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先週に引き続き来月15日からのドイツ関連の情報ですが、2017年末から運用が開始されたICE新型車両のICE4がこのウィンタースケジュールからさらに運行が拡大されます。
このICE4は、始めハンブルク⇔フランクフルト⇔ミュンヘン間のICEで運用が開始され、さらにその後ベルリン⇔ライプチヒ⇔ミュンヘンなどの路線でも使われるようになっていました。それが来月12月からのスケジュール改正で、より多くの便で使用されるようになる他、さらにスイスとの間の国際路線のフランクフルト⇔バーゼル⇔インターラーケン便での運用もスタートとなります。
image: inside.bahn.de
現在のところスイス路線にはICE車両で一番初めに開発されたICE1が使用されているのですが、ICE1もそろそろ年季が入ってきたということで、この新しいICE4へと置き換えになります。またこの他にすでに運転されているルートでもICE4が使われる便がぐっと増やされ、来月からまさにICEの主力車両の1つになります。
このICE4は外観のデザインはICE3に比べると直線的スタイリングで、特にヘッドライトのあたりは好き嫌いが分かれそうですが、新型車両としてのフレッシュなインパクトは伝わってきます。また上の画像のように、最近のドイツやヨーロッパでのグリーンムーブメントを反映して、グリーンのカラーリングの車両も登場するようです。
また車内のインテリアに関してはプラスチック素材が多めに使われて、比較的シンプルでライトな雰囲気になっています。今までのICE車両のような重厚感や豪華な感じは余りありませんが、車内では十分快適に過ごせるようになっています。もちろん車内WIFIは完備していますし、従来のICEと同様にレストラン車両なども連結されています。
このICE4はICEのフラッグシップともいえるICE3の進化版というわけではなく、最高時速は250キロに抑える一方、効率性や環境性能を重視した車両で、ドイツ内で高速線から準幹線までマルチに使用できるように造られています。また客席数が多く、輸送キャパシティが大きいのもこのICEの特徴です。当面このICE4はスイス線のように、ICE1車両の置き換えに使われ、さらにその後は現在はICとして運転している列車のICE化にも使用されていく予定です。
将来的にはドイツ内のICEネットワークでは、主にメインの高速線ルートはICE3、それ以外はICE4が使用されていくことになるようです。今後ドイツへの旅行でこのICE4と顔を合わせる機会が増えていきそうです。
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(なお来週11/23は休日のため、次回のブログは11/30になります)