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現在のところ残念ながら新型コロナウィルスの影響で日本から海外への旅行はほぼ全面ストップの状態ですが、感染が拡大しているヨーロッパ内では列車運行への影響がさらに大きくなっていて、今までこのブログでもご案内してきたスイスの観光用の列車や登山鉄道が今月の中旬から運行休止となっています。(スイスでは各地のスキー場もクローズとなるなど観光用のサービスがほぼ全般的にストップとなっています)
まずツェルマットとサンモリッツを結ぶ人気パノラマ列車の氷河特急についてはさしあたり4/26まで運休となります。ちなみにツェルマットとブリーグ間などこの区間内をそれぞれ運行するローカル列車は運行しています。同様にサンモリッツとティラノなどを結ぶベルニナ特急も4/26まで運休になります。こちらも同じ区間のローカル列車は住んでいる方の交通手段として運行され、一応移動は可能となっています。
またユングフラウエリアを運行するユングフラウ鉄道に関しては4/30まで、ユングフラウヨッホやフィルスト、メンリッヘンなどの観光ルートは全て運休となります。ただインターラーケンとグリンデルワルトやウェンゲンとの間については通常のローカル運行が続けられます。
マッターホルン周辺のツェルマットエリアでも同様にゴルナーグラート鉄道は4/26まで、クラインマッターホルン(マッターホルングレッシャーパラダイス)やスネッガなどの区間は4/30まで運休となります。
モントルーとインターラーケン間などのゴールデンパスラインについては、一応パノラマ列車も運行されますが、これは通常のローカル列車も兼ねての運行になります。
このように当面はスイスでは通常の地元の足としての列車以外の、観光列車や観光用の山岳鉄道等はしばらく運休となります。5月からの運行がどのようになるかは4月中旬頃にはおそらく見通しが出ると思いますが、やはりゴールデンウィークの頃の利用は難しそうです。今後どのようになるか何とも言えませんが、日本も含め早くこのウイルス問題の収束の見通しが立つようになって欲しいと思います。
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