いよいよ12月に入って今年も残り1か月を切りました。相変わらず早いものです。そんな来年からの新商品情報の第2弾ですが、来年からユーレイルの1か国パスとして、ユーレイルトルコパスとユーレイルセルビアパスが新登場となります。
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どちらもヨーロッパの鉄道旅行としては今のところ、ややなじみが薄いかもしれません。まずトルコについてはユーレイルに加盟したの2013年で、それからグローバルパスやセレクトパスでなどが利用できるようになりました。そしてついに来年からはトルコのみのパスが販売開始となるわけです。トルコでは現在列車のネットワークの整備が進められていて、その中で、中心都市のイスタンブールと首都のアンカラを約4時間で結ぶ高速列車YHTがこの国の看板列車と言えます。(イスタンブール発着駅は多少郊外にあります) またその他にもエーゲ海沿いのイズミールや観光地のパムッカレの方にも列車でアクセスすることができます。今後は、現在運休中のヨーロッパ側の路線にもブルガリア方面への高速列車が運行する予定となっています。
一方のセルビアはバルカン半島の中心に位置する国で、ドナウ川に面した首都ベオグラードを中心に主に南北に国土が拡がっています。列車網がそれほど発達しているとまでは言えないですが、セルビア第2の都市ノヴィサドや南のニーシュなど各地に列車が運行しています。また北に位置するハンガリーやクロアチア、東にあるブルガリアなどとの間でECや夜行列車などの直通列車が運行していますので、周辺の国と合わせての鉄道旅行も便利でしょう。
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なおこのトルコパスとセルビアパスですが、いずれも通用日数やクラスなどの設定は他のユーレイル1か国パスと同様で、1等と2等の大人、セーバー(2人以上)、ユース(27歳まで)の料金があり、また日数は3日、4日、5日、8日の4種類となります。なお料金的には、現在のポーランドなどと同様の1か国パスでは一番安いカテゴリーとなる予定です。なおトルコ内での高速列車や夜行列車利用の場合にはパスの他に座席予約等が必要となります。またセルビア内ではECなどでも特に座席予約はマストではないですが、そこそこ長距離を利用する場合には予約がお勧めです。
ぜひ来シーズンはこの新しいパスを利用して、このトルコとセルビアの列車旅を満喫して欲しいと思います。
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