フランス主要駅のちょっとオシャレなチケットゲート! / Ticket gate in French stations

10 10月

前回のリヨン駅からのTGVが到着するパリの駅がリヨン駅です。少々ややこしく聞こえるかもしれませんが、こうしたリヨン方面との間の列車が発着するので、パリのリヨン駅と名付けられています。こうしたパリのリヨン駅やモンパルナス駅などのTGV発着駅や、マルセイユ、ナントなどの主要駅には近年チケットゲート(自動改札)が設置されています。

もともとヨーロッパでは一般的に駅に改札などはなく、そのまま列車に乗車し、車内の検札でチケットチェックを受けるというのが通常ですが、フランスの主要駅では画像のような自動改札の設置が進み、ホームへの入場の際チケットのスキャンや提示が必要となっています。ただそうした設備であってもデザインに手を抜かないのがフランス。なかなか洗練されたオシャレっぽい造形になっています。

チケットゲートの設置にはホーム上の混雑などの混乱の防止などの治安の面と、実際の車内での検札などの省力化などいくつかの理由があるかと思います。イタリアでもローマやミラノなどの駅にはゲートが設置されましたが、それと軌を一にするものとも言えるでしょう。

日本人にとっては乗車前に改札があるというのは当たり前ですので、逆にしっくりくるかもしれませんが、ドイツやスイスなどで列車を乗り慣れていると、乗車前のチケットチェックはやや面倒に感じることもあるかもしれません。

ちなみに下車の際は特にチケットの提示や回収などは一切なく、そのままホームから退出していくこととなります。このあたりは日本の改札とは機能的に違う点です。

フランスの大きめの駅からTGVなどに乗車する場合は、このチケットゲートのことも少し気に留めて、ちょっと時間に余裕を持っておくと安心ですね。

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