さて5月も後半に入りましたが、あと1か月少々の7月2日から、フランスではボルドー方面とレンヌ方面への新しい高速新線が開業し、このエリアのTGVネットワークが大きく変わります。
(image sncf.com)
7/2から新しく開業するのは上の地図の赤い点線になっている区間で、トゥール⇔ボルドー間(LGV南アトランティック線)と、ルマン⇔レンヌ間(LGVブルターニュ線)になります。距離的にはトゥール/ボルドー間は302キロ、ルマン/レンヌ間は183キロに及び、一気にパリとフランス西部や南西部との間のTGVがスピードアップされます。ザックリ言いますと、この新線開業により現在3時間から3時間半程度かかっているパリとボルドー間は、1時間以上早い最短2時間4分で結ばれます。またパリ/レンヌ間も現在より30分以上短縮されて最短1時間25分となります
もちろんTGVはネットワークとして運行しますので、このボルドーやレンヌだけでなく、今回の新線のルート上のポアティエやアングレーム、ラヴァル、またその先のトゥールーズやルルド、バイヨン、そしてナント、カンペール、ブレストなど多くの街と、パリやフランス北部とのTGV移動がぐっと便利になります。
(image sncf.com)
また画像にあるような新型車両TGV Océaneも本格的な運用が開始され、車内設備などもぐっとグレードアップされ、より快適な移動時間がエンジョイできるようになります。
詳細は下のフランス国鉄(SNCF)のプロモーションビデオ(youtube)も見ていただくとわかりやすいと思います。(フランス語です)
このTGV新線開業についてはまた次回もご案内したいと思います。
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