さて今年からのレイルパスの変更点をいろいろお伝えしてきましたが、区間チケットについても今年はイギリス分について大きな変更がありました。それは今年からイギリス内の区間チケットが、すべて現地で販売されているものと同じEチケットタイプ(現地受取り)での手配となったことです。
今までの日本等でのイギリスの区間チケットについては、シンプルに片道や往復の乗車券、また予約が必要な場合は座席予約券(寝台券)という手配で、特に日付や便などが変わっても料金は共通でした。これが今年からは、現地で販売されているチケットと同様に、利用便や乗車日、空席の状況、チケットのタイプなどによって、さまざまな料金から選ぶことが可能となりました。多くの便や区間では「アドバンス料金」や「オフピーク料金」といった割引料金が設定され、以前よりも安い料金で購入することができるようになっています。
ただ割引の料金については原則変更や払い戻しは不可で、またノーマル料金にあたるそうした制限のない「エニタイム料金」はかなり(区間によっては驚くほど)料金が高くなっています。そのあたりをよく理解した上で購入するのがいいでしょう。またこうした今年からのチケットは、昨年までのチケットと違い、すべて現地での受取りとなっています。発券機等での受取りは簡単ではありますが、リファレンス番号等がわからないとチケットが受け取れなくなりますので、その点の注意も必要です。まあその分出発前のチケットのやり取りは不要となりますので、そのあたりはメリットとも言えるでしょう。
今年からのイギリス内の列車利用については、チケットもより賢く選んでみてください。
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