フィンランド ヘルシンキ空港から市内へは列車でラクラク移動 / Helsinki Airport to Central station

1月ももう20日で、一年でも一番寒いシーズンとなっていますが、先週もお書きしましたように、今回から何回かにわたって年末年始にヨーロッパに行った際の情報をご案内して行くよういたします。まず今回からフィンランドです。

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フィンランドはご存知のように北欧に位置する国で、ヘルシンキがその首都となります。その空港から市内への移動については、以前まで列車を利用しようとすると、空港近くのティックリラ(Tikkurila)という玄関駅まで連絡バスを使って乗り継ぐ必要がありました。これが2015年に新たに空港に直結する路線が開業し、駅施設の整備なども進んで、中央駅までダイレクトに利用できるようになったのです。

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実際、空港に到着するともちろん列車駅の表示があり、ターミナル内のエスカレーターなどを乗り継ぐと地下のホームまでは結構すぐです。大きなトンネル内に造られた駅ホームからは2ルートでヘルシンキの中央駅まで10分おき程度に運行していますので、特に時間を確認して乗る必要もありません。

HEL AP

ヘルシンキ空港はさほど市内から離れていないこともあって、所要時間はルートによって20~30分程度で、列車もいわゆる特急的な列車というわけではなく、近郊列車がそのまま空港まで乗り入れてきています。距離的には東京の羽田のようなイメージでしょうか。(沿線の雰囲気はだいぶ違いますが) もちろん予約などはなく全部自由席で、来た列車にそのまま乗り込むという感じです。

HEL INSIDE

出発すれば途中数駅に停車してほどなくヘルシンキ中央駅に到着します。バスやタクシーなどと比べても断然安心で便利だと思います。(なおフィンランドではスウェーデン語も公用語のため、駅名は全て2か国語で表記されます)

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なおチケットは乗車前に券売機等で買っておく必要がありますが、この区間の列車は実はフィンランドで有効なユーレイルパスも利用できます。料金も手間もかからず便利ですので、ユーレイルパスを持っていて日にちに余裕がある場合にはぜひパスの利用をお勧めします。

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中央駅はまさにヘルシンキの中心部に位置していますので、ホテルなども集中し、また市内各地へのアクセスも便利です。さらにフィンランド国内のタンペレやロバニエミ、トゥルクなどへの移動についてもそのまま乗り換えできます。

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では次回はそのヘルシンキとフィンランド各地を結ぶフィンランドの看板列車のSペンドリーノとICについてご案内します。

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