2015レイルパス情報 スイストラベルパス フレックス ハーフフェア割引 Swiss Flex Half fare

今日で1月も終わりですが、今回は引き続き今年のスイストラベルパス(旧スイスパス)で変更になった登山列車等の割引についてです。

GORNERGRAT

スイスのパスと言えば他の国のパスと違って、列車だけでなく湖船やバス(ポストバス)そしてトラムや市内バスなどの市内交通機関にも利用でき、さらにアルプスの山々などへ上る登山鉄道などがほぼ半額になる点が特徴的と言えます。そのアドバンテージはもちろん今年も大きくは変りません。ただこの登山列車等の割引については、去年までの「スイスフレキシーパス」では日にちを選択しない日についても適用されてきましたが、今年からは通常の「スイストラベルパスフレックス」では日にちを選択しない日の割引の適用はなくなりました。一方で新たにこうした半額割引が常に利用でき、その分少々料金が高めの「スイストラベルパスフレックス (ハーフフェア)コンビ」が登場しています。

GRINDELWALD

いわば今までのフレキシーパスが2タイプに分かれたと言ってもいいでしょう。通常の「フレックス」では登山列車の割引等も含めて選択した日のみが有効となりそれ以外の日は一切パスの適用はないのに対し、「フレックス コンビ」の場合は選んだ日以外でもパスを利用の間(最大1か月)は登山列車等(その他通常の列車なども含めて)の割引が適用となります。

TITLIS

その分通常の「フレックス」は料金が安めとなりますので、旅行パターンとして、滞在する場所で登山列車やゴンドラなどを多く使ってなるべくアクティブに動きたい場合には「フレックス コンビ」を、また町などでじっくり滞在してそれほどそうした乗り物を多く使う予定のない場合には通常の「フレックス」を選んでいただくのがいいでしょう。双方の料金差は今のところ¥7000少々ですので、それで判断してみてください。お申込みはこちらからもどうぞ!

STF

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2015レイルパス情報 スイスパスが「スイストラベルパス」に! Swiss Travelpasses

今年からのさまざまなレイルパスの変更点をお伝えしていますが、その中でも一番と言っていいくらい変わったのはこのスイスのパスもしれません。まずは名称です。以前から長くスイスのレイルパスは「スイスパス」として知られてきましたが、これが今年から「スイストラベルパス」に変わりました。(何でもスイスの担当者によると「スイスパス」という名前の別のチケットがスイス国内向けに販売されるからということだそうです) 同時に昨年までの「スイスフレキシーパス」は「スイストラベルパスフレックス」に変わっています。

Interlaken

もちろん変わったのは名称だけではありません。利用日数の設定も大きく変わっています。昨年までの日数設定は、スイスパス(連続タイプ)が4日/8日/15日/22日/1か月、スイスフレキシーパスが1か月中の3日/4日/5日/6日がとなっていましたが、今年からは統一され、スイストラベルパス(連続タイプ)もフレックス(1か月内から選択)もいずれも3日/4日/8日/15日の4タイプとなりました。長い旅行の方にはちょっと選択肢が減りましたが、すっきりしてわかりやすくなったとは思います。

ICN Basel

また割引料金については、今まで多くの方が利用してきた2名以上同行のセーバー割引料金が残念ながらなくなりました。今年からは何人での旅行であっても通常の1人用の料金が適用となります。一方で25才までのユース料金は拡充されて、1等やフレックスを含むすべての日数やクラスに適用となりました。学生の方など若い人にはグッドニュースと言えます。なお15歳までの子供用の無料のファミリーカードについては今年も変わりません。

Glacier Visp

さらにこのスイスのパスの大切なポイントである登山列車等の割引もかなり変わったのですが、これはまた次回にお書きします。

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2015レイルパス情報 ジャーマンレイルパス 連続タイプの5/10/15日が新登場など German Railpass

先週までのユーレイル関連のパスに引き続いて、今回はドイツで有効のジャーマンレイルパスの2015年情報です。

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いくつか変わったポイントがあるのですが、まずは有効日数の設定が昨年までのフレキシーの6日がなくなった代わりに、連続タイプの5日/10日/15日が新登場しました。これでフレキシー(1か月中)の3/4/5/7/10日と連続タイプの5/10/15日から選択できるようになり、特に列車を毎日使うような旅行パターンのお客様にとっては選びやすくなったと思います。

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また年齢等による料金設定については、11歳までの子供は、ユーレイル関連パスと同様に大人と同行する場合は無料(大人1人につき2人まで)となりました。そして今までの60歳以上の1等シニア料金はなくなりましたが、ユースについては1等料金も新設されましたので、ラインナップとしては大人(1人用)とツイン(2人用)とユース(25歳まで)のそれぞれの1等か2等から選ぶことが可能となっています。

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利用可能範囲としては、昨年まで「ジャーマンレイルパスエクステンション」として追加オプションだったドイツ国外での区間が、そのままこのパスで使えるようになりました。これによりベルギーのブリュッセル(ICE利用)、オーストリアのインスブルックやイタリアのベローナ/ベネチア(EC利用)、チェコのプラハ(ICバス利用)などへも利用可能となります。ただベルギーへの場合はタリスは利用不可で、チェコへのバスは別途座席予約料がマストとなりますのでご注意ください。また昨年まで長年、パスの無料特典として利用されてきたライン川/モーゼル川の観光船(KDライン社)は利用範囲から外れ、20%割引のみの対象となります。ロマンティック街道バス(ヨーロッパバス)と同様の扱いになるわけですね。

KD

こうしたいろいろな変更点がありますが、いずれにしてもジャーマンレイルパスは、ドイツのほとんどの列車は座席予約なしで乗れるということもあって、利用は非常に便利ですし、料金的にもかなりメリットがあると思います。(特にツインパス) 今年もドイツの旅行にはぜひ勧めです。

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ユーレイル情報④ グローバルパスがポーランドなどでも利用可&フレキシーの5日新登場! Globalpass

いよいよ2015年になりました。今年もどうぞこのブログを読んでいただけると幸いです。
さて前よりお書きしています2015年のパス情報ですが、今回は「元祖ユーレイルパス」ともいえるユーレイルグローバルパスについてです。

polish ecglobal  image: Eurail.com

また同時に日数設定の点では新たに、より短いフレキシーの5日料金が登場しました。今までグローバルパスのフレキシーは10日と15日の2タイプだったのですが、この5日が増えてより短い旅行の方にもおすすめできるようになりました。ただこの5日については有効期間が使用開始から10日と短めになります(他の10/15日は2か月有効)ので、5日パスについては短めの旅行期間で多くの国を旅行する場合にお勧めと言えるでしょう。(料金はこちらをどうぞ)

eurail newimage : Eurail.com

利用範囲が広がり日数設定が増えて、より魅力がアップしたこのグローバルパスで全ヨーロッパの周遊を楽しんでいただきたいと思います。

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2015年もユーリンクをよろしくお願いいたします!

新年あけましておめでとうございます。今年も当ブログをご覧いただいてありがとうございます。2015年も皆さまのヨーロッパ列車旅行のお力になれますよう頑張りますので、引き続きのどうぞお目を通していただければと思います。また2015年が皆さまにとってより素晴らしい1年となりますよう心よりお祈りしております。(下の画像は12/31のウィーン西駅になります)
VIE WEST

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