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今週から7月に入りましたが、今回は今の時期白夜でも有名な北欧のノルウェーです。
ノルウェーは国土が山がちということもあり、スウェーデンと同様TGVなどのような最高時速300キロクラスの列車は運行していませんが、そんなノルウェーで、首都オスロとベルゲンやスタバンゲル、またスウェーデンのヨーテボリなど主要都市間を運転しているのがこの長距離用車両のClass73です。
このClass73は1999年に運用がスタートした車両で、当初はシグナチュール(Signatur)の列車名で運行されました。最高速は控えめの時速210キロとなりますが、チルト(車体傾斜)機能が付いていて、山の中のカーブの多い区間でもより速いスピードで走行できるようになっています。車内のインテリアにはウッドがかなり使われていて、ナチュラルでモダンな印象です。もちろん快適性は問題ありません。
またノルウェーの列車で特徴的なのは、原則として座席クラスが2等(スタンダード)のみとなっている点で、そのためお席はいずれも2+2席の4席配置となっています。なお長距離を走るベルゲン線などについては、よりハイグレードでドリンクなどのサービス付きの2等コンフォート(Konfort)席も設定されていますので、プラスのサービスが希望の場合にはお勧めです。(ドリンクに関しては通常2等でも車内の自動販売機等で購入することが可能です)
ノルウェーの列車は山の中を走ることが多い点もあってどうしても所要時間が長めにはなりますが、その分車窓風景もガッツリ楽しめるかと思います。ぜひ今後のノルウェーの都市移動やフィヨルド観光の際には列車をご利用ください。
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