以前よりユーロスターの新型車両として発表されていた新型車両のe320がいよいよ先月末よりロンドン/パリ間の一部の列車で営業運転を開始しました。
Photo : eurostar.com
このe320は形からみてもわかるように、フランス製(アルストム)だった従来の車両(e300)と異なって、ICEなどをベースとしたドイツ製(ジーメンス)です。自国愛にあふれる(?)フランス国鉄側からはかなり批判もあったようですが、結局この車両が採用され、ようやく先月より実際の運転が開始されたのです。
この新型のe320はハード面では、最高時速320キロを誇り、また1列車あたりの客席数も従来より2割ほど多い約900席となって輸送力も増大しています。内外装はフェラーリなどのデザインでも知られるピニンファリーナによって手がけられていて、エクステリアはグレーとイエローと濃紺の新イメージのカラーリングとなってなかなか新鮮です。またインテリアは曲面を生かしたモダンなデザインで、見るからに快適そうです。さらに今までユーロスターでは導入されていなかった、車内でのWIFIも近日に利用可能となる予定です。
なお、このe320は12/13からの冬スケジュール期間より本格的に運用が開始される予定です。また従来型のe300も同時にリニューアルを完了する予定で、今冬からユーロスターでの移動がより快適になりそうです。
さらに来年にはこの新型のe320はアムステルダムなどへの乗り入れが予定されてます。イギリスとヨーロッパ大陸の移動にはユーロスターにぜひ乗ってみてください!
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