2017年を迎えました!!/ 2017 season comes
新年明けましておめでとうございます。2017年もいよいよスタートとなりました。今年も引き続き当ブログではヨーロッパの列車旅行などに関する「タメになる」情報をお伝えしていきたいと思っていますので、ぜひ皆様にご覧いただければと思います。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで
新年明けましておめでとうございます。2017年もいよいよスタートとなりました。今年も引き続き当ブログではヨーロッパの列車旅行などに関する「タメになる」情報をお伝えしていきたいと思っていますので、ぜひ皆様にご覧いただければと思います。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
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2016年もあっという間に残り2週間となりました。
さて、もうすぐ始まるその2017年のレイルパス情報ですが、来年販売分よりユーレイルパス全般(グローバルパス、セレクトパス、1か国パス)とジャーマンレイルパスのユース料金の適用年齢が今までの「25歳まで」から「27歳まで」に拡大されます。
学生の方などに多く利用されるユース料金ですが、このユース料金はほとんどのパスで割引料金として設定され、その年齢の上限はどのパスでも一律25歳でした。これがユーレイルパスとジャーマンレイルパスに関しては来年販売分より27歳までとなるわけです。ヨーロッパのレイルパスは1か国のパスも含めその多くがこのユーレイル関連パスに含まれますし、ユース料金はおおむね通常の大人料金より20%ほど安く設定されていますので、この今回の年齢変更は26歳や27歳の方にとって、かなりの朗報と言えるでしょう。さらにセレクトパスやグローバルパスはユースにのみ2等料金が設定されていますので、安くヨーロッパ各国を列車旅行したい場合に大きなメリットとなります。
ただ、もちろんヨーロッパのすべてのパスでユース年齢が27歳までになるわけではなく、ブリットレイルパスなどのイギリス関連パス、スイストラベルパスなどスイス関連パス、また東欧のバルカンフレキシーパスはユーレイルパスに含まれていないこともあって、来年も今年までと同様にユースの上限年齢は25歳となります。少々わかりにくい点もありますが、このあたりも理解した上で利用するパスを選ぶ必要があります。
ちなみにユース料金が適用になるかどうかはパスを利用開始した時点の年齢が基準になります。つまり、来年からのユーレイルパスで言うと、27歳の内に使い始めればそのパスを使っている期間中に28歳になっても問題はありません。ただ27歳の内に購入したからと言って28歳になって使い始めることはできません。ギリギリの年齢の方はご承知ください。
なお今回のユーレイルパスとジャーマンレイルパスについては、このユース料金より若い11歳までのお子さんは大人の方と同行する場合大人1人について2人までが無料となります。このあたりのルールも知って、年齢による料金設定をうまく利用するとかしこくお得に旅行できると思います。
来年も、ぜひこのユース料金などを利用して皆さんにヨーロッパの鉄道旅行をエンジョイして欲しいと思います!!
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12月も中旬となって、今年も残り3週間となりました。毎年のことながら早いものです。
さてまた今回も来年のレイルパス情報です。スイスの滞在型の鉄道旅行に人気の、スイストラベルパスフレックスとスイストランスファーチケットに設定されていたハーフフェアコンビ料金(半額カードがセットされた料金)が残念ながら今年で販売終了となり、来年はなくなります。
2015年にそれまでのスイスパス(フレキシー)がリニューアルして、以降スイスのパスは、スイストラベルパス、トラベルパスフレックスそしてトラベルパスフレックス+ハーフフェアコンビの3本立てとなっていましたが、来年からは、スイストラベルパスとトラベルパスフレックスの2本立てとなります。また以前のスイスカードの流れをくむ、スイストランスファーチケット+ハーフフェアカードも同様に販売終了となり、来年は通常のトランスファーチケットのみとなります。
もちろん通常のスイスハーフフェアカードについてはそのまま販売が続きますので、来年からはトランスファーチケットやトラベルパスフレックスで、登山鉄道等の半額割引を利用する場合には、別途通常のスイスハーフフェアカードを合わせて利用して頂くこととなります。(もちろんトラベルパスフレックスの場合、日数をカウントする日については登山鉄道などの割引は受けられます)
なおスイストラベルパスとトラベルパスフレックスについては、今年までは割引のみだったピラトゥス鉄道が、来年利用分より、新しく通常のカバー範囲に含まれるようになります。ピラトゥス(ピラタス)といえばルツェルンに近いわりに本格的なスイスアルプスの雄大さが楽しめる山で、同様に今年からスイストラベルパスでそのまま利用できるようになったリギ鉄道と合わせての周遊もおすすめです。これは来年からのなかなかのプラスポイントです。
来年はこの他にも、ユーレイルのパスで氷河特急の乗車券分が全区間カバーになったり、ユーレイルセレクトパスのイタリア+スイスができたりと、スイスのパス利用についてはいろいろな変更点があります。旅行の際にはご自身の旅程にあったベストのパスを選んで利用して欲しいと思います。
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さて今週もまた引き続き来年のレイルパス情報です。来年よりスイスで有効なユーレイルパス(セレクトパス、グローバルパス)でスイス氷河特急が全区間カバーされます。
スイス氷河特急と言えばスイスのパノラマ列車の中でも一番人気で、夏には満席続出の名物列車ですが、今年まではスイスで有効なユーレイルパスを持っていても、パスはその東側区間のサンモリッツ⇔ディセンティス間のみにしか使えず、それ以外は別途乗車券の追加(割引はあり)が必要でした。下のマップにもあるように、この西側のツェルマット⇔ディセンティス間がなかなかの長さで、この点がユーレイルのパスをスイスで利用する大きなウィークポイントの1つだったのです。
これがついに来年から西側区間も含め全線でユーレイルパスが使えるようになるのです。あとは単純に座席予約券のみプラスということになりますので、ユーレイルパスで氷河特急がぐっと利用しやすくなります。また氷河特急の利用だけではなく、普通にチューリッヒやジュネーブからツェルマットに行く際にもユーレイルパスでカバーするようになります。ツェルマットと言えばユングフラウ地方のインターラーケン等と並ぶスイスアルプスの一大観光地です。この点も含め、来年からスイスでのユーレイルパスの使い勝手がぐっと上がるわけです。
来年からスイスでの鉄道旅行にはスイス1国用のスイストラベルパスに加え、このユーレイル関連のパスも合わせておすすめです。スイスを含むユーレイルのパスはグローバルパスとセレクトパスになりますが、特にセレクトパスの2か国は従来のフランス&スイス、ジャーマン&スイス、オーストリア&スイスに加え来年からイタリア&スイスも増えますし、1等だけでなく2等やセーバー料金の設定もあります。ぜひ来年以降のスイスの列車周遊の際には注目して欲しいなと思います。
image : glacierexpress.ch
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さて先週のフランスパスに引き続き、来年2017年のレイルパスの情報です。
来年からユーレイルセレクトパスの2か国パスにイタリアとスイスのパスが新登場します。
ユーレイルセレクトパスには4か国と3か国と2か国があり、4か国と3か国は隣り合った国々から好きに利用国を選択できるのですが、2か国に関してはあらかじめ国の組み合わせが決まっていて、今年まではイタリアとスイスは組み合わることができませんでした。イタリア+フランスや、スイス+オーストリア、スイス+ドイツといった2か国パスはあるのに、この人気の2か国のパスがないのがやや不思議でしたが、ようやくその声が現地に届いたのか、または来月11日に新ゴッタルドトンネルが本格開通し両国間の列車移動がぐっと便利になるからか、いよいよ来年からは新しく2か国パスとして利用が可能となります。
イタリアとスイスは少々テイストは違うものの、観光客にとってヨーロッパ有数の人気の国であることは間違いないでしょう。また書きましたように来月12/11には、ミラノとチューリッヒ間のルート上にスイスアルプスを貫く全長50キロ超の新ゴッタルドトンネルが開通して、スイスとイタリアはぐっと「近づき」ます。ミラノ/チューリッヒ間は現在から約30分も短い3時間半ほどで結ばれ、さらに便数も増えて、一気に便利になります。また他にも、ミラノからはジュネーブ方面にも直通列車が走っていますし、サンモリッツからのベルニナ線はミラノに抜けるのも定番ルートとなっています。
またスイスに関しては、来年から今までユーレイル関連のパスが半分しか利用できなかった氷河特急が全区間で使えるようになります。この点からもユーレイル関連パスを使ってスイスを周遊するケースは多くなるでしょうし、またはスイスメインの旅行でフライトの玄関口をミラノにする場合などにもこのパスはおすすめと言えます。
このイタリアとスイスの列車移動はさらに便利になりますし、この2か国の旅行にぴったりのパスがやっとできるというわけです。来年からのスイス旅行そしてイタリア旅行にはぜひこのパスをご利用ください。!!
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今年も11月に入って残りもわずか2か月となりました。毎年ながら早いものです。そんな今月はオフシーズンということもあって、ご案内していますようにユーレイルパス全般とイギリスのブリットレイルパス、そして一部ですがドイツのジャーマンレイルパスのキャンペーンが実施されています。それぞれ内容も期間もまちまちとなってややこしいですので、一応おさらいをしておきましょう。
image: eurail.com
まずユーレイル関連パスのキャンペーンは、今年12月末までの購入分を対象に、全てのユーレイルパスについて料金タイプや利用日数にかかわらず一律20%割引となるというものです。ユーレイルパスといってもさまざまあって、ヨーロッパ全般をカバーするグローバルパス、ヨーロッパ内から2~4か国を選択するセレクトパス、またイタリアやスペイン、オーストリアなど各国用の1か国パスなど多くのパスがありますが、その全てがキャンペーンの対象となっています。またそれぞれのパスにおいて、2名以上のセーバーやユースなど多くの料金設定もありますが、その全タイプでこのキャンペーンの適用を受けることができます。ですので対象となる範囲がとても広く、また一律に20%オフとなりますのでとても分かりやすいキャンペーンとも言えます。また特に利用期間の制限もありません。
ただこのキャンペーンで一点だけ注意は一度購入するとその後の変更や取消等はできない点です。旅行が完全に決まってから購入した方が安全でしょう。ただパスの有効期間は購入から11か月ほどありますので、また次の旅行に利用することもできます。
image: britrail.com
次にブリットレイルパスのキャンペーンですが、これはイギリスのパスの中でメインとなる、ブリットレイルパス(+フレキシーパス)、ブリットイングランドパス(+フレキシーパス)、ブリットサウスウエストパス(+フレキシーパス)とブリットスコットランドパスの、大人料金が2月末までの利用分について20%オフになるという内容になります。ですのでロンドンプラスパスなどの一部の地域的なパスや、ユースやセーバー料金については対象外となります。ただ手配後の取消や変更等は通常料金のパスと同様に可能で。その点は安全なキャンペーンと言えます。
そしてドイツのジャーマンレイルパスのキャンペーンについては7日利用分のみが対象で、販売期間は12/10まで、利用期間は1月末までに限定となります。フレキシーの7日は通常料金の20%オフとなり、またもともと設定のない連続7日のキャンペーン料金が設定されます。なお7日であれば大人料金でもユースやツインなどの割引料金でもキャンペーンの適用が可能です。ただユーレイルパスと同様に手配後の変更や取消などは不可となります。
このようにそれぞれの適用対象や販売時期、利用期間、取消の可否等はまちまちとなっています。これからの冬のシーズンにヨーロッパ旅行される方はこうしたそれぞれのパスのキャンペーン内容等を理解した上でぜひお得に列車周遊を楽しんでほしいと思います。当社のパス料金については こちらをご覧ください!
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スイスアルプスを南北に貫く世界最長のトンネルとして6月に開通した新しいゴッタルドトンネル(ゴッタルドベーストンネル)が、いよいよウィンタースケジュールの12/11より本格開業となり、通常の営業運行がスタートとなります。
image:sbb.ch
このトンネルは1990年代より17年かけて建設され、ようやく今年開通を迎えました。全長は57kmで、日本人としてはやや複雑ですが、今まで最長だった青函トンネルを抜いて世界一の長さのトンネルとなりました。このトンネルはもともとスイス国内だけでなく、ドイツなど北部とイタリアなど南部とを結ぶヨーロッパ南北間の交通ルート上にあり、このトンネルの建設と開業は、スイスのみならずヨーロッパにとっての一大プロジェクトと言ってもいいでしょう。
image:sbb.ch
このトンネルの12月からの本格開業により、現在ミラノ/チューリッヒの間を4時間くらいかけて走っているECは、30分以上スピードアップされこの区間を3時間半未満で結ぶようになります。(ちなみにこのトンネルは最高で時速250kmでの運行に対応可能となっています。) また運行本数も増やされ、時間帯によって1~2時間おきの運行となり、イタリアとスイスがぐっと近くなります。同時に、チューリッヒやルツェルンなどスイス北部とルガノやベリンツォーナなど南部を結ぶIC(ICN)も、同様にスピードアップされ、スイス内の南北間の移動も一気に便利になります。
その反面、現在のゴッタルド峠越えの旧線ルートはかなり本格的な山岳風景が楽しめる区間で、今後そのパノラマが楽しめなくなるのは旅行者としては少々寂しくは思います。ただその分便利になるので致し方ない面はあるでしょう。またこの旧線の方も特に廃止されるわけではなく、ローカル列車の運行は今後も続きますので、車窓風景を楽しみたい場合はあえてこのルートを通ることもできます。
いずれにしてもこの新トンネルの本格開業でスイスの南北間とスイス/イタリア間がぐっと近づきます。12月からのヨーロッパ旅行はイタリアとスイスを合わせて周遊してみてはいかがでしょうか?
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10月も下旬で徐々に冬も近づいてきましたが、12/11からのウィンタースケジュール時期より、オーストリアを中心にドイツ、スイス、イタリアの主要都市間を結ぶ夜行列車が、新たに「NIGHTJET(ナイトジェット)」の名前で運行スタートとなります。
image : OBB blog
このナイトジェットはオーストリア国鉄(OBB)が運行を担当し、運行区間はオーストリア内のウィーン/ブレゲンツ、フェルドキルヒ/フィラッハ、グラーツ/フェルドキルヒと、国際区間のウィーン/チューリッヒ、チューリッヒ/グラーツ、チューリッヒ/ベルリン/ハンブルク、ウィーン/ハンブルク、ウィーン/デュッセルドルフ、インスブルック/ミュンヘン/ハンブルク、インスブルック/ミュンヘン/デュッセルドルフ、ウィーン/フィレンツェ/ローマ、ウィーン/ミラノ、ウィーン/ベネチア、ミュンヘン/ローマ、ミュンヘン/ミラノ、ミュンヘン/ベネチアの各路線になります(その他季節運行の路線もあります)。
image : OBB blog
それぞれ現時点でも夜行列車が運転されている区間で、これらが12月から新しくナイトジェットという統一のブランドで運行されることとなるわけです。チューリッヒ/ハンブルクやミュンヘン/ベネチアなど現在シティナイトラインとして運行されている区間も6路線含まれています。シティナイトラインの撤退表明以来ヨーロッパの夜行列車がどのようになるのか、注目されていましたが、その路線の多くはこのナイトジェットに引き継がれることになり、夜行列車ファンにとっては一安心といえるでしょう。
image : OBB blog
なおこのナイトジェットは、区間にもよりますが、現在のシティナイトラインなどと同様、利用タイプ(クラス)には、シャワー付きのデラックス寝台(1人/2人/3人用)、通常寝台(1人/2人/3人用)、クシェット(簡易寝台-4人/6人用)と座席車が用意され、人数や予算、旅行コンセプトなどに応じて幅広く選択が可能です。また、ベッドや車内インテリアもより快適にリニューアルされることとなっています。
ヨーロッパ内でも夜行列車はここ最近、運行路線や本数がどんどん減ってきていましたが、このナイトジェットの登場で少なくともここしばらくはメジャーな移動手段として残っていきそうです。今後数年内にはさらに新型車両も投入される予定となっていますので、これからのヨーロッパ旅行にこうした夜行列車をぜひ利用してみてください。
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今日から10月に入りましたが、9月末までのエキストラデイキャンペーンに代わって、今月からユーレイル関連パスの20%割引キャンペーンが新たにスタートしました。
このキャンペーンは、ユーレイルグローバルパス、セレクトパス(2/3/4か国)、多くの1か国パスといった全てのユーレイルの関連パスを対象に、今月から再来月の12月末までの購入分について、通常料金から20%オフのキャンペーン料金でお求めになれるというものです。昨年もグローバルパスとセレクトパスはこうした同様のキャンペーンがありましたが、イタリアやオーストリア、スペインといった1か国パスを含め、全てのユーレイルのパスが一律で割引となる点は、なかなか画期的と言えます。またそれぞれセーバー料金やユース料金といった割引料金についても対象となり、さらに安くなりますので、かなりのお買い得感があると思います。
例えばグローバルパスの1等連続15日の場合ですと、今月の通常料金は¥71700ですが、キャンペーン利用の場合は¥57400と一気に安くなります。下がそのグローバルパスの場合の料金の比較になりますので、見てみてください。
去年のキャンペーンでは利用期間が年末までといった制限がありましたが、今回のキャンペーンにはそうした期間の制限もなく、通常通り発券日から11か月が有効期間となって使いやすくなっています。ただ1点、こうしたキャンペーン料金のため、購入後は変更やキャンセル、払戻しなどはできません。確実に旅行をすることが決まってからお求めになった方がいいでしょう。また、有効期間が11か月ありますので、購入後行けなくなってしまっても、来年までの旅行には利用することができます。
これからのシーズン、夏に比べるとどうしてもヨーロッパを周遊する方が少なくなりますが、秋冬のヨーロッパもクリスマスのイルミネーションなどさまざまな魅力があります。そろそろ治安も全般的に落ち着いたきたようですので、夏にヨーロッパをあきらめた方もこのキャンペーンを利用して、ぜひこれからのしっとりした秋冬のヨーロッパ周遊を楽しんで下さい!
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さて今回はヨーロッパの寝台車についてです。
ヨーロッパでも夜行列車は近年徐々に本数も減ってきていますがそれでもドイツやオーストリアなどの中欧諸国を中心にまだまだ主要な移動手段として運行されています。
その夜行列車ですが、多くの列車の場合、利用設備のタイプとしては寝台車(sleeper)、簡易寝台車(Couchet)、そして座席車(通常2等座席)が連結されています。座席車はその通り昼間と同様のシート車両、簡易寝台はその通りベッドのみの簡素な寝台で、通常3段ベッド×2の最大6人利用のドミトリータイプとなっています。ちゃんとした個室タイプなのが寝台車ですが、この寝台車は多くの場合、シングル/ダブル(2人部屋)/3人部屋の3タイプから選びことができます。もちろん料金的にはシングルが一番高く、ダブル、3人部屋の順で安くなっていきます。(下はシングル利用の場合の寝台です)
普通にこう聞くと寝台列車にはホテルのようにもともと1人用、2人用の部屋などの各タイプが用意されているように思うでしょうが、実はこのシングル/2人部屋/3人部屋は同じ部屋なのです。つまり同じ部屋に3段分のベッドが装備されていて、それを1段だけ使うとシングル、2段で使うと2人部屋、3段出すと3人部屋になるのです。
例えば上の画像は2人部屋としてセットされた寝台になります。少々わかりにくいかもしれませんがこの場合は、昼間は座席となる下段と、天井に近い上段の2段分を出して利用しています。その間には壁に中段が格納されていて、3人部屋の場合にはこの3段すべてを出して使うこととなるのです。なお夜行列車では2人部屋を通常ダブルと呼びますが、室内は2段ベッドとなりますので、もちろん通常のホテルのようにダブルベッドになることはありません。3人部屋利用の場合は3段ベッドとなりますので、個人的にはやや窮屈に感じる場合はあると思います。
なおシティナイトラインなど一部の列車については、通常の寝台車(洗面台のみあり)の他に、シャワーやトイレの付いたデラックスタイプも連結されています。これも同様にベッドが3段ついていますので、最大3人部屋までで使うこととなります。
またノルウェーやフィンランド、スペインの車両ではベッドが2段のタイプもあり、この場合はシングル/ダブルとして利用されます。(2段ベッド×2の4人部屋もスペインなどにはあります。)
ヨーロッパの夜行列車は運行区間は減ってはきましたが、夜汽車の雰囲気もあって、旅行中に一度は利用してみると楽しいと思います。その場合には人数などに応じてベストなタイプの寝台を利用してください。
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