トルコ イスタンブールでもユーレイルパスは利用可能! Eurailpass in Turkey

今回はちょっと毛色を変えてトルコです。トルコでは中心都市イスタンブール発着の多くの路線は工事中で、今のところあまり列車での移動が便利とは言えず、利用する方も残念ながら多くはないのですが、実はこの国でもユーレイルパスは使用できるのです。グローバルパスはトルコ内の列車にも有効ですし、セレクトパスでトルコを選択国にすることもできるのです。

ERP image:eurail.com

ユーレイルパスで利用できるのはトルコ国鉄(TCDD)の列車になりますが、イスタンブール市内でも利用できるトルコ国鉄の路線が、新しく2013年に開通した、アジア側とヨーロッパ側を海底トンネルで結ぶマルマライ線です。ボスフォラス海峡の下に日本の会社(大成建設)がメインになって造られたことでも知られるこのマルマライ線ですが、この開通によりイスタンブール市内のヨーロッパ側とアジア側との移動は、今までのフェリーなどに比べて飛躍的に便利なりました。この路線もトルコ国鉄ですのでユーレイルパスは利用が可能なのです。

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そしてこのマルマライ線は、現在のイスタンブール市内や近郊での運行にとどまらず、さらにトルコ各地との高速列車のネットワークにつながる予定となっていて、更なる工事が進められています。現時点でも首都アンカラとの間には所要時間約4時間で結ぶ高速列車が運行しているものの、イスタンブールの発着駅は中心部からかなり離れた郊外のベンディッキ駅であまり便利とは言えません。これが今後この工事が完成してマルマライ線と接続されれば、イスタンブールの中心部とアンカラやその他のトルコの主要都市とがダイレクトに結ばれ、トルコの列車利用は一気に便利になるでしょう。

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他にもヨーロッパ側のブルガリア方面の国際路線も、このマルマライ線につながる予定で、ヨーロッパ方面への列車旅行の起点/終点ともなりうるかもしれません。そうなればユーレイルパスを使ってトルコを旅行する人もぐっと増えるでしょう。なおその際には画像のこのイェニカプ駅がそのメイン発着駅となる予定です。

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今後トルコの列車については大きく発展しそうです。トルコ旅行だけでなくその他のヨーロッパの国と組み合わせての旅行の際にも注目です。

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ユーロスター 乗車時間の30分前にチェックイン! Eurostar check-in, 30minute earlier

ロンドンとパリやブリュッセルなどを結んでビジネス客にもレジャー客にも人気のユーロスターですが、このユーロスターはヨーロッパの列車としてはめずらしく乗車前にチェックインが必要となっています。とはいっても出発時間の30分前までなので、飛行機に比べればそんなに早くもないですが、ユーロスターの場合乗車までにもろもろの「手続」があるのです。

ERS

ユーロスターに乗車の際にはまず、列車そのもののチェックインがあります。下の画像のようにチェックインのゲートがありますので、Eチケットの場合はここで自動改札へ、紙チケットの場合は有人の改札へ向かいます。そしてそのゲートを過ぎた後は列に従って、荷物などのX線チェックとなります。ここで荷物や上着をセンサーに通し、自分も探知機をくぐります。列車としてはちょっと面倒ですが。重要施設である海峡トンネルでのテロ防止という点で仕方ないのでしょう。ただ空港でのチェックのように靴まで脱がされて、といったほどのレベルではありません

check in

そしてそのあとは出入国の審査です。ユーロスター乗車時に特徴的なのは、乗車駅で出国管理だけでなく到着国の入国管理も行うことです。たとえばパリ発ならまずはEU側の出国管理が行われ、それが終わるとそのあとさらに目的国の入国管理も行われます。出国は大体簡単ですが、イギリスへの入国はランディングカード(ゲート前などに置いてある)も必要でいろいろ聞かれる場合もあるので、ここで結構待たされる場合もあるでしょう。

CAFE

そしてようやく「全手続」を終えて、カフェなどもある乗車コンコースへ到着です。通常ユーロスターの車内に入れるのは乗車時間の10分前くらいになってからですので、それまではここでコーヒーを飲んだりして少々待つことになります。そして案内とともにボーディング開始となるとようやく乗車となります。

BOARDING

なおあまり待たされるのがイヤな場合は1等ノーマルにあたる「ビジネスプレミア」料金にすると乗車の10分前までのチェックインで乗車が可能です。ただ料金はなかなかいい金額(今月の当社料金で¥55200)となりますので、サービス面のプラスと合わせて考える感じでしょうか。

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お書きしましたように、ユーロスターの場合はヨーロッパ内の他のTGVやICEといった高速列車とは違って、乗車前にもろもっろの手続きがありますので、ある程度余裕をもって出発駅に着くようにお勧めします。30分前を切っても即乗車できないというわけではないですが、混雑した便や時間帯の場合には時間切れとなることもありますので。

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ぜひイギリスとヨーロッパ大陸との移動にはこのユーロスターをご利用ください。

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イタロ ローマ テルミニ駅発着便が増えてます! Italo from/to Roma Termini

イタリアの高速列車として3年ほど前に新たに運転を開始し、今やトレンイタリアの「フレッチャ」シリーズと肩を並べる人気なのがこのイタロです。イタロはミラノ/フィレンツェ/ローマ間の主要路線をメインに、トリノ/ベネチア/ミラノ/フィレンツェ/ローマ/ナポリ/サレルノなどを結び、日本からも多くのお客さまが利用しています。新型の車両を使用し、カジュアルで
そんなイタロのウィークポイントの1つがローマ、ミラノ、トリノといった主要都市の発着駅がいわゆる「中央駅」ではないことでした。それが、ローマについては先月のスケジュール改正から「中央駅」にあたるテルミニ駅の発着便が一気に増えて、この「弱点」が解消されつつあります。(下がテルミニ駅です)

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もともとのイタロのローマのメイン駅はティブルティーナ駅で、今でもこの駅にはイタロのローマ発着の便がすべて止まるのですが、概ね半分くらいの列車はさらにテルミニ駅にも止まるようになったのです。もちろんティブルティーナ駅も街中にあって不便ではないものの、やはりテルミニ駅の方が中心部へのアクセスや周辺のホテル、その他の設備も整っていていろいろな面で利用しやすいのは確かです。これでまたイタロがより利用しやすくなったといえるでしょう。ただすべてのイタロがテルミニ駅に止まるわけではないので、利用する時はその便がどの駅に止まるのかを確認するのがベターでしょうね。

TIBURTINA

なおイタロは、ミラノでは中央駅ではなくポルタガリバルディ駅、トリノはポルタヌオバ駅ではなくポルタスーザ駅のみの発着となっています。おそらくこれには政治的な理由(新規参入で、かつ運行にフランス国鉄が関わっているなど)も絡んでいるでしょうし、また航空会社でLCCがメインの空港でなく少し離れた空港に発着するのと似た構図とも言えます。

MIL PGクオリティの高いサービスも人気の理由でしょう。(車両のデザインには好き嫌いあると思いますが。)

ITALO

いずれにしてもローマのテルミニ駅に止まることでイタロはより便利になりましたので、トレンイタリアのフレッチャロッサやフレッチャアルジェントなどと同様にぜひ利用をお勧めします。

ITALO INSIDE

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フランスレイルパス 今月から大幅ラインナップ拡大! France railpass – wider line-up  

その名の通りフランスの列車が利用できるのがこのフランスレイルパスですが、この7月からフランスレイルパスのラインナップが拡大しました。(フランス側からの発表は少々唐突でしたが。。)

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これまでフランスレイルパスのバリエーションは利用日数の点では、フレキシータイプの3日/4日/5日/6日/7日/8日/9日のみの設定でした。これが下の料金表のように今月よりフレキシータイプにはさらに1日/2日と長めの15日が新たに加わり、1日~9日と15日の設定なっています。またさらに初めて連続タイプも設定され、連続の2日/4日/5日/8日/15日が新登場となりました。

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また同時に今まで1等にのみ設定されていたシニア料金が2等にも拡大されています。また料金表上には特に書いていませんが、11歳までの子供については、大人やシニアに同伴する場合は無料(大人/シニア1人について子供2人まで)となったのです。

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実はフランスレイルパスは、フランス内で主に利用することになるTGVに乗るには座席予約が必要だったりすることもあって、TGV等を利用する人の多さの割りにはあまり販売が多くなかったのですが、今回も日数などの設定の見直し/拡大で選択の幅が広がりましたので、フランスを旅行する人にとってはよりお求めやすくなったとは思います。特に1日や2日のパスについてはパリ滞在でモンサンミッシェルやトゥールなど1~2か所くらい往復する場合などにはかなり便利に思います。

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ちなみに彼らの「ライバル」ジャーマンレイルパスが今年から同様に連続タイプを設定し、また同伴する子供を無料としています。このあたりも今回のフランスレイルパスのラインナップ拡大への刺激となったでしょうね。

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これからフランスを旅行される方はぜひ大きくバリエーションの増えたこのフランスレイルパスに注目してください!

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