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ヨーロッパではワクチンの普及もあって概ねどの国でも行動制限などの緩和が進められていますが、そんな中イギリスの主要路線の東海岸線(East coast mainline)のロンドン/エジンバラ間で列車版LCCと言える格安列車の「LUMO」が10/25から運行を開始することとなりました。
image: lumo.co.uk
ロンドンとエジンバラなどを結ぶ東海岸線はイギリスのまさにメインルートの1つで、現在はLNERという列車会社の主力路線として多くの便が運行されていますが、これに加えて新たにLumoが当面1日各2便を運行スタートさせることになります。このLumoのネーミングはluminosityとmotionから来ているそうで、スマートでサステナブルな移動を提唱するという新コンセプトと最安£14.9の料金がそのウリとなっています。(Lumoはイギリス内で他にも多くの区間の列車を運行しているFirstグループ社の傘下になります)
このLumoは、ロンドンはLNERと同じキングスクロス駅の発着で、また途中イングランド北部の中心都市のニューカッスルなどにも停車し、ロンドンとエジンバラの間を概ね4時間半程度で結びます。当面は各2便の運行ですが、12月から徐々に増便され、来年の初め頃までには各5便での運行体制となる予定です。
使用される車両は、イギリスでもおなじみとなった日立製のclass800系(AT300)で、きれいめのブルーのイメージカラーにペイントされ、おしゃれでクールな印象となっています。またLCC航空会社などと同様に、クラスはスタンダード(2等)のみとなっており、もちろんWIFIは完備されます。なお列車内にバー車両などはありませんが、事前にオーダーしておけば食事を取ることも可能となっています。(なお下の画像は同系統のGWR社の車両になります。Lumoの車両はこれがブルーにペイントされたイメージになります)
ロンドン/エジンバラ間の路線は、もちろん列車の乗り換えもなく便利ですし、途中イギリスの牧歌的な田園風景が広がりスコットランドのボーダーあたりでは北海も見えて、車窓的にもなかなか楽しめるルートです。このLumoも運行開始されるということで、今後イギリス旅行がまた以前のように行けるようになったら、ぜひこの区間も含め列車を利用して旅行をエンジョイして欲しいと思います。
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