ドイツ ウルム周辺の高速新線が12月に開業!新型車両ICE3neoも運転開始!!/ New highspeed line in Germany

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

おとといはカタールのサッカーワールドカップで日本ドイツ戦が行われ、日本が2-1で逆転勝利しました。ボールはやはり圧倒的にドイツが支配している感じでしたが、後半のチャンスを見逃さず、優勝候補のドイツ相手に勝利を収めることができ何よりでした。

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さて以前にもお伝えしましたが、そのドイツの主要路線の1つであるシュトゥットガルト/ミュンヘン間で、来月12月11日の冬スケジュール改定に合わせ、約60キロ弱の高速新線が開業となります。今回開通するのはウルムとその西のヴェンドリンゲン(Wendlingen)との間で、開通後はICEなどにより最高時速250kmでの運行がスタートし、シュトゥットガルトとミュンヘンなどの間の所要時間が15~20分程度短縮されます。

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現在シュトゥットガルトとミュンヘン間はICEで2時間20分程度ですが、これが最速で2時間を切るようになり、また列車自体もかなり増便され、ぐっと便利になります。このルートを走行するミュンヘンとフランクフルトやケルンなどを結ぶICEも同様にスピードアップされますので、ビジネス客はもちろん一般の旅行客にもかなり恩恵が大きいでしょう。

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またこのタイミングで、新型高速車両のICE3neoもこの新線区間を含むルートで営業運転が開始されます。ICE3neoはICEのフラッグシップ車両ICE3の改良版(メーカーのジーメンスではVelaroと呼ばれるタイプ)で、画像でもわかるようにパリとの間で使用されているICE3-407や、ユーロスターに採用されたe320(VelaroD)とほぼ同様の見た目になっています。

ice3neoimage: inside.bahn.de

このICE3neoでは、従来のICE3よりも車内のラゲッジスペースや照明などの客席設備が改良されるなど、より快適で便利になっていて、今後はドイツICEの主力車両の1つとして今後2026年までに30編成が導入される予定となっています。

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image: inside.bahn.de

なおこのミュンヘン/シュトゥットガルト間ではさらに2025年開業の予定で、今回の新線区間につながるシュトゥットガルト周辺の新線も建設が進められています。このシュトゥットガルト周辺の新線計画(S21)は新しい中央駅や空港駅の建設も含めた大プロジェクトで、開通すれば西側のフランス方面ともつながる大きなヨーロッパ内の列車ネットワークがさらに強化されることとなります。

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image: www.bahnprojekt-stuttgart-ulm.de

今後のクリスマスや年末年始シーズンそして来春などのドイツ旅行ではぜひこうしたICEなどの列車を利用してより便利で快適に列車旅を楽しんで欲しいと思います。

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ロンドン エリザベス線 ヒースローまでの直通運転開始/ London Elizabeth line-direct to Heathrow

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2022年も残り2ヶ月弱となりましたが、イギリスのロンドンで5月から運行を開始した新鉄道路線のエリザベス線が、いよいよ11/6よりヒースロー空港との直通運転をスタートしました。

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image: tfl.gov.uk

このエリザベス線(クロスレール)はロンドンの東西を結ぶ新たな市内交通の大動脈として建設されてきたもので、中心部(トンネル)のパディントン、ボンドストリート、トッテナムコートロード、リバプールストリートなどを通って、西はレディングやヒースロー空港、東はカナリーワーフといったドックランドエリアやストラットフォードなどとの間を結びます。総延長は100キロ以上で、5月の開業時にはまだ工事が間に合わず、西側のヒースロー空港への区間についてはパディントンで乗り換えが必要でしたが、今回ようやく工事も終わりヒースローへの直通運転が開始となりました。ちなみにボンドストリート駅も開業が遅れ、この直通運転にあわせるように10/24にオープンしています。

elizabethimage: tfl.gov.uk

このエリザベス線は全てが新路線というわけではなく、ロンドンの中心部にトンネルで新線を建設し、そのルートに今まで個別に西部や東部で運行していた路線をつなぎ合わせたものと言って良いでしょう。またこのエリザベス線は地下は通るものの、いわゆる地下鉄(アンダーグラウンド/チューブ)とは別で、一応列車の路線になります。パリの地下を走るRERに近いイメージと言っていいかもしれません。

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一般的に利用するケースが多いのはやはり、ロンドン中心部やドックランドエリアでの市内移動や、ロンドン市内とヒースロー間の空港アクセス利用ということになるでしょう。ボンドストリートやトッテナムコートロードはロンドン観光やショッピングの中心地になるピカデリーサーカスやオックスフォードサーカスにも近く、利用頻度の高い駅になりそうです。またアクセスがやや不十分なイメージもある再開発ビジネスエリアのドックランドエリアもこれでかなり行きやすくなると思います。もちろん中心部区間では地下鉄と同様の3~4分おきの高頻度での運行となりますので、利便性も問題ないでしょう。

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また市内中心部とヒースロー空港の間は10~20分おき程度での運転で、所要時間はトッテナムコートロードやボンドストリートとの間で大体40分程度になります。パディントンから15分で到着するヒースローエキスプレスにスピード的には勝てませんが、乗り換えなしでいけるという点で利便性は高いと言えるでしょう。ちなみにヒースロー空港は、セントラル(ターミナル2&3)駅を経由して、ターミナル4駅かターミナル5駅に発着するようになっていますので、ターミナル4や5での利用の場合はちょっと確認した方がいいかもしれません。

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なおエリザベス線はこれで出来上がったというわけではなく、現時点で引き続き北東部のシェンフィールドとの間の路線についてはパディントン止まりとなっており、これも直通となる来年の5月をもって一通り完成となる予定です。(また遅れるかもしれませんが)

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ぜひ今後のロンドン旅行にこのエリザベス線を利用いただければと思います。なおこのエリザベス線はロンドントラベルカードやオイスターカード、そしてブリットレイルパスなどの各種レイルパスでも利用可能ですので、イギリス旅行に幅広くご利用ください。
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スイス ゴールデンパスエクスプレス 12/11より運行開始 モントルー⇔インターラーケンを直通/ Goldenpass Express launched from 11Dec

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前回もご案内したように、今年は12/11からウィンタースケジュール期間に入りますが、その大きなトピックの1つがこのゴールデンパスエクスプレスの運行開始です。もともとは昨年の運行開始が予定されていましたが、コロナの影響もあり少し遅れて今年からの運行となりました。

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スイスのゴールデンパスラインと言えばモントルー/インターラーケン/ルツェルン間の人気観光ルートですが、今回新登場のゴールデンパスエクスプレスはその西側のモントルー/インターラーケン間を乗り換えなしで直通結びます。この区間はもともと2つの鉄道会社にまたがっており、それぞれのレール幅が違う(1435mと1000m)ために、従来どうしても途中のツバイジンメンでの乗り換えが必要でした。しかし今回のゴールデンパスエクスプレスには新開発の軌間可変車両(いわゆるフリーゲージ車両)が導入され、念願の直通運転が可能となったのです。

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この新しいゴールデンパスエクスプレスはモントルー/インターラーケンを下のタイムテーブルのように3時間10分程度で結びます。当面1日片道あたり1便で運行を開始しますが、来年6月のハイシーズンからは1日4便に増便されることとなっています。車両デザインはフェラーリなども手がけた有名デザイナーのピニンファリーナが担当し、パノラマ仕様の各席からは車窓風景が楽しめるようになっています。また車内は通常の1等と2等の他に、特等にあたるプレステージクラスも用意され、より快適で上質な列車移動が楽しめるようになっています。またコーヒーや簡単な軽食からシャンペンまで車内のケータリングサービスも充実しています。

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ゴールデンパスラインはスイスに数あるパノラマルートの中でも、チューリッヒやジュネーブなどからのアクセスが良く、気軽に本格的な山岳風景が楽しめるルートで、今回のゴールデンパスエクスプレスの運転開始で、車両もハイグレードになり乗り換えの手間も減って、さらに人気になるのは確実と言えそうです。
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ぜひこれからの冬や春もそうですし、また来年の夏のスイス旅行にはこのゴールデンパスラインを組み込んでより華やかな列車旅を楽しんで欲しいと思います。

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12/11からのヨーロッパ列車のウインタースケジュール情報 /2023 timetable starts from 11Dec

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ヨーロッパの列車運行ダイヤは毎年、6月から夏スケジュールに、また12月から冬スケジュールに切り替わるのですが、今年2022年は12/11から冬スケジュール期間に入ることになっています。今年もこのスケジュール切替期に多くの国や路線で運行ダイヤの改正が行われます。

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今回のスケジュール改正のトピックの多くはドイツとスイス関連になります。それをざっとご案内しますと、まずスイス国内では、以前より開発が進められてきたいわゆるフリーゲージ車両によるインターラーケン/モントルー間の直通運転がゴールデンパスエクスプレスとしてスタートします。またチューリッヒ空港とインターラーケンを乗換なしで結ぶICも運転を開始します。

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またドイツ内では、まず以前から工事が進められてきたシュトゥットガルトとミュンヘン間のウルム周辺の高速新線が開通し、このルートを運行するケルンやフランクフルト方面とミュンヘン方面を結ぶICEが15分程度スピードアップされます。またこの他フランクフルト空港とハンブルクをミュンスター経由で結ぶICEが増便されるなどドイツの各路線での運行パターンも変更されます。さらにICE3の進化版の新型車両「ICE3neo」がいよいよ営業運転に投入されます。

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またドイツとスイスなど周辺国の国際間の列車にも動きがあります。ベルリンとポーランドのワルシャワ間のECはポーランド内の高速化等で30分ほどスピードアップされる上で便数も増えますし、またチューリッヒとシュトゥットガルト間のICも増便されます。
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夜行列車では新しくチューリッヒとプラハ間をドイツのライプチヒやドレスデン経由で走る便が運行を開始する他、現在ミュンヘンとベネチアやブダペスト間等を運行するナイトジェットなども運行区間がシュトゥットガルトまで延長されるなど、いろいろ変更となります。

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また12月からいろいろヨーロッパの列車利用がさらに便利になりそうです。またこれからこのブログでは個別の列車についてご案内していきたいと思います。

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スイストラベルパスの割引キャンペーン開始!4日料金が25%オフ!! /Swiss Travel pass campaign

(スイストラベルパスキャンペーン商品については当社スイスショップより、またその他各種レイルパスについては当社ユーリンクHPよりお求め下さい

世界的にコロナの流行も下火になり、また季節も秋に入ってきましたが、そんな中スイス内の列車はもちろんバスや湖船など各種交通機関や観光施設もカバーするスイストラベルパスの割引キャンペーンが先月よりスタートとなりました。

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今回のキャンペーンはスイストラベルパスの連続4日の1等と2等料金がユース料金なども含め、一律に25%割引になるという内容になります。例えば通常の1等大人の4日は¥70100(今月の当社料金)ですが、これが一気に2万円近く安い¥52600となりますので、なかなか破格のキャンペーンと言えます。今回のキャンペーンは今月末までの購入分が対象となり、そのパスが利用できるのは来年4月末までとなります。

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スイストラベルパスの特徴は名前に「トラベル」と入っているように、単なる「レイルパス」ではなく、列車に加えて、バスやトラムなどの市内交通機関、また町と町を結ぶローカルバス(ポストバス)、湖上を運航する船も利用でき、また多くの山々の観光鉄道やゴンドラなどの山岳交通機関も割引になり、さらにスイス内の各種のミュージアム等にも入場できる点です。スイスでの旅行を包括するまさに「トラベルパス」と言えるでしょう。

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ぜひこれからの秋冬のスイス旅行にはぜひこのキャンペーンを使ってスイスの魅力をじっくりと味わって欲しいと思います。

STS image: swisstravelsystem

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ユーロスターのロンドン/ユーロディズニー便が来年6月で運行終了/ Eurostar to EuroDisney will be ended by next June

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ようやく今月より日本入国時(帰国時)の検査も緩和され、日本からの海外旅行も徐々にハードルが下がってきました。そんな中ですが、先週にユーロスターのロンドンとパリ近郊のユーロディズニー最寄りのマルヌラバレ駅との直通便が、来年6/5をもって運行終了となるとの発表がありました。

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このロンドンとユーロディズニーとの直行便は、2020年にコロナ流行により運休となり、それが落ち着いてきた今年3月にようやく運行を再開したばかりだったのですが、結局再開1年少々で運転打ち切りとの残念な発表となりました。この運行終了の理由は主に、ブレグジット(イギリスのEU離脱)とコロナの流行によりイギリスとフランスの間の旅行需要が落ち、利用客の減少が見込まれることなどによるもののようです。この便は主にイギリス人向けで、日本の旅行者でロンドンとユーロディズニー間をこのユーロスターで移動する方は多くはなかったですが、以前鳴り物入りで運行をスタートしただけにややさびしい気はします。

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image : eurostar.com

また先月にも、2020年からコロナ流行によりユーロスターの発着が休止となっていたロンドン近郊のエブスフリート駅とイングランド南部のアッシュフォード駅について、少なくとも来年(2023年)末までは発着休止を続けるとの発表がありました。これで当面ユーロスターのイギリス側の発着駅はロンドン(セントパンクラス駅)のみの状況が続くこととなります。

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その一方で、今月からロンドン/アムステルダム便については1日各4便に増便されさらに便利になっています。今後ユーロスターとしては、メインルートであるパリ(北駅)便やブリュッセル/アムステルダム便に運行を集中し、ビジネス客の取り込みにより力を入れる方向なのでしょう。

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ユーロスターと言えば、以前よりシンプルになったとはいえ、1等での車内食事サービスなどハイレベルのホスピタリティでも知られます。運行ルートなどはその時々で多少は変わりますが、イギリスと大陸を結ぶ一番便利な移動手段だと思いますので、ぜひ今後のヨーロッパ旅行の際にはご利用になって下さい。

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ストックホルムとハンブルクを結ぶ夜行列車(SJ ユーロナイト)が今月より運行開始! / SJ Euronight into service from Sep

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以前からヨーロッパでは「夜行列車の復権」ということで、パリ/ウィーン間やアムステルダム/チューリッヒ間のナイトジェットなど、夜行列車の運行が徐々に再開されていますが、さらにこの9月からはスウェーデンのストックホルムとドイツのハンブルクを結ぶ夜行列車が運行をスタートしました。

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image: www.sj.se

この新しい夜行列車は、スウェーデン国鉄のSJによる運行でSJユーロナイトとネーミングされていて、このストックホルム/ハンブルク間を、途中デンマークのユトランド半島を経由するルートで結びます。

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image: www.bahn.com

上がその運行スケジュールとなりますが、ハンブルク発の場合は出発がほぼ夜10時位で、途中マルメやリンショーピンなどスウェーデンの各都市に停車しながらストックホルムにちょうど12時間後の9:55の到着となります。またストックホルムからの場合は出発が17時半過ぎとやや早めですが、これもスウェーデンの各都市などに停車して翌朝6時半頃にハンブルクに到着となります。(なお下の画像はハンブルクの中央駅になりますが、このSJユーロナイトが発着するのはハンブルクのアルトナ駅になります)

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時間に余裕のある方はゆっくり全区間の移動で列車旅を楽しむのにいいと思いますし、またはドイツとスウェーデン南部のマルメやルンドなどとの間の夜の移動にもお勧めできる列車です。なお車内ではちょっとした軽食やドリンクの販売はありますので、ストックホルムからそのまま乗り込んでも特に翌朝までひもじい思いをするということもないでしょう。

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なお客室(客席)は、料金や利用人数に合わせて、シングル~3人用またはシングル~2人用の個室寝台、4人または6人用で相部屋利用も可能なクシェット(簡易寝台)、 通常の2等座席(オープンサロンまたは5人までのコンパートメント)が設定されています。なお個室寝台利用の場合は自動的に朝食のサービスがついてきます。

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image: www.sj.se

なおこのSJユーロナイトの他に、ベルリン/ストックホルム間でも以前よりSnälltåget社による夜行列車が運行されています。ヨーロッパではコロナによる行動制限はほぼ撤廃されていますし、日本でも帰国時のPCR検査もようやく今月中に不要となることになりました。ぜひこれからの秋冬のヨーロッパ旅行ではこうした夜行列車などに乗車してゆったりとした列車旅を楽しんで欲しいと思います。

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イタリア ローマフィウミチーノ空港とナポリを直結するフレッチャロッサが7月より運行中!/ Frecciarossa Fiumicino & Napoli

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ヨーロッパではややムリヤリながらも脱コロナが進められており、夏の旅行シーズンに合わせて各国で列車についても増便などが行われています。そうした1つがこのローマ空港とナポリ間でのFロッサの運行開始といえるでしょう。

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image: trenitalia.com

ローマのフィウミチーノ空港(レオナルドダビンチ空港)はローマそしてイタリアの玄関にあたる空港で、もちろん鉄道路線も乗り入れています。この空港駅を発着する列車の多くは、ローマテルミニ駅との間を結ぶレオナルドエキスプレスなどの近郊列車ですが、高速列車のフレッチャロッサも以前から1日数本ながらフィレンツェやベネチアとの間で運行しており、そして先月より新たにナポリと間を乗換なしで直結する便が運転をスタートしています。

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この空港とナポリ間の便はスケジュールとしては空港からは9:38発の11:33着、ナポリからは朝5:45発の7: 52着となっています。ナポリ発の便はかなり早朝ですが、フライトの時間に合えばとても便利な便といえるでしょう。それにやはり空港との間で乗換えなしで2時間でアクセスできるというのは大きなメリットです。またフィレンツェやベネチアと空港を結ぶ便も時間が合えばぜひお勧めです。

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なお画像にもある高速車両のフレッチャロッサ1000(ETR400)は最高運転速度350KPHを誇るトレンイタリア(イタリア国鉄にあたる)のフラッグシップ車両になります。イタリアらしいダイナミックなデザインも印象的ですし、もちろん車内の居住性や快適性も優れていますので、イタリア旅行の際はぜひご利用になってください。

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ドイツのフランクフルト空港やまたはフランスパリのシャルルドゴール空港では多くのICEやTGVが発着し、都市を経由しないでそのまま各目的地との移動がスムーズにできるようになっています。さらに今後こうした空港とダイレクトに結ぶ高速列車が増えてくると、イタリアの旅行もより便利になるでしょう。

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ウィーンとミュンヘン間で4月より新規鉄道会社のウエストバーンが運行開始中/ Westbahn Austria-Germany

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ヨーロッパ内ではもうコロナは通常のカゼ扱いとなってほぼ今までの日常が戻ってきていますが、そんな中、オーストリアの新規鉄道会社のウエストバーン(Westbahn)が4月より国境を越えて、ウィーンとドイツのミュンヘンとの間での運転をスタートしています。

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ウエストバーンは、EU内での列車運行の自由化に伴い、新規鉄道会社として2012年からオーストリアのウィーンとザルツブルク間で運行を開始しました。(ウエストバーンという名前は、オーストリア内の高速新線の名称から来ています) そしてコロナ禍で予定よりはやや遅れたものの、この4月からドイツのミュンヘンへの乗り入れを開始したのです。

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ウエストバーンは今のところこのウィーン/ミュンヘン間を、1日片道あたり6便ずつ、大体2時間おきに運行しています。また所要時間も4時間少々で、便利さの点では、ライバルにあたるOBB(オーストリア連邦鉄道)のレイルジェットと遜色ないと言えるでしょう。なおウィーンの発着駅が西駅になりますので、この点ではレイルジェット(中央駅発着)と差別化が図れているかもしれません。

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車両はレイルジェットとはやや対照的な電車タイプの2階建ての新型車両(シュタッドラー製)が使用され、最高運転時速は200キロに達します。車内も比較的とカジュアルな雰囲気で居心地も上々な感じです。また座席クラスは2等と1等の他、ややゆったりとした中間クラスの2等コンフォートが設定されている点も特徴的です。

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なおウエストバーンはこのタイプの新規参入の鉄道会社にしては珍しくユーレイルパスでも利用が可能で、座席予約もマストではないので、ユーレイルユーザーでも気にせず利用することができます。
今後のオーストリアのウィーンやザルツブルクとドイツミュンヘンの移動などには、従来からのレイルジェットと合わせて、このウエストバーンも利用してみて下さい。

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スイス氷河特急 今週から食事サービス全面再開/ Swiss Glacier Express in 2022

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ここのところヨーロッパでも日本でもコロナのリバウンド状況が見られますが、今のところ行動制限などには至らないようです。感染者数は多いものの、症状はよりマイルドになっていますので、もうそうした制限も必要ないのでしょう。そんなヨーロッパの夏の人気列車と言えばやはり最初に来るのはスイス氷河特急ですが、その氷河特急の食事サービスが今週7/19からようやく全列車で「復活」となりました。

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image: glacierexpress.ch

今シーズンは5/25から夏の本格運行をスタートした氷河特急ですが、コロナ明けの旅行ラッシュが急だった影響もあって、氷河特急の人気の目玉の1つである車内のコースランチが、これまでツェルマットとサンモリッツを全区間走行する902/903/904/905便のみでの提供となっていました。それがようやくスタッフなど体制も整って、今週より全便でのフルサービスが再開となったのです。これでどの便でも氷河特急の魅力が満喫できるようになりました。

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なおこの2年のコロナ期間中に氷河特急は全車両で車内のリニューアルを済ませ、現在は下の画像のよう新デザインのインテリアでより快適に車内の時間を楽しめるようになっています。この画像は2等席のもので席配置自体は今までと同様に2+2列となり、1等はよりゆったりとした2+1列の配置となっています。

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image: glacierexpress.ch

また今や氷河特急の新たなイメージリーダーともなっているのが、下の画像にあるハイエンドのサービスが人気のエクセレンスクラスです。このエクセレンスクラスは1+1列の超ゆったりの席配置で、引き続き902/903便に連結されています。

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image: glacierexpress.ch

氷河特急の今年のサマーシーズンの運行は10/23までとなりますので、ぜひそれまでに3年ぶりのリベンジ旅行として、このスイス氷河特急の列車旅をエンジョイして欲しいと思います。

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