北欧 X2000 8月よりオスロへ運行! / Swedish X2000 goes Oslo again

さて今回は北欧です! 北欧スウェーデンの高速列車X2000がこの8月よりストックホルムとノルウェーのオスロとの間を再び運行することとなりました。この区間は以前にも「LINX」という名前で運行されていたのですが、10年ほどのブランクを経て、またこの夏よりX2000が運転再開となります。

X2000 STO

これにより、現在通常のICで6時間以上かかっているこの区間は1時間半も短縮され、最速4時間半ほどで結ばれることとなります。もちろんそれでもフライトと比べると時間はかかりますが、列車には空港への移動やわずらわしいセキュリティーチェックはないですし、また北欧らしい湖や森林などの風景も見ながら移動できるのもアドバンテージです。

X2000 2

個人的にこのX2000に最近乗ったのは数年前になりますが、以前のブルーと白のツートンから、現在はシルバーを基調としたのカラーリングとなりちょっと落ち着いた雰囲気になったなと感じました。誕生したのが少々前なので最新のTGVやICEなどと比べると、今やデザイン的にクラシックに感じる部分もありますが、メカニカルな迫力のあるカッコよさは健在といえます。

X2000 OLD (old design)

また車内で印象的なのはインテリアにウッドが多くに使われている点です。シート地も含め木目のナチュラルな雰囲気が北欧デザインにも通じるものを感じさせ、なかなか居心地のいい車内空間というイメージです。なお1等はゆったりした3列シートとなる他、ドリンクやスナック類のサービスもあります。なおWIFIはクラスに関係なく利用可能です。

X2000 INSIDE.

また車両的には、スピードアップのためカーブで車体を内側に傾けるチルトリング(振り子)機能がついている点も特徴です。これは、車窓からでも車両が内側に傾いてくるのがわかるのでなかなか面白いのですが、慣れないで外ばかり見てると酔いやすいかもしれませんのでご注意を。

X2000 1CL X2000 WIFI

この夏からの北欧での移動には観光でもビジネスの場合でもぜひこのX2000に注目してください。

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タリスの車内おススメサービス! 1等の食事と無料Wifi / Thalys meal service and free WIFI 

パリ、ブリュッセル、アムステルダム、ケルンなどを結ぶ高速列車が、この赤いカラーリングでも人気のタリスです。このタリスはこうした主要区間を走ってますので私も乗る機会が多いのですが、その車内でのサービスで個人的におすすめなのが、1等利用者への食事サービスと、1等と2等のセミフレキシータイプのチケットの利用者への無料WIFI(無線LAN)サービスです。

Thalys

まず食事についてですがこれは特に食堂車などへ移動するのではなく、1等車両であれば、飛行機の機内食と同様座っている席に自動的に運ばれてきます。内容は時間帯や区間に応じたものとなり、基本的にはランチやディナー用の食事とブレックファースト(朝食)とグルメスナック(軽食)のいずれかになります。(まずは下のように小さなナプキンが配られます)

tha nap

画像はランチになりますが、シンプルながらもメインディッシュにプラスして前菜的なものやデザートも付いてなかなかのグレードです。飲み物もワインやビールなどのアルコール類も含めて選択でき、もちろん食後にはコーヒーも出てきます。人気区間のパリ/ブリュッセルの場合ですと乗車時間が1時間20分ほどと慌ただしめにはなりますが、車内の食事としてはなかなか満足のいくものだと思います。

lunch

またもう1点がもはや海外でも必須と言えるWIFI(無線LAN)です。車内ではPCやタブレット、スマートフォンからそのままWIFIにつながりタリスの各種の情報が確認できますし、また簡単なレジスターで通常のインターネットに接続することができます。乗車中のヒマつぶし(?)はもちろん、メールやSNSなど他の人とのコミュニケーションや、ビジネス利用の方にはデスクワーク的な仕事もストレスフリーに可能です。

wifi

ぜひ次回タリスを利用する際にはこうしたサービス面も含めて、クラスや料金など選んでみて下さい。
(タリスの情報はこちらの当社HPもご覧ください)

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オーストリア列車周遊でおすすめ – 1等用のOBBラウンジ! OBB Lounge for 1st class

今回は昨年末にも訪れたオーストリアです。昨年12月に新装されたウィーン中央駅をはじめ、オーストリアの主要駅にはオーストリア鉄道(OBB)のラウンジが設置され、1等のお客さまなら誰でも利用することができます。

OBB LOUNGE VIE HBF

利用にあたって特に手続や予約などがあるわけではなく、そのまま中に入ってカウンターのスタッフに1等のチケットを見せればそれでOK。ラウンジ内では置いてあるソファーでゆったりと列車の時間までくつろぐことができます。またドリンク類や簡単なお菓子類などの無料のサービスがあり、自由に好きなものをとることができます。画像のようにビールなどのアルコール類も用意されています。

LOUNGE2

またもちろんWIFIや電源コンセントも完備されていますのでPCやスマートフォンなどもストレスなしで使用できます。またヨーロッパの駅では快適なトイレを探すのも結構大変だったりしますが、このラウンジを使えばその問題もありません。

LOUNGE1

前回の旅行では個人的にも、ケルン方面への夜行列車が出発する夜11時過ぎまでこのOBBラウンジで快適に過ごすことができました。こうしたラウンジのサービスが利用できる点も1等を選ぶ1つの理由になるかもしれません。

VIE HBF

ウィーンの中央駅の他、西駅やザルツブルク、リンツ、インスブルックなどの主要駅に設置されていますので、オーストリアで1等を使って旅行される場合、乗車までの時間ぜひこのラウンジを利用してみてください。(ラウンジの詳細はこちらのOBBのHPまで)

LINZ

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イギリス 今シーズンから区間チケットは現地受取りとなっています! Sector Ticket in U.K!

さて、ここしばらくスイスについて書いてきましたが、とりあえずひと段落という感じですので、今回からは国ごとや列車ごとにその時のちょっとしたトピックをお伝えするようにします。

Virgin

まず今回はイギリスです。イギリスについては、今シーズンから日本で手配する区間チケットについては、ヒースローエキスプレスなどの一部の列車を除いて、本券は現地の駅での受け取りとなりました。現地受取りというとホントにちゃんともらえるのか不安の方もいらっしゃると思うので、私自身の画像もつけて簡単にご案内いたしましょう。(なおブリットレイルパスなどのパス類は昨年までと同様に本券でのお渡しとなります)

Euston

これは現地の人がインターネット等で予約をした場合と同様の手続きになるのですが、まず当社など日本で区間チケット手配をしますと、発券用の8ケタのリファレンス番号を案内されます。そしてイギリスに到着後、駅に並んでいる発券機(画像はユーストン駅です)に向かいます。発券機はタッチパネルになっていて、まず「COLLECT」を選び、確認用に本人のクレジットカードを挿入します。

Collect
Card

そして機械の表示に合わせてリファレンスを入力すると、チケットがプリントアウトされるという流れになります。クレジットカードを入れることでちょっと不安に感じるかもしれませんが、それによりカードにチャージされることはありません。

number

もし発券機でなかなかうまくいかない場合やクレジットカードをお持ちでない場合などは窓口でも受け取ることができます。また、受取りは、乗車駅以外の駅でも可能ですし、当日以外でも大丈夫ですので、乗車時より前に受け取っておくと安心かと思います。なお何らかの理由でチケットの受取ができなかった場合でも、受け取っていないことを理由に返金等は受けられませんので、うまくいかない場合には駅員に確認するなどして確実にチケットを受け取るようにしてください。

Tkts

短い区間でも手配は可能ですし、アドバンス料金など列車によって割引料金の手配もお受けしてますので、イギリスの列車利用ならぜひご出発前に当社ユーリンクにてお求めください。お待ちしてます!!

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今シーズンのスイストラベルパスは3タイプ! How to choose Swiss travel passes

まもなくサマーシーズンに入るスイスの観光列車や登山鉄道について何回か書いてきましたが、ここで今シーズンから大きく変わったスイストラベルパス(旧スイスパス)についてその変更点などを再度ご案内しておきましょう。

STP

まず変わったのはその名前です。昨年までのスイスパス/スイスフレキシーパスから、今年は、連続タイプのスイストラベルパス、フレキシータイプのスイストラベルパスフレックス、フレキシータイプでハーフフェアカード付きのスイストラベルパスフレックス(ハーフフェア)コンビの3タイプとなりました。(上の画像が今月のそれぞれの料金となります)

STF

また利用上で変わったのはフレキシータイプの場合の割引利用の扱いです。昨年までは、他の国のパスと同様フレキシータイプの場合はその有効期間内で利用中であれば日数をカウントしない日でも、列車や登山鉄道などの半額程度の割引を受けることができましたが、今年からは通常のトラベルパスフレックスの場合は日数をカウントしない日はこうした割引特典等が受けられなくなりました。そしてそうした割引を希望の場合にはハーフフェアカードがプラス(その分の料金もプラス)されたフレックスコンビを利用していただくことになったわけです。昨年までのスイスフレキシーパスが、今年はトラベルパスフレックスとトラベルパスフレックスコンビの2タイプになったと言ってもいいでしょう。

ENGELBERG

他にも、今シーズンから、今まで多く利用されてきた2人以上同行用のセーバー割引料金は設定がなくなり、すべて1名様用の料金となっています。その一方でユース料金はすべてのタイプに設定されるようになりました。また通用日数も変わり、いずれのタイプについても3日、4日、8日、15日で共通になっています。

Lauterbrunnen

今シーズンのスイスの鉄道旅行にはこれらの点を踏まえたうえで、どのパスを選ぶか決めるのがいいでしょう。他にも1つの目的地を往復するタイプの旅行であればスイストランスファーチケットと、その割引付きタイプのスイストランスファーチケットコンビもお勧めです。またはスイス内でそれほど登山列車等を利用しない場合にはユーレイル関連のパス(オーストリア/スイスパスやジャーマン/スイスパスなど)を利用する手もあります。これらの選択肢からぜひベストマッチのパスを選択してスイス旅行を楽しんでください。

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スイス ゴールデンパスライン 今年も人気のパノラマ&クラシック Swiss Goldenpass Line 

スイスのパノラマルートの中でも、チューリッヒやジュネーブから近く、わりと気軽に利用できるのがこのゴールデンパスラインと言えるでしょう。ゴールデンパスラインはルツェルン/インターラーケン/モントルー間の観光ルートで、いくつかの観光列車を乗り継ぎながら、アルプスの山々や湖水の眺めなどスイスらしい風景を楽しむことができます。

GPASS

このゴールデンパスラインには東側のルツェルン/インターラーケンと西側のインターラーケン/(ツバイジンメン)/モントルーの両区間があり、それぞれパノラマ列車などの観光用の列車が運行しています。東側のルツェルン/インターラーケン間にはいずれの列車にもパノラマ車両が連結されていて、ザルネン湖やブリエンツ湖などの青く美しい湖水の風景が楽しますし、また急勾配をラックレールを使って登っていくブリューニック峠越えはなかなかの迫力です。また車内には食堂車も連結され変化に富んだ風景を眺めながらの食事も楽しめます。

LUZERN

またインターラーケン/モントルー間は途中のツバイジンメンで乗り換えとなり、そのツバイジンメン/モントルー間は、モダンな全車両パノラマ席のゴールデンパスパノラマと、「旧き良き時代」イメージのレトロ車両を使ったゴールデンパスクラシックが運行される、このゴールデンパスライン一番の人気区間となります。風景を存分に楽しみたいならパノラマ、雰囲気を味わいたいならクラシックということで、旅行スタイルに応じて選んでいただくのがいいでしょう。車窓からはレマン湖越しのモンブランの山塊や落ち着いたシャトーデーあたりのたたずまいなど見逃せない風景の連続で、もちろんこちらの車内でも軽食やワインなどを楽しみながらこうした景色を満喫することができます。

PANORAMA

もちろん1日でそのまま全区間を利用することもできますが、途中のインターラーケンでユングフラウエリアの観光など、ゆっくり日数をかけて周遊するのもお勧めです。また前回のウイリアムテルエキスプレスと合わせて利用するのも楽しいと思います。なおこれらのゴールデンパスラインの列車は座席予約なしでも利用はできますが、夏のシーズンには特にゴールデンパスパノラマやゴールデンパスクラシックについては予約はしておいた方が安全でしょう。また、人気の最前列シートのVIP席や、モントルーからの列車パッケージチョコレートトレインについては予約がマストとなります。

CLASSIC

ぜひこのゴールデンパスライン周遊で、本格的なスイスアルプスのパノラマを気軽に楽しんで欲しいと思います。詳細情報などはこちらの当社HPもご覧ください。

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スイス ウイリアムテル エキスプレス 今年は5/30から1日2便運行へ William Tell Express

今回も引き続きこれからシーズンのスイスの観光列車ですが、スイス建国の英雄ウイリアムテルのゆかりの町ルツェルンと、南部ティチーノ地方の美しいリゾート地のロカルノ(ルガノ)との間を、湖船とパノラマ列車で結ぶのが、このウィリアムテルエキスプレスです。「エキスプレス」と名乗ってはいますが決して「特急」の類ではなく、レイククルーズとパノラマ列車での移動を組み合わせて風景を楽しむ列車パッケージと言っていいでしょう。

LUZERN

このウイリアムテルエキスプレスは通年運行してはいますが、もちろんメインのシーズンは夏で、今年の場合来月30日から1日各2便の運行体制となり、これからピークシーズンを迎えます。ルツェルンから利用の場合は、まず桟橋から観光船に乗り込み、アッパーデッキの1等席に座って約2時間半のレイククルーズです。ルツェルン湖(フィアバルトシュテッター湖)での湖水と美しい山々の風景をランチを楽しみながら満喫できます。(料金はランチクーポン込) 

LUNCH

またフリューレンからはパノラマ列車の乗り換えてスイスアルプスのゴッタルト越えの雄大な風景が楽しめます。合わせて乗っている時間は5時間程度ですのでちょうどゆっくり1日を過ごすのにぴったりのスケジュールとなっています。もちろんロカルノからルツェルンへの利用も可能です。

WTEL image : SBB

なおこのウイリアムテルエキスプレスは1等のみの設定となっています。またスイストラベルパスやユーレイルパスなどスイスで有効なレイルパスをお持ちの場合はパスホルダー料金のみ(当社4月現在で¥9000)でご利用になれます。観光船とパノラマ列車というちょっと「異色のコラボ」とも言えますが、その分それぞれ変化に富んだ風景が楽しめるかと思います。ルツェルン/モントルー間のゴールデンパスラインなどの観光ルートと組み合わせての周遊もお勧めです。ぜひ今年のスイス旅行にはこのウイリアムテルエキスプレスも組み込んでみてはいかがでしょう。

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なおウイリアムテルエキスプレスの詳細は当社HPもご覧ください。

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スイス ツェルマットエリアも4/20よりサマーシーズン! Zermatt Gornergrat bahn/ Peakpass

ユングフラウと並ぶスイスの人気アルペンリゾートと言えばこのツェルマットエリアと言えるでしょう。ツェルマットは前に書いた氷河特急の発着駅でも有名な、標高1600メートルにあるアルペンリゾートで、スキーなどウィンタースポーツのメッカとしても知られます。そして今週末で通常のスキーシーズンは終了となり、このツェルマットエリアも4/20より夏の観光シーズンへと入るのです。

gorner image: Gonergrat bahn

ツェルマットエリアの登山鉄道でまず有名なのはゴルナーグラート鉄道でしょう。このゴルナーグラート鉄道はツェルマットとアルプスの展望台として知られるゴルナーグラートとの間、距離にして10キロ弱、標高差は1400メートル以上を上りは30分少々かけて結びます。(ゴルナーグラートの標高は3089メートル) ゴルナーグラートではマッターホルンやモンテローザなどの展望ももちろん、有名なホテル(クルムホテル)もあってゆったりと食事やさらに宿泊も可能です。またルート上のリッフェルベルクやリッフェルアルプでは美しい湖などの風景やハイキング/トレッキングも楽しめます。

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またマッターホルンの展望台としてもう1か所有名なのは、スイスの最高標高駅のクラインマッターホルン(マッターホルングレーシャーパラダイス)です。ここへは列車ではなく、ゴンドラを乗り継いでのアクセスとなりますが、クラインマッターホルンの標高は富士山より高い3883メートルで、まさに間近にマッターホルンの迫力の雄姿が楽しめます。なおこのクラインマッターホルンとツェルマットとの標高差は2000メートルを越えますので、行かれる際には少々ゆっくり目に行動されるのが安心だと思います。

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もう1か所、アルプスのパノラマがより気軽に楽しめるのがスネガ/ロートホルンです。スネガまではトンネル内の鉄道(ケーブルカー)でわずか3分。そしてここからはゴンドラを乗り継いで標高3000メートルクラスの展望台ロートホルンに到着します。ここもハイキングや美しい展望が楽しめるルートです。なおこのスネガ/ロートホルンへのケーブルカー/ゴンドラは夏シーズンは5/23からの運行となります。

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こうしたツェルマットエリアの登山鉄道や観光用のゴンドラなどの乗り物が乗り放題なのが、ツェルマットピークパスです。3日から日数も選べますので、ツェルマットに数日以上滞在してアクティブに行動する方にぜひおススメです。

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ぜひこれから夏のシーズン、氷河特急などとも合わせてこのツェルマットを訪れてみてください。

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ベルニナ特急 5/9よりサマーシーズンの運行開始 Bernina Express

引き続きスイスのパノラマ列車ですが、スイス東部のクールやサンモリッツなどとイタリア内のティラノの間を運行し、氷河特急と合わせて利用されることも多いのがこのベルニナ特急です。サンモリッツとティラノの間では通常の鉄道で最高標高の2054mのベルニナ峠を越え、多くの湖なども車窓に広がるなどパノラマ風景には折り紙つきの列車ともいえます。

Bernina-Express image : RHB

このベルニナ特急は5/9からハイシーズンの運行に入り、サンモリッツ/ティラノ間が片道あたり1日2便と、クール/ティラノ間とダボス/ティラノ間が各1便運行されます。所要時間がクールからの場合で4時間、サンモリッツからなら2時間と比較的短めですので、サンモリッツからの日帰り往復など、気軽に乗車できるのもこの列車のプラスポイントです。またサンモリッツからなら午前と午後にも便がありますので、フレキシブルに利用可能です。

Bernina-route image : RHB

さらにティラノでは、ルガーノとの間のベルニナバスも接続していますし、ミラノとの間には通常の列車も運行していますので、スイスの他のエリアやイタリア方面との周遊にもお使いになれます。

TIRANO

なおベルニナ特急は氷河特急などと同様に全席予約制となっていますので、乗車の際にはパスや乗車券のほかに座席予約券が必要となります。便や日にちによっては混雑する場合もありますので、利用が決まっている場合にはお早目の予約(予約開始は乗車日の3か月前)が安心かと思います。ティラノは場所としてはイタリアに位置しますが、ベルニナ特急(ベルニナバスも)についてはスイスで有効なパスがあれば利用可能です。また氷河特急と違って、スイストラベルパスだけでなくユーレイル関連のパスでも乗車券分はカバーします。

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今年の夏のスイス旅行にはぜひこのベルニナ特急もご利用ください。
詳細はこちらの当社HPからもどうぞ

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スイス ユングフラウ鉄道 今年もまもなくシーズンイン Swiss Jungfrau railways

前回の氷河特急に引き続き、スイスの登山鉄道で一番人気と言えばやはりこのユングフラウ鉄道でしょう。私がこのユングフラウに最初に訪れたのは20年以上前でしたが、青く澄んだ空と白い雪をかぶった山々をバックに、緑の草原が広がり赤い屋根の家々が点在する、という「いかにもスイス」的な鮮やかなコントラストには強く感動したものです。そんな風景が車窓に広がるユングフラウ鉄道でも、今年もまもなく各路線が夏の運行をスタートし、サマーシーズンへと入ります。

Jungfraubahn vor der Jungfraubahn image:Jungfrau bahn

もちろんインターラーケンからユングフラウヨッホへのメインルートやミューレン方面への電車は、年間を通じて運行されるのですが、さらに今後、4/25よりハーダークルム、5/9よりフィルスト、5/23よりシーニゲプラッテ、そして5/30よりメンリッヒェンへの路線が夏の運行を再開して、ユングフラウ鉄道各線でフル運行となる予定です。

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またこのユングフラウ鉄道はもちろん通常の乗車券もありますが、数日以上滞在する方向けのレイルパスのユングフラウ鉄道パス(6日)とユングフラウVIPパス(3日)もあり、今年は5/1からこれらのパスの利用シーズンもスタートとなります。なおユングフラウVIPパスは期間は短めで利用できる範囲も限定されますが、ユングフラウヨッホへの一番山上の区間もカバーしています。一方ユングフラウ鉄道パスは期間が長く利用できるエリアも広いですが、ユングフラウヨッホまでの区間は対象外(割引あり)となっています。どちらも料金は同程度ですので、旅行タイプに応じて選ぶのがいいと思います。

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もちろん例年通り、スイストラベルパス(去年までのスイスパス)やハーフフェアカード、またユーレイル関連のパスなどを利用の場合には、乗車券にしてもパスにしても割引料金がありますので、スイスの鉄道旅行と合わせて利用するのがお勧めです。

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どうぞ今シーズンも「いかにもスイス」的な美しいアルプスの風景が楽しめるユングフラウ鉄道をご利用ください。詳細は当社の こちらのページもご覧ください。

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