列車大国のイタリアを代表する高速列車と言えば、赤いカラーリングが印象的なフレッチャロッサですが、そのフレッチャロッサのデビュー以来使用されている車両がこのETR500です。このETR500自体は1990年代に運用が開始され、車内外のリニューアルを経て現在までフレッチャロッサの主力車両の1つとして親しまれています。
最初の登場から30年とはいえ、最高時速は300キロと動力性能的には問題なく、より新型のフレッチャロッサ1000(ETR1000)と一緒に 現在まで、 ミラノ⇔フィレンツェ⇔ローマ⇔ナポリといったイタリアの高速ルートを運行しています。
上の画像は1等車両ですが、実際に乗車すると、革張りのゆったり目のシートは長時間座っていても快適ですし、車内の造りもモダンかつ落ち着いた雰囲気でくつろげます。
またボックス席はこうした感じで通路からパーティションで仕切られていて、プライバシーも配慮されています。個人的には新型のフレッチャロッサ1000よりも重厚感や高級感があってインテリア的にはこちらの方がグレードが上のように感じます。
そろそろ新型の1000の方が車両的には増えてきて、乗り合わせる機会も多くなっていますが、まだまだしばらくはこのETR500もイタリアの高速路線を元気に走り回ってくれると思います。
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