今年のベル二ナ特急は1便がランドクアルトまで延長運転/ Bernina Express 2019 runs from Landquart

2 3月

3月に入ってちょっと春めいてきましたが、スイスの人気パノラマ列車で、氷河特急と合わせての利用も多いのがこのベルニナ特急です。チューリッヒなどにも近いクールや、山岳リゾート地のサンモリッツと、イタリア国境にあるティラノ間を結び、最高標高の2054mのベルニナ峠やラーゴビアンコの湖水などの美しい風景を満喫できる列車なのです。

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このベルニナ特急は氷河特急と同じく、今シーズンは5/11からサマースケジュールの本格運行がスタートとなりますが、今年のトピックは従来のダボス/ティラノ便が、チューリッヒに近いランドクアルトまで延長運転され、ランドクアルト/ダボス/ティラノ間の運転になることです。ランドクアルトへはチューリッヒから1時間ほどで、今までのクール接続に加え、チューリッヒから利用できる便がもう1本増えることになり、よりベル二ナ特急が利用しやすくなるのです。

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もちろんこのランドクアルト/ダボス/ティラノ便とクール/ティラノ便に加え、サンモリッツ/ティラノ便が午前と午後に1便ずつありますので、ベル二ナ特急は今年も合計1日片道あたり各4便の運転となります。日本の旅行者に人気なのは片道2時間とほどほどの乗車時間のサンモリッツ/ティラノ便で、気楽に利用できるのが人気のポイントかもしれません。またクールとの場合は乗車時間が4時間ほどで、チューリッヒ方面から利用する場合にはこの便を利用するのが便利です。

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なおティラノでは、観光用の路線バスのベルニナバスがに接続し、保養地としても知られる湖畔リゾート地のルガーノとの間を結んでいて、さらに変化に富んだ風景を楽しむことができます。またティラノからはミラノとの間にイタリア側の列車が運行していますので、ベルニナ特急を使ってスイスとイタリア方面との間を移動するのもお勧めです。

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ちなみにティラノは町としてはイタリアに入りますが、ティラノ駅自体がスイスとイタリアの国境駅扱いとなるため、ベルニナ特急はスイスで有効なパス+座席予約で利用可能です。ベルニナバスも同様にイタリア内も走りますが、スイスのみのパスで利用できます。

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なおベルニナ特急も、氷河特急と同様に1等2等とも全席がパノラマ車両で、また全席予約制となっています。便や日にちによっては人気が集中する場合もありますので、ご利用が決まっている場合には早目に予約されると安心です。(予約開始は乗車日の3か月前から!) 詳細はこちらの当社HPをご覧ください!

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今シーズンもぜひ夏のスイス旅行に、より便利になるベルニナ特急をご利用ください!!。

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今シーズンの氷河特急は5/11より夏の4便体制に!/Glacier Express summer schedule

23 2月

さてそろそろちょっとずつ暖かくなってきて、スイスの観光シーズンも近づいてきていますが、今週は前回のツェルマットピークパスに続いて、そのツェルマットから発着するスイス氷河特急の情報です。
(当社HPはこちら)

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image:glacierexpress.ch

この氷河特急はツェルマットと高級リゾート地のサンモリッツの間を、車窓風景などを楽しむためにゆっくり8時間ほどかけて運行する、スイスを代表する人気パノラマ列車です。現在のウィンターシーズンは各1本ずつの運行ですが、これがまず4/19から増便され片道2便体制になります。そしてさらに5/11からはサマーシーズンの運行に入り、片道4便の運行体制となります。下に現地HPよりそのスケジュールを貼りましたのでご参照下さい。

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ツェルマットとサンモリッツ間をフルに運行するのは1日2便で変わらないのですが、ツェルマット⇔クール間と、サンモリッツ⇔ブリーグ間で部分運行する便が1便ずつが追加となり4便となります。昨年からこうした運行体制となりましたが、短めの区間のみ乗車する方もかなりいらっしゃいますので、より利用しやすくなったように思います。ちなみにブリーグ⇔ツェルマット間やクール⇔サンモリッツ間といった短区間のみでも利用は可能です。
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また今シーズンも昨年と同様、利用日によって座席予約料金が3段階に分かれます。現在のローシーズン料金は3/29乗車分までで、3/30から5/29まではミッドシーズン料金、そして5/30からはハイシーズン料金(9/15まで)となり、座席予約料が高めになります。トップシーズンに人気が集中しすぎるのを緩和するためですが、利用の際には気を留めた方がいいかもしれません。

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なお今シーズンはいよいよ来週から話題のエクセレンスクラスがサービスを開始します。従来の1等や2等とは一線を画す客席やサービス内容で、プレミアムなスイス旅行を楽しみたい方にはぜひお勧めのクラスです。料金もそれなりに「プレミアム」となり、1等パスの他に5万以上のプラス料金が必要となりますが、それに見合った内容ともいえます。ちなみにシート配置はエクセレンスが通路を挟んで1+1の2列配置、1等が1+2の3列、2等は2+2の4列となっています。1等や2等でオプションとなる食事はエクセレンスではもちろん料金に含まれています。

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なお2017年から氷河特急は、スイストラベルパス(フレックス)と同様に、ユーレイルグローバルパスでも全区間がカバーされ、座席予約料の追加のみで利用できるようになっています。何気に1等3日フレキシーの場合グローバルパスは¥39600で、スイストラベルパスフレックスの¥51600より安めになっていますので、スイスだけの旅行でもグローバルパスの利用価値はあります。
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この氷河特急は座席は全て予約制で、予約は乗車日の3か月前頃にオープンとなります。夏の時期はもちろん早めの予約がお勧めですが、便や予約のタイミングによっては直前でもお取りできることはあります。どうぞ当社あてに予約の依頼などお待ちしております。ぜひ今シーズンもこうした魅力満点の氷河特急をご利用ください。

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2019年もツェルマットピークパスは利用時期によって3段階の料金/ Zermatt peakpass 3fare levels

16 2月

(ツェルマットピークパスなどのお求めは、当社 スイスショップよりどうぞ)

2月中旬で寒い日が続きますが、そろそろ日も長くなり、春の足音も聞こえるようにもなってきました。スイスの観光シーズンも近づいてきていますが、そのスイスアルプスの代表的な名峰マッターホルンの観光にマストアイテムのツェルマットピークパスは、今年も利用時期に応じた3段階の料金となります。

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ツェルマットピークパスはマッターホルン観光のベースとなるツェルマットを中心に、登山鉄道やロープウェイなどの山岳交通機関などが乗り放題となるパスになります。このツェルマットエリアには、マッターホルンの展望台として有名なゴルナーグラートへのゴルナーグラート鉄道、スイス内の駅最高標高となるクラインマッターホルン(マッターホルングレーシャーパラダイス)へのゴンドラ、また気軽に美しい展望楽しめるスネガやブラウヘルドへの登山鉄道やロープウェイなどさまざまな乗り物が運行されていますが、このツェルマットピークパスでほぼその全てを利用することが可能です。町中を走る路線バス(グリーンバス/レッドバス)も利用できますのでまさにツェルマット滞在には欠かせない1枚と言えるでしょう。

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そしてこのツェルマットピークパスは今シーズンも利用時期に応じた3段階の料金となります。11月から4月までのローシーズン利用料金、5~6月と9月~10月のミッドシーズン利用料金、そして7~8月のハイシーズン利用料金の3レベルとなります。(ゴルナーグラート鉄道やマッターホルングレッシャーパラダイスなどの区間料金も同様に3段階となっています)ですので、一番混む7~8月をはずして、6月や9月あたりでの利用もねらい目となるでしょう。

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ただハイシーズン時期に入る前はまだ一部区間で運休が残ります。スネッガやブラウヘルド方面が運行を開始するのは5/30からの予定ですし、シュバルツツゼー経由のルートやフーリとリッフェルベルクを結ぶリッフェルベルクエキスプレスは6月下旬からの運行開始となります。ですのでミッドシーズンやローシーズンでの利用の際には、各区間の運行状況についても確認が必要です。また今年は工事のためブラウヘルドから上のロートホルンまでの区間は通年で運休となりますのでご注意下さい。

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このツェルマットピークパスは2年前より最短1日から利用できるようになり、短いステイの方などにもぐっと使いやすくなりました。またもちろんスイストラベルパスやハーフフェアカードをお持ちの方には25%程度の割引もありますので、スイスの鉄道周遊と合わせてのお使いになるのもお勧めです。(スイストラベルパスフレックスの場合は日にちのカウントが必要になります)

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これから迎えるスイスの観光シーズンに、ぜひこのツェルマットピークパスを利用して、マッターホルンの様々な風景やマウンテンアクティビティーを満喫して欲しいと思います。もちろん氷河特急とも合わせての利用もおおすすめです。ツェルマットピークパスの詳細は当社の こちらのページ または 当社ウェブショップ をご覧ください。

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ジャーマンレイルパスの春のキャンペーンがスタート!3日と4日が10%オフ!!/ Germanrailpass Spring campaign

9 2月

2月に入って、寒い日、暖かい日、そして今日は大雪と、なかなか振れの激しい天気が続いていますが、その今月からまたドイツのジャーマンレイルパスのキャンペーンが新たにスタートとしました。

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今回のジャーマンレイルパスのキャンペーンは、今月から3月末までのお求め分についてフレキシーと連続両タイプの全ての3日料金と4日料金を対象に、一律通常の10%割引になるというものです。ジャーマンパスのキャンペーンの場合、ツインやユースといった大人以外の割引料金にも適用になリますので、ダブルでおトク感が強いところです。

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上の当社料金表を見ていただくとお分かりになるかと思いますが、今月料金で、例えば一番安い2等連続3日は2人用ツイン料金で1人当り¥19750(2人で¥39500)ですが、これが¥17800(2人で¥35600)となりますし、また1等4日のフレキシーあたりですと、通常大人料金¥39500が¥35600と¥4000ほども安くなります。今回は一番の売れ筋と言える3日と4日料金が割引となっていますので、恩恵を受けられる方は多いでしょう。

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ただキャンペーン商品ということで、もちろん利用上の制限もありまして、まず、このパスは一度購入しますとその後の変更や取り消し、払い戻しなどは一切できません。またキャンペーンパスの利用期限は通常パスに比べて短く5月末までとなりますので、お求めの際は注意してください。完全に旅行の日程などが決まってから購入するのが安全とも言えるでしょう。

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ドイツは、看板列車のICEをはじめICなどほとんどの列車が予約マストでなくパスだけでそのまま利用できることもあって、レイルパスがとても利用しやすい国と言えます。イギリスやフランスのような一極集中でなく、玄関口のフランクフルトや、ケルン、ミュンヘン、ベルリンなどの主要都市間が各地に点在しており、旅行中に移動する機会が多いこともあって、このジャーマンレイルパスは各国の国別パスの中でもトップを争う人気のパスとなっています。

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これからの2月3月はようやくヨーロッパでも長い冬が終わり、春へと向かっていく時期になります。また3月末までにお求めになれば連休の旅行にも利用できますので、これからの学生旅行シーズンから春休み、さらにゴールデンウィークのドイツ旅行にどうぞこのキャンペーンをご利用ください。

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ユーレイルグローバルパスの「アップグレード」キャンペーンがスタート!/ Eurail Globalpass ‘up-grade’ campaign

2 2月

今年からラインナップが大きく変わったユーレイルグローバルパスですが、早速そのキャンペーンが今週からスタートとなりました!今回は2等から1等への「アップグレード」キャンペーンになります。
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今回のキャンペーン内容は今月末までの購入分について、2等と同じ料金で1等パスがお求めになれるというものになります。ですので例えば下のように今月のグローバルパスの一番ベーシックな1等フレキシーの3日は通常料金¥39600ですが、これがキャンペーンを利用すると2等3日と同じ¥29700で利用できるのです。同様に15日であれば通常の¥80100のところが2等と同じ¥60100で、これはなかなかインパクトのあるキャンペーンといえるでしょう。

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またさらにこのキャンペーンは大人料金に限定されたものではなく、ユースやシニアにも同様に適用となります。もともと割引になっている料金がさらにキャンペーンでお得に使えるわけで、ちなみに一番短い3日ですと通常の1等ユースは¥30600ですが、これが2等と同じ¥23000で利用可能となります。

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なかなかお得感満載のキャンペーンですが、キャンペーン料金ということもあってやはり制限される点もあります。まずはやはり一度購入すると変更や取消、払戻などが一切できないことです。ですので完全に旅行が確定し、日程も決まってからお求めになるのが安全でしょう。また通常のパスは購入してから11ヶ月程度が有効期限ですが、このキャンペーンパスの場合はオフシーズン限定ということで利用期限が5/15までとなります。夏のハイシーズンは使えませんのでご留意ください。

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こうした点にも気をつけながら、初春からのヨーロッパ周遊にぜひこのキャンペーンを利用してお得に旅行を楽しんで欲しいと思います。

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なお今月からはまたジャーマンレイルパスのキャンペーンもスタートしましたので、次回はそれをトピックにしたいと思います。

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ブリットレイルパス/フレキシーパスの2日料金が新登場!/New Britrailpass 2days!!

26 1月

(ブリットレイルパスについては当社ユーリンクよりお求め下さい。)

今年はいろいろパスの新商品や販売終了などの変更がありますが、その大きな1つがこのイギリスのブリットレイルパス(フレキシーパス)に新たに2日料金が登場となったことです。

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ブリットレイルパスはイギリスの本島(ブリテン島全体-イングランド、ウェールズ、スコットランド)をカバーするパスで、ブリットレイルフレキシーパスはそのフレキシー版ですが、昨年までこのブリットレイルパス(フレキシーパス)はミニマムが3日で、あと4日、8日、15日、22日、1ケ月の日数設定でした。これに今年から新たに2日が加わったのです。

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この2日料金には特にクラスや年齢等の限定はなく、全ての1等と2等の各料金に追加となっています。実際の料金としては現時点の1月料金でブリットレイルパス(連続タイプ)の2等大人3日が¥21800ですが、2日料金は順当にその3分の2ほどの¥14300と、なかなかの割安っぷりです。ユースの2等2日ですと1万円を切って¥8800ですので、これからの学生旅行にもうってつけといえるでしょう。2日料金を含めたブリットレイル関連パスの料金を当社HPより下に貼りましたのでご確認下さい。

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今まではそんなに何日も利用しないのでブリットパスは使わないという方もいらっしゃったでしょうが、今回の2日料金でより短い旅程のお客様にもぐっと利用しやすくなりました。パスはヒースローエキスプレスにも使えますので、それを加えてロンドンからの1日周遊に使ってもいいかもしれません。

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なおこの2日料金についてはブリットレイルパス以外のブリットイングランドパスやサウスウェストパスについては新設定はありません。昨年までブリットレイルパスとブリットイングランドパス、サウスウェストパスは利用日数の設定は同じでしたが、今年からはこの2日料金については異なることとなります。また2月末利用分まではブリットレイル関連パスはウィンターキャンペーンが実施されていますが、この2日料金についてはこのキャンペーンの適用はありません。

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今年はイギリスに関しては、この2日料金の新設定と、ユーレイルグローバルパスでイギリスが利用できるようになったことでパス利用の選択肢がぐっと増えました。ぜひこれからのイギリス旅行にこうしたレイルパスをご利用ください!

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ユーレイルセレクトパスは2018年で販売終了⇒今後のおすすめはグローバルパスの3/5日! / Eurail selectpass withdrawn by 2018

19 1月

ご案内していますように今年から各種ユーレイルパスのラインナップは大きく変わりましたが、その大きな変更点の1つは昨年までのユーレイルセレクトパスが販売終了となったことです。
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ユーレイルパスはヨーロッパ各国から数カ国を選択して利用するパスで、2か国/3か国/4か国から選択でき、長い間ヨーロッパの代表的なレイルパスの1つでしたが、残念ながら昨年末で販売終了となりました。バリエーションが多くなって複雑になりすぎた点が販売終了の理由の1つだったように思います。

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では今までセレクトパスを利用していたような数カ国の鉄道旅行の場合、今年からはどのパスを利用したらいいのでしょうか? そうした旅行でのおすすめがユーレイルグローバルパスの日数の短かい3日と5日です。

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グローバルパスはヨーロッパ全体31カ国をカバーするパスで、料金的にも少々高めのイメージでしたが、今年から新たに最短の3日(フレキシー)が新登場し、かなり値ごろ感のある料金となりました。2等であれば当社の今月料金で、大人¥30200(27歳までのユースは¥23300)という手頃さです。5日でも大人¥39000(ユース¥30100)に収まります。

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実際昨年12月時点でのセレクトパスの2等5日料金は4か国(ハイ料金)で大人¥47800、ユースで¥39100、3か国で大人¥41900、ユースで¥34300ですので、セーバー料金がなくなったことを加味しても、全体的にはむしろ安くなったと言ってもいいでしょう。たとえ旅行する国が2~3か国であっても今年からのグローバルパスは十分お勧めできるパスなのです。

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ぜひ今年からの2か国以上のヨーロッパ鉄道旅行に際しては、このグローバルパスの3日または5日をお考え下さい。数カ国程度を利用するのにもぴったりなおすすめのパスです。

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ユーレイルグローバルパスの有効国にイギリスが仲間入り!/UK enter Eurail Globalpass countries

12 1月

2019年に入りました。今年も当ブログではヨーロッパの列車情報などをご案内しますので、ぜひご覧頂ければと思います。
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さて昨年からお伝えしていますように今年からユーレイルパスにはさまざまな変更がありますが、その大きな1つがユーレイルグローバルパスでイギリス内もカバーするようになったことです。

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今までイギリスはユーレイル関連のパスではずっと対象外で、周遊するには別途ブリット関連のパスを購入する必要がありました。これが今年2019年よりグローバルパスでヨーロッパの大陸の国々と合わせて利用できるようになったわけで、なかなか画期的なことです。(ユーロスターももちろんカバーします)

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また以前にご案内したように、東欧方面のリトアニアやマケドニアもユーレイルに新加盟となりましたので、これによりグローバルパスで実に、イギリス/フランス/スペイン/ポルトガル/アイルランド/ベルギー/オランダ/ルクセンブルク/ドイツ/スイス/イタリア/オーストリア/デンマーク/スウェーデン/ノルウェー/フィンランド/リトアニア/ポーランド/チェコ/スロバキア/ハンガリー/スロベニア/クロアチア/セルビア/モンテネグロ/ルーマニア/ブルガリア/マケドニア/ボスニアヘルツェゴビナ/ギリシャ/トルコという30以上の国の列車が利用できることとなりました。これでほぼ全てのヨーロッパの国をカバーしていると言っていいでしょう。

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なおグローバルパスは今年から、最も日数が短く、最安のフレキシー3日料金ができ、たとえばイギリスとフランスの周遊など数カ国程度の短い旅行にもとても利用しやすくなりました。また一方1ケ月以上など長めの利用期間の料金も大きく値下げとなっていて長い日数の旅行にもアドバンテージが大きくなっています。2人以上のセーバー料金はなくなってしまったものの、日本でも多くなってきたシニア世代用のシニア料金が新しくできましたので、全般的にはより割安に旅行を楽しめるようになっています。

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ぜひ今年は今まで以上に利用しやすくなったグローバルパスで、ヨーロッパの列車旅を楽しんでいただきたいと思います!

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今年もありがとうございました!/2019 will come soon!

31 12月

2018年も本日までとなりました。今年も当ブログをご覧頂いてありがとうございました。
来年もぜひ当社ユーリンクと当ブログをよろしくお願いいたします。(なお新年の当社の営業は7日からになります)
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2019年商品情報 全ての各種ユーレイルパスにシニア料金が新設定など/ Eurail passes new Senior fare!

22 12月

さて今年も残りわずかとなりまして、また来年の商品情報ですが、まずはユーレイルグローバルパスと1か国パスの全てのユーレイル関連パスについて、来年販売分よりシニア料金が新しく設定されます。
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シニア料金は利用開始時に60歳以上の方に適用となる料金で、今まではイギリスのブリットレイル関連のパスには設定されていましたが、来年より各種のユーレイルパスにも導入となります。それも個別にどのパスというわけではなく、ユーレイルの名前の付く全てのパスに設定されます。日本でもシニア層の方の海外旅行は多くなっていますので、タイムリーな変更とも言えるでしょう。料金的には概ね大人料金から10%程度安い金額となります。

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なおその一方で、2名様以上同行のミニグループ割引のセーバー料金は来年から設定がなくなります。多くの方に利用されてきた割引料金で少々残念ですが、これで来年よりユーレイルパスの年齢等による料金設定は大人(28~59歳)、ユース(~27歳)、シニア(60歳~)の3タイプとなります。ちなみに11歳までのお子様については、大人と同行する場合で大人1名につき2名まで無料となり、それ以上人数の場合はユース料金が適用となります。なおユーレイルの場合のユース料金は27歳までですが、ブリットレイルパス関連やスイストラベルパス関連は25歳までとなります。少々ややこしいですが国や商品によって年齢の枠も違ってきますので、利用の際は気をつけてください。

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またシニア料金以外では、今年の途中から試験的に導入されていたユーレイルグローバルパスの2等料金が通常のラインアップに加わります。これにより、来年販売分からは全てのユーレイル関連パスについて1等と2等から同じように選択が可能となるのです。今までユーレイルパスと言えば1等メインで、2等はユースなど一部のみでしたので、これは結構画期的なことと言えます。

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来年のユーレイル関連パスについては、1等と2等から、それぞれ大人、ユース、シニアの料金を選ぶことができるというシンプルでわかりやすい構成となります。ぜひ来年もパスを利用してヨーロッパの列車旅行を楽しんで欲しいと思います。

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なおこれ以外にも来年からのパスの変更等がありますので、また次回にご案内したいと思います。

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