月限定20%割引キャンペーンがスタート!/ Eurail Italy pass campaign

4 8月

さて、ここしばらくイギリスの現地情報をアップしてきましたが、今回は場所を変えてイタリアの話題です。イタリアをカバーするユーレイルイタリアパスのキャンペーンが今月限定でスタートしました!

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このキャンペーンはユーレイルイタリアパスを対象に、通常料金から20%オフのキャンペーン料金で今月中お求めになれるというものです。ユーレイルイタリアパスには25歳までのユース料金といった割引料金もありますが、それもこのキャンペーンでダブルで安くなりますので、かなりのおトク感があると思います。なお2人以上のセーバー料金は対象外になりますのでご注意下さい。

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例えばイタリアパスの売れ筋とも言える3日の場合、下の料金表のように通常料金は1等¥28000、2等¥22600ですが、キャンペーン利用の場合は1等¥22400、2等¥18100とセーバー料金よりも安くなり、かなり値ごろ感のある料金になります。またこれからシーズンを迎える学生旅行に人気のユース料金ですと、同様の3日なら2等¥18500が¥14800、一番長い8日でも割引後で¥27200とリーズナブル料金になっています。

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なおこのイタリアパスはフレキシータイプで利用開始から1ヶ月の間に利用日数分がとびとびで利用でき、イタリア内の周遊旅行にぴったりのパスと言えます。ただ近郊路線やローカル列車は別として、イタリア内では長距離の移動の場合、通常フレッチャロッサなどの高速列車を利用することとなり、パスの他に別途座席予約(有料)が必要となります。

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またイタリアパスはもともとの国鉄(トレンイタリアまたはその系列)の列車にはもちろんご利用になれますが、新しく運行を開始した高速列車のイタロにはお使いになれませんのでご注意下さい。

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ただこの今回のキャンペーンは購入の期限は8月末までですが、パスは発券日から11か月後まで利用が可能ですので、9月以降の旅行にももちろん利用可能です。ただキャンペーン料金のため、購入後は変更やキャンセル、払戻しなどはできませんので、確実に旅行をすることが決まってからお求めになった方がいいでしょう。

EURAILPASS COVER

ぜひこのイタリアパスのキャンペーンを利用して、夏のイタリアの旅行をおトクに楽しんでみましょう!!

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イギリス東海岸線 スコットランドの首都エジンバラへ/ Train to Edinburgh

28 7月

先週から引き続きのイギリスの主要幹線の「東海岸線」ですが、列車はニューカッスルを出て、さらにスコットランド方面へ向けて北上を続けます。ちなみに前回も案内した1等のドリンクや軽食のサービスは乗車時の1回だけでなく、時間を置いて何度か周ってきます。前回はブレックファースト的な内容でしたが、今回はちょっとランチっぽいチョイスになります。

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ほどなくイングランド最後の「国境の町」バーウィック-アポン-ツイードに到着です。車窓からも教会の塔などが印象的な美しい町です。ちなみにジャケットなどに使われる生地のツイードは、このあたりがもともとの産地だったことからその名前が付いています。

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そしてバーウィック-アポン-ツイードあたりからスコットランド国境前後は、この路線で唯一海が見える区間になります。しばらくぴったり海岸線沿いを走り北海を一望できます。イギリスであまり車窓から海が見える区間がないこともあって、ちょっと感動的です。

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そしてロンドンを出てからおよそ4時間半、いよいよ終点のエジンバラのウェーバリー駅に到着です。エジンバラはスコットランドの「首都」で多くの列車も発着します。駅もなかなか格式のある雰囲気です。。

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街としてはお隣のグラスゴーの方がかなり大きいですが、岩山の上に建つ城など独特の重厚な雰囲気があり、魅力の尽きない街と言えるでしょう

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この「東海岸線」、ロンドンからエジンバラまでですとそこそこの所要時間ですが、車窓もそれなりに変化があって、なかなか楽しめる列車移動かと思います。使用されており車両は今のところ新しいとも言えませんが、実用上は十分で、もちろん利用上問題はありません。

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さらに今後日本の日立製作所が開発した新型車両が今年から「AZUMA」として新しく運行を開始する予定となっています。このAZUMAのネーミングはもちろん東海岸線と日本語の東(あずま)を掛けたもので、日本人にとってもちょっと愛着がわくところです。この新型車両の導入により今後このルートの利用がより快適で便利になりそうです。

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ぜひイギリス内やスコットランドへの旅行にはこの「東海岸線」の列車をご利用ください。もちろんブリットレイルパスや区間によってブリットイングランドパスもお勧めです。

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ロンドンとエジンバラを直結!イギリス「東海岸線」/ East coast main line in UK

21 7月

前回は「西海岸線」を運行するヴァージントレインのペンドリーノのご紹介をしましたが、その「西海岸線」と並んで、イギリスを南北に縦断するもう1つのメインルートが「東海岸線」(East coast main line)です。この「東海岸線」はロンドンからヨーク、ニューカッスルなどを通ってスコットランドの首都エジンバラを結び、日本からの旅行者にもなじむの深い路線ですが、先日久しぶり(20年ぶりくらい?)に利用してみましたので、簡単にインプレをご案内したいと思います。

IC225

ロンドンの出発駅は以前にも案内したキングスクロス駅になります。なかなか歴史を感じさせるロンドンっぽい駅です。そしてこの区間を結ぶのは、ヴァージントレインイーストコースト社(当時)が運行するイギリスのベテラン高速車両インターシティ225です。余り新しいとは言えず少々エクステリアにはややレトロ感もありますが、内外装はがんばってリニューアルされています。(なおこのルートは今年6月からは運行会社が変わって、LNER社の運行になっています。)

IC225

この時は1等利用でしたので、車内は1列+2列のゆったりした配置になっています。黒いレザーのシートは大ぶりでなかなか快適です。

1CL

なお2等は下のようなイメージでシートもややシンプルですが、ある程度長時間の乗車でも実用上は問題ありません。(ちなみにシートの上の方に挿してあるのは座席予約が入っていることを示すカードになります)

2CL

さてエジンバラ行きの列車はロンドンを出発ししばらくすると、車窓からは街並みも消えて、イングランドらしい緑あふれる風景になります。特に絶景というわけではないですが、見ていて心を和ませるものがあります。

SOUTH ENGLAND

そしてイギリスでの1等利用の場合は、最初からテーブルにコーヒーカップが置いてあるように、ドリンクや軽食のサービスがあります。この時は土曜でしたので、平日のようなガッツリした食事のサービスはないのですが、回ってきたワゴンからコーヒーやサンドイッチ、スナック、ペストリーなど好きなものをチョイスすることができます。朝ですと下のような取り合わせになります。

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そして列車は車両こそやや古いものの、最高速225キロというだけあってなかなかのスピードで運行し、ニューアーク、ヨーク、ダーラムなどの駅に止まっていきます。

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そして東海岸線上では一番の大都市のニューカッスルに到着となりますが、少々長くなってきましたのでここから先はまた来週に書きたいと思います。

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イギリスを代表する高速列車ヴァージントレインのペンドリーノ!/Virgin trains Pendolino

14 7月

イギリスではいわゆる国鉄は約20年ほど前に分割民営化され、現在はネットワークや路線ごとに多くの運行会社が列車を走らせていますが、その中でイギリスを代表する高速列車(車両)と言えば、今やこのヴァージントレインのペンドリーノを投入してきました。

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そしてこのペンドリーノは現在、ロンドン(ユーストン駅)と、バーミンガムやマンチェスター、リバプール、グラスゴーなどのイギリス内の主要都市との間を頻繁に運行しています。ロンドンとバーミンガムやマンチェスター間といった看板路線ではでしょう。ヴァージントレインはイギリスを南北に結ぶ主要幹線の「西海岸線(West coast main line)」で、15年位前からこのペンドリーノは15分~20分に1本程度運転されており、ペンドリーノがイギリスの列車の「顔」と言ってもいいでしょう。外観はちょっとファニーなイメージで、カラーリングも含めストレートにカッコいいとも言いづらいですが、なかなか愛嬌のあるスタイリングともいえるでしょう。

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このペンドリーノはその名前の通りもともとイタリアの車両で、最高速度は225キロ(営業上は200キロ程度)を誇る他、カーブでも早く走行できるように車体傾斜装置が付いているのが特徴です。実際に乗車しているとカーブで車両が傾くのでそれと分かると思います。時速300キロ以上で疾走するTGVやユーロスターなどと比較すると少々微妙なところもありますが、あまり高速新線等の整備が進んでいないイギリスの国内路線には非常にマッチしていると言えます。

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車内は他のヨーロッパの国々と同様、1等は1+2列の3列配置、2等は2+2列の4列配置となっています。2等はややシートが薄めでシンプルに見えますが、これでも特に乗り心地などは気にならず長距離の利用でも特に問題はありません。

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1等の場合は上のようにぐっとゆったりしたシートになり、さらに時間帯や曜日などに応じて食事やドリンクなどのサービスが付いているところもアドバンテージです。ブリットレイルパスや各種割引料金をうまく利用すれば1等も決して高くはないですので、ねらい目かもしれません。

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現在イギリスでは各地で新線建設や線路の改良も進められており、今後さらにこのペンドリーノの活躍の範囲は広がっていきそうです。ぜひイギリス内の移動ではこの看板列車のヴァージントレインのペンドリーノをご利用ください。下のようなフルブレックファーストも楽しめますので♪

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ロンドンの主要ターミナル駅は? / Major stations in London

7 7月

ロンドンにはお伝えしてきたユーロスターやヒースローエキスプレスなど多くの列車が発着していますが、そのロンドン側の発着駅は列車や方面によっていくつかに分かれています。今回はそうした列車ごとのターミナル駅をご案内しましょう。

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まずはユーロスターが発着し、国際的にロンドンの代表駅となったセントパンクラス駅です。この駅はユーロスターの発着駅が以前のウォータールーから移ってきた2007年に大改装され、多くの旅行客のための設備も整えられました。またユーロスター以外でも長距離線ではレスターなどのミッドランド地方との間の列車も発着しています。堂々とした壮麗な駅外観も印象的です。

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またそのセントパンクラスと道を隔ててすぐ隣にあるのがキングスクロス駅です。地下鉄の駅名では合わせてキングスクロス-セントパンクラス駅となっていますので、ほぼ同じ場所にある駅と言ってもいいかもしれません。このキングスクロスからはイギリスの南北を結ぶ主要幹線の「東海岸線」の列車が発着し、ヨークやリーズ、ニューカッスル、そしてエジンバラとの間を結んでいます。このキングスクロスも近年改装が行われ、かなり近代的で利用しやすくなりました。

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そしてもう1つの主要幹線の「西海岸線」の列車が発着するのがユーストン駅です。このユーストンもセントパンクラスやキングスクロスと歩ける程度の距離にあります。ユーストンからはバーミンガムやマンチェスター、リバプール、そして湖水地方やグラスゴーなどとの間の列車が発着しています。またスコットランド方面との間の夜行列車もこの駅発着になります。

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ヒースローエキスプレスの発着駅としても知られるのがパディントン駅です。この駅からはその他にも、オックスフォード、バース、ブリストル、カーディフ、エクセターなどイングランド南東部やウェールズとの間の多くの列車が発着しています。

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長距離列車が発着するのは大体上の4駅ですが、それ以外でも、もともと大陸方面との間の列車の玄関駅でイングランド南部との間の列車が運行するヴィクトリア駅、以前のユーロスターの発着駅で現在もソールズベリなどイングランド南東部の一部との間を結ぶ列車が発着するウォータールー駅、イングランド南西部との間の便が運行するリバプールストリート駅など、いくつかのターミナル駅があります。

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ロンドンではこのように方面などによって発着する駅が分かれていますので、乗る際はどの駅発なのかよく確認してから利用するようにしてください。多少見づらいですが下のマップもご参考に。

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ロンドンヒースロー空港と市内を直結!ヒースローエキスプレス!!/ Heathrow Express

30 6月

前回までのユーロスターに続いて、今回はロンドン市内とヒースロー空港を結ぶヒースローエキスプレスです。このヒースローエキスプレスは1998年に運行を開始しましたが、それまで地下鉄やバスで1時間近くかかっていたこの区間をわずか15分で結び、そのスピードや便利さに驚いたものです。

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そのヒースローエキスプレスの市内側の発着駅はパディントンになります。パディントンは地下鉄のサークルラインなどの各路線やロンドンとバースやブリストルなどイングランド西部方面との間の列車が乗り入れるターミナル駅となっていてアクセスはとても便利です。駅はなかなかにぎやかで多くの飲食店やショップ、スーパーなどが並んでいます。

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イギリスの一般の列車は通常、日本と同様に乗る前に改札(自動改札)がありますが、このヒースローエキスプレスに関しては改札はなくそのままホームに入ることができます。特に座席予約などはありませんので、止まっている列車にそのまま乗り込むことになります。チケットのチェックは全て車内の検札にて行われます。

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ヒースローエキスプレスにはもちろん他のイギリスの列車と同様に1等と2等があります。1等は1+2列のゆったりした配置で新聞や雑誌などのサービスも付いています。

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2等は通常と同様の2+2列となっていますが、ただ所要時間が15分程度で、あまりゆっくり過ごすというわけでもないですので、一般的な利用であれば2等で必要充分かもしれません。

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ヒースロー空港側はターミナル2/3とターミナル5の2ヶ所に駅が設けられています。パディントンから乗車した場合はターミナル2/3、ターミナル5の順に停車することとなります。ターミナル4についてはターミナル2/3で乗り換え(ヒースローコネクト)が必要となります。(ターミナル1は現在工事で閉鎖中) 駅はコンクリートのやや無機的な雰囲気で各ターミナルとはそのまま通路でつながっています。

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このヒースローエキスプレスの最大のウリはやはりそのスピードと言えるでしょう。ヒースロー空港と市内を結ぶ移動手段は地下鉄(ピカデリーライン)やバス(ナショナルエキスプレス)、もちろんタクシーなどいくつかありますが、ヒースローエキスプレスはパディントンと空港間をわずか15分(ターミナル5は約20分)ともっとも早く結びます。また便数もほぼ15分おきに運行され、長く待たされるということもありません。地下鉄でのんびり1時間近く揺られるのも悪くはないですが、旅行中の限られた時間を有効に使うにはこのヒースローエキスプレスが一番便利でしょう。

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(image: heathrowexpress.co.uk)

料金的には当社の販売料金で2等片道¥4600とあまり安いとは言えませんが、その価値は充分にあるように思います。またブリットレイルパスをお持ちの方はこのヒースローエキスプレスにも利用可能です。(当社ユーリンクでのお求めはこちら)

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イギリス旅行の空港アクセスにぜひ早くて便利なこのヒースローエキスプレスをご利用ください。

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