パリの事件の影響も徐々に薄れているようですが、9月から移民問題による国境コントロールで直通列車が運休していたミュンヘン/ザルツブルク/ウィーンでようやく先週末から高速列車のレイルジェットが運行を再開しました。
ただこの運行再開もやや変則的で、ミュンヘンからウィーンやブダペスト方面については通常通りそのまま直行ということで問題ないのですが、ウィーン方面からミュンヘンについては国境駅のザルツブルクで一度下車して、ホームで国境のチェックを受け、改めて接続の車両に乗り換えてミュンヘンに向かうこととなります。つまりオーストリアからドイツへの場合については、一度ザルツブルクでの乗り換えと国境チェックが必要ということです。下がハンガリー国鉄(MAV)の案内ですが、これが参考になるかもしれません
Image : MAV Hungarian Railway
とりあえずはやや「片肺」ながらこのルートでのドイツ/オーストリア間の列車移動ができるようになったのは朗報です。またミュンヘンとザルツブルク間の乗車も特に問題なくなっています。ただ今後また状況によって運行パターンが変わってくることもありますので、直近で旅行される方は一応運行情報を確認されるのが安全だと思います。(ちなみにECなどの場合は現在国境区間のザルツブルク/フライラッシング間で接続用の列車に乗っていただくこととなります)
この移民問題も含めて、早くまたヨーロッパ全体が落ち着きを取り戻してほしいと思います。
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