ユングフラウと並ぶスイスの人気アルペンリゾートと言えばこのツェルマットエリアと言えるでしょう。ツェルマットは前に書いた氷河特急の発着駅でも有名な、標高1600メートルにあるアルペンリゾートで、スキーなどウィンタースポーツのメッカとしても知られます。そして今週末で通常のスキーシーズンは終了となり、このツェルマットエリアも4/20より夏の観光シーズンへと入るのです。
image: Gonergrat bahn
ツェルマットエリアの登山鉄道でまず有名なのはゴルナーグラート鉄道でしょう。このゴルナーグラート鉄道はツェルマットとアルプスの展望台として知られるゴルナーグラートとの間、距離にして10キロ弱、標高差は1400メートル以上を上りは30分少々かけて結びます。(ゴルナーグラートの標高は3089メートル) ゴルナーグラートではマッターホルンやモンテローザなどの展望ももちろん、有名なホテル(クルムホテル)もあってゆったりと食事やさらに宿泊も可能です。またルート上のリッフェルベルクやリッフェルアルプでは美しい湖などの風景やハイキング/トレッキングも楽しめます。
またマッターホルンの展望台としてもう1か所有名なのは、スイスの最高標高駅のクラインマッターホルン(マッターホルングレーシャーパラダイス)です。ここへは列車ではなく、ゴンドラを乗り継いでのアクセスとなりますが、クラインマッターホルンの標高は富士山より高い3883メートルで、まさに間近にマッターホルンの迫力の雄姿が楽しめます。なおこのクラインマッターホルンとツェルマットとの標高差は2000メートルを越えますので、行かれる際には少々ゆっくり目に行動されるのが安心だと思います。
もう1か所、アルプスのパノラマがより気軽に楽しめるのがスネガ/ロートホルンです。スネガまではトンネル内の鉄道(ケーブルカー)でわずか3分。そしてここからはゴンドラを乗り継いで標高3000メートルクラスの展望台ロートホルンに到着します。ここもハイキングや美しい展望が楽しめるルートです。なおこのスネガ/ロートホルンへのケーブルカー/ゴンドラは夏シーズンは5/23からの運行となります。
こうしたツェルマットエリアの登山鉄道や観光用のゴンドラなどの乗り物が乗り放題なのが、ツェルマットピークパスです。3日から日数も選べますので、ツェルマットに数日以上滞在してアクティブに行動する方にぜひおススメです。
ぜひこれから夏のシーズン、氷河特急などとも合わせてこのツェルマットを訪れてみてください。
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