ドイツICE 便利で快適な高速列車、でもいつも遅れてる?/ German ICE- confortable and convenient, but always delayed?

ドイツの高速列車と言えば、白と赤のDBカラーをまとったこのICEです。ドイツのベルリンやフランクフルト、ミュンヘン、ケルン、デュッセルドルフ、ハンブルク、ニュールンベルク、ライプチヒといった主要都市間を結んでいます。また近年はベルギー、オランダ、スイス、オーストリアなどの近隣諸国との間でも運行しています。(白と青やグリーンの配色の車両もあります)

また、上の画像は1等になりますが、1等でも2等でも座席は結構ゆったりしていて快適です。 車内は落ち着いた雰囲気で長めの乗車でも特に疲れることもなく利用できます。

また1等ではケータリングのサービスもあり、車内でちょっとした名物料理などをビールやワインと一緒に楽しむこともできます。 2等の場合は 食堂車やビストロカーでゆっくり食事がとれます。

このようにドイツのICEは便利で快適なのですが、ここ数年問題となっているのは、こうしたICEがしょっちゅう遅れたり、さらには運休となるなど、運行の正確性がかなり低くなっていることです。 この背景には民営化以降設備や車両への投資が進められなかったことや直近のコロナなどによるマンパワー不足などがあると言われています。

上の画像は7:42のブリュッセル行のICEが運休となった際の駅の掲示ですが、こうした急な運休や、 また車両が直前に変更となって予約した席が無くなるなど、いろいろなトラブルも出ています。

ドイツの列車は以前は日本に似た正確できっちり運転されるイメージでしたが、現在はヨーロッパ主要国の中でも定時運転率がイタリアを抜いてほぼ最低となっているのです。

ですので当面残念ながら、ドイツの列車移動の際には時間に余裕を持ってプランニングし、そして現地では乗車前にHPなどでその時点での運転状況をよく見ておくと、よりストレスのない利用ができると思います。

今後の改善されるとも思いますが、当面ドイツでのICEなどの長距離列車の利用の際はその辺りを ちょっと 気にかけてください。でもそんな時はイライラせず駅のカフェでちょっとのんびりするのもいいものです。

ドイツなどヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

2020年開業のベルリン空港駅 ベルリン市内や周辺への移動に便利! Flughafen BER station

ドイツにはフランクフルトやミュンヘン、デュッセルドルフなどいくつか大きな国際空港がありますが、首都ベルリンでも、もともとのシェーネフェルド空港が拡張され、 2020年に 新たにブランデンブルク空港が開業しました。ここにももちろん空港駅が設置され、空港アクセスが便利になっています。

この新しいブランデンブルク空港はもともとは2011年の開業が予定されていましたが、開業直前に工事の不備などが発覚し、結局予定より大きく遅れて2020年の開業となりました。

この新しいベルリンの空港駅はターミナル1と直結していて、その地下に位置しています。ターミナル2からは通路などを通ってターミナル1に移動して頂くこととなります

空港ターミナルにはこうした列車の発着時間の掲示板もあってベルリン市内など各地への列車のスケジュールが表示されています。

空港ターミナルからは地下へおりるとすぐ駅になります。最近できたということもあって設備などは新しく、機能的な造りとなっていす。このベルリンの空港駅の場合、ベルリン市内やポツダムなどの周辺都市との間の近郊列車の発着がメインとなっています。ただ一部ドレスデンなどドイツ東部との間のICなどの長距離列車も乗り入れていますので、少しですが鉄道ハブ的な機能も持っています。

ベルリン市内などとの間はこうしたFEXと呼ばれる快速列車や、都市近郊列車のSバーンが頻繁に運行しています。大体1時間に5便程度は走っているイメージです。中央駅との間の所要時間はFEXで30分少々になります。

ぜひベルリン新空港からの市内アクセスや周辺都市への移動にも列車をご利用ください。ただ近年ドイツの列車は残念ながら遅延などが目立つようになっていますので、ご利用の際は時間に余裕をもって旅程を組むことをお勧めします。

ドイツなどヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで