ユーレイルグローバルパス 「ブラックフライデー キャンペーン」中!/ Eurail Global pass ‘Black Friday’ campaign

11月も残り少々となりましたが、この11月4週目の金曜は、アメリカなどで始まって、最近は日本でも浸透してきたブラックフライデーのバーゲン時期で、これに合わせてユーレイルグローバルパスのキャンペーンも昨日からスタートしました。
eurail new
このユーレイルグローバルパスは西ヨーロッパのほぼ全体にあたる27カ国をカバーする人気のレイルパスで、元祖ユーレイルパスと言っていい商品です。主要国ではイギリスを除いてほぼ全ての国で利用できるパスと思っていいでしょう。今回のブラックフライデーキャンペーンでは、このグローバルパスが日数やクラスなどに応じて10%程度から最大で30%以上のディスカウントとなります。以前のキャンペーンでは1人用の大人料金とユース料金のみが対象でしたが、今回は2人以上用のセーバー料金も含め、全てのタイプでキャンペーンが利用できるようになっています。

gpc

上の料金表のように、全体としては比較的日数が多く料金が高めのパスの方が割引率も高めになりまして、例えば1等5日フレキシーの場合通常¥65000が¥50000ちょうど、1等15日のフレキシーで通常¥127400が¥86900、一番長い1等3ヶ月の場合で通常¥226600が¥158800とかなりの大幅割引になります。特にフレキシータイプを中心にかなりお得で太っ腹なキャンペーンといえます。

TGV PARIS

これからの晩秋やクリスマスシーズン、そして年末年始時期などにヨーロッパ各国の周遊を予定している方にはこのキャンペーンの利用がぜひお勧めです。またパスは発券日から最大11ヶ月以内に利用開始すればお使いになれますので、もしご旅行が確定していれば今後の夏のご旅行などにもお使いになれます。

EC TO BSL

ただお買い得な一方で、もちろんキャンペーンゆえの制約もあって、このキャンペーン料金を利用した場合には購入後の変更やキャンセル等は一切できませんのでその点は注意が必要です。確実に旅行が決まってからのお求めが安全でしょう。

FR1000 IN MIL

なおこのブラックフライデーキャンペーンの販売の期限は来週中までの予定ですが、さらにその後にも各種ユーレイルパスのキャンペーンは続けれられる予定となっていますので、また次回に詳細をご案内したいと思います。

ice3

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで
EURAILPASS COVER

スイストランスファーチケットが今年いっぱいで販売終了/ Swiss transfer ticket withdrawn by the end of 2018

11月も後半に入って、今年も残り1ヶ月少々となりました。来年へ向けての商品情報ですが、スイスの人気商品のスイストランスファーチケットが残念ながら今年中の発券をもって販売終了となります。

STS image:swisstravelsystem

スイストランスファーチケットは、任意のスイスの空港駅やターミナル駅等と目的地と間の2回分(2日分)の移動に利用できるチケットで、スイス内の周遊旅行というよりは、1つの目的地を往復するタイプの旅行にぴったりの商品です。なかなか人気があったため残念ではありますが、今年中に発券すれば利用は来年でも大丈夫ですので、スキー旅行などで既にご利用がお決まりの場合には、ぜひそれまでにお求め下さい。

STS MAP image:swisstravelsystem

これで来年のスイスをカバーするパス類はスイストラベルパス、スイストラベルパスフレックス、そしてスイスハーフフェアカードの3種類になります。スイストラベルパスはもともとスイスパスと呼ばれたスイス全体をカバーするパスで、スイス内の列車はもちろん、ポストバスと呼ばれる各地の路線バス、観光用または移動用のいろいろな湖の湖船、主要都市の市内交通(トラムやバスなど)も利用でき、さらにほとんどの登山鉄道などの山岳交通機関にも50%の割引があり、そして多くのミュージアム(博物館美術館など)にも入場できるという、スイス内の旅行を包括的にカバーする商品となっています。

IMG_6841

そしてスイストラベルパスフレックスは、利用できる内容はスイストラベルパスと同じですが、スイストラベルパスが使用を開始してから日数分が有効という連続タイプのパスなのに対し、使用を開始してから1ヶ月間の間にとびとびで利用日を選んでよりフレキシブルに使えるパスとなっています。一番の売れ筋パスといっていいでしょう。ただユーレイルパスなどとは違って日数を使用しない日は割引等も受けられませんのでお気をつけ下さい。

goldenpass

またスイスハーフフェアカードは特にレイルパスではなく、スイスの列車や山岳交通機関、湖船などの乗車券(乗船券)が1ヶ月間半額で利用できるという商品になります。スイストラベルパスで25%引のユングフラウ鉄道乗車券も50%となるなど、使い方によってはこのハーフフェアカード+半額乗車券の方がよりも安くなるケースもありますので、ぜひご注目下さい。

luzern

またもちろんユーレイルパス(グローバルパス)も氷河特急を含めほとんどの列車区間で利用できます。ただユーレイルの場合山岳鉄道の割引等は一部のみとなりますので、山々への観光を楽しみたい場合にはハーフフェアカードと組み合わせるのもお勧めです。

interlaken

来年はスイストランスファーチケットこそなくなりますが、ぜひこれらのパス/チケットをうまく使ってお得に便利にスイスを旅行して欲しいと思います。

ZRH
ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

レイルジェットが12/9より、スロバキアにも乗り入れ開始/ Railjet to Slovakia

先々週からの続きですが、オーストリアの高速列車のレイルジェットエキスプレス(RJX)が12/9の冬スケジュールより新たにスロバキアのブラティスラバへの運行を開始します。

RJ vie

今回ブラティスラバへの乗り入れを開始するのは1日各1便で、現在チューリッヒとウィーンを結んでいるレイルジェットが1往復分ブラティスラバまで延長されるかたちとなります。今までウィーンとブラティスラバの間は近郊区間として、原則ローカル列車のみの運行でしたが、今回初めて特急的な列車が運転されることとなります。

BTS

スケジュール的には下のようにウィーン⇒ブラティスラバは20:42発、ブラティスラバ⇒ウィーンは6:10発と、一般の旅行者にはやや使いづらい時間帯ですが、ウィーンだけでなくザルツブルクやリンツといったオーストリアの他の都市などとも直結しますので、意味合いは大きいように思います。

ZRH-BTS
BTS-ZRH
image:oebb.at

レイルジェットはオーストリアの高速列車ですが、国際間にも着々とネットワークを広げ、スイスのチューリッヒやドイツのミュンヘン、さらにハンガリーのブダペスト、チェコのプラハ、昨年からはイタリアのベネチアにも運行するようになっていて、これにさらに12月からはスロバキアのブラティスラバが加わることとなります。なおチェコ行きの車両だけはチェコ国鉄CDが所有し、下のようなブルーのカラーリングの車両となっています。

RJ CD

加えて、レイルジェットではないですが、12月からはスロバキア東部のコシツェやルーマニア北部のクルージナポカへもウィーンとの間でICが運行開始することとなっています。(さらに来年4月頃からはポーランドの人気都市クラクフへも運行予定です) 下がウィーンとベルリン間のICEとナイトジェットを含めた、12月以降のオーストリア発着のレイルジェットなどの国際間のマップとなりますが、このようにかつてのハプスブルク帝国の領域を思わせるようにネットワークが広がることとなります。

OEBB NETWORK
image:oebb.at

今後レイルジェットをはじめとしてオーストリアを中心に中央ヨーロッパでの列車利用がより便利になりそうです。ぜひ今後の旅行プランにお加えください。

BTS INSIDE

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで