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お伝えしているようにヨーロッパでは12/12からの冬スケジュールに切り替え時に今年も多くのダイヤ改正が行われますが、前回のチューリッヒ/ミュンヘンに続いて、新たにスピードアップが行われるのがベルリン/ケルン間です。
首都ベルリンとライン地方の中心都市ケルンを結ぶ主要路線として、この区間にはドイツの高速列車ICEが多く運行しており、現在は速い便でも大体所要時間が4時間半くらいなのですが、この12月からは快速版ICEのICEスプリンターが運転を開始し、最速の便では4時間を切る3時間台で運行するようになります。
image: www.bahn.de
上に貼ったのが、DB(ドイツ鉄道)のHPから切り取ったこの区間の便の、冬スケジュールからのスケジュールのサンプルになります。このICEはもともとボン発でケルンを経由してベルリンに向かいますが、ケルンの中央駅(HBF)を6:18に出てからベルリンのSpandau駅に着くまではノンストップで、終着のベルリン中央駅(HBF)には3時間54分後の10:12の到着となります。このルートのICEは通常は途中のハノーバーなどに停車するのですが、途中停車駅をなくしたこともあって、大幅な所要時間の短縮が可能となっています。やはり3時間台になればイメージ的にもぐっと近くなり、今後利用する人がさらに増えてくるでしょう。
なおこうしたICEの車両には現在、最高運転速度320KPHを誇るフラッグシップのICE3と、エコ仕様でオールラウンダーのICE4が主に使用されています。どちらにしても車内の快適さには問題がありませんし、WIFIも装備され、食堂車(bord restaurant)も連結されています。ゆったりしたシートでは仕事をしたり食事をしたりと車内の時間を有効に使うことができます。
ようやくコロナ流行も世界的に落ち着いてきており、今後近日中にはヨーロッパへの通常の渡航が可能になりそうです。その際ドイツを旅行される場合はさらに便利になるこうしたICEもぜひ利用して欲しいと思います
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