ブリュッセルでは事件が起きて、ヨーロッパ全体でバタバタしていますが、前回の氷河特急に引き続き今回もスイスです。
スイスアルプスには多くの山々に登山列車が運行されていますが、そうした登山鉄道の中でも一番の人気と言えば、山岳リゾート地として有名なインターラーケンやグリンデルワルトと世界最高標高のユングフラウヨッホなどを結ぶ、このユングフラウ鉄道でしょう。ユングフラウ鉄道でも、そろそろスキーシーズンも終わって、サマーシーズンの運行がスタートとなります。
image : Jungfraubahnen
今シーズンのユングフラウ鉄道のトピックは、昨年までの「ユングフラウ鉄道パス」が名前と日数設定を変え、新しく「ユングフラウトラベルパス」となったことです。今までのユングフラウ鉄道パスは6日のみで長めの滞在用というイメージでしたが、今シーズンのユングフラウトラベルパスは3/4/5/6日にバリエーションが増え、より幅広い旅行の方が利用できるようになっています。このパスで、ユングフラウエリアのほとんどの登山列車や山岳交通機関が日数分乗り放題となり、とても便利でお得と言えるでしょう。ただ山上のユングフラウヨッホへの路線については割引のみとなっていますので、この区間を利用の際には別途料金が必要となります。
また、やはりユングフラウヨッホの区間もカバーするパスがいい、ということでしたら、おすすめはユングフラウVIPパスになります。ユングフラウトラベルパスに比べると利用できるエリアが多少狭くなり、日数は3日のみとなりますが、ユングフラウヨッホを含めて利用ができます。このエリアを2~3日滞在してするということでしたらこのVIPパスがお勧めです。また去年より料金がだいぶ安くなって、通常のインターラーケンからユングフラウヨッホの往復乗車券料金と同じくらいの金額で利用できるようになりました。ただスイストラベルパスやハーフフェアカードでの割引は今シーズンからなくなっていますので、こうした割引を使いたい場合にはユングフラウトラベルパスか乗車券を利用した方がお得かもしれません。
なお今年はこれらのパスは4/30から利用期間スタートとなります。また通年運行のインターラーケンとユングフラウヨッホ間のメインルートなどに加え、今シーズンは4/23からハーダークルム、4/30よりフィルスト、5/28よりシーニゲプラッテやメンリッヒェンへの路線がサマーシーズンの運行を再開して、ユングフラウ鉄道各線でフル運行となる予定です。ゴールデンウィークからのスイス旅行には、ぜひユングフラウトラベルパス/VIPパスを利用してユングフラウのいかにもスイス的な美しい風景を楽しんでいただければと思います。より詳細情報はこちらの当社HPもご覧ください。
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