もうまもなく5月も終わりですが、来月の12日より、去年の秋から国境コントロールのため途中のザルツブルク乗換での運行となっていたウィーンからミュンヘン間のレイルジェットがようやく直通運行を再開することとなりました。
このレイルジェットは、オーストリア国内を中心に、周辺国のドイツやハンガリー、チェコ、スイスなどとの間も運行する高速列車ですが、人気ルートで利用客も多いウィーン⇒ミュンヘン間については、去年に急増した東欧経由の移民の管理のため、9月ごろから両国の国境にあたるザルツブルクで乗り換えという変則的な運行となっていました。
それが状況も落ち着いてきたということで6/12からの夏スケジュールに合わせて通常運行にやっと戻るというわけです。ただ今後もパスポートチェックがザルツブルク停車中に行われる予定のため、以前よりも10分程所要時間が長くなります。ミュンヘン⇒ウィーンについてはもともと通常通りの直通運行ですので、ようやくこれで来月から各区間で従来通り利用できるようになります。この両都市間では大体2時間おきに運行され、所要時間は約4時間程度になりますので、今後もぜひオーストリア/ドイツ間の移動にご利用下さい。
なおこのレイルジェットは、ウィーン/ザルツブルク/インスブルック間やウィーン/グラーツなどオーストリア国内の主要区間はもちろん、今回のミュンヘンや、さらにハンガリーのブダペスト、チェコのプラハ、スイスのチューリッヒなど多くの国際区間でも運行されています。ドイツのICEなどと同様に、座席予約なしでも乗車できますので、ユーレイルパスなどを使っての利用にもおすすめです。また画像のようにちょっと渋めの赤いイメージカラーもなかなか印象的です。
オーストリアをはじめとする中欧や東欧のご旅行にこのレイルジェットはぜひおすすめです。
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