スイス ツェルマットピークパス 1日&2日料金で、人気拡大中/ Zermatt Peakpass 1&2days

12 8月

(スイス関連チケットのお求めは、当社 スイスショップよりどうぞ)
前回はスイスのユングフラウについて取り上げましたが、スイスアルプスでそのユングフラウと人気を二分するのがこのマッターホルンと言えるでしょう。ユングフラウは大体3つの峰が連なっているのに対し、マッターホルンは切り立った独立した山容が魅力といえます。そしてそのマッターホルンの「ベース基地」のツェルマットで利用できるツェルマットピークパスが、今年は新しく1日料金と2日料金が追加されたこともあって、さらに人気が拡大中です。

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昨年までこのツェルマットピークパスは最短が3日で、1~2泊くらいの滞在の場合も多い日本旅行客にはやや利用しづらい面がありました。これが今年から1日料金と2日料金ができたおかげでより多くの人にとってぐっと利用しやすくなりました。

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このツェルマットピークパスは、ツェルマットエリアの山岳鉄道をはじめとするほぼ全ての交通機関が利用可能です。ツェルマットにはマッターホルンをのぞむ展望スポット(ピーク)が、大きく言うと、ゴルナーグラート、クラインマッターホルン(マッターホルングレイシャーパラダイス)、スネッガ+ロートホルンの3か所あり、これらへ上る、登山鉄道やゴンドラなどの山岳交通機関が全てこのパスで利用可能です。なおゴルナーグラートへはゴルナーグラート鉄道で1本ですが、マッターホルングレッシャーパラダイスやロートホルンへはゴンドラや鉄道を乗り継いで上がっていくことになります。

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またこの他にも、グリーンとレッドの2ルート村内を循環しているバスも利用可能です。ツェルマットの町も意外と川沿いに細長く続いていて、ツェルマットの本駅やゴルナーグラート鉄道の駅とマッターホルングレイシャーパラダイス方面へのゴンドラの駅は結構離れていますので、そうした時もこのバスは重宝します。さらに大駐車場のあるテーシュとの間の列車にもお使いになれます。ただ町中を走る電気タクシーやスキー専用のリフトなどにはお使いになれませんのでご注意ください。

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なおこのツェルマットピークパスにはスイストラベルパスやハーフフェアカードなどをお持ちの方には割引もあります。ただスイストラベルパスフレックスについては利用日のカウントが必要となりますので、パス割引にするか通常料金を利用するかよく計算してみるといいと思います。ちなみに本券は写真入りのICカード(パスモやスイカの大きさ)になり、本券受取の際には簡単な写真撮影もあります。

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ツェルマットは今年から、スイストラベルパスだけでなく、スイスで有効なユーレイルセレクトパスやグローバルパスでも普通にカバーするようになり、ぐっと鉄道旅行に組み込みやすくなりました。そんなツェルマットの魅力をこのツェルマットピークパスでぜひ満喫してほしいと思います。ピークパスの詳細はこちらの当社HPでもご確認ください。

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ユングフラウVIPパスとユングフラウトラベルパス その違いは? /Jungfrau VIPpass and travelpass, how differrent?

5 8月

(ユングフラウVIPパスなどのお求めは当社ユーリンクHPまたはスイスショップよりどうぞ)
このハイシーズンの夏の時期、スイスで大人気なのがユングフラウ鉄道ですが、そのユングフラウ鉄道で利用できるパスにはユングフラウVIPパス(8月現在¥25500)とユングフラウトラベルパス(8月現在¥23500~)の2タイプがあります。今回はこの違いをご案内しておきましょう。
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まず違いはその有効範囲にあります。通常のインターラーケンからグリンデルワルドやラウターブルンネンを通ってクライネシャイデックの間や、ミューレン、メンリッヘン、フィルスト、ハーダークルム、シーニゲプラッテなどへの区間はどちらのパスでもご利用になれますが、違いはトップのユングフラウヨッホまでの区間がVIPパスは含まれている(1往復のみ)のに対し、トラベルパスはそのままでは利用できず、追加料金が必要になることです。

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ユングフラウヨッホは「Top of Europe」の名前の通りヨーロッパの登山鉄道の最高標高駅(3454m)で、このユングフラウ観光のハイライトとも言えますので、シンプルにユングフラウヨッホを目指す場合にはVIPパスの方がおすすめと言えます。一方トラベルパスの方にはさらにグリンデルワルド周辺のバス路線や一部のゴンドラ、またブリエンツ湖の観光船(
日以上の場合)など、利用範囲が広くなっていますので、ユングフラウヨッホにこだわらず、特にじっくり各地を刊行する場合にはベターかと思います。下のマップの内、上がVIPパス、下がトラベルパスとなりますので比べてみてください。

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また有効日数については、ユングフラウVIPパスは3日のみの設定となっています。多くの日本からの旅行客はこのユングフラウエリアで2泊程度ということを考えると、おおむねピッタリの日数設定かと思いますが、一方ユングフラウトラベルパスは3日/4日/5日/6日と設定があり、より長い滞在などにも対応可能です。じっくり滞在する方にはトラベルパスがおすすめです。

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そしてこのユングフラウエリアには、レイルパスを利用して旅行する場合も多いと思いますが、スイスで有効のスイストラベルパスやハーフフェアカードで割引となるのはユングフラウトラベルパスの方のみとなります。ですのでこうしたパスと合わせて利用する場合にはユングフラウトラベルパスもおすすめです。ただスイストラベルパスフレックスを利用の場合は割引を受けるには日数のカウントが必要となりますし、ユーレイル関連のパスの場合はもともとどちらのパスも割引の対象となりませんので、この点はさほど大きいポイントにはならないかもしれません。

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なお今シーズンはこのユングフラウVIPパス、ユングフラウトラベルパスともに、利用期間は10/22までとなります。ぜひご自身の旅行にフィットするパスを選んで、それまでの時期にこの美しい風景と自然を満喫してほしいと思います。詳細情報は下の当社のHPまたはウェブショップよりご覧ください。

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8月よりジャーマンレイルパスの10/15日の割引キャンペーンがスタート!/German railpass campaign

29 7月

7月下旬でまさに夏真っ盛りという感じですが、来月8月よりドイツのジャーマンレイルパスのキャンペーンがスタートとなります。

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ジャーマンレイルパスのキャンペーンは今までも何回かありましたが、今回のキャンペーンは連続タイプとフレキシータイプを含め全ての10日と15日の料金が通常より20%割引安くなるという内容になります。普通の大人料金だけではなく、ツインやユースなどの割引料金も含めさらに割引となりますので、なかなかの太っ腹のキャンペーンと言えるでしょう。例えば通常の1等10日フレキシーの大人料金は¥68000ですが、このキャンペーンを利用すると¥54400となります。さらに2人利用の場合でツインのキャンペーン料金を使うと1人あたり¥39700となり、ダブルでお得となるわけです。

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なおこのキャンペーンは9月末までが販売期間となります。また実際のそのキャンペーンパスは10月末までの旅行に利用できます。今から夏休み、そして秋くらいまでの旅行にお使いになれます。ただキャンペーン商品のためお求めになった後の変更や取り消し、払い戻しなどはできませんので、購入の際は注意が必要かもしれません。

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ドイツは、高速列車のICEやICなどが主要都市間をくまなく結んでいて列車での移動がとても便利ですし、またフランスTGVのように全席予約制ではなくパスのみでも利用できることもあって、レイルパスがとても利用しやすい国と言えます。またイギリスのロンドンやフランスのパリのように街が一極集中しておらず、ベルリン、フランクフルト、ケルン、ミュンヘンなど都市が各地に分散していて移動する機会が多いこともあって、このジャーマンレイルパスは国別のパスの中でもスイスと並んで一番人気のレイルパスとなっています。

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ここ数年のテロ問題などでドイツへの旅行は数的にはイマイチですが、まだまだドイツは魅力にあふれています。学生さんの旅行も含め、この夏休みから秋口のドイツ旅行にはぜひこのジャーマンレイルパスのキャンペーンにご注目ください。

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イタリア フレッチャロッサの「4クラス」制/ Frecciarossa 4classes

22 7月

さて今回はまたイタリアに戻って、イタロとライバル関係にあるトレンイタリアの看板列車フレッチャロッサです。イタロは前にも書きましたように、スマート、コンフォート、プリマ、クラブの4クラスに分かれていますが、このフレッチャロッサも現在、2等スタンダード、2等プレミアム、1等ビジネス、特等エグゼクティブの4クラス制となっています。

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この内で、まずスタンダードはいわゆる普通の2等となります。2+2列の席配置で、特に車内のサービス等はなく単純に座席の利用のみで、ドリンクなどはバー車両などで購入することとなります。

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次のプレミアムは2等プラスといったイメージで、座席はスタンダードと同様に2+2列の配置ですが、1等と同様にドリンクやスナックその他のサービスが付いてきます。なおイタロのコンフォートクラスは座席が1等並みでサービスなしですので、このあたりで同じ中間クラスでも両車で異なるところです。

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またビジネスは通常の1等にあたり、座席は1+2列で、ドリンクやスナックその他のサービスが含まれています。2+2列でも窮屈ではない車内ですので、1+2列だとかなりのゆったり感があります。

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そして特等のエグゼクティブは、1+1列の超ユッタリ配置となります。そしてドリンクだけでなく食事も含まれていますので、至れり尽くせり感があります。1時間程度の乗車だとちょっともったいないかもしれません。なおイタロの特等のクラブクラスは2+1列ですので、このフレッチャロッサのエグゼクティブクラスの方がより「エグゼクティブ感」は高いと思います。

FR1000EX image: trenitalia.com

なお現在フレッチャロッサは2015年から導入された新型車両のフレッチャロッサ1000が主力となりつつあります。上の画像はいずれも1000の方で、インテリアもなかなか先進的な雰囲気ですが、個人的には下の画像のように従来のETR500の車内のシックなゴージャス感もお気に入りです。日本でも、乗るなら何系の新幹線に乗りたいという方がいらっしゃいますが、ここイタリアでもイタロも含め、車両の好みで便を選んでもいいかもしれません。

ETR500

イタリアでの列車利用には、たくさんの選択肢がありますので、旅行のスタイルや人数、所要時間などの合わせてベストたものを選んで旅行をエンジョイしてほしいと思います。

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スペインAVE -合わせて都市内の近郊列車(セルカニアス)も利用可能! / Spain AVE & Cercanias

15 7月

今回は観光での旅行先としても人気のスペインです。スペインの国内は、高速列車のAVEが、マドリッド⇔バルセロナやコルドバ、セビリア、マラガなど多くの主要区間を運行していてとても便利ですが、このAVEを利用すると、実はさらにその出発地と到着地の街の近郊列車(セルカニアス)も利用できるというプラス分(オマケ)も付いてくるのです。

CERCANIAS

これはAVEに限らずアルビアなどの高速列車も同じですが、こうした高速列車を利用の場合、その出発地の乗車前の4時間と、到着地の降りてからの4時間は、それぞれの都市のセルカニアスを利用可能となっています。つまり街の他の場所からAVE等の乗車駅まで移動でき、またAVEの降車駅から目的地の場所まで行くことができるということなのです。日本の新幹線等のチケットで、東京駅や上野駅のみではなく、都区内発着で利用できるのと似たような意味合いといえるでしょう。

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バルセロナやマドリッドなど特に大都市では、AVEの発着するサンツ駅やアトーチャ駅から離れた場所にステイするケースは多いでしょうから、AVEのチケットでこうした市内間のアクセスにも利用できるわけです。メトロとは別ですので、あまり細かくはカバーしていないのですが、バリセロナやマドリッドで言うと、カタルーニャ広場やプエルタデルソルなど主要エリアは概ね使えると言っていいでしょう。

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またさらにこのセルカニアスは空港と市内間も運行していますので、この路線も同様に利用が可能です。空港に到着後そのままAVEを利用する場合、またAVEからのそのままフライトを利用する場合でも、このセルカニアスはなかなか利用価値が高いです。(ただセルカニアスの場合メトロとは違って、マドリッドバラハス空港はターミナル4のみ、またバルセロナエルプラット空港はターミナル2のみの発着となります)

TKT SAMPLE

実際の利用の際には、チケットには上記のサンプルのように左上の方にCombinado Cercaníasと書かれた後に5桁のリファレンス番号が入っていて、これを駅の券売機等に入力するとチケットが印字されることになっています。(最近はバーコードを機械で読み取らせるだけでも発券されるようです) セルカニアスのホームは自動改札になっていますので、そのチケットを改札に通して入場することとなります。(ちなみにバルセロナのセルカニアスは通常カタルーニャ語でRODALIES/ロダリーの表記となります)

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ぜひスペインの旅行には、便利で快適なAVEにこのセルカニアスも合わせてご利用下さい。

CERCANIAS INSIDE

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イタリアの人気高速列車のイタロが運転開始5周年/ Italo 5years anniv.

8 7月

前回はローマパスについてお伝えしましたが、そのローマやフィレンツェ、ベネチア、ミラノなどイタリア内の主要都市間を結び、より人気上昇中の高速列車がこのイタロです。このイタロも運行開始から5年を迎え、ネットワークも拡大し、利便性もますますアップしています。

italo mil

イタロは、当初、トリノ/ミラノ/ボローニャ/フィレンツェ/ローマ/ナポリ/サレルノ間のメインルートで運行を開始し、それからさらに、ベネチア、ベローナ、ブレシアなどへの路線などを拡大してきました。現在ではナポリより北であれば、ミラノ/ベネチア以外のほとんどの主要都市間をカバーしています。また運行開始直後はローマのテルミニ駅やミラノのセントラル駅に乗り入れができないなどやや利用しづらい面もありましたが、それも現在では解消し、普通に中央駅から中央駅に利用できるようになっています。
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image: italotreno.it

また新しい運行会社ということもあって、ライバルのトレンイタリア(もともとのイタリア国鉄)のフレッチャロッサなどの列車と比べると、全体的にフレンドリーでカジュアルな雰囲気といえます。また各駅にはイタロ専用のサービスデスクのカーサイタロ(casa italo)が設置され、チケット購入や相談などはそこで行うこととなります。(逆にそれぞれの駅の通常の窓口はトレンイタリア用となっていて、イタロのチケット購入等はできません)

smart

また利用クラスも特徴的で、通常の2等となるスマート(smart)、1等と2等の中間クラスにあたるコンフォート(confort)、そして1等のプリマ(prima)、さらに特等となるクラブ(club)の4クラスに分かれています。(画像は上がスマート、下がクラブ)

club

それぞれの特徴をざっと言いますと、普通に2+2列配置のスマート、1等と同様の2+1列ながらドリンク等のプラスサービスがないコンフォート、2+1列配置でドリンクなど各種サービス付きのプリマ、よりゴージャスな2+1列配置(個室あり)でハイグレードなサービス(食事など)付きのクラブといったところです。スマートでも特に窮屈な雰囲気はなく、wifiはどのクラスでも無料で利用できます。 

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なおイタロの運行会社(NTV)にはフランス国鉄(SNCF)の資本も入っていて、車両もフランス製(AGV)を使用しています。ヨーロッパ各国での列車運行の自由化の中で、国同士のバトルも垣間見えてなかなか興味深いところです。またトレンイタリアとの競争により、利便性も上がり、料金も下がるなど、利用者の利益にかなうところも大きいです。

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今年末から来年にはペンドリーノタイプの新型車両も導入される予定で、今後さらにイタロの運行ネットワークが広がり、所要時間も短縮される見通しです。トレンイタリアとの競争もあって、イタリア内の列車移動がさらに便利になっていくでしょう。

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image: italotreno.it

ぜひ今後もイタリアでの旅行や出張には、より便利になるイタロやフレッチャロッサなどの高速列車をご利用ください。

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ローマ街歩きなら「ローマパス」でパーフェクト!/ Explore Rome by Romapass

1 7月

今日から7月に入っていよいよ夏本番です。ヨーロッパも夏の旅行シーズンとなり、多くの街も観光客であふれるわけですが、そのヨーロッパでも一二を争う人気のローマで街歩きにおすすめなのが「ローマパス」です。

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このローマパスは、ローマへの旅行者向けのチケットで、利用開始から72時間の有効期間中、ローマ市内のメトロやバスなどの公共の交通機関が利用可能で、またコロッセオやボルゲーゼ美術館などの人気観光スポット等に2か所までは無料で入場でき、3か所目以降は割引となるという便利なチケットです。(現地では48時間有効で観光スポット1か所のみ無料入場可のタイプもあります)

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ローマはその長い歴史(2000年以上!)からの遺跡などの関係で、今のところメトロの路線はそれほど多くはありませんが、A線とB線が中央駅のテルミニ駅で交差し、多くのメジャーなエリアにはメトロでアクセスが可能です。また運行自体も数分間隔で運転していますし、車両もピカピカとまでは言えませんがそれなりのレベルで、なかなか利用勝手もいい感じです。

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またメトロでアクセスしづらい場合でもバスやトラムが網の目のように走っていますので、こうした移動手段を駆使すればほぼ市内のどのエリアへも行くことができます。少し慣れてくれば、地下への上り下りもなく、街の景色がじっくり見れる点でこうしたバスやトラムなどの利用もおすすめです。

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また観光に関してはこのローマパスで、2か所まで無料で入場できるわけですが、何といってもおすすめはコロッセオです。コロッセオといえば常に入場待ちの行列ができていることで知られますが、このローマパスは専用の優先レーンがあってその行列をパスして優先的に入場できるのです。下の画像にもありますが、これはなかなか感動的で、このローマパスのメリットを確実に感じる瞬間と言えます。(普通に並んでいる人たちの視線が少々痛いかもしれません)

COLLOSEO

なおこのローマパスを利用の際には、コロッセオとフォロロマーノとパラティーノは合わせて1か所扱いとなりますので、お得感があります。もちろんこれ以外の多くの美術館や博物館また古代ローマからの遺跡や建造物などに無料または割引で入場が可能です。

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ちなみに実際の利用の際、メトロの自動改札をローマパスで通る場合は、1日券など磁気テープタイプのチケットを通す挿入口とは別の、改札機の上面のリーダー部にかざすこととなります。

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ぜひこの夏にローマに旅行される方はこのローマパスを使ってこの街を最大限にエンジョイして欲しいと思います!お求めはこちらの当社HPからぜひどうぞ!!

ROMAPASS

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タリス 12月から「プレミアム」を加えた3クラス制に/ Thalys new classes including ‘Premium’

24 6月

パリ/ブリュッセル/アムステルダム/ケルンなど、フランスとベネルクスさらにドイツを結ぶ人気の高速列車が、このタリス(Thalys)ですが、先日、現在のコンフォート1(1等)とコンフォート2(2等)の2クラス制から、12月乗車分より新たにスタンダード、コンフォート、プレミアムの3クラス制とし、サービスなども一新するとの発表がありました。

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発表内容を見る限り、今までの2等がスタンダードとなり、今までの1等がサービスの違いなどでコンフォートとプレミアムに分かれるといったイメージになります。コンフォートとプレミアムは従来の1等と同様のゆったりした2+1列の3列シートとなり、さらにプレミアムについてはハイグレードな食事(有名シェフによる)、多くの新聞や雑誌またさまざまなコンテンツが利用可能の専用WIFIなどのサービスが含まれるとのことです。

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スタンダードは今まで同様幅広い層をターゲットとし、コンフォートはよりビジネス客を意識し、さらにプレミアムはよりVIP志向といったところでしょう。なおこのタリスの運行するルートはビジネス客も多いため、平日と週末とではコンフォートとプレミアムの車両数も調整するようです。大体のイメージとしては、スペインAVEのツーリスタ、ツーリスタプラス、プレフェレンテあたりに近いといえるでしょう。またそれぞれのクラスで割引料金の設定も増え、パリ/ブリュッセル間でスタンダードクラスは最安€29からとなります。

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今回の3クラス制導入のキャッチコピーは、’Plus de petits prix, plus de choix, plus de services’ とのことで、訳せば、more cheaper price, more choice, more serviceとなります。割引料金の設定を増やし、3クラスにして選択の幅を広げ、希望クラス等に応じてより高いサービスを提供するといったところが今回のポイントと言えそうです。

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なおこの3クラス制は12月10日乗車分から導入され、早速9月12日に販売もスタートされるとのことです。今後タリスが、より幅広いニーズに対応して、さらに魅力的になりそうです。ベネルクスとフランス、ドイツなどの移動には引き続きこのタリスがおすすめです。

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ユーロスター 新型車両e320 ブリュッセル線でも導入開始 / Eurostar e320 to Brussel

17 6月

ここのところ、選挙やらマンション火災やらでゴタゴタ続きのイギリスですが、そのイギリスのロンドンとブリュッセルを結ぶユーロスターに、新型車両のe320が先月下旬より導入開始となりました。

e320 bru image : Eurostar twitter

このe320は、94年のユーロスターの運転開始以来20年ぶりの全面的な新型車両です。その名の通り最高時速320キロでの走行が可能で、また新型のシートやWIFIなどの車内エンターテイメント等も採用され快適性、居住性も従来よりアップしています。(なお、従来の車両はフランスのアルストム社製でしたが、このe320はドイツのジーメンス社製となっています)

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ロンドン/パリ線では2015年末に導入が開始され、現在ほぼすべての便がこのe320での運行となっています。そしてようやく先月からブュッセル線でも導入がスタートとなったわけです。これでロンドンとパリに加え、ブリュッセルとの移動もさらに快適となります。 

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今後はもちろんこのロンドン/ブリュッセル線でもe320による運行が増えていく予定です。またもともとこの車両はオランダやドイツ方面への乗り入れも可能なように作られており、ユーロスターはさらに今年末から来年前半にはロンドンとアムステルダム間でも直通便が運行スタートの予定となっています。(このロンドン/アムステルダム線の運転開始は何度も延期されてきたのですが、今年中の一部運行開始、来年中の通常運行スタートは大丈夫そうです)

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今後も、イギリスとヨーロッパ大陸との間の移動には、より便利になっていくこのユーロスターがぜひおすすめです!

e320 image : eurostar.com

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フランスTGVが ‘inOui’にブランドネーム変更? / TGV will become ’inOui’ ?

10 6月

以前にもご案内しましたように、来月2日のTGV用の高速新線開通によりパリとボルドー間は2時間少々となるなど、フランス北部と南西部との間の移動が一気に便利になりますが、SNCF(フランス国鉄)によると、これを皮切りに現在のTGVは新しいブランドネームinOuiへのブランドネーム変更をスタートするとのことです。

to inoui photo: SNCF 

TGVはもともと高速列車を意味するTrain à Grande Vitesseの略で、1981年の運転開始以来、フランスそしてヨーロッパを代表する列車としてネットワークを拡大してきました。現在ではこのTGVの名前はフランス版の新幹線として完全に定着している感もあり、わざわざその名前を変えることについてあまりピンとこない気もしますが、SNCFとしては、今後の民営化や運行自由化を見据えて、新たなブランド戦略が必要など考えたのでしょう。

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inOuiはもちろんフランス語のOuiにかけたもので、今後SNCFは現在の通常のフルサービスのTGVをこのinOuiとして運行し、LCC的なポジションのOuigoと合わせて、2本立ての運行体制を進めていくとのことです。inOuiはそのまま発音すると「イニュイ」となりますのでちょっと響きとしては微妙な気もしますが、今後どのようにこのinOuiとOuigoでSNCFがブランドイメージを高めていくか注目していきたいところです。(状況によってはTGVの名前も残るかもしれません)

ouigo sncf photo: SNCF 

ネーミングはいずれにしても、フランスの国内移動はこのTGV or inOuiがぜひおすすめです。inOuiの詳細については下のSNCFのyoutubeの映像もご参照下さい。

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