さてパリでのテロ事件も少々は落ち着いてきましたが、その舞台となってしまったフランスとベルギーではタリスなど国際列車利用の際のセキュリティチェックが強化されています。今までユーロスターだけは乗車前のチェックイン手続があり、パスポートコントロールや荷物チェックが行われていたのですが、それがタリスや国際区間のTGVなどにも拡大されています。
現在こうしたチェックが行われているのは、パリ北駅(NORD)、ブリュッセル南駅(MIDI/ZUID)とアントワープ中央駅、リエージュ駅で、これらの駅を出発するタリス、国際区間のTGV、ICEがその対象となっています。パリ北駅からタリスに乗る場合と、ベルギーの各駅からフランスやドイツ方面への列車を利用する場合、と言っていいでしょう。そしてこれらの駅から利用する場合には出発時間の30分前までに乗車手続きをすることが求められています。これから直近で利用予定の方は余裕をもって駅についておく必要があります。
なお列車の運行スケジュール自体は通常通りとなっていますので、乗車の際に早めに駅に来ておけば特に移動自体に問題はありません。安心してご利用になれます。また降りる際にはもちろん特に手続などはありません。
こうしたセキュリティチェックは当面続けられる予定ですが、安全のためとはいえ早くこうしたチェックが必要なくなって、今まで通りに便利に利用できるように戻ってほしいものです。
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