さてヨーロッパの多くの国では、日本とは違って、駅に改札がなく乗車前のチェックなしにそのまま列車に乗れてしまうのが一般的ですが、ここスペインではちょっと勝手が違います。AVEやユーロメッドなどすべての長距離列車には乗る前にと簡単なチェックインと荷物の検査があるのです。
画像はバルセロナのサンツ駅ですが、ここではAVEなどの高速列車に乗る場合は、まず駅の掲示板で自分が乗る列車のホームを確認し、そのホーム番号が書かれたゲートに向かいます。そしてまずはバッグやスーツケースなどの荷物をその検査の機械に通します。ちょっとフライトに乗る時のような雰囲気もあります。
そしてそれを過ぎて進むとそのままチェックインのカウンターになりますので、ここでチケットを見せてチェックを受けます。チェックを受けるといっても、特に席を指定されるわけでもなく、荷物を預けるわけでもないので、すぐに終わります。
そしてそこからホームへと降りていよいよ乗車です。特に面倒というほどではないですが、ここを通らないと乗車ができないので、他のヨーロッパの国の列車に慣れている人はちょっとアレッと思うかもしれません。ただ空港のチェックのような厳しいセキュリティーコントロールがあるわけではなく、ちょっとのんびりした雰囲気で、一応出発時間の2分前まではぎりぎりチェックインできることとなっています。(ちなみに同様にチェックインがあるロンドン/パリ間などのユーロスターは30分前までの手続がマストとなっています)
このようにスペインのAVEなどの高速列車は特に早めに来ないと乗れないというわけではないですが、フランスやドイツなどのようにそのまま飛び乗れるわけではないのでどうぞお見知りおきください。ヨーロッパの列車は国や区間などごとに特色があってなかなか奥が深い(?)です。
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