パリやブリュッセルとの間のユーロスターが発着するロンドン セントパンクラス駅/ London St Pancras station

21 11月

パリやブリュッセルなどからのユーロスターが発着するのがこのロンドンのセントパンクラス駅です。以前はイギリス内では海峡に近いアッシュフォードにも便によって停車していましたが、コロナ期以降はユーロスターのイギリスの発着駅はこのセントパンクラス駅のみとなっています。

ユーロスターはロンドンに到着するとこのようにホームに降りて、エスカレーターなどで出口へ向かっていくことになります。なおパリも同様ですが、ユーロスターのホームには売店などは一切なく、乗客は出口へ向かうよう促されます。

ちなみにこの車両がより新型のe320になります。それまでのアルストム社製ではなく、ドイツのジーメンス製で、導入の際はフランス側からはちょっとブーイングがあったようです。

イギリスはシェンゲン協定内ではないので、もちろんEUとの間の移動には出入国の手続が必要ですが、ユーロスターの場合は既にその手続きは乗車前に済ませてありますので、下車時には一切手続きなどはなく、パスポート提示の必要もありません。

そうしてユーロスターの降車エリアから出て、セントパンクラス駅の一般のコンコースに到着です。セントパンクラスもなかなかにぎやかな駅でこのように多くの利用客が行き交い、またたくさんのショップなどが並んでいます。

なおロンドンからの乗車の場合には、セントパンクラス駅のこうしたユーロスターのゲートから乗車することとなります。利用日や時間帯によっては乗車手続のための長い行列ができている場合もあります。なおユーロスターを通常の1等(プラス)や2等で利用する場合には、概ね出発の1時間以上前(または60~90分前)までにこうした乗り口に来るよう推奨されています。行列に並ぶ時間もありますし、またその後の出入国などの手続もありますので。また原則として30分前になりますと乗車受付終了となります。

ただ1等プレミアの場合のみは優遇されて、このような専用レーンからの乗車となります。(画像の当時はビジネスプレミア) プレミアの場合は30分前までに行くことになっています。(15分前に原則チェックイン受付終了)

またユーレイルパスを利用する場合には別途パスの提示が必要となり、原則として、自動ゲートではなく、有人のゲートの方でチェックインを受け付けてもらうこととなります。

ぜひユーロスターも便利に利用して頂ければと思います。このユーロスターなど、ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

ユーロスター 1等プラス 快適な車内とハイクオリティな車内の食事サービス / Eurostar 1cl plus

7 11月

パリからロンドンへの一番快適な移動手段と言えばやはりこのユーロスターと言えるでしょう。フランスとイギリスの間の海峡トンネル(ユーロトンネル)を通って、この2都市を2時間20分程度で結んでいます。フライトの場合乗る時間自体は1時間弱程度ですが、空港との間のそれぞれの移動や、早めのチェックイン時間、結構厳しいボディーチェックや荷物チェックなどを考えると、トータルでは確実にユーロスターの方が便利と言えます。。そしてその乗車中の快適さや、1等の場合の車内での食事サービスなども、ユーロスターを選ぶ大きな理由の1つとなるでしょう。

フランスやベルギーなどとイギリスを結ぶユーロスターには開通当初から使用されているe300と、2015年から導入された新型のe320の2タイプの車両が使用されています。画像はe320になります。(なお現在e300も内装など車両はリニューアルされています)

上の画像がe320の車内ですが、ユーロスターの1等座席はいずれも1列+2列の配置になっています。エルゴノミクスデザインのシートが採用されていて、デザイン的にも洗練されています。、実際の乗り心地もかなり快適です。 見た目はちょっと座面が薄そうに見えますが、クッション性も問題ありません。ちなみにユーロスターは昨年11月から、クラス名称が1等プレミア(旧ビジネスプレミア)、1等プラス(旧スタンダードプレミア)、そして2等の3つに統一されています。

そして1等プラスの場合の食事サービスの一例がこのようになります。乗車時間が2時間強とあまり長くはないこともあって、ボリュームはそれほどではないのですが、簡単なメインとパンにデザート、しそれにドリンクでなかなかのクオリティぶりです。ドリンクについてはもちろんワインなどアルコール関係もチョイスできます。

やはり食事にこだわるフランス人が関わっていることもあるのでしょうが、飛行機でのシンプルなサンドイッチとオレンジジュースなどといったものとはレベルが違います。またランチョンマットなどにはユーロスターのロゴなども入っていてスペシャル感もあり、かなりの満足感が得られます。

もちろん食後のコーヒーなども付いています。希望でさらにミネラルウォーターやドリンク類も頼むことができます。紙コップやコースターにもこうしたユーロスターのロゴが入ってます。
なおさらに上のカテゴリーの1等プレミアになると、スターターからメイン、デザートなどフルコース的な内容になり、シャンペンなどもセレクトできるという豪華な内容となっています。

こうして快適な時間を過ごしている内にロンドンに到着となります。この区間のユーロスターはビジネス客などにも人気が高く、ここのところは料金が少々高めになっていますが、便などを選べば結構リーズナブルな料金で利用できます。ぜひこのパリとロンドン間(ブリュッセルやアムステルダムとロンドン間も同様ですが)の移動には、この便利で快適なユーロスターを選んで頂ければと思います。

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