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12月に入って今年も残り少なくなりましたが、先日のスペインで一番の主要路線のマドリッド/バルセロナ間に、先日11/25からトレンイタリア社(イタリアのJRに相当)の関連会社による高速列車IRYO が新規参入し、運行を開始しました。 この区間は 日本で言えば東京大阪間にあたるような 、ビジネス客も観光客も多く利用するルートで、もともとスペイン国鉄RENFEの高速列車AVEがひんぱんに運行し、さらに数年前からフランス国鉄SNCFの格安版TGVのOUIGOも参入している路線です。
今回のこのIRYOはトレンイタリア社とスペインの航空会社との共同会社による運営で、車両はイタリアが誇る最新型の高速車両フレッチャロッサ1000(ETR400)を使用し、この両都市間を途中サラゴサを経由し最速2時間半で結びます。また便数的にも1日を通して1~2時間に1便程度(1日片道10便ほど)とかなり多く、利便性も高いといえるでしょう。
またこのIRYOの場合はOUIGOやAVEの格安版のAVLOのようなLCC的な格安列車の位置づけではなく、通常の2等に加え、1等にあたる食事付のINFINITA BISTRÓなど4つのカテゴリー(利用クラス)が用意されており、旅行スタイルや予算などに応じて選ぶことができます。
ヨーロッパでは鉄道路線の「オープンアクセス化」により、同じ区間で複数の鉄道会社が運行し競争するケースが多くなってきていますが、 マドリッド⇔バルセロナ間 でも この IRYO の新規参入により、利用者としてはさらに便利でリーズナブルに移動が楽しめるようになるかと思います。コロナ明けのヨーロッパ旅行ではぜひこうした高速列車を利用して快適な移動を楽しんでください。
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