トレンイタリアの看板車両と言えばフレッチャロッサ1000(ETR400) /Frecciarossa1000

10 4月

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

今週東京では緊急事態宣言も出されましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、今のところ日本からヨーロッパなどが海外への旅行はほぼ不可能となっています。またヨーロッパ自体も国によっては外出禁止令が出るなど日本より深刻で、列車の利用も難しい状況となっています。こうした状況ですので、このブログでも当面は、ヨーロッパの列車情報というよりは、簡単に各国の列車などを画像で案内したいと思います。今回はトレンイタリアの看板車両のフレッチャロッサ1000(車両形式名としてはETR400)になります。2015年から営業運転をスタートした新型車両で、いかにもイタリアらしいデザイン(ベルトーネが担当)が印象的です。

fr1000

スタンダード(2等)、プレミアム(2等プラス)、ビジネス(1等)、エグゼクティブ(特等)の4クラス制となっていて、車内は快適です。(画像はビジネス)

FR1000 INSIDE

ぜひ今後のイタリアの旅行の際にはご利用ください。

なお当社の営業も、今月については時間を短縮し土曜も休業としますのでご了承ください。コロナ収束まで皆さんがんばりましょう!

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

ヨーロッパでの列車利用は少なくとも今月末まで難しい状況に。。 /European trains impacted by virus problem

4 4月

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

引き続き新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、残念ながら日本から海外へ旅行する方は現在ほぼいらっしゃらない状況となっていますが、その日本以上に状況が深刻なヨーロッパ各国ではもちろん列車の運行にも大きな影響が出ています。

ROM TER

イタリアをはじめスペインやフランスでは外出の禁止など移動の制限が行われ、TGVなどの高速列車も一応運行自体はあるものの、最低限の一部のみでの運行となっています。またそれ以外のドイツやイギリスなどの国々でも、列車の運行は続けれられていますが、概ね通常よりもかなり減便され、また正当な理由がない利用は原則としてできなくなっています。また各国間の国際列車に関してはユーロスターなども含め、ごく一部の便での運行かまたはほぼ全面的に運休となっております。

ICE FRA

いずれの国や区間でも4月末頃までは少なくともこうした運行状況が続く予定となっていて、5月以降の運行についてはまた今月中に見通しが出されるかと思います。今後の連休時期や夏頃のヨーロッパの旅行については、そのアナウンスなどを確認してプランニングしていただくのがいいと思います。なおユーレイルのHPには旅行者向けの各国の運行の情報も載っていますので参考になると思います。

LON SP

ぜひこのウイルス騒ぎが収まった後にはまたヨーロッパの列車旅行を楽しんで欲しいと思います。

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スイスの観光用の列車や山岳鉄道等は当面4月下旬まで運休となります/ Swiss panoramic trains suspended

28 3月

(スイスの各種観光チケットについては当社スイスショップよりお求め下さい)

現在のところ残念ながら新型コロナウィルスの影響で日本から海外への旅行はほぼ全面ストップの状態ですが、感染が拡大しているヨーロッパ内では列車運行への影響がさらに大きくなっていて、今までこのブログでもご案内してきたスイスの観光用の列車や登山鉄道が今月の中旬から運行休止となっています。(スイスでは各地のスキー場もクローズとなるなど観光用のサービスがほぼ全般的にストップとなっています)
Glacier Visp

まずツェルマットとサンモリッツを結ぶ人気パノラマ列車の氷河特急についてはさしあたり4/26まで運休となります。ちなみにツェルマットとブリーグ間などこの区間内をそれぞれ運行するローカル列車は運行しています。同様にサンモリッツとティラノなどを結ぶベルニナ特急も4/26まで運休になります。こちらも同じ区間のローカル列車は住んでいる方の交通手段として運行され、一応移動は可能となっています。
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またユングフラウエリアを運行するユングフラウ鉄道に関しては4/30まで、ユングフラウヨッホやフィルスト、メンリッヘンなどの観光ルートは全て運休となります。ただインターラーケンとグリンデルワルトやウェンゲンとの間については通常のローカル運行が続けられます。

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マッターホルン周辺のツェルマットエリアでも同様にゴルナーグラート鉄道は4/26まで、クラインマッターホルン(マッターホルングレッシャーパラダイス)やスネッガなどの区間は4/30まで運休となります。

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モントルーとインターラーケン間などのゴールデンパスラインについては、一応パノラマ列車も運行されますが、これは通常のローカル列車も兼ねての運行になります。

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このように当面はスイスでは通常の地元の足としての列車以外の、観光列車や観光用の山岳鉄道等はしばらく運休となります。5月からの運行がどのようになるかは4月中旬頃にはおそらく見通しが出ると思いますが、やはりゴールデンウィークの頃の利用は難しそうです。今後どのようになるか何とも言えませんが、日本も含め早くこのウイルス問題の収束の見通しが立つようになって欲しいと思います。

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ノルウェーナットシェル まもなくハイシーズンの利用期間に/ Norway Nutshell in 2020

21 3月

(ノルウェーナットシェルについては当社ユーリンクHPよりお求め下さい)
現在のところ残念ながら新型コロナウィルス感染拡大の影響によりヨーロッパへの旅行はほぼストップの状態で、今後いつ位に収束するかはまだ見通しが立っていませんが、今後サマーシーズンにスイスと並んでぐっと旅行の方が増えるのがこのノルウェーです。特に初夏などには北欧の白夜の時期ということもあってお客様も集中します。そして5/1からこのフィヨルド周遊ルート(周遊チケット)のノルウェーナットシェルもハイシーズンの利用期間に入ります。

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このノルウェーナットシェルは、オスロやベルゲンから人気のソグネフィヨルドを観光するため、列車移動と山岳鉄道(フロム鉄道)、フィヨルド観光船、バスなどをセットにした周遊ルート(チケット)となっています、観光の中心となるのはミルダールとフロム間の山岳鉄道のフロム鉄道と、フロムとグドバンゲン間のフィヨルド観光船のクルーズで、これにオスロやベルゲンからの列車移動などを組み込んだルートと言えます。このルートは冬も含め通年利用可能なのですが、ハイシーズンの5月からはそれぞれ増便され、周遊がぐっと便利になるのです。
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ただ今年に関してはそのウイルスの問題とは別に、4/15~6/26の期間に関してはオスロとミルダールとの間で工事が行われ、オスロを午前中に出発する場合は途中までの区間がバス代行運転となりますので、利用される方は注意した方がいいでしょう。

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簡単にこの周遊ルートを紹介しておきますと、オスロ⇒ベルゲンの場合は、まずベルゲン特急とも言われる特急列車で、ノルウェー国鉄最高地点(1222M)を越えてミルダールへ移動し、ここで山岳鉄道のフロム鉄道に乗り換えます。

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ここからフロムへの1時間程度がこの観光ルートのハイライトの1つで、車窓からは断崖から流れ落ちる滝などの絶景が満喫できます。途中景観スポットで撮影タイムもあります。

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そしてフロムからは桟橋で待つ観光船に乗ってフィヨルドクルーズとなります。パッと見の雰囲気は山の中の湖といったイメージですが、船の大きさがここが海であることを感じさせます。観光船のデッキからは入江と見上げる山々のコントラストも印象的です。また数年前からは、従来からの観光船(クラシック)に加えて新型船(プレミアム)も就航して、より魅力がアップしています。

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そしてグドバンゲンに到着後は峠越えのバスに乗換えてボスへ向かいます。そしてボスからは再び列車に乗り換えて、程なく港町ベルゲンに到着となります。

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なおルートとしてはオスロを早朝に出発してその日の夜にベルゲンに到着するパターンでの利用が一番人気ですが、1日の移動時間が長くなりすぎるということもありますので、より短い時間で周遊できるベルゲンからの往復もおすすめです。また途中のフロムなどで宿泊してゆっくり観光すると、美しいフィヨルドの魅力をさらに楽しめると思います。またノルウェーで有効なユーレイルパスをお持ちの方には割引料金もありますので、スウェーデンやデンマークなど北欧の列車旅行と合わせての周遊もおすすめです。

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今年はなかなか先の見通しが利かない感じですが、ウィルスの影響が収まったら、ぜひ北欧ノルウェーの旅行を楽しんでほしいと思います。ノルウェーナットシェルの詳細については当社HPも参照下さい

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各種ユーレイルパス割引キャンペーン中 今月末まで10~15%オフ/ Eurailpass campaign March 2020

14 3月

(各種ユーレイルパスについては当社ユーリンクHPまたはウェブショップ)よりお求め下さい

今月は新型コロナウィルスの影響で海外旅行のお客様もかなり少なくなっていますが、そんな3月中の購入を対象とした、各種ユーレイルパスの割引キャンペーンがスタートとなっています。
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今回のキャンペーンは内容的には、グローバルパスと各国の国別パス(一部を除く)について、一律で1等に関しては15%、2等については10%割引となるもので、通常の大人料金だけでなく、ユースやシニア料金などの割引料金にも適用となります。1等と2等で割引率に差がありますので、1等ですとより有利ですし、シニアなどの方はダブルでお得と言えます。

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例えばグローバルパスの一番ベーシックな4日の場合、当社の通常料金で現在1等大人¥43300のところが¥36900(2等4日は¥32500が¥29300)になりますし、また国別パスですと、例えばオーストリアの1等3日で¥25900が¥22100(2等3日は¥19400が¥17500)となるなど、かなりのお得感と言えるでしょう。

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なお今回のキャンペーンは今月末までの購入分が対象となりますが、ただスカンジナビアパス、デンマークパス、スウェーデンパス、フィンランドパス、ノルウェーパスといった北欧のパスはキャンペーンの対象外となります。またフランスパスについても1日/2日/7日料金には適用となりませんので、利用の際はよくご確認ください。加えて、このキャンペーンは、ユーレイル関連のパス(ユーレイルの名前が付くパス)が対象のため、スイストラベルパスやドイツのジャーマンレイルパス、またイギリスの各種ブリットレイルパスなどには割引はありません。(ブリットレイルパスについては別の15%割引キャンペーンが今月末まで実施されます)

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またキャンペーン商品のため、購入後の変更やキャンセル等は一切できませんので、確実に旅行が決まってからのお求めが安心かと思います。ただパスは発券日から最大で12ヶ月程度後まで利用可能ですので、今後のゴールデンウィークやさらに夏休みなどのご旅行に使うことも可能です。

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現在海外旅行はこうした状況ではありますが、ぜひ今回のキャンペーンをうまく利用してヨーロッパ旅行をお得に楽しんで欲しいと思います。

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ベルニナ特急も5/9からサマースケジュールでの運行スタート/ Bernina Express on summer

7 3月

(ベルニナ特急については当社ユーリンクHPまたは当社スイスショップよりお求め下さい)

今回は先週の氷河特急と並ぶ、スイスの人気観光列車のベルニナ特急の今シーズンの情報です。ベルニナ特急はチューリッヒにも近いクールやランドクワルトそして氷河特急の発着駅でもあるサンモリッツと、イタリア国境のティラノの間を、通常の列車ではスイス最高標高地点の2054mのベルニナ峠を越えて結び、美しい山岳風景を満喫できる列車なのです。

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このベルニナ特急は氷河特急と同じく今シーズンは5/9からサマーシーズンの運行に入ります。このサマーシーズンにはサンモリッツ/ティラノ間を1日2便ずつと、クール/ティラノの間を1便、ランドクワルト/ダボス/ティラノの間を1便の、合計1日各4便が運行されます。この中で特に日本からの方に人気なのはサンモリッツからの往復です。サンモリッツとティラノ間は片道2時間と手ごろな乗車時間で、日帰りで比較的気軽に往復できるのが人気のポイントと言えるでしょう。またチューリッヒ方面との移動で利用する場合にはクール/ティラノの便はとの間の利用するのが便利です。この場合は乗車時間が4時間ほどで、アルブラ線とベルニナ線の全線の風景を満喫することができます。

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またティラノでは、ベルニナ特急に接続して、観光用バスのベルニナバスがスイス南部のルガーノとの間を結んでいます。これもより変化に富んだ風景を楽しむことができますし、他のスイス各地との周遊にも便利です。またティラノとミラノ間はイタリア側の列車が運行していますので、ミラノ方面に抜けたりなど、スイスとイタリアを合わせた旅行にもこのベルニナ特急はお使いになれます。

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なおこのベルニナ特急も氷河特急と同様に、1等2等を合わせ全席がパノラマ車両となっています。また全席予約制となっていますので、ご利用の際にはレイルパスや乗車券にプラスして座席予約が必要となります。便や乗車日によっては人気が集中して満席になる場合もありますので、ご利用が決まっている場合には早目の予約が安全でしょう。(予約開始は乗車日の3か月前から!)なおティラノは町としてはイタリア側になりますが、ティラノ自体が国境駅扱いとなるため、このベルニナ特急(とベルニナバス)の区間はスイスで有効なパスがあれば利用OKです。

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今のところコロナウイルス問題で、旅行業界も深刻な状況で、日本を含め世界中が旅行を楽しむ状況でもなくなっていますが、この騒動が収まったらぜひ今シーズンもスイス旅行にはこのベルニナ特急をご利用ください。

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氷河特急 今年2020年は5/9からサマーシーズンの本格運行開始/Glacier Express 2020

29 2月

(氷河特急については当社ユーリンクHPまたは当社スイスショップよりお求め下さい)

今週もコロナウイルスで旅行業界は大騒ぎですが、いよいよ夏のスイスの観光シーズンも近づいてきました。スイスの観光列車で一番人気の氷河特急は今年は5/9から夏の本格運行がスタートとなります。

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image:glacierexpress.ch

この氷河特急は、マッターホルンで有名なツェルマットと高級リゾートとして知られるサンモリッツというスイスを代表する観光地の間を、ゆっくり8時間ほどかけて車窓風景のパノラマなど楽しみながら移動するための列車です。現在のウィンターシーズンは各1便ずつの運行ですが、これがまず4/18から1便増便されて片道2便体制になります。そしてさらに5/9からは夏の本格運行に入り、片道4便の運行体制となすのです。下に現地HPよりスケジュールを貼りましたのでご参照下さい。

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ツェルマットとサンモリッツ間全区間を運行するのは1日2便で、ツェルマット⇔クール間と、サンモリッツ⇔ブリーグ間で部分運行する便が1便ずつ増えて合計4便となります。全区間だと乗車時間が8時間ということもあって、短めに乗車する方もいらっしゃいますが、そうした方は比較的空いている部分的に運行している便の方がお勧めです。
route gexp image:glacierexpress.ch

また今シーズンは座席予約料金が5/8までのスプリングシーズンと5/9からのサマーシーズンの2段階となります。昨年は3段階となっていて少々分かりにくい印象がありましたが、今年は整理されよりシンプルで分かりやすい料金体系となっています。なお昨年からスタートとなったエクセレンスクラスは年間通じて同料金となっています。

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その話題のエクセレンスクラスは従来の1等や2等とは一線を画すプレミアム感さが売りで、車内は全席窓側のゆったりとした1+1の2列配置の客席となっており、また5コースの豪華な食事や各種のドリンク、その他のサービスが含まれていて、ハイグレードなスイス旅行を楽しみたい方にはぜひお勧めのクラスです。もちろん通常の旅行なら1等や2等の利用でクオリティ的に十分に楽しむことができます。ちなみに1等のシート配置は1+2の3列、2等は2+2の4列で、コースランチはいずれもオプションで追加可能です。

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image:glacierexpress.ch

また氷河特急のご利用にあたっては、座席予約料などの料金の他に、もちろんレイルパスや乗車券が別途必要になります。この区間の乗車券は相対的に高めなこともあって多くの方はレイルパスを利用されますが、パスについては、スイスをガッツリカバーするスイストラベルパス(フレックス)でも、ヨーロッパ全体で有効なユーレイルグローバルパスでも利用可能ですので、旅程や料金などに合わせてチョイスするといいと思います。

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この氷河特急は座席は1等2等エクセレンス全て予約制で、予約は乗車日の3か月前頃にオープンとなります。ご乗車がお決まりのお客様はそれまでの予約をお勧めします。また一度満席になっても乗車の1か月前など便や予約のタイミングによっては空席が出ることもありますので、あきらめずに当社などに予約の依頼をいただければと思います。ぜひ今シーズンのスイス旅行にもこうした魅力満載の氷河特急をご利用ください。

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今シーズンのスイスユングフラウVIPパスは4/10から利用期間開始/ Jungfrau Vippass 2020

22 2月

(ユングフラウVIPパスなどのお求めは、当社 スイスショップよりどうぞ)

ここのところはコロナウィルスの流行の影響で、ヨーロッパを旅行される方でもキャンセルが相次いでいます。何とか早めに収まってもらいたいところです。

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2月も下旬に入ってスイスの観光シーズンも近づいてきましたが、スイスの登山鉄道で一番人気はやはり何と言ってもこのユングフラウ鉄道でしょう。そのユングフラウ観光にお勧めのユングフラウVIPパスは、今年は観光シーズンが始まる4/10から利用期間がスタートとなります。このパスはユングフラウヨッホも含めてユングフラウエリアで3日分利用でき、その有効エリアや有効期間(3日)そして割安に設定された料金の点で、ちょうど日本からの旅行客にぴったりフィットしたパスなのです。

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このパスは利用エリアとしては、メインとなるユングフラウヨッホへのルートはもちろん(但しこの間の往復は1回のみ利用可)、インターラーケンから上のユングフラウエリアの登山鉄道や山岳交通機関をほどよくカバーしています。ハイキングなどにも人気のメンリッヘンやフィルストなども含め、このエリアに数日滞在して観光するのにちょうどいい範囲と言えます。また有効期間は3日のみの設定ですが、大体日本からの旅行ですと、このエリアでインターラーケンかグリンデルワルドあたりに2泊程度して観光しますので、ちょうど3日あると宿泊の前後にも利用できてジャストフィットという感じです。

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そして料金の点でもかなり有利で、現時点のVIPパスの当社料金は¥26000なのですが、これはインターラーケンとユングフラウヨッホ間の通常の単純往復乗車券のミッドシーズン料金(5月末まで利用)と同額で、ハイシーズン料金(6~8月利用)の¥28500よりかなり安く、まさにバーゲン料金となっているのです。ですので単純なユングフラウヨッホ往復の1日観光のみにもお勧めできます。

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ただこのVIPパスにはスイスハーフフェアカードやスイストラベルパスなどのスイスの鉄道パス利用者への割引は特にありません。ですので特に割引率の高い(50%オフ)のハーフフェアカードを利用の場合には半額割引の往復乗車券を利用してもいいと思います。なお乗車券料金は案内しましたように、6月~8月はハイシーズンの高めの料金が適用となりますので、利用時期も合わせて考えてもいいかもしれません。

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またもっと長めに3泊以上くらい滞在される場合ですと、最大日数が8日で、カバー範囲も比較的広くなるユングフラウトラベルパスの利用もおすすめです。このユングフラウトラベルパスにはハーフフェアカードなどの割引もありますのでそれもアドバンテージと言えるでしょう。ただユングフラウヨッホへの往復区間は別途追加料金が必要となります。一応下がユングフラウトラベルパスのカバー範囲になりますのでご確認ください。

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なお今シーズンのユングフラウVIPパス(とユングフラウトラベルパス)の利用可能期間は4/10から10/25までとなります。また昨年末よりメンリッヘンとグリンデルワルド(ターミナル駅)をより便利で快適に結ぶ新ゴンドラも運行を開始していますので、ぜひ今年もVIPパスなどを利用して、便利でお得にこのユングフラウ地方の旅行を満喫して欲しいと思います。
詳細情報は当社のHPまたはウェブショップよりご覧ください。

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ユーロスターのアムステルダム⇒ロンドン便がついに4/30から運行スタート/ Eurostar Amsterdam to London

15 2月

(ユーロスターについては当社ユーリンクよりお求め下さい)

ユーロトンネルを通ってイギリスとフランスやベルギーを結ぶ人気のユーロスターですが、延期されてきたオランダのアムステルダムからロンドンへの便がついに4/30より運行を開始することとなりました。

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ロンドンからアムステルダム行きのユーロスターの運行は2018年にスタートしていたのですが、その一方アムステルダムからの便の運転がなかなか始まらなかったのは、ユーロスターの独自のチェックインシステムのためと言っていいでしょう。乗られた方は分かるかと思いますが、ユーロスターは、基本的にどの駅から乗車する場合でも、乗車時にチケットのチェックや荷物のチェック、そして出国だけでなく到着国の入国の手続などを全て済ませるシステムになっています。(イギリスはシェンゲン協定に入っていないため大陸ヨーロッパの国々との間にはきっちりした出入国の管理が行われています) 

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これはこれでとても便利なのですが、逆に言いますと、乗車駅にそうした出入国の設備や関連のスタッフなどがないと、ユーロスターを出発させることができないのです。これがやっとアムステルダムで設置のめどが立ち、今回4月末から運行開始に相成ったわけです。

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こうした経過を経て運行を開始するこのアムステルダム/ロンドン間のユーロスターは、下のタイムテーブルにもありますように当面朝7:48発と夕方18:48発の1日2便となります。オランダとイギリスは時差が1時間ありますので、所要時間としてはおよそ4時間10分ほどで、列車で移動するのに便利なちょうどいい時間と言えるでしょう。ブリュッセルで30分ほど停車時間があってやや長めになりますが、街の中心から中心を結ぶのでトータルで見て時間のロスが少なく、また天候などの影響も受けづらく運転が安定していますから、充分飛行機と比べても選ぶ理由はあると思います。

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(image: eurostar.com)

そして5/18からはオランダの経済の中心地とも言えるロッテルダムからの乗車も可能となり、その後はさらに1日あたり3便または4便程度への増便も予定されています。そうなれば利用の機会がぐっと増え、観光旅行の方もビジネス利用にもさらに便利になります。またちなみに先月末でイギリスはEUを離脱しましたが、利用に当って直接その影響は当面ありませんし、日本からの旅行客にとっては昨年からイギリス側の入国が自動ゲートを通れるようになって、むしろユーロスターは以前より利用しやすくなってると言えるでしょう。

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ぜひ今後もオランダなど大陸ヨーロッパの国々とイギリスの旅行にはこのユーロスターをご利用ください。車内も快適ですし、1等には引き続き食事のサービスもついていますので!

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ノルウェー オスロの空港列車も2タイプ FLYTOGETとVy / Norway Oslo airport train

8 2月

(ノルウェーのチケットについては当社ユーリンクウェブショップよりお求め下さい)

ここのところのコロナウイルスの騒動で海外旅行を控える方も出ているようです。早めにおさまってもらいたいところです。

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先々週にヒースロー空港のアクセス列車の情報をお伝えしましたが、空港の規模こそ違うものの、北欧ノルウェーのオスロの空港にも2タイプの空港列車が運行しています。

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1つが空港専用特急のフリートーゲ(FLYTOGET)です。「TOGET」はノルウェー語で列車のことで、その名の通りの空港列車を意味しています。フリートーゲは空港駅とオスロ中央駅間を最短19分で直結し、通常の時間帯では10分おきに運行し、予約なしで利用が可能です。特急用の車両が使われていて、荷物置き場も広く空港利用者にはまさに便利な列車と言えます。その分料金はやや高めで、独立した会社が運行しているためレイルパスは対象外となります。

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もう1つがもともとの国鉄にあたるVyが運行する通常の近郊列車です。この列車の場合はオスロ市内だけではなく他の方面にも運行しているため行き先をちゃんと確認する必要はありますが、オスロ中央駅までは25分程度で到着し時間的にはフリートーゲと遜色はありませんし、こちらも15分おき程度には運転していますので、さほど待たされることもありません。料金的にはフリートーゲよりかなり安くなります(半額程度)し、こちらはユーレイルパスの利用も可能です。ちなみに先日私はパスを持っていたためこのVyの列車を利用しました。

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VY INSIDE

なおどちらの列車も発着する駅自体は変わりませんが、空港駅に関してはフリートーゲは専用の乗り口になっていて自動改札が設置されています。またVyの近郊列車はヨーロッパの通常の列車とと同様改札なしでそのまま列車に乗り込み、車内にて検札が行われます。

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より便利さと快適さを求めるならフリートーゲですし、それほどでなければVyの近郊列車でも十分だと思います。オスロでの空港アクセスはいずれにしても列車利用がお勧めです。
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